小道でつぶれた猫をみて
泣いて弔う ふりを、した。
人々は、まるで聖女でも見るかのような顔で空を仰ぎ見たけれど
私はそれを嘲笑した。
ひしゃげた命を踏みつけて、私は鏡を得たので ...
ブランコで固いチョコパイ食べたころふゆというのだけ今はおそろい
不器用なパッチワークが並んでるピクニックみたいなあの子の本棚
時過ぎて錆び浮く歯車のなかに寝ぼけまなこの睡蓮が咲く
...
君から逃げた
君を無視した
君から離れて
君を嫌った
そう、君は特別だった
君を想って
君を追った
やりきれなくて
隠れて泣いた
そう、私は素直じゃなかった
...
ぼくら凡人は
すぐあやまちを犯す
ぼくら凡人は
すぐあやまちに酔う
そして
別のあやまちを重ねる
もう二度としないと誓う
姉を抱いた
姉に抱かれた
...
長く 細い
透き通った階段を
降りていった
さっきまで
長く 長く 昇ってきたのに
...
自覚なくリンゴみたいな顔の色
跳ねるたび、イチダン浮き上がるカラダ
片足でタン、タン、とキミのシャツ掴んで
斜面から涙の玉を転がしていくコロコロと
光に反射して弾んだりして笑ってい ...
「あ、あ あ あ ー…」
出た声は、か細くて、連想するのならば月光。
きっと肌は青白くて、本人は気にしながらもそんな自分を美しいと感じているのだろう。
しかし彼女が泣く意味は何だろう ...
これから書く詩集についてそのエピソードを書くとき、エピソードの本来の語義から外れてこの言葉を使うことになるかもしれない。そこでここだけに通用するエピソードの意味を私なりに考えてみたい。もちろん、本来 ...
溢れる私を
指先で小さな歌にして
空に、伝えようとしたら
途端に青く
それは多分
あの人形の瞳くらいに
青く、なってしまったから
私は未だ
その時溢れていた歌を
伝えられないままだ
...
めまいがするほどに単純な設問の数々
「はい」か「いいえ」のいずれかで答えよと記されていた
簡単な筆記試験だからと
人事部のひとはわたしを残し出て行った
小一時間もあれば出来るよね
何だかなあ ...
おめかししてまいりましょう
からす瓜もほんのり色づいて
アザミの花が熱いため息ついたから
あなたに逢いたくなりました
おめかししてまいりましょう
赤いカエデに負けないように
くちび ...
ぎくしゃくぎくしゃく
ぎくしゃくぎくしゃく
僭越ながら
ぼくは寂しさとともに生きる北風
包装したあいつは
どこへいくやら
閥族の片鱗をみせながら
シュールな言葉を
澄 ...
車を運転中に見える空は。
なんてキレイなんだろうか。
あなたに教えるために、
写真を撮ろうとしても。
やっぱり、難しくて。
出来なくて、もどかしくて。
僕だけが独占 ...
白い浄化を溢れさせて
黒澄みの空
甘く 冷たい
雨を滴らせて
カーテンの先
闇の深みから
雨音は ほてった一日を
冷却して眠らせる
人は明るい蛍光灯の下
深い息を溢れさせ ...
君がくれたものなら 唇に隠しておいた
手紙にするには 言葉が 足りなかった
誰かが逃がした涙 誰のもか僕にはわからない
今日犯した罪も 明日には覚えていないだろう
書き換えのきくルールに ...
でかいクマの
ふわっふわの
ぬいぐるみに
コブラツイストをかけている
君が
極められているのがまるで自分自身であるかのような
苦痛にゆがんだ顔をして
これ男が急所蹴られるのより絶対 ...
キミは太陽でボクは月
ボクはキミに照らされて
キミはボクを照らしてくれた
たまに喧嘩したり拗ねたりで
姿を地球に隠して
みんなを困らせたね
曇りは雲がくれた優しい時間
雲に隠 ...
しゅくしゅく、しゅくしゅく
ちぢれを生みます
細かな襞をやわらかな手付きで
ほぐします
こわばったちぢれは
はじめ、
抵抗し
やがて、
...
寂しさに蝕まれる部屋
秋の日差しを隔離した網戸
閉ざしているのは自分の手で
核心に届かぬ温もりなど要らぬと嘯く
肌が冷える 孤独が蝕む
胸中を洗わぬ言葉など要らぬと嘯く
柔らかい膜が透 ...
わたしのものだっていうなら
わたしのものにしちゃいたいけど
わたしのものだっていわれたって
あなたは人間だから
行きたいところもあるでしょう
夜寒し君の温もりホッカイロ
草の香に今蘇るヨモギ餅
秋風を身体に入れて色づこう
君の抱いてるウサギのポンちゃん
「寂しい」って鳴いたりしないの?
吠えることもなし いつもおとなし
ねぇ ウサギも 人も 犬や猫だって 寂しすぎると死んじゃうと思う
意外とポンちゃんは独り ...
あきらめは
落葉に{ルビ埋=うず}まる倒木だ
{ルビ水面=すいめん}に浮かぶ枯れ葉の息だ
全てに対し
後ろめたいことの無い
青い空をあおぐ
倒木も枯れ葉も
{ルビ生命 ...
出張先で接待をすませ
ホテルで仮眠をとると
もう5時のアラームだ
シャワーを浴び
チェックアウト
3時間飛ばして会社にもどる
冬のそんな時間帯が好きです
放射冷却で
町の底には白が溜 ...
窓辺のヒヤシンス
薔薇戦争が波打ち際に青いヒヤシンス騒乱を呼んでいた...
青い油絵具のような花弁が幾重にも重なっている戦争を見ながら
...
狐の嫁入り
太陽の輝く静かな
野原に
千の雨粒と千の蜜蜂が降りました、
平四郎と清之介の果たし合いの日でした。
吟子が嫁入る日でした。
白い着物の夏 ...
猫のながぐつ、なっちゃんは
アヒルのくちびるで
せんべいをコリリ
よくきたね
あくしゅ、あっしゅ
星のくつした、さくらんぼ
唄いながらお絵かき
なっちゃんは、ようせい
(たんぷ ...
ミニチュアダックス あゆメイク 100均キティ
犬はツガイ 名前は決まって
マロン ココア ショコラちゃん
唯物主義者の象徴が
おめでた婚(実質「ヤリ婚」)で
産むよ増えるよ
DV夫になじ ...
あたしは あい と よく の合いの子。
生まれた瞬間は細胞の化合
ひとつ、ひとつ分裂していって、
かれこれ生まれてから数十年、
何億の細胞におわかれを告げてきた。
だからあなた、って一 ...
今年のクリスマスは
1人かな2人かな
楽しいクリスマスが
いいな
冗談ばかり言って
おどけて笑う
彼はもう道化師
もう止まらない
ごちそう食べて
酒飲んで
歌って笑って
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
虚栄の鏡
比口
自由詩
4*
07/11/9 22:30
この子
ポッケ
短歌
1*
07/11/9 22:29
こうかい
三奈
自由詩
3*
07/11/9 22:15
戦場のメリークリスマス
吉岡ペペロ
自由詩
2
07/11/9 22:02
青い薔薇
刑部憲暁
自由詩
3
07/11/9 21:56
「あたしとキミとあの満月は二日前」
菊尾
自由詩
1*
07/11/9 21:51
臨界に富む
皆川朱鷺
未詩・独白
1*
07/11/9 21:49
詩集に纏わるエピソード (2)
深水遊脚
散文(批評...
2*
07/11/9 21:28
青
山中 烏流
自由詩
4*
07/11/9 21:18
詩を書くことは好きですか
恋月 ぴの
自由詩
33+*
07/11/9 21:13
あかね色の慕情
渡 ひろこ
自由詩
24*
07/11/9 19:56
コンビネーションズタッチ
アプリオリ
自由詩
1
07/11/9 19:55
空が見たくて。
狠志
自由詩
4
07/11/9 19:51
空
アハウ
自由詩
5*
07/11/9 19:50
エシックス
蒼穹
自由詩
8*
07/11/9 19:41
イカスミ、痛覚
まりょ
自由詩
2
07/11/9 19:34
太陽と月
ライチ
自由詩
2*
07/11/9 19:27
ちぢれ
実夜
自由詩
1
07/11/9 18:15
falling light fall
黒山羊
自由詩
1
07/11/9 17:41
所有物
みへき渉
自由詩
2
07/11/9 13:56
風
夏川ゆう
俳句
0
07/11/9 13:41
ウサギのポンちゃん
北大路京介
携帯写真+...
4*
07/11/9 13:25
晩秋の朝
こしごえ
自由詩
9*
07/11/9 13:00
美しい世界
吉岡ペペロ
携帯写真+...
4
07/11/9 12:42
窓辺のヒヤシンス
m.qyi
自由詩
2
07/11/9 12:14
狐の嫁入り
〃
自由詩
0
07/11/9 12:07
なっちゃん
佐野権太
自由詩
19*
07/11/9 10:58
恋愛至上国家の崩壊
NSEW-L...
自由詩
0*
07/11/9 10:24
ぼくときみの遺伝子のひみつ。
哀詩
自由詩
0
07/11/9 9:58
メリークリスマス
ペポパンプ
自由詩
6*
07/11/9 9:27
5240
5241
5242
5243
5244
5245
5246
5247
5248
5249
5250
5251
5252
5253
5254
5255
5256
5257
5258
5259
5260
5261
5262
5263
5264
5265
5266
5267
5268
5269
5270
5271
5272
5273
5274
5275
5276
5277
5278
5279
5280
加筆訂正:
最終レレレのレッ!(付、遠州方言)
/
佐々宝砂
[07/11/9 15:19]
心理を扱う動詞の可能形について削除。可能形にできるじゃーん。私は何か勘違いしていたらしい。
6.53sec.