たとえ其の身を沈めようとも護り貫き通したい
狂おしい程の愛を抱いた事はあるか?
己の愚かさを自覚しながら弱々しくも
強く誇りを持ち護り抜こうとする者を
「正気の沙汰じゃない」
そ ...
どうしても、という気にはなれない
コンクリートジャングル
文明にさらされた、俺はターザンだ
結婚の話になると
いつもこうなってしまう
どうしても、という気にはなれ ...
私はあなたが不安です
あなたが不安だと言っても
あなたを信じていないとか
そういうわけでは決してないのです
私は私が不安なのかもしれないですね
私は私を疑っているのでしょうか
...
君を黙読する――ご自身のカナリア(声帯)でお歌いください
(声帯は真空で、ぼくは空っぽの透明なインコ咽喉を絞める。音紋が体内の歯車から空気中の歯車へと樹状に噛み合って鳴り響くためには、頚部にかかる ...
おはよう と言うよりも先に
十二歳になったよ と
報告をする朝
きみはまだ翼の下
生まれてきて良かった? の問いに
素直に微笑む
きみのまだ知らない
悲しみと苦しみ
平坦な道のりを願 ...
生まれてこなければ
本当はよかった
みんなもそれを望んでいる
そっと瞼を閉じる瞬間に
白い羽がこの瞳に張り付いて
視界を失くしてくれたなら
眼はやがて解けて
空のアイホールに花が咲く ...
鳥は何故水面ぎりぎりを飛ぶの?
「気持ち良いからだよ」
「疲れるからじゃない?」
「いけない」としかる私も
「それでいいんだ」と褒める私もいない
滑走路を飛び出した
機体は青い眩しい空に溶けそうに
ぐんぐん速度を増す
このままいくと、そう時間もかからず
あの場所に着くことができるだろう
しばらくして
勢いがつきすぎた機体 ...
銀杏の拾い集めはマイブーム
冬うらら平年よりもあったかい
冬静か草木を揺らす風もなく
水のなかに
水と同じ言葉が落ち
跡は皆
光にくちずさまれている
降る水のにおいが
道を流れる
砂に埋もれる火を映し
鏡は旧い水を横切る
知らずに光を呼吸しな ...
踊るクレヨン。
薄っぺらいやみを
のたうち回るクレヨン
頭はばくはつし、炎をもやし
うすよごれた体には
雷のさきっちょが落っこちて、
まっさかさまに
突き刺さっている
その ...
溶けてしまいそう
目の前に広がるあおに
飲み込まれてしまいそう
あぁ、あおには
果てしないものが多いね
それが羨ましくもあり
悲しくもある
やっと休むことができたのだ
静かに寝かせてやろう
お前がいるから
私も、私達も尊いと
泣くことができるのだ
お休み
また新たな門出で、お前には世話になろう
その時
...
四角い箱の中
ポツンと置かれた机には
記号と数字が並んだ本
白紙のノート
一度も開いたことのない辞書
折れた鉛筆
真っ黒の消しゴム
破れた写真
...
071115
身近すぎるバナナを食べる
バナナの成る木を背にしての
古くさい記念写真
赤銅色の肌から
こぼれ落ちる笑顔が
バナナを美味しくするのだ ...
衣笠の人形が笑っている。
かなちゃんも笑っている。
よしくんは精一杯生きている。
血管は細くなって、抗生剤飲み続けて、でもよしくんは笑っている。
僕は笑わずに、阿寒湖の波面をなぞる。
...
からっぽになった私が
書きあらわせられることなど
なにもないのだった
誰もいなくなった私が
これ以上はなすことなど
なにもないのだった
静謐な図書室の
窓辺に寄り添った椅子は
...
ふ と
空を見上げると
家の間に
雲の子どもが住み着いていた
「おぉい」
こちらを向いた
「家賃は払ってくれますかぁ?」
雲の子どもは頷き
そこを動かない
僕は家に入った
...
言葉が通じない感覚に囚われている
雨の日はいつも
雨音ばかりが断続的に耳を被うので
言の{ルビ音=ネ}を見失い
意味も地に叩きのめされたみぞれの様にとけ
やがて排水溝に飲まれてしまう
...
真っ暗で、怖い、液体の中に
わたしは、在ります
そこが、
『胎内か? と、問われますと
「いいえ と、お返し致しますが
『何処か? と、問われますと
「わかりません ...
あかぬけてる
粋な和服
優雅
洗練
赤い着物
口紅
いろっぽく
花緒も赤く
ほどよく
調和
気品がある
艶めかしい
瑞々しい
美しい
風流
綺麗だから
...
其はまた喰らう
其は吾
吾は其
其は原初より
吾に纏いて
また
吾は原初より
其を纏いて
喰らう
尽きて果てるまで
其は飽きることなく
止むこと ...
メールのだるい
やりとりが嫌になってくるから
メールとか手紙とかあんまり
気が進まなくて逃げていた
もしくは
仕掛けたりして
逃げられたり
嵌められたり
だれともつながってないと
な ...
I got the key .
ある日
鍵をみつけました
I got the key of ...
けれど
何の鍵なのか
何の鍵なのか
my home , my room , m ...
いつの日も真実を追い求めた
朝も昼も朝も昼も朝も昼も朝も昼も朝も昼も
神や道徳が僕に揺ぎ無い信念を要求した
朝も昼も朝も昼も朝も昼も朝も昼もそして夜も
母親は僕に言った
「優しいだけでは駄目 ...
車のテールランプに照らされながら
独りバス通りを歩いていた
馴染みのバーには足が向かず
辿り着いたはアイツと来るバー
独りで来るのは初めてだ
そんな事に気付きながら
店の扉を開 ...
夜中にヤカンで湯を沸かそうとした
ただカップラーメンを食べようとしただけだ
ふとヤカンの内側に汚れを見つけた
汚れは小麦粉のようだった
何十回も湯を沸かしても剥がれなかった汚れ
嗚呼そうか、 ...
走って走って
「ちょっと疲れたな」って
言えるような口すら
持ち合わせてない君
君は若干勘違いしている様だが
僕は君のそんな
強がりなところが好きなんじゃない
支えたい訳 ...
その家には寛げる椅子や
笑って囲むテーブル。
眠れるベットに
洗い流す洗濯機
外界に繋がる靴やらが
何処を探しても見当たらなかった
あったのは身を護るだけの服で
何枚も山積みになったそれ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
哂う者ども
ライチ
未詩・独白
2*
07/11/15 14:26
恋をかぞえて
吉岡ペペロ
自由詩
0
07/11/15 14:10
ふあんコーヒー
快晴
自由詩
7
07/11/15 13:22
無題
10010
自由詩
0
07/11/15 13:11
十二歳
北野つづみ
自由詩
12*
07/11/15 12:33
孤独h
AKiHiC...
自由詩
3
07/11/15 12:30
21歳の疑問
中町あきら
自由詩
0
07/11/15 12:30
ひとり
〃
自由詩
1
07/11/15 12:20
あえて名前をつけるとしたら
〃
自由詩
0
07/11/15 11:51
マイブーム
夏川ゆう
俳句
1
07/11/15 10:49
呼吸
木立 悟
自由詩
5
07/11/15 10:48
あの 鶏
鴎田あき
自由詩
7*
07/11/15 10:01
あお
三奈
携帯写真+...
4*
07/11/15 9:52
鼓動
doon
自由詩
1
07/11/15 7:15
在るべき世界へと
赤澤るろる
自由詩
0
07/11/15 2:59
バナナ
あおば
自由詩
2*
07/11/15 1:32
よしくんが死にませんように
ひろっち
未詩・独白
1
07/11/15 1:08
絶筆の冬
曳舟
自由詩
1
07/11/15 0:40
泪雨
愛心
携帯写真+...
5*
07/11/15 0:36
訳者不在
佐々木妖精
自由詩
3*
07/11/15 0:17
母のアクアリウム
市松
自由詩
0
07/11/15 0:10
きものの女王
北大路京介
未詩・独白
6*
07/11/15 0:06
憑依
紫音
自由詩
0*
07/11/14 23:51
おやすみ。
蒼木りん
自由詩
4
07/11/14 23:44
Key
瑠音
携帯写真+...
0
07/11/14 23:40
Digital
結城 森士
自由詩
0*
07/11/14 23:32
孤独、分かつ夜
ライチ
自由詩
3*
07/11/14 23:30
夜中のヤカン
智哉
自由詩
3
07/11/14 23:25
剥げ!
三条
自由詩
0
07/11/14 23:24
窓に映えた花園
揚羽 欄符
自由詩
1*
07/11/14 23:15
5231
5232
5233
5234
5235
5236
5237
5238
5239
5240
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5242
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5245
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5247
5248
5249
5250
5251
5252
5253
5254
5255
5256
5257
5258
5259
5260
5261
5262
5263
5264
5265
5266
5267
5268
5269
5270
5271
5.45sec.