情念を全て注いで
90円の切手貼り付けて
何処へ行くのか
気味の悪いただの紙切れ

跳び箱の隙間から覗いた
開いて閉じるだけの世界だった
見てしまった
ただの成れの果て ...
口元を汚して
咀嚼はよく出来ましたか?
何度も何度も
歯茎から血が滲むのも気にせずに
何度も何度も
大事に忘れないようにと
何度も何度も何度も何度も

可哀相に
そう ...
生きていれば
どこかできっと会えるよ

たとえ消えたとしても
その内あっちで会えるはずだよ

僕も
君も
ただ
慎ましく包まれて
細い二本の指先で
互いを汚すだ ...
凍てつく寒さ

バスを待つひとたち

駅へ急ぐひとたち

自転車の学生たち

みんなみんな
白い息をはいて

鉛色のそらの下でも
みんな
一生懸命に

生きてて

ど ...
哀れに焼け落ちた
オートバイ

きっと
恋も

焼け落ちたら
芯だけが
残るんだろうな

どうしても
残ってしまう
残骸が
青いそらも

白い雲も

あなたも

ぜんぶ
いっぺんに
抱きしめられたなら
涙を流す朝も
栄光に歓喜する夜も
時が全部洗い流すだろう
道路に落ちたセーター

片足だけのくつ

ブルーがつよすぎてこまる


町では
たくさんの
自転車が
倒れてる

BBSは
宗教戦争に負けて
家を飛び出した

おれは借 ...
この世界は酷く醜い
何故なら俺が酷く醜いから

気が狂うまで頼りなくさまよい続け、その都度自己嫌悪は強まるばかり

知りたいだけだったんだ、今在る世界が何なのか
ただ知りたいだけだったんだ ...
ああ
あの時隣に君が居れば
あの時傍に君が居れば
あの時こうして手を繋いでれば
あの時こうして言ってくれれば

全て全てを
滑って滑って
遠くまで
君と僕を遠くまで
連れ出して行け ...
ひさしぶりにカラオケに行った。強引に連れて行かれた、という方が正解かもしれない。
カラオケだと妙に酔いの回りがはやいのはぼくだけだろうか。あの密室の感じが酔いを促進するような気がする。
いくら酩酊 ...
蛇行する足跡

迷うことが間違いだって

言うなら

あたし生きていけない
あたしには明日が無いから
あの子のために祈って欲しい
天国は無いって 解ったつもり
朝が来る前には消えてしまいたい

スプーン一杯の絶望を
紅茶に溶かして甘くする

眠れない夜

...
それでも
優しい歌を
優しく、歌えるようになりたくて
手に取った十年前の手紙を
そっと引き出しに戻した


単純なことを
回りくどくする
それについては、僕らは天才で
ついにここま ...
夕刻
街に初雪が舞いました、そして23時の空には
輝くオリオン
long time no see!

数年前
雪に覆われて色をうしなった冬の真ん中で
バスでのうたた寝が災いし
予 ...
どうしてあんなに楽しかったのか
もう思い出せない
青空
柿の木
白い雲
板の間から見上げた

空気のことを覚えている
ちょっと冷たくて
遠くで
バイパスを走る車の音が
聞こえた
...
在るのは裸の身体だけ
愛されることの亡い裸体
持て余し自慰行為に溺れ
その声に驚愕し絶望し落胆する
脱力した身体を毛布に包み
無理矢理眠りに沈み込む
愛欲を押し出せば何か変わるだろうか
...
夜を媒介する。私たちはためされてはかられて、いまこ
こにいる。あるいは朝を、また昼を媒介して、私たちの
心身が伝導体となって、少しずつ接触していく。私たち
が味わう陽気や狂気も、ひとつの通りすぎ ...
 空っぽの井戸にバケツをほうり込む少女。
背後の鉄塔は風見鶏さながら―目撃者でもある、
目医者の男が言う。
「どっちを向いていてもかまわないよ。
指をさしてくれればいい。」
その日、言われた ...
ターン
折り返し地点は
とうに過ぎていて

見上げれば
ゴールはそのまま
始まりの場所

そうか
そうなんだね
恋というマラソンは
そのまま
スタートラインに倒れこむこと

...
1
また、やってきた
あの苦しみが
たった一人きりでいるときに襲ってくる
不安と恐怖が
心臓は早鐘のように脈打ち
呼吸は荒波のように激しい
それらの根幹は
「孤独」にある
それがなぜ ...
ちいさな雲を
いちまい、いちまい、風が縫って
空に真っ白な衣を着せている

あそこへ往くの?
問いかけても
もう動かない唇は冷たく
ひかれた紅の赤さだけが
今のあなたとわたしの今を
...
どういう自分になりたいか
頭痛の中で考えた
それはやはりなんと言っても
他人(ひと)のための人になりたい
見返りなんぞは求めずに
ただただ他人(ひと)の役にたちたい
そのそのためにまず最初 ...
軋む椅子みたいに笑う、
紛れもなく正しい教室で
赤に伏された解答を、
傾いた机みたいに笑う、

真実の重さ、紙の上
秋晴れ、絵の傘、似合わないスカート。

繋いだ布みたいに
エホバの女史が冊子を投げ入れ笑顔を覗かせたのです

「私は神を信じていませんが、いるかもしれないしいないかもしれないです」

それを聞くと彼女は深い口をちらつかせまし

たた
たたた
...
見方を変えるとね、
しかくが、まあるく。
まあるいのが、さんかくに。
さんかくだって、しかくく。

いつだって、《ヒトツ》じゃないんだ。

だからわたしは、前を向いて歩きだすよ。

...
僕はひとりになるために
金属に なってみた
僕はひとりになるために
光沢をみんなに 自慢してみせた
僕はひとりになるために
なめらかな感触に 飛び込んで行った

いろんな人のざわめきが聞 ...
[六月の午後の雷雨]

放課後/定時/時折
石造りの教会に足を運ぶ
窓に打ちつける激しい雨
外ではまだ幼い葉が風雨に圧され
ぐっしょりと頭を傾げていた
それを見て
窓際でしゃがみこんだ ...
僕は岩だ
話すことができない
たとえそばにいる君でも
本当は一緒に笑いたいのに
一緒に泣きたいのに
一緒に励ましあいたいのに
言いたいことはたくさんあるのに
それらは口に出せない
僕は ...
目を瞑ればすべてが見える
心のどこで私が叫んでいるのか

目を開けばすべてが見える
あなたがどこで呼んでいるのか

世界はすべてを含んでいる
今この瞬間も あのときの永遠も
これから始 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
「ノンノンノン」菊尾自由詩007/11/19 5:24
「結ぶクチ開くクチ」自由詩007/11/19 5:22
「過ぎた日」自由詩1*07/11/19 5:20
にび色の空の下で風音携帯写真+...1*07/11/19 5:14
残骸携帯写真+...4*07/11/19 4:32
好き携帯写真+...2*07/11/19 3:48
三行詩 〜時流〜電子ノ猫人自由詩007/11/19 3:22
バター。青色水町綜助自由詩807/11/19 2:50
真実白川水未詩・独白207/11/19 2:25
過去kei99自由詩007/11/19 2:15
ナンバーワンとオンリーワンんなこたーな...散文(批評...107/11/19 2:13
初雪瑠音携帯写真+...107/11/19 1:29
kill time000自由詩107/11/19 1:19
影法師霜天自由詩507/11/19 1:15
オリオン石畑由紀子自由詩12*07/11/19 0:26
ごうチアーヌ自由詩207/11/18 23:56
寂一夜智哉自由詩3*07/11/18 23:53
夜を媒介する岡部淳太郎自由詩707/11/18 23:46
バケツプテラノドン自由詩1*07/11/18 23:45
ゴールuminek...自由詩4*07/11/18 23:35
とんび麻生ゆり自由詩1+*07/11/18 23:25
百年樹LEO自由詩25*07/11/18 23:19
どういう自分になりたいか麻生ゆり自由詩2+*07/11/18 23:14
つぎはぎ。未詩・独白007/11/18 23:04
45分で終わった恋佐々木妖精自由詩3*07/11/18 22:11
親愛なる私へ.角砂糖自由詩0*07/11/18 22:08
僕がひとりになるために楓川スピカ自由詩107/11/18 21:34
いくつかの心象結城 森士自由詩3*07/11/18 20:34
僕は岩だきょうい自由詩207/11/18 20:31
愛が魂と為り道を照らすまで愛する愛の詩相良ゆう自由詩007/11/18 20:16

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6.9sec.