窓の外には金の星
さみだれてゆく花びらのかたちをした石たちが
ころころとうまれたてのこどもの涙のようにながれていって
さんさんと光をはんしゃしてはわれわれのあけた穴をうめもどしてゆく
かいつぶりたちのおばねが風に ...
1)
そのあとは
熱きシャワーを顔に受く
髪にまつはる潮の匂ひよ
(折角の日曜を磯釣で潰すなんてあのバカ男!許さない!)
2)
いざゆけよ
バージェス{ルビ頁 ...
なつくも とんで
きみの こえに
ねつが とけて
たいようの どまんなか
しんきろうに おぼれる
みえない きみに
さけぶ こえは
たしかに きみに
...
ぼくはぼくが優しく振舞えば
君が落ちることを知っている
君の瞳にはそう書いてある
でもそうしたところで
その先には何もないのだ
ふたりともたちまち痩せ細り撤退するだろう
愛の前線には敗北が ...
合わせた背中の
その裏の
鼓動がわたる
2丁目に
ちょこんと正座の
恋心
砂時計Gに従い落ちていく
時の流れが優しく積もる
緩やかに流れる時に棹さして
豊かに育て伸びゆく心
刻々と過ぎゆく時は戻らない
カタチなきもの手には掴めぬ
上を向いて歩いたら
足元が見えずに
100円玉、拾い損ないました
下を向いて歩いたら
空が見えずに
流れ星、見損ないました
だからまっすぐ前を向いて歩くことにし ...
女が泣くのはきまっていつも
金曜の夜
それも真っ黒な空に
針月が突き刺さった夜
だから月に二度はそんな夜が来て
女はおいおい膝を抱えて蹲る
女の涙が夜に垂れ込める
酒に酔った男が一匹 ...
小さな
蛹を
見つけた
秋晴れの
肌寒さに浸り
色を増した空と
漂う真っ白な雲を
ただ眺めていた
夕陽に瞬く水面を
冷たい風が泳いでいく
傾きを探しながら
ただただ眺 ...
かげろうが乱れとびだすのです
ひび割れたトルソの脊柱から
刺客が襲いかかるのです
凍てついたタナトスの陰影から
それは半生のあいだ生かされているのに
...
欲望絡みつくアラビアンナイト
踊り子の華麗なるベリーダンス
マハラジャは結婚を申し込むが
踊り子は首を縦に振らない
彼は強大な財力を使い
あらゆるものをプレゼントした
...
美味しそうにゃ
食べたいにゃ
空 高すぎるにゃ
にゃごなぁ
このへんで一番高いビルの屋上からジャンプしようかにゃぁ
近所のスーパーに忍び込んで サンマを頂戴するほうが早いかにゃ
秋だからに ...
Q1.ご飯が食べたくなって 泣きたくなったことありますか
Q2.ご飯が汚くなって 吐きたくなったことありますか
Q3.ご飯が泣きたくなって 食べなくなったことありますか
Q4.ご飯が ...
木犀が息をする
星が散らばる
中天に傾く
オリオンを探す
あっちが南か
僕は独りだ
夜はとめどなく
秋の透明な孤独を
人はとめどなく
見えない ...
071018
ダダダダダダッ!
ダジラが走る
ダッダッダッ
ダッシュボードが
噛みついたので
かりんとうのお化けが
絡むように拗ねるように
ア ...
罪悪感と後悔の記憶ごと
召し上がれ
滴る赤に
拳の痛みも混ぜ合わせ
吐き捨てた種に言い訳を含ませて
横たわる証に
土を被せたら
まるで被害者みたいな顔をして
...
露草の青は空へと溶けて消え
縞猫が寝床へ運ぶイチョウの葉
阿呆鴉柿の実一つ落とし行く
シリカゲルの砂浜に打ち寄せる波間に
ひとを仕合せに出来る鐘が見えた気がした
それは瞬く間に沈んでしまったけれど
少しだけ笑顔を取り戻したカモメのジョナサンが
何かを叫んで実家に帰ったんだ
眠 ...
みんなが
願いごとを
かけすぎたせい?
叶えることができないから
消えてしまう星。
それとも
願いごとが叶ったから
かわりに消えてしまうの?
ううん
星が落ちるのは
...
どく、どく、と
森と、甲虫を熱くした樹液の脈拍の
どく、
夏の最後の一拍、
の響き終わったあとの静けさが
そっと割れて、孵る、
リ…、ひとつ、
生まれたての、震える鈴が
震 ...
手作りケーキのお店で
あなたを愛した
愛したあなたは
ケーキを作った
作ったケーキは
おそらく誰のことも
愛することはなかった
その向こう
山と海とが
平行に交わっている
窓か ...
破れぬ夢を引きずって
銀色の夜明けにたどり着いたら
大きな花火を打ち上げよう
ただ黙って抜け出した真夜中の後に
大きな花火を打ち上げよう
リタのダイナーはようやくシャッターを開けて
眠 ...
着飾った女が、艶めかしい足で
ズタボロの男を、誘拐した
私の中身になってと言って
二人はひとつになった/
―― それと同じ時代、同じ場所で
中身が溢れるほどの女と男が
激しい海にふたり彷徨 ...
雨の絶えない戦場だった
沼に入れば、蛭が喜んで血を吸う
足は腐り、ブーツも履けなくなる
ゆっくりと眠る事はできず
片手に銃を抱き抱えたまま
落ちてくる雫に、耳を澄ましていた
近くで地雷 ...
夕暮れと同じ色をした
雀の群れを乱しては進む
道標を飾る白い花
いつの世も悲しい子らはいる
わずか数秒のねむりのつらなり
分かるはずもないくりかえしのわけ
ねむりのまま ...
・冷やしこの夜「風俗現象論序説『亀田史郎』とは何者か?」
ぼくの記憶では、亀田ブームの当初、父親はたしかに異端的な存在ではあったが、
けっしてヒールではなかった。
その態度を問題視する声が高 ...
電車の窓の向こう側の、外の風景のその先
右から左へと過ぎ去っていった心象の中に
少年の頃の自分が口をパクパクさせて泳いでいる
僕は餌なんか持っていない、それなのに
少年の頃の自分が口をパクパク ...
夜明け前の
蒼い蒼い
ひととき
こんな眼をしたひとに
遠い昔
会ったことが
あるような記憶
蒼いそらを仰ぐ
還らないときを思って
戻れないときを憂いて
ちゃんとした
ハートじゃなくても
受け取ってくれる?
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
湖心 九
A-29
俳句
0*
07/10/18 22:25
(無題)
キキ
未詩・独白
3
07/10/18 22:07
4×5 短歌篇
佐々宝砂
短歌
6
07/10/18 22:03
なつのうた
ウデラコウ
未詩・独白
4*
07/10/18 21:54
湖心 八
A-29
自由詩
2*
07/10/18 21:51
37.5℃
ネ々コ
自由詩
1*
07/10/18 21:02
さらさら
秋桜
短歌
3
07/10/18 20:28
前を向いて歩こう
むむ
自由詩
3
07/10/18 20:24
usura-baka
九鬼ゑ女
自由詩
4
07/10/18 20:13
固執
見崎 光
未詩・独白
0*
07/10/18 19:51
喃喃と
信天翁
自由詩
1
07/10/18 19:44
アラベスク
1486 1...
自由詩
3*
07/10/18 19:26
鰯雲にゃぁ
北大路京介
携帯写真+...
6*
07/10/18 18:57
水と塩で6日目 変性意識体験
板谷みきょう
自由詩
0*
07/10/18 18:06
木犀の息
吉岡ペペロ
自由詩
3
07/10/18 17:30
笑顔
あおば
自由詩
3*
07/10/18 16:10
柘榴
彌月
自由詩
2*
07/10/18 14:49
秋の散歩道 弐
亜樹
俳句
1
07/10/18 13:59
空き缶
虹村 凌
自由詩
6*
07/10/18 13:46
星が落ちるのは
風音
自由詩
4*
07/10/18 13:23
水深浴
A道化
自由詩
7
07/10/18 13:09
教室
たもつ
自由詩
8
07/10/18 12:37
創書日和「酒」
虹村 凌
自由詩
1*
07/10/18 12:19
崩れかけた熱情
狩心
自由詩
3*
07/10/18 10:20
深まる森
〃
自由詩
1*
07/10/18 10:07
波とかたち
木立 悟
自由詩
10
07/10/18 10:02
ある日
んなこたーな...
散文(批評...
1
07/10/18 8:50
レールの上
結城 森士
自由詩
4*
07/10/18 8:06
還れない朝
風音
携帯写真+...
9*
07/10/18 5:44
いびつ
〃
携帯写真+...
4*
07/10/18 4:53
5219
5220
5221
5222
5223
5224
5225
5226
5227
5228
5229
5230
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5232
5233
5234
5235
5236
5237
5238
5239
5240
5241
5242
5243
5244
5245
5246
5247
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5249
5250
5251
5252
5253
5254
5255
5256
5257
5258
5259
9.52sec.