孕まないことにすがるのはよせ、と
男は背中にいろいろな武器を背負う
産卵を邪魔しないで、と
女は腹にいろいろな楽器を抱える
部屋の中がけむくじゃらになって
お互いの顔も見えないのに
ど ...
心に
焼き付けるものを
得られた
心で
叫ぶものを
獲られた
それなのに
喪失感が
どことなく
私は女です
子供を産めなくても
私は女です
私はカエルです
鶏肉みたいだといわれても
私はカエルです
私は鳥です
空にいけなくても
私は鳥です ...
ねぇ
ぼくたちは、
もっと、笑っていてもいいと思うんだ
もっと、はにかんでいたっていいと思うんだ
むずかしいこととかじゃなくて
かなしいくらいの澄んだ青空を見上げていて、 ...
電車に乗るわ乗られるわの諸行無常で一体此処は何処なのかと、分からなくなったとてさして世は事も無し、丸の内線はあたしを連れて銀河鉄道なのですから、終着するは機械の体をもらえる星・方南町。射千玉の闇に風神 ...
回るやら絡まるやらぶら下がるやらの困難が大変に憎たらしい鉄棒の、仕組みがいっこうに理解できない、あなたは、どのような装置なのですか、あなたは、どのようなおつもりですか、あたしをこんなにも弱らせて、あた ...
ビートルズ愛好者として生き続けて早や三十有余年。ビートルズのギター完コピは難しい。ミッシェルのアコギもそのひとつ。こんどこそ完全に解明してやろうと試みては果たせず、年ばかり無駄に重ねる人生でありまし ...
僕は鼻の穴が大きい
小さい頃に鼻クソをほじくり過ぎた
そして今でもこの癖は治らなくて
まだ鼻の穴は広がり続けている
今まで多くの血が流れてきた
もうこの惨劇は耐えられない
だが人間の癖ほど ...
春……
人びとのかたわらを
時が通り過ぎてゆく
いつでも 命は
去って行った者の代わり
そして突然の臨時列車が
滑らかにフェード・インしてく ...
バス停で
クラシック、
まきちらす
そばで懸命に
愛を拾ってる妖精
かわいいねきみ
ふんずけてやるよ
ぎゅるりと
目の前で
車が爆発してゆく。
素敵だよね
重なる人間 ...
空はいつからか
うそをつくことを忘れたようだ
また 冬に近づいた
寄せ集めた言葉で
とりあえず冬を迎える準備をした
...
キミとの思い出に蓋をする
上から錘を載せて
例え其れが未熟だとしても
私は大切に抱き締める
壊されてゆく今を
崩れて泣き叫ぶ事しか
まだ出来なくて
朝が来るのが怖くて
私に誰か ...
いつだってそこには
かび臭い歌が転がっている
いとしくて やさしくて
ぼくはまだ
泣くこともできない
さびしくなりたい
すこし
さびしくなりたいんだ
枯れずに散った ...
現在は遠く離れてしまい
過去が目の前に現れた
どんなフィルターも通さない
深い信頼に満ちた現在は
地球上に舞い降りた天使で
絶え間なく優しさを降り注ぐ
太陽のようであったが
一つの闇
...
最近さむいぜ、
手とかかじかむんだぜ
耳もいたくなっちゃうんだぜ!
こうさむいとさ、やっぱりあったかいココアはおいしいから、
あなたがひどく淋しくなったときに
あなたのここ ...
「 北大路くーん、
AからZまで 全部のアルファベットの字 やってくれって 言ってたでしょー 」
昨日は
"ノー残業デー"でしたので、T字(定時)で帰らせて ...
セックスは小さな死だという
それならばこれは
五万字の熱情がこもった
劇薬による死だ
女は出産することもできるが
男は排泄しかできない
その事実に
絶望一歩手 ...
崩れた崖にしか
射せない陽射しがある
とがった石くれが こぼれ
風に拾われた 影を埋めた
朝焼けを浴びて 土の奥が泡立つ
浮かばなかった あの想いが
花のように上を向いて
踏 ...
紡いだ網を空に投げる
残月と夕雲の一部が
網と一緒に降ってくる
ほのかな緋色の輝きが
頬と月を染めている
もたつきながら網を払うと
のろのろと月と雲は帰っていく
そしてまた網を投 ...
なぜだか
ほんの少しだけ
淋しいのは
どうしてなのでしょう
綺麗な夜景は
思いのほか冷たくて
なぜだか
妙に泣きたくなるのです
悲しい出来事など
捉えてはいないのに
...
小道でつぶれた猫をみて
泣いて弔う ふりを、した。
人々は、まるで聖女でも見るかのような顔で空を仰ぎ見たけれど
私はそれを嘲笑した。
ひしゃげた命を踏みつけて、私は鏡を得たので ...
ブランコで固いチョコパイ食べたころふゆというのだけ今はおそろい
不器用なパッチワークが並んでるピクニックみたいなあの子の本棚
時過ぎて錆び浮く歯車のなかに寝ぼけまなこの睡蓮が咲く
...
君から逃げた
君を無視した
君から離れて
君を嫌った
そう、君は特別だった
君を想って
君を追った
やりきれなくて
隠れて泣いた
そう、私は素直じゃなかった
...
ぼくら凡人は
すぐあやまちを犯す
ぼくら凡人は
すぐあやまちに酔う
そして
別のあやまちを重ねる
もう二度としないと誓う
姉を抱いた
姉に抱かれた
...
長く 細い
透き通った階段を
降りていった
さっきまで
長く 長く 昇ってきたのに
...
自覚なくリンゴみたいな顔の色
跳ねるたび、イチダン浮き上がるカラダ
片足でタン、タン、とキミのシャツ掴んで
斜面から涙の玉を転がしていくコロコロと
光に反射して弾んだりして笑ってい ...
「あ、あ あ あ ー…」
出た声は、か細くて、連想するのならば月光。
きっと肌は青白くて、本人は気にしながらもそんな自分を美しいと感じているのだろう。
しかし彼女が泣く意味は何だろう ...
これから書く詩集についてそのエピソードを書くとき、エピソードの本来の語義から外れてこの言葉を使うことになるかもしれない。そこでここだけに通用するエピソードの意味を私なりに考えてみたい。もちろん、本来 ...
溢れる私を
指先で小さな歌にして
空に、伝えようとしたら
途端に青く
それは多分
あの人形の瞳くらいに
青く、なってしまったから
私は未だ
その時溢れていた歌を
伝えられないままだ
...
めまいがするほどに単純な設問の数々
「はい」か「いいえ」のいずれかで答えよと記されていた
簡単な筆記試験だからと
人事部のひとはわたしを残し出て行った
小一時間もあれば出来るよね
何だかなあ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜の目
手乗川文鳥
未詩・独白
20
07/11/10 6:35
糸に土って
FUBAR
自由詩
6*
07/11/10 5:07
声のない『私』
doon
自由詩
3
07/11/10 5:03
ねぇ
わら
自由詩
26*
07/11/10 4:04
anyway
サトリイハ
自由詩
2*
07/11/10 3:57
鉄棒の日
〃
自由詩
4*
07/11/10 2:18
ミッシェルのチンピラ
A-29
散文(批評...
5*
07/11/10 1:22
はなことば
新守山ダダマ
自由詩
0+
07/11/10 1:14
轍
草野春心
自由詩
0
07/11/10 1:07
憂鬱バスストップ
ゆうさく
自由詩
4*
07/11/10 1:02
五つ目の季節
なつぎ
自由詩
27*
07/11/10 1:02
眩暈
AKiHiC...
自由詩
2
07/11/10 0:58
衣替え
ゆうと
未詩・独白
1*
07/11/10 0:37
三角関係
狩心
自由詩
2*
07/11/10 0:27
とある冬のけつい。
哀詩
自由詩
1
07/11/10 0:24
ノー残業デー
北大路京介
未詩・独白
4*
07/11/10 0:15
プラス十万字
佐々木妖精
自由詩
5*
07/11/9 23:47
絵描き
砂木
自由詩
11*
07/11/9 23:46
緋色の夜空
ススメ
自由詩
3
07/11/9 23:06
別々の時間
見崎 光
自由詩
6*
07/11/9 22:47
虚栄の鏡
比口
自由詩
4*
07/11/9 22:30
この子
ポッケ
短歌
1*
07/11/9 22:29
こうかい
三奈
自由詩
3*
07/11/9 22:15
戦場のメリークリスマス
吉岡ペペロ
自由詩
2
07/11/9 22:02
青い薔薇
刑部憲暁
自由詩
3
07/11/9 21:56
「あたしとキミとあの満月は二日前」
菊尾
自由詩
1*
07/11/9 21:51
臨界に富む
皆川朱鷺
未詩・独白
1*
07/11/9 21:49
詩集に纏わるエピソード (2)
深水遊脚
散文(批評...
2*
07/11/9 21:28
青
山中 烏流
自由詩
4*
07/11/9 21:18
詩を書くことは好きですか
恋月 ぴの
自由詩
33+*
07/11/9 21:13
5239
5240
5241
5242
5243
5244
5245
5246
5247
5248
5249
5250
5251
5252
5253
5254
5255
5256
5257
5258
5259
5260
5261
5262
5263
5264
5265
5266
5267
5268
5269
5270
5271
5272
5273
5274
5275
5276
5277
5278
5279
6.53sec.