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雪のあと
空おだやかに澄みわたる

望みをひとつと問われれば
家族が健康で過ごせますように
儀式の火は燃え上がり
今日という実をはぜていく
紅白の餅は黒くこげ
昨年収穫した稲藁で編んだ ....
月がまあるい

それだけでまあるくなれる

ぼくは話し掛ける

みんなも話し掛けてみてください

そうしなきゃ損です

雪が降ったり止んだら満月だったり

いろんなものを見せな ....
苦しみが二つあるのもいいものだ
一つの事だけ 思いつめていられない
じっくり向き合ってもいられない
さあさあさあ 

最大の苦しみにあうまで
練習しておこう
苦しみながら 生きる術

 ....
朝だと思ったらまだ夜中だった

漫画を二冊読んだ

雑誌を一冊読んであくびをした

傍観者たちに面白おかしく噂されては

おまえの名前をとなえて心をなぐさめていた

おまえを失いた ....
 
ノートの片すみに描いた {ルビ♡=ハートマーク}

それは恋だった


でも、愛は未だ描けないでいる



 
この一撃の
あなたの形容
(かかわり、受胎、伸びやかな意思)
(あなたのオリエントが、運河を手繰りよせる)
鞭をつれ
あくなき質を崇める欲求の
黒いヒステリックが
あなたに覆いかぶさる
 ....
いちご

私は舌を疑う

包まれたいちご 瑞々しく 飲み物いらずの 片手にいちご

甘さの加減のきいた されど棘のない 巧み搗かれた

小さな雪だるまたち

いちご

私は舌を ....
月は 水底から仰ぐ小舟
雲の向こうをかろやかに滑り


 だが本当は流されているのは雲の方 
 月は自分の道を行くだけだ


きみは 月のように生きるのか
風に流されることもなく 
 ....
マイナス30度樅の木裂けます


わたしいぬになります



でんし透明になって天使
お ぶってわたしを


おなかすいているので蜜いりりんごたべさせてください


「太陽はまさか断行する ....
誰を護るか鬼子母神
いつからなった鬼子母神
子供を喰らうか鬼子母神

ああ鬼子母神
とても淋しい名前

執着することでかろうじて神である貴方は
とても愛しい何かを喰らいながら
生きる ....
人の不幸の上には幸せは成り立たないこと

ガツガツしているといつもカスばかりつかんでしまうこと

しまいにはまわりも巻き込んでしまうこと

快楽は苦しみの原料であること

子供のためと ....
あなたは
とても綺麗に微笑みながら
水のような滑らかさで話をつなぐ

わたしは
そんなあなたに見惚れながら
あなたの綻びを探してしまう

あなたは
笑っていないほうの目でわたしの ....
潮だまりに
奇っ怪な紫色の物体をみつけた
グロテスクな
おせじにも美しいとは思えない
そいつから
私は目を離せずにいた

素通りできない塊に
捉えられてしまった

学名 アプリシア ....
女は最後は開き直るいきものであること

不細工さや子供はときに油断をさそうこと

詐欺師は必ずしも独り身の美人とは限らない

子供はときに同情という囮に使われる

詐欺は慇懃無礼の最上 ....
年の瀬の上野公園は 
家族づれの人々で賑わい 
僕等は3人で 
枯れた葦の間に煌く 
不忍池の周囲を歩いた 

ゆくあてもないような僕等の歩みは 
本郷へと進み 
詩友Fの朗らかな顔に ....
心の熱が トンッと 小気味良く 跳ねて
トビウオになった 気分

飛魚って 空に雲の筆で描いたら
飛行機雲と よーい ドン

その笑顔 見えてる?
向日葵が 応える
花びらを 大きく  ....
私が優しさを消して数日、
悪魔は暇人と化した。


無機質な音で奏でられる穢れた音色が、
熱を帯びない錆びた凶器達が、
薄く開かれた ....
冬の落ち葉は屋根ですね
虫は春の夢をみる
柱も窓もないけれど
いのちが育つ
そのために
必要なものはそろってる
無用なものは何もない

あなたに家があるように
わたしに家があるように ....
娘と一緒にドラッグストアーに行って
「好きなものをひとつだけ買ってあげるよ」
と言ったら
「ホチキスが欲しい」と言う

「ホチキスならうちに二つもあるでしょ。
塗り絵の本とか色マジックのセ ....
仲のいいひととだけ

つるんでいられるは学生時代

気の合わないひととであっても

やってゆかなくてはならないのが大人の世界


新幹線のなかで二十分ほど寝た

すこし頭がすっき ....
使いものにならないおっさんたちは

肉や骨が引きちぎられるまで叫ばない

痛いよ痛いよと泣き叫ぶより

俺はここにいるよと普通に叫んでいたい


おっさんになってやる

ハッピー ....
青い傘
この手に持って
ぶらぶらぶらり

何だか何処かに気持ちが飛んでいってしまいそう

青い傘
飴を舌で転がすように
くるくるくるり

静かな空気に
ゆったり身を任せて
今を ....
白い 塊は 凶器
雪のように ふわふわと
笑ってばかり いられない

空を 見上げると
楽しいこと ばかりだと
教えられて来た

単純な 夜と
単純な 希望を乗せて
船は 走る
 ....
冬の朝
道路に てぶくろが落ちている
手の形に作られた
左右対称のかたわれ
いつからここに取り残されていたのか
拾ってみれば
柔らかく凍えていた

{引用=ナイタアカオニ
アレハ
 ....
ガラスいっぱいに広がる黒に、

顔を寄せすぎるほどよせて、おさなごがさけんだ。



ねぇとおちゃん!

なんだい、坊?



問いかけられた髭面の男は

グラスの琥珀を半 ....
スーパーの立体駐車場に車を入れて
そのまま買い物に降りて行く
おにぎりとお茶は持参だが
ちょっと甘い物が欲しくなる
ねらい目は見切り品コーナー


 大きなシュークリームが一個68円
 ....
【すりおろした林檎】

ねこをかんぶくろにいれて ポンと蹴っていいような
汗と毒と 荒い呼吸の  みすぼらしい私が すっかり蒸発しました
ぬけがらの私の みぞおちを 
糖蜜が ....
みいちゃんは
働きながら
ずっと両親と同居して
後半二十年は介護して
ようやく見送りました

パラサイトシングルとか
親離れできないとか
みいちゃんのことを
呼ぶ人もいたようです
 ....
僕たちは夜を旅する
孤独にむかって囁き続けるナイトバードなんだ

代償なんてありはしない
ささくれを癒す為に空を飛んできた
まぬけなオウムの類だが

ちっともいいことなんてないって言いな ....
僕たちのギターはすでに古びて
ギブソンやマーチンよりかはマシな音色で人生を歌う

たくさんの奇妙な物語が僕たちを誘ってゆく

何処へ

それはレスポールの残響が終わるところ

かどの ....
芦沢 恵さんの自由詩おすすめリスト(4261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
どんと焼き- そらの珊 ...自由詩14*13-1-28
いつもありがとう- 吉岡ペペ ...自由詩813-1-27
天気雨- 砂木自由詩14*13-1-27
こんな孤独- 吉岡ペペ ...自由詩613-1-27
愛は未だ- 殿上 童自由詩21*13-1-27
プリザーブドフラワー_(想起させるものに、忠実に)- 乾 加津 ...自由詩14*13-1-27
姫君いちご- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-1-26
孤高の旅人- ただのみ ...自由詩21*13-1-26
いぬ- 阿ト理恵自由詩6*13-1-26
鬼子母神の肖像- 梅昆布茶自由詩813-1-26
単純な原理- 梅昆布茶自由詩613-1-26
ウラ- nonya自由詩30*13-1-26
あめふらし- そらの珊 ...自由詩14*13-1-26
最近わかったこと- 梅昆布茶自由詩12*13-1-26
卵の音_- 服部 剛自由詩6*13-1-25
トビウオ- 藤鈴呼自由詩3*13-1-25
悪魔=暇人- 世江自由詩2*13-1-25
小さなおうち- そらの珊 ...自由詩21*13-1-25
ホチキス- 夏美かを ...自由詩41*13-1-25
大人の世界- 吉岡ペペ ...自由詩7+13-1-24
叫ぶおっさん- 吉岡ペペ ...自由詩413-1-24
青い傘- 柊 蒼衣自由詩313-1-24
白い塊- 藤鈴呼自由詩3*13-1-24
かたわれ- そらの珊 ...自由詩9*13-1-24
白い糸くずの群れ。- 元親 ミ ...自由詩12+*13-1-24
なんかさめちゃって- ただのみ ...自由詩25+*13-1-23
【りんごの_ゆくえ_】二編のオムニバス- るるりら自由詩14*13-1-23
みいちゃん- そらの珊 ...自由詩12*13-1-23
ツアー- 梅昆布茶自由詩2013-1-23
トワイライトゾーン- 梅昆布茶自由詩713-1-23

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