音の{ルビ角=かど}が
うなじに痛く
つづけて痛く
羽があるのに
飛び去らない
そうしているうち
背骨になった
そうしているうち
夜になった
羽音の絶えぬ
夜になっ ...
雨の日
命を手に
立ち止まる人の列
自分は
持っていない
自分は
歩く
仮面をつけた死骸を葬り去る
おまえの甘い 汁液のながれ
− 澄んだ夜の愁い
生命の孤立した蛍雨の折々
醜い星の瞬き
(こえがきこえない)
太陽が歪んだ夜の眠り
はいぜん ...
嫌な事あったその日には
鉛筆手に持ち滑らせて
ゲロゲロゲロゲロ吐きながら
自分の気持ちを出しちゃいな!!
固めて丸めてはい完成。
キャッチボールの出来上がり!!
え ...
何度も
睡眠薬を貰っても
寝つけない夜には
眠るのを諦めて
窓辺で夜景を見つめる
秋の夜の
甘い甘い香り
自分だけのもののように
胸いっぱいすいこんで
この灯りのどこ ...
上手く言葉を綴れないけれど
あいを届けてくれた、
あなたに
きみに。
どうしても贈りたい
ただ、ひとつの言葉。
“ありがとう”
海は黒かった。
私が港から見るとそれは海、というより、ただ誰かの巨大な血液の湖にいるような感覚を催した。
異様に粘り気があった。
それらがどろーり、どろーりと、ゆっくり呼吸するようだ。
腹の上 ...
黒い石鹸が割れた
「アイシテル」
そのひとことを
言い出せぬまま
わたくしは オモイを
ごくりと呑みこむ
いえ、言えないのではなく
言ってしまえば
もうそれは
わたくしのくちびるを忘れ
アノヒトの ...
わたしとあなたは映画館に行く
学生一枚、一般一枚、
このチケットがわたしとあなたの距離
いつもわたしがあなたの手を引っ張って
あなたは困った顔をしながら、ふたり劇場の中へ
あなたは席に座って ...
聞こえるはずの有線や
隣りの席の喧騒は遠く
耳に響くのはただ
あなたが噛み砕く氷の音
薄暗い照明に
照らされる指先の卑猥さ
子どもらしい仕草はポーズ
いつだってあなたは
...
逃げ場所は どこだ
酒かタバコか 男か女か
逃げ場所は どこだ
週末か未来か 妄想の中か
声をかけて張られるバリア
視線そらさないで ホント凹むから
そんなに僕が嫌いか ...
潰れちゃったらしいよ
昔に、
二人で行った旅館が
料理も旨かったし
僕らの思い出の場所だったのに
残念だね
思い出の旅館は無くなってしま ...
耐え切れず
電話に指をかけたのに
ブルリと震えて
あなたの言葉が届いたから
もう それでいいの
1人ではできないことも
2人ならできるかもしれない。
2人ならできないことも
1人ならできるかもしれない。
何事にも一長一短。
さあ 何を重視する?
その選択が人生を決めてゆく。
さあ ...
すべてうまく消せたなら
だれも迷わなかったろうに
わたしのおさない手では
触れることすらできなかった
書いたのはだれだったっけ
望んだのはなんだったっけ
忘れたふりを
できるよう ...
書けない言葉の奥の
足りない夕日の中に
今も聞こえている風景がある
諦めたその視線に映る手のひらと
日々表情を変えていく ベランダの空
懐かしむかわりに そっと靴を履く
今の僕らな ...
高層ビルの屋上から
飛び降りる
観覧者に手を振る余裕はないけど
地面の凸凹が鮮明に迫り
接地に至ろうとする瞬間
バサッ、と 翼が背中から
それは貴方かもしれない
観覧者に ...
崩れた積み木を放り投げた
夢の設計図は白紙に戻った
諦めるという選択肢もあるけど
イメージは次々と溢れてくる
限られた制作期間の中で
何か一つでも形に出来るかな?
明日 ...
もう あれからというもの
わたしの心は かえってこない
あなたに糸をつけられて
風船のように 飛ばされたまま
ひとりで
回転寿司に行きますと
何周もしている
モンゴイカにふと
周回遅れのじぶんじしんを重ねて
真向かいの
ホスト風の男が
うにいくらと注文しているのを
同じ色の皿ばかり積む私は
...
金木犀花は見えども咲くを知る
せせらぎの音にまぎれて散るもみじ
校庭の白線眩し秋の空
陽が堕ちる。
また今日という日が喪われていく。
眠りから醒めて、再び眼を開ければまた新しい1日が与えられる。
その時には古びた今日はもう死んでいるだろうか。昨日という過ぎ去りし墓 ...
宙を覆う草木のすべてが
さかさまのかたちを描いている
雨は流れ
音は流れず
影は分かれ
影は流れる
短い煙の端々が
長い煙を折ってゆく
煙を生む火はなくならず
煙 ...
こんにちは。
moon over you というのは、私Soukoの詩を中心としたページです。
なかなか詩って向き合うと難しくて、
思うように表現ができませんが、
それでも、
見ていただ ...
アウトプットとインプットは表裏一体だ。
排出されなければ装填されないし、
装填されるものがなければ排出も促されない。
その二項の循環で、世界や社会や人間や、
疲弊した客を無闇に迎え入れ ...
覗き込んだ、その瞳に
まあるい稲穂色のお月さまを見た。
わたしの目には
スプーン色の星々を映す。
くるり、くるりと弧を描く。
あなたの闇色に、あなたの月を見つめながら。
寂し気に抱えた
あなたの美 ...
僕の右手が
何度も触れようとした、空の隅っこは
夕凪に吹かれて
いつも少しだけめくれていたのを
僕は、微かに覚えている。
その話を
黙って聞いていた君が
急に、眠りにつくだな ...
最後に会ったのは
いつだったかな
たった
二、三年前までは
僕の全てが
君だったのに
悲しいもので
今の僕は
君の顔すら
上手 ...
駅へ向かう道すがら
はいいろをした四本足の生き物が
とぼとぼと歩いていた
( )駅では
列車が遅れていることをみんな知っていて
でも
みんな口をつぐんでいた
恋人たちは
別 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ノート(羽夜)
木立 悟
未詩・独白
1
07/10/8 22:51
ノート(雨の日)
〃
未詩・独白
1
07/10/8 22:49
ももちゃんへ
saty
自由詩
1
07/10/8 22:49
物書き
梓ゆい
自由詩
3
07/10/8 22:48
眠れない夜
風音
携帯写真+...
5*
07/10/8 22:41
あい
見崎 光
未詩・独白
2*
07/10/8 22:29
私は鯨の骨になる。
皆川朱鷺
未詩・独白
1*
07/10/8 22:27
経験 七
A-29
俳句
1*
07/10/8 21:56
愛の告白
九鬼ゑ女
自由詩
0
07/10/8 21:54
さいごのおもいで
狩心
自由詩
4*
07/10/8 21:53
ジン・トニックにチェリー
衿野果歩
自由詩
3
07/10/8 21:47
どこに手を伸ばせば繋がる手があるんだろう
北大路京介
未詩・独白
10*
07/10/8 21:37
思い出シャトー
むむ
自由詩
2
07/10/8 21:06
女ごころ
スプートニク
自由詩
1
07/10/8 20:46
わかれ道
美琴
自由詩
0
07/10/8 20:28
とおく きおく
ねお
自由詩
4*
07/10/8 20:20
風景が、聞こえる
健
自由詩
9*
07/10/8 20:11
心を受けて、『愛』
酸素の枷
自由詩
3*
07/10/8 20:09
未来建築家
1486 1...
自由詩
3*
07/10/8 19:00
あれからの話
みへき渉
自由詩
2*
07/10/8 18:35
おひとりさま
ふぁんバーバ...
自由詩
22*
07/10/8 18:22
秋の散歩道
亜樹
俳句
0*
07/10/8 18:17
陽はまた昇り繰り返さない
白川水
自由詩
1*
07/10/8 18:05
午後と火
木立 悟
自由詩
3
07/10/8 17:46
moon over you
Souko
おすすめリ...
0
07/10/8 17:44
壁の日付
平
未詩・独白
0
07/10/8 17:29
一目惚れ
むくげ
携帯写真+...
1
07/10/8 16:27
夕凪ノスタルジア
山中 烏流
自由詩
7*
07/10/8 16:13
君へ
蓮未
自由詩
3*
07/10/8 15:49
again
ふるる
自由詩
16*
07/10/8 15:05
5236
5237
5238
5239
5240
5241
5242
5243
5244
5245
5246
5247
5248
5249
5250
5251
5252
5253
5254
5255
5256
5257
5258
5259
5260
5261
5262
5263
5264
5265
5266
5267
5268
5269
5270
5271
5272
5273
5274
5275
5276
5.78sec.