電車の窓の向こう側の、外の風景のその先
右から左へと過ぎ去っていった心象の中に
少年の頃の自分が口をパクパクさせて泳いでいる
僕は餌なんか持っていない、それなのに
少年の頃の自分が口をパクパク ...
夜明け前の
蒼い蒼い
ひととき
こんな眼をしたひとに
遠い昔
会ったことが
あるような記憶
蒼いそらを仰ぐ
還らないときを思って
戻れないときを憂いて
ちゃんとした
ハートじゃなくても
受け取ってくれる?
今、僕が書こうと思っていることは、個人的なことである故、
この手紙を読んでくれる方の中で、僕に親しみを感じる人がいれ
ば、その人に、僕が最近考えている本音をそっと打ち明け、何か
思うこ ...
あんなにも苦しくて
忘れられずにいた
君を置いて
いともたやすく
僕は笑えている
振り返るその先に
君の姿はもう
失くなっていた
夕暮れ
青い雲 ...
譫言のような、
垂れ流した汚物のような、
あなたとわたしの行為
が、
恥ずかし気もなく赤線地帯を飛び越える勢いで、
作用していく
秋だった
幼さには拍車をかけたし、
さ ...
ああ、十月の田園よ
田舎よ
ぼかんとした昼間よ
丘陵地帯よ
金山よ
見慣れぬ重機よ
ナマズよ
小魚よ
真っ黒なヘビよ
ぼくはもう五十にちかい
宿の女将と何度視線が合おうと
手を出 ...
信号が青になり
「通りゃんせ」の唄が流れ
人波に紛れ横断歩道をわたる
若い市議会議員はひたむきに
「よろしくお願いします!」
そ知らぬ顔で通り過ぎゆく人々に
自分の顔がにっ ...
詩学社の倒産の話を聞いた。そして今できることは在庫となっている詩集や詩学のバックナンバーを買い取ることだとの呼びかけを見た。本当にそうだと思った。少しでも多く詩学社にカネが入るようにするには、在庫を ...
緋の蝶を君のみぞ知る胸に彫る無血のいたみ翅広げ咲く
手のなかの諸刃はいつしか時じくの命となりて食らうかなしみ
疼くはばたき連れて生きるというならばわれをともない生きてくれぬか
やったわ休みよ
起きなくちゃ!!
だらだら昼まで寝ていたら
お洒落に決める意味がない
お化粧コーデに費やして
気付けば辺りが真っ暗よ!
さあ起きて!
リボンコ ...
変な格好で
変な事言って
変な笑いがおきる
何度見ても意味不明
空気も読めず
トークも出来ず
キャラに頼るから
すぐに飽きられる
でもテレビ局に痛手はない
...
日中というものは
人前で働く時に
何処か怒った風貌でいるのです
そうでもせぬと
いつも背後に立っている
怠けた腕をなよなよ伸ばす
自分の影の手招きに
ずるずる
引きずり ...
ずぶぬれおっけー
ある夜
なんとなく海へ行くことになった
夜半を過ぎた頃
仕事が終わった開放感の中で
私たちはあやふやな関係のまま
さっと車に乗り込んだ
何気ない話題に
途方も無い話題
ラーメンの合 ...
全てを飲み込んで許し
傷つけ吐き出す
砂
片足がほろんでいる男の
肘にぶら下がる女
際限なくせばまり風にうずまく砂は
常に何かを形作ろうとし瞬間
走るように崩れ去り
うめきすら ...
この頃は寂しさなどは感じざり想い出に生き始めたるかも
真っ直ぐな迷路を歩いている
ゴールなど見えないふりをして歩いている
真っ直ぐな迷路を歩いている
スタート地点はもう見えない
真っ直ぐ ...
産まれて来なきゃ よかったと
なんども なんども
いのちを呪った
だれかの死刑のニュースが流れるたびに
うらやましいと思う日々
だけどいま
子どもを産みたい
子 ...
もしも貴方が
私のロミオになってくださるなら
私は私の一切を
貴方のあしもとに投げ出して
世界の果てまでついていく
柵なんて
あってもなくても
いっしょ
真下は
みないの
遠く
広がるものだけ
高みを吹く風は
乾いていて
梳いてゆく
大きな
大きな
櫛の目で
こころ
なぶ ...
みんなが人生賭けて頑張ってるのに
頑張れない自分
闘争心の無い自分
なんとかその場に立っているだけでいっぱい。
そういうのが、すごく寂しいことだって
刻み込んだ日 ...
野いちごを食べて、細いけものみちをわけいった。
蔦が絡まる門が、行き止まりを告げているが、
白い壁に覆われた一対の塔をもつ建物は、
わたしを甘い蜜のように誘惑した。
とり憑かれたように、門をく ...
おう、坊主
ひとつ、言い忘れとった。
ありったけの情熱を使ったれ。
溢れんばかりのお前を刻むくらいの
価値が世界にはある。
人生はな、
儚きサファイアやで。
ま、よ ...
無の境地
酔わされたままの脳裏
闇に恋をしたわけでもなく
光を庇ったわけでもない
ただ茫然と
駆り立てようとする何かを
拒んで求めて無くして
ほんわかとした雰囲気に
さ迷い浮かんだ風船 ...
瞳をこらして捜した
街の雑踏 夜の隙間 心の中
壊れた街灯の下
空を見上げた 滲むように 浮かび上がる 星屑
ひとつひとつ
零さないようにつないだら
白く輝く星座
想い出 ...
電気をつけて
ぶっ倒れるまで
起きている
いまさらに つけくわえるべき
ものはない 言葉のおくつきに
まいばん 血まみれで
ひげを剃り あおざめた
馬にのって 詣でる
全力で迎えてくるるさまに咲く
沈丁匂ふ道のつづけり
受験の娘にせめて祖母の祈りとも
お守りを買ふ北野天満宮
日の丸の旗かかげたる旧家あり
白き土塀に添い行く元日
隣家に植木職人 ...
東に開かれた 窓があった
ソファーにもたれて
書物に目を落としていた
部屋を採光された 光が
うねり 本を照らす
読み継ぐ事に 少し疲れ
目を空へと あげる
陽光は石をも貫き ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
レールの上
結城 森士
自由詩
4*
07/10/18 8:06
還れない朝
風音
携帯写真+...
9*
07/10/18 5:44
いびつ
〃
携帯写真+...
4*
07/10/18 4:53
「 文人になるという夢 」
服部 剛
未詩・独白
2*
07/10/18 4:07
秋の風
れるむ
自由詩
3
07/10/18 2:26
昼下がり、爆破の前に。
哲子
自由詩
3*
07/10/18 1:30
湖心 七
A-29
自由詩
1*
07/10/18 1:27
信号の唄
服部 剛
自由詩
3
07/10/18 1:26
消えるもの 残るもの
深水遊脚
散文(批評...
4*
07/10/18 1:24
タトゥー
Rin.
短歌
11
07/10/18 1:23
おでかけ
梓ゆい
自由詩
1
07/10/18 1:20
お笑い番組
1486 1...
自由詩
1*
07/10/18 1:12
風のなき声
服部 剛
自由詩
3
07/10/18 1:03
湖心 六
A-29
俳句
0
07/10/18 0:54
運転しながら考えていたこと
Souko
自由詩
1
07/10/18 0:46
砂丘
ふるる
自由詩
21*
07/10/18 0:16
湖心 五
A-29
短歌
3*
07/10/17 23:30
迷路
あさみ
自由詩
4
07/10/17 22:59
新しいいのち
池中茉莉花
自由詩
1*
07/10/17 22:58
フロム ジュリエット
みへき渉
自由詩
0
07/10/17 22:57
天守閣跡にて
美砂
自由詩
1*
07/10/17 22:43
こんな時はベランダで
短角牛
自由詩
0
07/10/17 21:59
森のひかり デッサン
前田ふむふむ
自由詩
23*
07/10/17 21:56
ジュエリー和尚
ブルース瀬戸...
自由詩
6
07/10/17 21:52
未知
見崎 光
未詩・独白
3*
07/10/17 21:48
想い出プラネタリウム
azure_...
自由詩
3
07/10/17 21:26
ひきこもり川柳その3
udegeu...
川柳
2*
07/10/17 21:17
そろもん(鬼の歌)
みつべえ
自由詩
1
07/10/17 21:10
65P 「短歌2」より
むさこ
短歌
1*
07/10/17 21:09
明・暗
アハウ
自由詩
7
07/10/17 20:43
5220
5221
5222
5223
5224
5225
5226
5227
5228
5229
5230
5231
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5240
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5243
5244
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5247
5248
5249
5250
5251
5252
5253
5254
5255
5256
5257
5258
5259
5260
加筆訂正:
森のひかり デッサン
/
前田ふむふむ
[07/10/18 1:44]
推敲不足です。若干の修正です。
6.08sec.