濡れ縁に向かって
みずみずしい素足

包絡線ぎりぎりで飛ぶ
剥がされたもの
必要無かったもの

水に自分の貌を写したり
他愛無いうたにひるんでみたり
はるかな結末への
錯誤ははじま ...
小学生の頃、学校から帰ってきて喉が渇いていたので
冷蔵庫を開けた
コップに入っていたアイスティーがあったので早速飲んだら
それはブランデーだった
それが初めて知った大人の味だった
今でもブラ ...
遅れて跳ね返った言葉が心を抉るイカれたディレイ
自分が吐き出した言葉繰り返すだけのイカれたディレイ

覚えのない言葉が俺を突き刺すイカれたディレイ
忘れたころに響きだすイカれたディレイ

...
もっと
高く 高く
宇宙まで
真夜中に未だ帰り来ぬ君がため
 敷きし布団の寒さ寂しき


桃色に未だ遥けき桜木の
 したたる緑を君と歩まん


夜の湖に照りぬ灯りの瞬きと
 あなたの瞳の星の輝き


夏過ぎ ...
フローラ…
春の木漏れ日を浴びて
深呼吸する君は綺麗で
僕は隣で寝そべったまま
君の横顔に見惚れていました

フローラ…
摘み取った花を結い上げて
冠を纏った君の姿は
...
―――水脈と暗殺のためのエチュード
{引用=
 「水脈」

蛙たちが、並列させられ
陽光を反射しながら追いかけてくる
眉間とこめかみの、土色とゴールドの表皮上で
古い汗は、不規則にぼくら ...
そこにも君が
あそこにも君が
君の名前は「愛してる」と同じくらいの意味を持つ。

ひとつ ふたつ みっつ 哀しみを持ち寄って
愛し合ったらどんな感情がそこにはうまれるだろうね。

「すきだから、ね」

「うん、すきだ ...
 雨上がりの部室は変な臭いがする。男だらけということもあるが、もう何十年も染み込んだ男の臭いが雨に押されて染み出してきているみたいだ。ただブロックを組み上げただけの窓の小さな部室のブロックは、梅雨と秋 ... 弦の錆びたかわいいギターは
今も部屋の隅で無抗力なまま
あたしの声は小さく
でも幾分か端正に響く
少し、寒さを思い出させるあの感覚
甘ったるいホットチョコレートは
少しずつ温度を失っていく ...
マシュはとなり町の病院で死んだ
マシュが愛した
マシュの本屋では死ななかった


マシュは本屋だった
この町一軒の本屋だった
マシュの店は正方形
そこにふるびた黄色い本
この ...
真夜中に突然、玄関が開いて自分が帰ってくる
という光景を、ベッドの中から眺めるのは
とても不思議な気分だ
ああそうか、俺死んだんだよな、昨日の朝
死因は自分でもよく分からないけれど、
きっと ...
折り畳まれた傘を
小さくまとめながら
ポールにもたれかかる私を
溜め息だけが見つめている
 
お婆さんが腰かける
その左隣に座りながら
私の右手は電磁波を帯びて
きっと、誰かを攻撃して ...
有効な拷問の方法がある。

当人の昔の写真・映像・手紙を、当人に見せることだ。

この拷問は、実際に行なわれている。元アイドルとみなされる女性を公開処刑にする方法だ。私たちは時々その死刑執行を ...
             -「戦後」に


手足が期待のようなものに透け
それを静かに束ね(斜光が胸を薄くする

「きみ、腕が痩せたね
「僕、肩が落ちてね

窓の外から
母たちのお ...
中学二年のとき病室に住んでいた

学生寮を退寮になって

遠い親戚の病院に住まわせてもらっていた

頑丈なベッドしかない部屋だった

病室は2階にあった

塀をよじのぼって

...
ここは外界という空間から
少しだけ分離された場所
蠢くものは日常という騒音ばかり

音は一秒たりとも静止することなく
切り取られた現実という場面をお供に
わたしのぼやけた心界に
ずかずか ...
「問題だ
 生くるべきか
 死ぬべきか」

下手な考え
休むに似たり
hot hot hot tabasco
hot hot hot-chri papper
あつい あついよ、 ぎんぎん かんかん   
ぶん殴るときゃ親指はそと 石ころにぎって 息をためろ ...
善と悪
足して2で割る
余り…人


幸不幸
計る物差し
手の平サイズ


犬猿の
仲より酷い
無関心


YesNo
中間知らぬ
英語 ...
白いばらは
青い水を与えられて無理に
青いばらに

わたし

何色に染まってるんだろ

あのひとの色や
今日出会ったひとや
今までに会ったひと
そんな色彩に染まって

わたし
自分が何色か
わからない ...
哀しみのあなたの窓辺に秋桜いちりん


――凹
灰色に覆われた低い空に
押しつぶされて
想いと呼ぶには小さな
いくつもの欠片が
重たくなって
沈んでゆくだけ
雨ならなお一層

...
ブラック・コンテンポラリーのリズムに身を委ね
カモミールの香りが漂う部屋の中
あなたへの想いだけが
ゆるゆると飽和して溶け出していく


手をのばして 重ねて 見つめあう
濃密なアトモス ...
濁った太陽が
地上に灼熱の渦をもたらす

手にしたソフトクリームは
一瞬にしてドロドロに
アスファルトはうねり
猫は爪先立ってそっと歩く

消費電力はうなぎのぼり
エアコンの熱風が
...
夜のまんなかで
佇んでいるあのひとを
みつけた

何ヶ月ぶりなのかな

なにも考えられなくて
考えるなんてとても無理で

でもこれは
必然でも運命でも偶然でもなく

ただそこに ...
昨日は忙しい時間に 
トイレに座らせたお婆ちゃんの 
下ろしきれなかったパンツが 
お尻と便座に挟まって 
無理に脱がせると 

  びりり 

両手で持ったパンツには 
小銭の穴が ...
チョットシタ羊雲の一匹にでも成って


世界中を旅してみたい


特にカムチャッカ


もしくはカルカッタ


気張りすぎて肩凝った


少し寝よっか、ストリッパー

...
手の内におさまるほどの椀の中赤茶けた汁を泳ぐ鯨よ

飲み込んだ林檎の行方今何処智恵も叡智も遠い我にて

さよならの響きがこだまする校舎白亜の壁は赤く染まれり



{引用=今まで自分が ...
おじさんをたずねていくと

いとこの女の子が大きくなっていた。

久しぶりなので小遣いをあげると

喜び跳ねて菓子屋に行った。

秋入梅のなかで、妙に晴れたこの日に

おじさんはや ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
Presto(プレスト)大村 浩一自由詩10*07/10/3 6:36
大人の飲み物新守山ダダマ自由詩307/10/3 4:40
イカれたディレイ戒途自由詩007/10/3 2:46
ふうせんcass携帯写真+...3*07/10/3 1:30
秋の足音宮市菜央短歌6*07/10/3 1:15
フローラ1486 1...自由詩2*07/10/3 1:06
kiramekiはらだまさる未詩・独白10*07/10/3 1:06
しゃぼんcass携帯写真+...6*07/10/3 1:05
4.みっつ数えて朽木 裕散文(批評...107/10/3 0:40
サイレン黒田康之散文(批評...007/10/3 0:37
thom holicかのこ未詩・独白307/10/3 0:24
マシュの葬式フユナ自由詩807/10/3 0:01
擬態Tsu-Yo自由詩4*07/10/2 23:39
雨天決行山中 烏流自由詩407/10/2 23:34
仏教-機械とペシミスティック・サイボーグの品質の件ケンディ散文(批評...107/10/2 22:38
ゆうぐれ「ま」の字自由詩6*07/10/2 22:37
二人吉岡ペペロ自由詩207/10/2 22:30
五階のベランダから見下ろしたところの…as usual九鬼ゑ女自由詩007/10/2 21:59
『Dead or』しろいぬ短歌007/10/2 21:58
タバスコリーフレイン自由詩007/10/2 21:36
『二元論』しろいぬ川柳007/10/2 21:17
色彩風音携帯写真+...4+*07/10/2 20:45
凸凹(ひとつ)LEO自由詩18*07/10/2 20:43
虹色の水溜まり渡 ひろこ自由詩10*07/10/2 20:15
灼熱の地獄風音自由詩1+*07/10/2 20:12
好き自由詩2+*07/10/2 19:55
三つ編みの手服部 剛自由詩8*07/10/2 19:46
浮遊manabe...自由詩1*07/10/2 19:39
変換遊び亜樹短歌4*07/10/2 19:22
嫁入り短角牛自由詩307/10/2 19:10

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加筆訂正:
無題/新守山ダダマ[07/10/3 4:27]
ラスト1行修正
凸凹(ひとつ)/LEO[07/10/2 23:44]
タイトル(ひとつ)加えました
沈黙する夜の始まりには/りゅうのあくび[07/10/2 19:11]
訂正しました^^20071002
5.75sec.