よく、手に力が入らなくなる

握り締めようとしても指は緩く曲がるだけ
なあにも出来ないので
しばらく意味も無く手のひらを眺める

こいつは何かに怖気付いてでもいるのだろうか
意図的な反抗 ...
さよならを言った風に
別れを告げて
方位磁石をつけて

慈悲なんかないのね
枯葉をくしゃくしゃに踏みつけて

こんなに一晩中飲んでたら
明日の朝は目覚めがいいかも

秩序

平 ...
昼の月をみました
飛行機がすぐそばを飛んでいました
あんまりにもくっきり見えておもちゃのようでした
街では秋が暮れていました

お月見をしたことはありますか
私は幼稚園のときに
兄とすす ...
中年サラリーマンの膝上に 
大事に抱えたバスケットの{ルビ蓋=ふた}を開け 
ひょっこり子犬は顔を出す

うたた寝首を垂れている 
飼い主の顔を{ルビ覗=うかが}い 
時折子犬は体を反らす ...
おなかの調子がわるいので
おならがポンポン出ます
そのボールを使って
ピンポンを始めてみました
ピンポンダッシュではなくて
卓球の方です
ひたすらに壁打ちです
壁は空振りすることがないの ...
保存メールはいっぱいだけど
すべてがひび割れていた          
その椅子
その街灯
クラクション
X軸上にブロックをずらして
立ち話をしている
メールしたんだけどさ

図書 ...
儚く揺れている空に導かれて
失くした想いを抱えたまま
ただ歩き続けるこの世界の何処かに
キミを見つけるまで……


ずっと一人だった
どんな時でも
それが当たり前と思ってた

でも ...
ほんものは 
かぜになびいた 
いなほになって へりくだる 

わたしはいつも 
ささいなことでいじをはり 
いなほになれず そりあがる 

じょうしきてきな 
じょうしのこごと 
...
タガを外したくて
気がクルった風な身振り手振りが
違う違うと笑いながら言うあの感じの手の動き
それに似ていた。
左から右へ右から左へと。

カナシミは無くなった。
よろこびだ ...
嫌い
好き
嫌い
好き
嫌い

最後に好きが残った


あの頃の気持ちは大人になるにつれて
汚れてしまったり
自分から手離したりしてしまったけど

人を純粋 ...
聞かせてよ
その声で
彗星がぶつかってきても
身を寄せあって


兎が月に埋めてくれたのは
僕が渡した雨の素
ゆっくりと溶けて
月を覆っていくんだよ


薬指に ...
――夢だ、
霧氷に覆われたトパーズを砕き
経血に染まる白鳥の羽を散らして
辛気くさい柄の絨毯に零した
グラスの割れる夜の激しい物音。

イミテーションパールの首輪を、
女は掻き毟るように ...
    きみの

   破片をみつけるたびに


    ぼくは

    こころの

  欠片をはがしてゆく



きみは


    もぅ

    ...
さよならさよなら
聞いて、聞いて
まだ笑ってるね
まだ泣いてはだめ
だめだよ、えがおで

いっしょに おどって
忘れるまでくやしいなら叩け
わたしは大丈夫だから
 腕も足も折っていい ...
堂々としてて
あたりまえね

だって
秋だもの

けれど
すすきは囁く

もうすぐ引退だよ、って

いちめんの
すすきの野原

冬には
枯れてしまうけど

今は主役
すすきの晴れ舞台
砕けたアイボリー
平和な、この世界から
(脱け出せずに)
白黒の斑点
 
澱んだ苔色の空
引っ付いては離れない未来を
どれだけの戯言で埋めれば
救われるんだ、
 
 
吐く息白く ...
長く
生きた
ものたちよ

ここは
お前たちの
魂を葬る
天の世界だ

何も
苦しむこともなく
悲しむこともなく
滅んだ魂を
休ませるがいい

安らかに
眠れ
亡者た ...
伝えるためには
伝えるための
言葉が必要で
それにぼくたちは
とても不器用で
この冬を越せば
また春がやってくるはず
この冬さえ越せれば

春がやってきて
やがて夏がくる
その頃には
冬の寒さなど忘れてしまって
コタツも仕舞って
忘れてしまって
しまって
...
秋が冬に
封じ込められてる

パリンって
薄氷を割ったら
きっとまた
秋が顔を出すけど

赤いきれいな秋が

短かった秋
また来年会えるまで
こんな複雑な風が吹く街の中で
僕のやるべきことがいまいちだ

溢れる涙にやり場はないけれど
受け入れていかなくては

この世界の愛と平和の意味は何?
こんな日常から出た結論は、

君 ...
元気ですか
枯葉がにじむ 夕暮れ時
乾いた風が通りすぎている

借りてた古いレコード
君は憶えていますか

あの頃ちょうど 家族が勝手に崩壊していって
ちょうど 好きだったアーティスト ...
反対車線
境界線
聞き間違い
場所間違い
意思不通
只今話し中
S⇔N

余白 明白 淡白 空白

口約束を吐き

破棄  
赤い葉っぱ 黄色い葉っぱ
これは茶色
秋はいろんな色の葉っぱがあって
とっても楽しいね

枯葉を踏む音だって
サクサク ガサガサ
いろんな音がしておもしろい
歩くのがおそかったかいちゃ ...
頭を下げることがダサいんじゃなくて、

いやいや頭を下げているあなたの気持ちがダサいんだ!

頭を下げれば自分の足元が見えるだろう。
自分の弱さをしれば、
優しさの意味を知れるんだ。

...
 
大地に抱きしめてほしいとでも
本当は思っているんでしょう
 
浸透して一つになろうと
あがくかのように
わめいて
わめいて 
冷えた空気を裂きながら
次から次へと涙をこぼして
...
風吹けば黄色の風に変わる秋

一人きり切り刻む葱二人分

冬スミレ咲き誇るにはまだ早い
日々過ぎて無言の声の荒れ様に{ルビ正常=まとも}なものの異常さを知る



つながりは有るのに無いも同じことそのままでいるひとりしている



咆哮の色もかたちも変 ...
スコープを覗き込み
ライフルの照準を合わせると
かたかたと震える枠
心の動揺が、この絵の中に
弾丸として込められている

誰も居ない砂丘
水色の空と肌色の丘が
現実と幻想を美しいコント ...
コンビニで
新製品は必ずチェック

電車のなかでも
いいひといないか
必ずチェック

でも

やっぱり
あのひと以上のひとはいなくて
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
よく、ね。だから紫苑未詩・独白2*07/11/20 21:56
いつかの日々に戻って風音自由詩2*07/11/20 21:18
午後宮川自由詩207/11/20 21:15
飼い主と犬 服部 剛自由詩2*07/11/20 20:32
お疲れ秋刀魚狩心自由詩1*07/11/20 20:12
ビタミンは不足している自由詩2*07/11/20 20:11
『追憶』自由詩007/11/20 19:59
ふぃぎゅあまん 9.99 服部 剛自由詩6*07/11/20 19:32
「navy blue」菊尾自由詩007/11/20 19:11
「花」自由詩1*07/11/20 19:09
「パステル・カラー」自由詩3*07/11/20 19:05
青く煙立つ祭壇atsuch...自由詩5*07/11/20 19:00
セツナ。Sa;自由詩207/11/20 18:54
ガランス唐草フウ未詩・独白11*07/11/20 17:24
晴れ舞台風音携帯写真+...2*07/11/20 16:57
学生ゆるこ自由詩507/11/20 16:15
わが身は永遠に妖刀紅桜自由詩2*07/11/20 16:04
右利きの左手と左利きの右手ゆうと自由詩2*07/11/20 15:50
コーヒーソングudegeu...自由詩0*07/11/20 15:10
氷が張った風音携帯写真+...2*07/11/20 14:17
日常の朝サル自由詩007/11/20 14:13
相変わらずの僕ですが涙(ルイ)自由詩3*07/11/20 12:43
隙間の距離の広げ方かるび自由詩007/11/20 11:52
かいちゃんと秋未有花自由詩15*07/11/20 11:45
人の弱さサル自由詩007/11/20 11:31
冬の雨裕樹自由詩007/11/20 11:26
夏川ゆう俳句107/11/20 11:23
共振木立 悟短歌1007/11/20 10:47
誰も居ない砂丘狩心自由詩4*07/11/20 10:28
チェック風音携帯写真+...4*07/11/20 7:51

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加筆訂正:
いなか/こしごえ[07/11/20 9:38]
一連目、やはり、一行追加。失礼しました。
5.4sec.