風と共に去りぬ

タラのテーマが聞こえる

月が照っている

灰色の雲が割れている


この世には

きみが住んでいる

ぼくらには

伝えたい事がある


風と共 ...
幼女を連れて
遠回りをして
橋を渡る
大雨で増水した川面は
ぐろぐろと濁っていた。
どす黒い鯉が2〜3匹
口をむやみに開け
潜ったり浮いたり
眼球を妖しい口に
吸い込まれる直前
気 ...
初夏〜秋



初夏よりも光る男が耳に触れそっと私のピアスで遊ぶ

瑞々し背中に並ぶ脊椎を一つ一つ数えて眠る

マスカラをしない瞳が好きだというそれは誰の瞳の話?


背中から ...
恋がまだ私に生きていたころ
私は

夏の校舎を一周する
鼓笛隊のパレードだった


恋がまだ私に生きていたころ
私は

夕暮れを味方につけた
見えない星だった


恋がまだ ...
私を感じさせて、ジャックオーランタン
今夜は、裸になってあなたを抱いて眠るわ
でも
カボチャじゃ無理か

12月
サンタクロースに期待するわ
いま、わたしは玄関の隅のしおれたパキラの、枯れた葉を一つ手に持って
騒々しく消えていった大切なひとつの
約束のことをまざまざと思い出していた

「キンモクセイが香る季節などに嘘をつ ...
最近どうしても暗い言葉ばっかり思いつく

ニュースも八割世界の嫌な部分だし

どうしようもないからベッドに寝転んで何十回も呼んだ漫画を読む

3話くらい読んで飽きて本を投げ飛ばし

人 ...
鉄屑が空に浮かんでいる
太陽の光を浴びて 夜空の中で光って
灰色の街も 青い景色も
黙って優しく照らしている

夜行列車の車窓から
何処かへ続く曇り空をなぞって
終わりがあるとしたら
...
午後の
真昼の
中古車センターで犬笛が目眩く
それは悲鳴であった

困窮に喘ぐが
週刊ジャンプを思い出して
1秒で忘れた

サラ金で何かを借り
女と待ち合わせをした
それは自 ...
だいじなおはなしをした日のこと
ふたりで寝転んで 思い出話をした

ひまわり色のミルクポットを知っている?
かぶりをふったあなたにおはなししてあげた

ある魔法使いが 乳絞りの女の子をミル ...
彼女があらわれた

可愛い

彼女は身構えるよりも早く 別れの呪文を唱えた


彼女の口撃

 あたし ほかに 好きな人ができたの






コマンド>?
...
 愛だの 恋だの 騒げるのは


  地球が青いうちだけだ
あの日ぼくらは堤防で枯れてく月を眺めていた
泉の先には透き通る風がいつでも吹いていて
雨に汚れて乾いた髪を血溜まりの中で潤した

砂漠のピエロが泣いていた空には小鳥が飛んでいた
降りしきる雨 ...
「具体的な症状をおしえてくれますか?」 「彼があたしを苗字で呼ぶの」





  腕枕ナチュラル導入委員会 寝返り30回 もう朝だし





 振り向かせたいから 『か ...
らあめんばばあは、
ランドセルの中に
おしこんで
砕けてしまって、ああ

べっこう飴は
理科室の匂い
アルコール瓶を
盗み出せ

手作りネリケシ、
まったく伸びない。
ロケット ...
電信柱がないている
ひかりすぎて
カーテンの隙間がつめたい
テレビ
リモコンが撫でる裏側の埃
つめたい
氷がくらくら呑まれる




数える

飛ぶ

夕焼 ...
飛んでく、
夜には虫が飛行機が
わたし
女の子じゃないって
いいたかった
鳥が
飛んでいく
ぼくの
夕日の上で
電線と
電柱が、足元に垂れてきた
電気色のコーヒーに
「こんばん ...
赤い大地

砂埃と陽炎

地平線に揺らぐ

生き物たちの

声無き

うつむいた背の饒舌

時同じく生きて

追いやられ

忘れ去られる


空高く

君臨す ...
丸い月が
見下ろすこの街を

わたしは
愛する

あのひとの
生まれ育った街だから
ささくれた指先
押し当てた唇から
滲むのは
深まった傷の痛みと
濡れた痺れ

説明書の
但し書きには
何の注意も
されていなかったから
僕には
僕の考えの及ぶ範囲
でしか
走 ...
潜り込めこの家に
この家に潜り込め

何故かって


遺伝子の記憶
羊水の細波、
原初の叫び
意識の拡張。




潜り潜り潜り潜り込め
この家に。

何故かって、
...
甘い想いを、
歪んだ言葉で


哀しく優しく、
激しい、そお



バディ・ホリーにお願い、を。
泣き虫にならないように、



世界の涯で

笑顔にナレマスように。
...
便器の水面に浮かぶ吸殻が
ジブラルタルを指している

生きる事は苦しむ事だと教えられた
人に生まれて幸福なのだと教えられた
善い事を重ねれば
来世も人として生まれると教えられた
でも何処 ...
自分こそが
世界の中心だと
思っていた あの頃
それを否定したのは
たぶん
自分だったよ


間違いじゃなかった と
気付いたのも
ぼくだったから
「セックスが大の苦手」
これは僕が知るある無名音楽家の言葉だ
彼によればセックスは
・ 汚い
・ 面倒臭い

でも
 オカマのリンダちゃん、この年になって女性が気になり始めた。
 とは ...
欲望の鉛を引き摺りながら
知の砂漠を横断する革命家に
思想の雨が降る

右手には弁証法
左手には力への意志

瞳に映る世界は空虚で
輪郭のぼやけた風景は
ただ後ろに流れていく

...
言葉を紡ぐ並べて消える
雑巾絞りにも似た一連の動作で電波をゆんゆん発生させる
コーヒーギフトはAGF
貴方のポリスはCIA
見たこと無いけど連れて行く
足並み揃えてラッパ吹く
そうさ、僕ら ...
『箱に入れました』
 それは

『箱に入れました』
 それは何故か

『思ったよりは軽いんです』
 犬でも猫でもないから

『生きているのか解りません』
 時計の音もないっぽい
...
 
ピッチャーの投げたボールが
輪郭をあやふやにして
雲の形になり

やがてひつじになって
待ち侘びていたバッターと
いっしょに頁から退場していく

指が擦り切れるまでめくり続け
...
なんにでも 
祈るのが癖だった
タンスの模様や 道端の石ころ
毎日
自分だけのかみさまに

      ******

壁には
サンリオのキャラクターが貼られている
小 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
タラのテーマ吉岡ペペロ自由詩007/10/27 23:41
tomtom...自由詩207/10/27 23:21
夕焼け迷子さくらほ短歌8*07/10/27 23:16
恋に問うuminek...自由詩8*07/10/27 23:11
Halloween壺内モモ子自由詩007/10/27 23:02
最後の手紙は出口から届くだろうホロウ・シカ...自由詩3*07/10/27 22:53
雑な夜に短角牛自由詩007/10/27 22:46
TRAIN000自由詩107/10/27 22:40
この街のすべて瓜田タカヤ自由詩007/10/27 20:04
ひまわり色のミルクポットいすず自由詩5*07/10/27 20:01
たとえば RPG北大路京介自由詩7*07/10/27 19:49
globe携帯写真+...8*07/10/27 19:40
風見鶏自由詩307/10/27 19:36
カスタマーセンター (恋愛編)メメズワイ短歌3*07/10/27 19:19
少年日和ゆうさく自由詩2*07/10/27 19:17
ソケットがたりない友里納自由詩007/10/27 19:09
黄沙ペタ自由詩407/10/27 19:05
砂漠夕暮深月アヤ自由詩1*07/10/27 18:51
月が見下ろす風音携帯写真+...4*07/10/27 18:42
われもの注意自由詩107/10/27 18:16
飛行の内側やまぐちふぢ...自由詩707/10/27 18:10
Sweet Melody&bluesky.自由詩507/10/27 18:00
ハードロックカフェで虹村 凌自由詩6*07/10/27 16:56
中心ねお自由詩1*07/10/27 16:30
セックスが大の苦手A-29自由詩0*07/10/27 16:12
宇宙自由詩2*07/10/27 15:17
電波ゆんゆんカラフルぱぅわー☆風見鶏自由詩107/10/27 15:07
子供を捨てるフクロネヅミ未詩・独白107/10/27 14:35
パラパラ漫画たもつ自由詩12+07/10/27 14:14
無題自由詩3*07/10/27 13:57

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