ちいさな雲を
いちまい、いちまい、風が縫って
空に真っ白な衣を着せている
あそこへ往くの?
問いかけても
もう動かない唇は冷たく
ひかれた紅の赤さだけが
今のあなたとわたしの今を
...
どういう自分になりたいか
頭痛の中で考えた
それはやはりなんと言っても
他人(ひと)のための人になりたい
見返りなんぞは求めずに
ただただ他人(ひと)の役にたちたい
そのそのためにまず最初 ...
軋む椅子みたいに笑う、
紛れもなく正しい教室で
赤に伏された解答を、
傾いた机みたいに笑う、
真実の重さ、紙の上
秋晴れ、絵の傘、似合わないスカート。
繋いだ布みたいに
エホバの女史が冊子を投げ入れ笑顔を覗かせたのです
「私は神を信じていませんが、いるかもしれないしいないかもしれないです」
それを聞くと彼女は深い口をちらつかせまし
た
たた
たたた
...
見方を変えるとね、
しかくが、まあるく。
まあるいのが、さんかくに。
さんかくだって、しかくく。
いつだって、《ヒトツ》じゃないんだ。
だからわたしは、前を向いて歩きだすよ。
...
僕はひとりになるために
金属に なってみた
僕はひとりになるために
光沢をみんなに 自慢してみせた
僕はひとりになるために
なめらかな感触に 飛び込んで行った
いろんな人のざわめきが聞 ...
[六月の午後の雷雨]
放課後/定時/時折
石造りの教会に足を運ぶ
窓に打ちつける激しい雨
外ではまだ幼い葉が風雨に圧され
ぐっしょりと頭を傾げていた
それを見て
窓際でしゃがみこんだ ...
僕は岩だ
話すことができない
たとえそばにいる君でも
本当は一緒に笑いたいのに
一緒に泣きたいのに
一緒に励ましあいたいのに
言いたいことはたくさんあるのに
それらは口に出せない
僕は ...
目を瞑ればすべてが見える
心のどこで私が叫んでいるのか
目を開けばすべてが見える
あなたがどこで呼んでいるのか
世界はすべてを含んでいる
今この瞬間も あのときの永遠も
これから始 ...
近年、NEETと呼ばれる「教育を受けず、労働をおこなわず、職業訓練もしていない人」が増えてきていると言われています。また、フリーターと呼ばれる雇用体系に融通が効く状態に甘んじている「フリーランス・ア ...
{画像=080420115727.jpg}
暖かい色
冷たい色
色々あるけど、
何色が好き?
ぼくはダイダイ色。
暖かくて何か期待させる色。
晩秋の夕暮れこれから寒くなる時のマフラー。
...
とくべつなことなんて なんにもないのですね
きみはいつもあのこと あるいたりはなしたり
オレンジの路地でビールを二缶買って
ビニール袋を下げ 家路につく
毎日、毎日・・・
どうってこ ...
目の前をまやかしが通り過ぎる
風よりも音よりも
僕の瞬きよりも速く
それはストロボのように断続的に
僕の網膜に焼き付いて
意識は360度の振れ幅でひっくり返る
もっと駆け巡って ...
何となく過ごしても
有意義に過ごしても
一日は一日
鳩を眺めていました
高さもまちまちの
ビル達が
空と雲を
メルカトル図法で切り取る
街の公園で
鳩を眺めていました
臙脂色の
...
幾度と見上げても
空はそこにあり
幾月を俯いても
この手に成せぬ色を広げて
微笑んでいる
移ろう姿を眺めては
さだめの意味を問うこともせず
ただそこに漂い流れ
ありのままを差し出している
ち ...
手すりにつかまる
手すりのある国に生まれて
偶然とか必然とか
都合のよい言葉で
意識が今ここにある
手すりに指紋をつけた日があり
手すりの指紋を消した日がある
好んで手すりの話をしたこと ...
すこしの未来から
この腕の中へ
孕みきれずに通り抜ける風
逡巡の末に口をついた言葉は
よるべなく
冷えた石畳へ滲み込んでいく
たった十五センチの命
声が 風にのるのは
...
洗面所で
鏡に向かって
髪をブローしていた
そのとき
ああ
もう一本手があったら
こんなとき
洗面所の掃除も一緒にできるのになあ
なんて思っていたら
背中の方から
手が生えて
わ ...
暗い暗い部屋の中。
珈琲を買いに外に出た。
空の眩しさに、
目が眩んだ。
君の仕事が終わるのをずっと待ってて
ふたりで買い物に出かけた
“今年のワインは美味しらしい”って
ボジョレーとチーズを探した
知識も教養も君が上だし
任せてしまってるけど
...
ひとつぶのしずくが、ぽおんと空から、落ちてきて、それは
鬼のまぶたにしみとおり、ひとみを濡らし、目からあふれさ
せた、鬼は、目の玉からあふれるものをぬぐおうとしました
が、左腕がないことにはたと ...
帰り道 疲れて眠る 君の傍
愛しい寝顔 可愛くてつい
キスしたい そんな気持ちに なっちゃう
グッと堪えて 頭こっつんこ
その1
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=120607
その2
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=130161 ...
朝まで飲んでた二人は
馬鹿なことをしながら
気持ちを確かめ合った
飲み込んでいたのは気持ちで
過去から今に流れる時間だった
お互い別々の道を歩んでいたから
今すぐに分かり合うことはでき ...
夜に開く
ドラゴンフラワー
神秘的な誕生の儀式
月下美人は
二日は咲かない
花三つ
煮こんで食べた
蕾漬物
枝天麩羅
果実はまだか
ヒトつきかかる
龍がごとき
実は眼の ...
その痕は
痛いほど澄みきった
マイナス42℃の夏空を覆う豪雨のよう
歪みきり揺れては
捻れ滲んだピンク色の粒子
に
埋め尽く
された聴覚は光化学スモッグで視るアリゲー ...
滝の音側で聞いてる冬紅葉
逢いたくて逢えないと知る冬休み
紅葉に引き寄せられる心かな
ねぇ、いつになったらやってくれるの
もう頼んでから2ヶ月も経とうとしてるよ
いつもみたいに私から
連絡入れないと 思い出してもくれないの
ちょっといじけて電話かけてみた
思い出したつ ...
視界のおくのほうからずんずんと迫り来る
あなたは知らない人。
今日は、の変わりの言葉は
「今日はいかがなさいました?」
できることならすがってないてしまいたい焦燥
何もしらない人 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
百年樹
LEO
自由詩
25*
07/11/18 23:19
どういう自分になりたいか
麻生ゆり
自由詩
2+*
07/11/18 23:14
つぎはぎ。
汐
未詩・独白
0
07/11/18 23:04
45分で終わった恋
佐々木妖精
自由詩
3*
07/11/18 22:11
親愛なる私へ.
角砂糖
自由詩
0*
07/11/18 22:08
僕がひとりになるために
楓川スピカ
自由詩
1
07/11/18 21:34
いくつかの心象
結城 森士
自由詩
3*
07/11/18 20:34
僕は岩だ
きょうい
自由詩
2
07/11/18 20:31
愛が魂と為り道を照らすまで愛する愛の詩
相良ゆう
自由詩
0
07/11/18 20:16
ニート・フリーターのウソ・ホント
風見鶏
散文(批評...
1*
07/11/18 19:28
イマジネーション
beebee
自由詩
9*
07/11/18 19:01
生活
moof.
自由詩
3*
07/11/18 18:28
『白昼夢』
D
自由詩
0
07/11/18 18:26
1
次元☆★
自由詩
0*
07/11/18 18:04
Pigeon's vision
しろう
自由詩
2
07/11/18 16:52
枯れススキ
見崎 光
携帯写真+...
3*
07/11/18 16:51
理由
たもつ
自由詩
4
07/11/18 16:32
紫雲
久遠薫子
自由詩
5*
07/11/18 15:51
手
チアーヌ
自由詩
1
07/11/18 15:23
空色天井。
狠志
携帯写真+...
1
07/11/18 15:11
11月のワイン
北大路京介
自由詩
7*
07/11/18 14:52
鬼の左手 (1/3)
mizu K
自由詩
3
07/11/18 14:47
こっつんこ
ライチ
自由詩
4+*
07/11/18 13:41
長城計画 3
楢山孝介
自由詩
2
07/11/18 13:22
再会
狩心
自由詩
2*
07/11/18 12:43
どらごんふるうつ
木屋 亞万
自由詩
0*
07/11/18 12:34
World's End Scratch Wound.
やまぐちふぢ...
自由詩
6
07/11/18 12:17
冬紅葉
夏川ゆう
俳句
1
07/11/18 11:27
約束
まりも
自由詩
1
07/11/18 11:14
みちゆく人にはそれは迷惑でなく
哀詩
自由詩
1
07/11/18 10:33
5226
5227
5228
5229
5230
5231
5232
5233
5234
5235
5236
5237
5238
5239
5240
5241
5242
5243
5244
5245
5246
5247
5248
5249
5250
5251
5252
5253
5254
5255
5256
5257
5258
5259
5260
5261
5262
5263
5264
5265
5266
加筆訂正:
紫雲
/
久遠薫子
[07/11/18 20:15]
最終連を一部修正
あめゆき
/
umineko
[07/11/18 18:22]
111807 ちょっとだけ
9.02sec.