I wish I had wings, I could fly like a bird.
Though we have foot to walk and jump,
do you still ...
夜の街は
冷たい
君の手を
拾って
僕は行く
遠く
銀河へ

寂しくはないよ
寂しいから行くのさ
寂しいところへ
寂しくないように

遠く
銀河で
星が
駆け抜 ...
予感する、
みどりの枝葉は
たわわなきんを孕み
ひとときの甘い溜息や戸惑いを
その足元に散りばめる

枇杷色の、
おぼろなる気配は
風の匂いに神無月の宵闇を語り
遠くなった声の記 ...
およそ人の来ない舗道に倒れてから、ずっと静寂に身を預けていた。手や足は動き方を忘れてしまったようだ。
このまま寝てしまおう。駅まで20分。終電にはもう間に合わない。歩く気力も無い。
音楽は流れては ...
 きみのゆびさきが
 ふれたところから 
 かなしみが 
 そっと
 しみだして
 やがて
 あふれだす


 僕たちが約束した
 「いつか」は
 もう きっと
 永遠に  ...
 
(彼を舐めれば桃の味がすると知っていた。)

愛の言葉を軽く口にするあなたの耳障りな断片を
くちびるで閉ざした
気だるい夕立の中

ぼやけた視界の中心核となった
あなたの背中が牙を ...
黒髪を 風にすいては色もなく

岸辺に咲いた 白い花

ひんやりうずく 視線に限られ

カラスアゲハは はねを日に焼き 沈黙を舞い千切る
迫る夜闇
凍える街角
漂う夕霧
夢の偽火と
憐れな私
ウタウタイ
声が枯れても
ウタウタウ
意志響かせて
震わす空間


血で記す
己の言葉
其れがウタ
上っ面だけ
真似ても届かず


この心臓
...
ドラムに合わせ雨が降り
やがて収まると静かに
霧が会場を包み込んだ
うす く うすく

疎らな客席が冷たく
こちらを眺め
舞台を突き刺している

照明は雨霧をかわし
なんとか会場を ...
ロクに眠れない夜を過ごす内に
頭の中に小さなモンスターが生まれた
ヤツは俺に囁きかけてくる
やってしまえ
気持ち良くなれるぜ
ドロドロした渦に抗うのは止めて
身を任せて狂気を解き放て

...
追憶の草むらに少年が一人佇んでいる
阪神タイガースのキャップを目深に被り
みすぼらしい水筒を肩からぶら下げて
自分の人生よりも遠い場所を
睨み付けながら少年は佇んでいる
水筒の中にはジャック ...
あなたが
毎日
乗っかって
遊んでいた
地球が
置き去りにされて
寂しそうに
蒼く
ひとりで
転がっている
久しぶりに地元に帰り
ふらっと立ち寄った飲み屋で
幼なじみの電信柱と会った
人なつっこい笑顔は相変わらずで
そんなことが妙に嬉しい
カウンターに腰掛け
街や人や時間の流れ、それから
その ...
車を降りる

星が散ってる

金木犀薫る


きみの笑い声って

三年後の秋にも

届いてきてるんだ


車を降りる

星が散ってる

金木犀薫る
草原のような爆薬

震えだすポケットは抗躁剤
いつだって宇宙から引き戻してくれるゴムの一筋

小気味良い内包を諦める音
意味なんて理解しようもない言語

束ねるや 地上の罵声
崇める ...
なぜひとをころしてはいけないのですか?

なぜひとはじさつしてはいけないのですか?

なぜぼくはいまいきてるのですか?

なぜぼくはやがてしぬのですか?


僕達の問い掛けに相変わら ...
秋の陽に 深まり行くは 海の色
   何処吹く風と 翔ぶ  鳥も 泣く
恍惚の森の道化師は骸骨のようなその腕に
あの娘の頭蓋を抱いていた

砂漠の泉の畔には烏が群れを成していて
魚の死骸を囲んでた

それなら僕は群青に染まる夕日を閉じ込めて
夜に輝くあの星に ...
滴るものは
いけない、とされた口が
私の知らない場所で
反抗を覚えた頃
 
わざと首にかけた
新しいヘッドフォンからは
聞き慣れない音楽が
何故か、かかっていて
耳を塞いだ
 
...
一人でも頑張れるのは

一人じゃないから。

孤独に苛まれて

それでも誰かの顔が過ぎるから

壁がどうしようもなく隔てても

その向こうに 音を感じるから



忘れ ...
一生懸命マスカラ塗って

暖めたビューラーで扇状にカールさせて

鏡の前で何度も角度を変えてチェックした


なのに このありさま


ここ一番て時に下まぶたは黒ずんで

至近 ...
明日教会に行くよ

澤田さんという牧師さんに
挨拶をするのだ

「アーメン」と
(誰に?)
言ってもらうために

「アーメン」と
(わたしたちに)
言ってもらうた ...
降り出した季節のはじめのひとしずく 僕は知らずに踏みつける夜


おぼえてるもうわすれてる ふりだしではじめにふったさいころのめは


泣き出した君の最初の一滴を 知って知らずか{ルビ宇宙 ...
柔らかな

カンキツ系の

懐かしくて

重いそいつは

金木犀の

匂いじゃないのか


ひとの悪口を

本気で受け流して

僕はひとりで

傷ついていようか
...
                        2. 顔

電車の揺れかたは
嫌いじゃなかった
外を流れる景色にはしゃいで
シートのうえで
ぴょんぴょん跳ねるたび
おとうさんに注意された ...
与り知らぬ夢とやらについては唄うまい
また妄りに愛についても語るまい

汚穢のゆきつくところは清浄な海であり
死の向こうにはただ清々しい虚無がある

だから私は信じないし
だか ...
これは君の味なのか


モラトリアム期特有の


心臓の辺りで、熱が高まる様な


眠れぬ夜の、笑顔の残像の様な


口に拡がる甘酸っぱさは


君との日々の味なのか ...
彼女はいつも
優しげに微笑んでいて
私はその向かいで
罪人のように俯いていた

明るい彼女を
羨みこそすれ
憧れはしなかったのは
私の感じる
辛さや悲しさを
なんでもないことのよう ...

彼岸花が
血のように赤く

けど
金木犀は
甘く甘く

秋桜が
可憐に揺れる


雪がたくさん積もって

大きな雪だるまも
雪うさぎも作った

手が霜焼けになっ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
LOST WING1486 1...自由詩007/10/7 11:21
夜行の銀河ゆうと自由詩4*07/10/7 11:05
金木犀 2銀猫自由詩12*07/10/7 10:45
路上を這う結城 森士自由詩1*07/10/7 9:37
「 いつか  」くるす.wh...自由詩0*07/10/7 8:33
一夜恋唄哀詩自由詩007/10/7 7:05
黒白断片 (こくはくだんぺん)こしごえ自由詩6*07/10/7 6:38
『寓話』しろいぬ短歌007/10/7 6:11
『ウタ』短歌007/10/7 6:09
失恋のサーカスhiro自由詩3*07/10/7 6:09
頭の中の小さなモンスター鋼鉄漢自由詩207/10/7 5:20
草むらの記憶(あるいは水筒の中の現実)Tsu-Yo自由詩107/10/7 4:18
置き去りの地球草野大悟自由詩3*07/10/7 2:47
人間らしさTsu-Yo自由詩307/10/7 1:44
金木犀と夜の星吉岡ペペロ自由詩207/10/7 1:19
いろ久野本 暁自由詩107/10/7 1:03
生存理由白川水自由詩007/10/7 1:00
海辺の町にてLucy.M...短歌007/10/7 0:56
風見鶏自由詩207/10/7 0:36
夜感光山中 烏流自由詩3*07/10/7 0:33
そうでなきゃあ短角牛自由詩007/10/7 0:10
バリアまりも自由詩2*07/10/7 0:09
教会に行きますむらさき自由詩1*07/10/7 0:01
仮称 流星雨たりぽん(大...短歌10*07/10/6 23:45
金木犀ではなく吉岡ペペロ自由詩107/10/6 23:40
アンテ未詩・独白307/10/6 23:18
信仰告白佐々宝砂自由詩107/10/6 22:50
蜜柑manabe...自由詩4*07/10/6 22:24
彼女はいつも優しげに微笑んでいた亜樹未詩・独白207/10/6 22:24
カレンダー風音自由詩3*07/10/6 21:52

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