パイ皮につつまれた子羊の肉がある。

ぱりぱりとしたその外皮と一緒に切り崩され、
皿に敷かれた甘く濃いピノノワールのソースへこてんぱんに塗り付けられ、
ゆっくりと口に運ばれることを運命付け ...
満ちるとき 抒情の紙を
火にくべて なにごとも
語るすべなし 封印を
解いて 空を傾けると
月が ころがりおちる   
もうダメなのかもしれませんが…
とりあえずみなさん、これ読んでください。
『詩学』バックナンバーのぼくのお薦めは、伝説の「西脇セミナー」と
いうのがあって、西脇順三郎さんと詩人が集まって、『Am ...
小さな旅をした
友人の見舞いに

体の力が入らない休日の午後の旅

特別快速で2時間 
刈り取られた田畑が続くぼんやりとした旅程

痩せた友人が微笑んだ
もう大丈夫だと

目 ...
もう
この気持ちを

置き去りにして
歩き出さなければいけない

わかってる

とっくに
さよなら
だったってこと

向かうべき道は
どこかもわからずに

今は真っ白な霧 ...
私は暗算が得意です

なにしろレジ打ちしてるとき

333円の買い物した人がいたので

千円貰って、レジに打ち込む前に

つり銭777円をソッコー渡してやった

私の暗 ...
世界が滅びるそのときも、僕だけは君の味方だよ。 明日は
晴れるかな

あなたに
会えるかな
恋に似た
淡く儚い
柔らかさ
春風の色
幼き記憶
いつ果てるとも知れぬ 有刺鉄線
歩哨は立つ
何を見つめ

補給しょう 
サイロの上の刈り込まれた 芝は緑だった
その 小高い岡 
盛り土のいかめしい こぶ
サイロに開口部があって
時 ...
てるてるぼうず

晴れやかな明日を
約束してくれる

てるてるぼうず

かわいいのに
首から吊すなんて

かわいそうな気がするの

だから

置いとくだけで
お願いしよう ...
 
 俺は友人の吉野に確かめたかったことがある。
 同じクラスの女子の、山岡が好きなのかどうかだ。
 俺は、彼女は吉野のことが好きだったのを知っていた。
 なぜかといえば、山岡から吉野へラブレ ...
しっばれる 初冬の朝

まだ寝ている良人の顔を 覗き込む
ねこちゃんみたいな目をして
まだ根室の夢みてる

わたしは えい と起きあがり
つめたい水で顔をあらう


と ...
食べ物を摂り過ぎて
体中に凸凹ができる
凸の部分は紙やすりで削って
凹の部分に合わせる
占い師の水晶のように丸くなった体は
光を反射しながら他人の姿を映す
坂道をころころと転がって
純白 ...
黒の絵の具は白色を消してしまう
白は黒にまぜたら灰色になるだけ

なんだかくやしいね

そう思う私は何色なんだろう
 
 
 
いつのころだったか、わすれてしまったし、どこからきたのだったかも、はて、となってしまった。体温のようにそこにあった、ぬくぬく、や、ぬるまゆ、や、ぬめり、にみられる、ぬ、的なもの。それ ...
夜空を見たら
牛車が空を飛んでいた
月に吸い込まれるよう
かぐや姫が帰るのだろう

生まれたことはきっと幸福で
この地球もきっと美しい
そこに苦しみがあったとしても

街並みの家を見 ...
野菜を切る音で目が覚めた
炊飯器からは蒸気が上がっている
優しい声に誘われるように
欠伸と同時に体を起こして
山吹色のカーテンを開けた

物干し竿には雀が二羽
番を組んで仲良 ...
うまく書こうなんて思わない。


しかし誰にでも届く言葉で書きたい。


かといって共感を得ようとは思わない。


もちろん、ここで何かを成し遂げる気はない。


傷を見せるの ...
私は毎日あれやこれやと考えて
肉や魚を刻んで焼いて
お皿に並べてあなたに出してる。

するするすると あなたの口に吸い込まれ
気がつけば今日も
色のついたお皿が残る。

私は毎日あれや ...
わたしがまだずっと若くて
恋を信じていた頃のこと
大好きな恋人に
捨てられて
それでもしつこくして
嫌われて
あんなに好きだって言ってくれた人が
変わってしまったのが
どうしても信じら ...
受信したメールはすぐに記憶して削除の{ルビ掟=おきて} 証拠残さず 今だけは恋の歌なぞ聞きたくない

矛盾した想い重ねてしまうから
予定だと
僕は今日の夜
あなたを攫ってしまうのですが
あなたはどうお思いですか

いえ できれば
選択権の存在は
忘れてお答え頂きたいです

さて 今しがた空から全ての暖色が
消え ...
いらないものがおおすぎるんだ
ねえ私たちは


両手でそらをはかろうとする
出来ないよ
できないよできないよ
わかってるのに希望をすてない
あしをとられて倒れこむ
砂地 ...
宇宙は膨張していることを知っているかい。
熱力学第2法則を知っているかい。
ようするに生きているものは死に、全ては無になってしまうということだ。

じゃあ人間の生きる理由ってなんだろう。
二 ...
留まってなどいません

無意識は
思いのほか器用に
出来事を描写しています

悲観に暮れようが
宙を浮いていようが
現在進行形に変わりありません


停滞などしていません

風にそよぐ景色を追いながら ...
あなたも
外に
出たいのね

きっと

少しだけ開く窓から
あなたは外に
舞い降りて

そう
せめて土に還って

たぶん

真っ白なその色が
土と同じ色になる

大 ...
ちいさな
陽だまりが

こんなに
たくさん
いつもの笑顔じゃなくて
落ち着いた笑みを浮かべて
紡がれる言葉には
貴女の決意が見えたの

船出が近いのね

一緒に笑って
一緒に泣いて
たまには喧嘩もして
すぐに仲直りして
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
幸福の外皮自由詩207/10/14 22:40
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私は暗算が得意ですむむ自由詩107/10/14 21:34
落星むくげ携帯写真+...207/10/14 21:07
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補給しょうは夢見るのかアハウ自由詩107/10/14 20:19
晴れ願い風音携帯写真+...5*07/10/14 19:48
愛とは日雇いくん◆...散文(批評...2*07/10/14 19:23
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加筆訂正:
夕食の支度/AKiHiCo[07/10/14 17:50]
誤字があったのを直しました。
夢男/udegeuneru[07/10/14 16:13]
ちょっと変えました
渡り鳥に捧ぐ/udegeuneru[07/10/14 15:09]
若干修正
7.01sec.