小さな頃に見上げた木
いつの間にか光に消えて
ぬるい陽浴びたシロバナも
今では姿を見かけない
手を出しては駄目なのよ
掴んで壊してしまうから
ほらね。
雲よりはかない水に ...
自然のクロスワードパズル
符号の一致
言葉の袋小路
迷宮から帰らねばならない毛糸はある
背後の薔薇の茂み
静謐の聖櫃
今は裕福な浮き世
芸術家も浮いている
個人主義
代議制民 ...
わからないならぶん殴れ
未完成でも投げつけろ
孤独な二重窓に切なく空を見上げる他人を
窓を砕いて投げ飛ばせ
怒れば良い 叫べば良い
泣いて良い 寄り掛かっても良い
...
瑣末な日常が、疾走する。
その調べは、幻想。
切実な言葉が、疾走する。
その影像は、幻視。
それじゃあ、バイ、バイ。
傷するまえに、ね。
透明な。
哀しみ ...
たまったものを
スッと抜いて
僕は君に言う
「愛している」
ジュワジュワのスポンジ
水分を絞りとったまま
乾いた言葉を吐き出す
君を傷つけて
内臓すら支配したいって ...
二本目に火をつけても咽せなくなった。
屋上は広い部屋に過ぎず、
大きく見える飛行機も壁紙のようなものだ。
カッターシャツが二枚、
影を落としている。
(羽虫がまったく入ってこない。
四 ...
その夜に刻印は無い、とくにこれといって
しんとした冷たい、しんとした冷たい―隙間風が入り込むだけ
綿毛のように逃げていった古い名前と
綿ぼこりのように積みあがるいらぬ記憶
街路を通 ...
新宿の高層ビルの上で
シャボン玉を吹きたいな
白い雲に乗って
知らない街へ飛んでいきたいな
しゅんとして落ち込んだ時は
死にたいなんて思わないで
静かに目を閉じて心を落ち着かせると良い
...
洗剤のにおいがしてる
君のこころをくりぬく
ヘッドフォンをして
世界の音を閉ざす
いくつもの色
パレットに取り出して
さあ何を作ろうか
時間が過ぎていく
サイレンサーつけたまま ...
俺は自覚的なアル中予備軍
アルコール度数1%あたりの価格計算する脳内そろばん
コストパフォーマンス的な発想
これはアル中への
第一歩といえよう
もしかしたらすでにアル中なのかな?
手とか震 ...
もし
人の歴史は時間という名のベルトコンベアーに乗って
その中で
創ったり壊したり
与えたり奪ったり
拾ったり捨てたり
消したり遺したり
愛したり憎んだり
慈しんだり蔑んだり
誇 ...
最初に言っておかねばならない。私は経験を重要視するわけではないし、軽んじるわけでもない。私は経験について中途半端な考えを持っている。経験は重要な場合もあるし、そうじゃない場合もある。経験しなけりゃわか ...
その頃田舎で独り暮らす老婆は
畳の部屋で湯飲みを手に
炬燵の上に置いた
一枚の白黒写真をみつめていた
身に纏う軍服と帽子の唾下から
時間を止めたまま今も微笑む
あの日の息子
...
煙草って
吸ってる人より、その周りにいる人の方を
早く殺すんだって。
嗚呼、それでもいいなって思えるの。
貴方の煙草になら
殺されてもいいって
そう ...
あなたの横顔が懐かしく、
僕は手を伸ばしてみたのです
南風にただよう
幸福のかけらのようなもの、
あなたの日傘をにぎる手に
すこしだけ集まっています
なれない革靴から
愉快なメロ ...
僕らは秩序の形而上に生を受け
混沌の形而下にその雫を埋めていく
ねぇ
いったい
何度生まれ変わったら
猫にしてくれるの
日だまりの神様
おしえて
財布とケータイ ...
霙がふって
風の強い昼に
やっと起き上がって
窓の外を見ることができた
覚えてるのは
何ヶ所も
縫いあわされた痛みと
胃洗浄の苦しみだけ
でも
虹を見たよ
ほんの晴れ間に
くっきりと大きな虹が ...
太陽を覆う
指と指の隙間から
光がこぼれる
影ができるその横では
光がつくりだされている
指先からつくりだされる何か
それが魔法だったらなって
思っただけさ
二人で大好きな
カニの話をした
その人はカニを食べるのが好きで
ぼくは見るのが好きだった
その間
大切なものに形はない
なんて嘘をつく必要はなかった
明日お嫁に行 ...
ヒトは生きている
その過程で
何かを話したいのかもしれない
今ここにいるのはなぜか
とか
それはたまたま誰にも話せなければ
...
朝凪や今日の暑さを物語る
仲良しの家族の如く曼珠沙華
ほんのりと顔赤らめた姫椿
空が白んできたら、無数の糸がぼくをからめて
息苦しいくらいに涙を流させるんだ。
いつか、病室でママが言ってた。
「あなたは、恋人にあげた甘い蜜のかけらなの」
甘い、甘い、あまい めま ...
怒っている人が怒っていない人に怒っている。
自分では理論的に言っているつもりが、本末転倒支離滅裂。
目からは理性が失われ、口は尖り、顔は紅潮し
鼻の穴は広がっている。
変な顔
...
月が銀青色に染まる時
ユニコーンが目を覚ます
冷たく輝く月の光に
象牙色の角が光り
キーンコーン
青白い星は夜を彩る
のっそり起き上がったユニコーンは
青い瞳を輝かせ
暗い森の中を ...
晴れやかな
子午線の午後
東経はユーラシアに
張り巡らされ
北緯は赤道を北上して
ナイロンの投網
透ける青の糸
この空に張り巡らされている
地の湿った所
窪地の巣穴に
...
「来年の今日もあなたと流星を見れますように☆」 …これ、裏技じゃね?
おなじになろうなんておもうなよ
背はばらばらにつくってあんだよ
どうして、って上目つかって聞く
それは、えーとそれは
そうだ
みえかたが少しずつちがうだろう
あかちゃん・ようち ...
燃える水滴たちは
河の中で流れながら
ここにいるよと
会いたい者へ 点滅
からだで示している
ティンパニーの連打に
はねうつ 飛びうつ ...
柵の向こう側で綺麗に横たわっていてよ
低速の音
よぎり始めて、永く続いて、
何事もなかったように
始まってもいなかったみたいな
気が狂ったような風の中では
見えるもの全部が ...
空欄に埋まるのは
どんな答え?
意味があるかとか
どうでもよかった事とか
そんな判断も
過ぎる日々の中であやふやになっていく
僕らは変わっていくから
君の正しさもい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
木漏れ日と影
揚羽 欄符
自由詩
5*
07/11/13 0:01
彼の広告ではなく強いて言えば彼の時代を広告する
順星
自由詩
2
07/11/12 23:39
駆け抜けて
短角牛
自由詩
0
07/11/12 23:34
瑣末な日常
吉岡ペペロ
自由詩
2
07/11/12 23:31
灰色
しいこ。
自由詩
0
07/11/12 23:00
遠景
月見里司
自由詩
3
07/11/12 22:55
それで手に取ったミルクはどんなふうに始末をつける?
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
07/11/12 22:51
しんしんひろうのし
壺内モモ子
未詩・独白
1*
07/11/12 22:42
泡
ゆうと
自由詩
1*
07/11/12 22:26
アル中
udegeu...
自由詩
0
07/11/12 22:17
靴の下
紫苑
自由詩
0*
07/11/12 21:41
「経験」とは「不可逆な変化」である。
佐々宝砂
散文(批評...
13*
07/11/12 21:36
「 詩人の窓 」
服部 剛
自由詩
3*
07/11/12 21:29
煙草
三奈
自由詩
6*
07/11/12 21:24
サニー
アヅサ
自由詩
6*
07/11/12 21:23
ケイオスのうた
しろう
自由詩
3
07/11/12 20:35
虹を見たよ
風音
携帯写真+...
3*
07/11/12 20:33
創書日和「指」
ゆうと
自由詩
1*
07/11/12 20:31
予定
たもつ
自由詩
7
07/11/12 17:34
吐きだめでラブソングを歌う
瀬田行生
自由詩
6*
07/11/12 14:09
曼珠沙華
夏川ゆう
俳句
1
07/11/12 13:38
ホスピス
比口
自由詩
3*
07/11/12 13:37
【かわいそうな人】
つむじまがり
自由詩
2*
07/11/12 13:13
月とユニコーン
未有花
自由詩
11*
07/11/12 12:13
有翼のめばえ
アハウ
自由詩
5*
07/11/12 10:01
ハッピー誕生日
メメズワイ
短歌
1*
07/11/12 8:39
めせん
唐草フウ
未詩・独白
4*
07/11/12 7:53
燃える水
〃
自由詩
10*
07/11/12 7:36
「風の中」
菊尾
自由詩
1*
07/11/12 7:16
「保存」
〃
自由詩
0
07/11/12 7:14
5235
5236
5237
5238
5239
5240
5241
5242
5243
5244
5245
5246
5247
5248
5249
5250
5251
5252
5253
5254
5255
5256
5257
5258
5259
5260
5261
5262
5263
5264
5265
5266
5267
5268
5269
5270
5271
5272
5273
5274
5275
7.02sec.