すべてのおすすめ
深海魚が太陽を見る日
光のパレットナイフが
海鳴りの弦を切断する
青い狂喜で上塗りされ
それが比喩かも忘れて

人がひとり墜ちて行く
閉ざされた貝のように
白く饒舌な泡に抱かれ
記憶 ....
校庭跡に残った桜の木
ビルに挟まれてわかりにくいが
駅の改札口を出てほどなくのところに
ふと足が向いてしまう
今はないという
桜田小学校
晴れの日の緑はすがすがしく
ベンチで
ブランコ ....
古い山荘の天井から  
電球が外れたまま、黒いコードが
吊り下がっている 

あそこに  
寒村の夜をも照らす  
ひとつの明るい電燈の  
幻を視るのは  

霊の世界にいるひとと ....
民主党にはいれなかったけれど

民主党が圧勝したあと

ぼくは腹を決めて民主党を応援した

自民党にはいれなかったけれど

自民党が圧勝したあと

ぼくは腹を決めて自民党を応援して ....
                130909



緊急ブレーキの軋む音
大災害でも大活躍した
気の好い
エアーポンプの劣情を促す
黄緑色の青春VS赤黒の想念も
形を得て
型を得て ....
「one person, two persons, three persons」と数えてしまう人がいたら、
おしえてあげよう
「違う、one person, two people, thre ....
たぶん今頃あなたは
見知らぬ女のために
木綿豆腐を切り分け
お出汁にすべりこませる
積算書にメモ書きをしてみせた
やわらかく白い指先で


一方残業を終えたばかりのわたしは
娘のお迎 ....
引越しが落ちついて
さあどこかに食べに行こうという算段になり
歩いていける距離といえば
とんかつかフランス料理風か喫茶店かお好み焼きだった

「お好み焼きアキちゃん」は
とびきりの笑顔のふ ....
 
ごめんなさい

ごめんなさい

ぼくに、ごめんなさい




 
玄関の隅に蜘蛛の巣がある
大きな蚊の死骸が かかっている

ほうきではらい 外に掃く
小さな蜘蛛が逃げる

朝の外気が 玄関から流れ込む
蚊の死骸は やがて蟻に運ばれるだろうか

巣 ....
ありのままをみせる蟻はいないけど、わたしたちはあるがままに暮らす人だったので、ゴシック体でゴシップ斜め微笑み返しでお互いの口の中へウィスキーボンボンを放り込み、舌べらで潰しあった。薄っぺらな唇を噛んで .... 詩について論じたり
批評したりできる人たちが読むならば
詩とは呼んでもらえないような代物を
三年間で百八十くらい書き投稿してきた
それ以前にも書いてはいたが
誰にも読んでもらう機会がなかった ....
愛する人を見つけては

期待が裏切られたと

不貞腐れます


また愛する人を見つけては

また期待が裏切られたと

また不貞腐れます



でも大丈夫


いつか ....
TOKYO
小さな文字が
大写しされ
会場が
街が
歓喜で満ちる

2020
TOKYO
私たちは
皆どこかで安堵する

(そうか)
(とりあえず)
(そこまで未来は続くら ....
あかねにきらめく雲母の
ひとひら
水面に
さかさまの
稜線
今も
背伸びしている梢

憎しみだった


どこから
逆流したのか
痩せ細る
影を滲ませ
それは 確かに
 ....
縮む花びらを
沈め
冷えてゆく水
固まる空に
さらに羽ばたく翼を見ようと
折れ曲がる
言葉の湖に生き延びる
魚の一匹ではなく水面に辛うじて浮かぶ
枯れ葉の一枚でなく
怒涛となって
 ....
生命はポテンシャルであってそれがカタチに宿って
具現化したものがリアリティなのだ という文章に出会った

なんだか最初はよくわからなかったが よく読むと
生命とは潜在的なチカラであり それが体 ....
秋雨前線が
垂れ下がった
ベランダの
とある午後に

室外機が
押し黙った
ベランダの
とある挟間に

アブラゼミが
ひとつ
転がっていた

季節の掌から
垂直落下し ....
{引用=
森のほとりに
 もの言わぬ田は、ただひと色
 深みどり


稲穂がふかく{ルビ頭=こうべ}を垂れるのは、
 やってくる収穫の 
刈り殺されるものの 祈りでしょうか


 ....
ゼリーの丸いお家を作った

わたしが捕まえてきたあなただけ


わたしを逃がさないのではなく、
あなたは逃げられないのよ。

ゼリー


ゼリー



ゼリー ....
残暑なんてあっという間
待たされるのは春くらいなもの

きょう雨はやわらかな御手
緑深い山々のあたまを撫でている

天はやさしく言い諭す
まるで母親のように

さあ片付けを始 ....
その崖のほとりに
一輪咲いているはずの花は
どうしても一目見たくて
見ると 手折りたくなって
手折ると持ち帰りたくなり
持ち帰ると
さて どうしても
挿した花瓶から引き抜き
力任せに叩 ....
国民の7割が増税を容認しているという

この国の財政悪化だとか

欧米の高い消費税率を参考に容認しているのだろう

そんなんだから

私たちは民主党を圧勝させたり

自民党を圧勝さ ....
夜明け前の
ビルの間の木々を揺らす

薄暗い雫に濡れた窓を叩き
乗り捨てられた自転車の汚れを洗い
ゴミバケツに溜まる闇を濯ぎ

梢をふるわせ
立ちのぼる

人通りも途絶えた路地裏の ....
 「誰でもない何処にもいない」


何回目の夏を送別したのかは とうに忘れてしまった

火傷するほど熱い砂を踏みながら 水平線と湧き上がる雲の先に

いかなる幻影を見出そうとしていたのか ....
雨の匂いが
潜んでいる

濡れた靴下の爪先に
よれたハンカチの糸に
ほつれさせたじーぱんの穴に
更紗の青い染料に
ぱあまねんとがとれかかったおくれ毛に
やすりをかけたかかとに
ポケッ ....
トマトは好きだけど
トマトジュースは飲めない
っていうのと
豆腐は好きだけど
豆乳は飲めない
っていうのは
同じこと?
と彼女に聞かれたので
どうかなあ、
でも
僕は
牛肉も牛乳 ....
              130903
ほい!
無防備のままに
投げ出された女の主体を
無自覚に踵で踏んづける
宿命的に対立の朝
鈍い目をした顔だけの男は
足音も立てずに目を背ける
 ....
{引用=
黒い肌の女が 枯れ枝のような
赤子をだいていました


たまゆら
 乳飲み子は、欲するものがえられないと
それを知ると、女の乳首を舌でおしだした


砂塵の風
 大いな ....
決して不用意に押してはならない そ知らぬ振りしているほうが身のためだ
でも時々は押しても構わないさ もし君がすべてに飽き飽きしているのなら

それは仕掛け花火のように寄せては返す怒涛のようにやっ ....
芦沢 恵さんの自由詩おすすめリスト(4253)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
海に描いた反ジガゾー- ただのみ ...自由詩21*13-9-12
大人のための桜田公園- 乾 加津 ...自由詩12*13-9-12
山荘の灯__- 服部 剛自由詩213-9-10
誓い- 吉岡ペペ ...自由詩513-9-10
青黄黒緑赤- あおば自由詩5*13-9-10
青黄黒緑赤- るるりら自由詩8*13-9-9
アパートメント- 伊織自由詩9*13-9-9
アキちゃん- そらの珊 ...自由詩20*13-9-9
ごめんなさい- 殿上 童自由詩15*13-9-9
巣編み- 砂木自由詩13*13-9-9
WORD+L=WORLD - 阿ト理恵自由詩19*13-9-9
空白地帯- ただのみ ...自由詩20*13-9-8
大丈夫- キダタカ ...自由詩1213-9-8
東京2020- umineko自由詩16*13-9-8
山の学校__ー秋ー- Lucy自由詩8*13-9-8
秋の祈り- Lucy自由詩9*13-9-8
生命の容器- 梅昆布茶自由詩13*13-9-8
夏の欠片- nonya自由詩17*13-9-7
ささげ米- 月乃助自由詩7*13-9-6
ゼリー_〜生まれる〜- 鵜飼千代 ...自由詩7*13-9-5
見送るだけ- ただのみ ...自由詩18*13-9-5
崖のほとり- Lucy自由詩11*13-9-4
いい方向に- 吉岡ペペ ...自由詩713-9-4
風を見る- Lucy自由詩10*13-9-4
夏の送別- 梅昆布茶自由詩1513-9-4
誘惑- そらの珊 ...自由詩13*13-9-4
満月の夕(ゆうべ)- そらの珊 ...自由詩10*13-9-3
羽矢と霧矢- あおば自由詩8*13-9-3
ユニセフ- 月乃助自由詩10*13-9-2
不思議ボタン- 梅昆布茶自由詩1113-9-2

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142