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まるで
インフルエンザのように
「かゆみ」が感染したらどうなるか

人々は怠惰になり
からだをかきむしり
涙を流し
苦悩する

そして
争いがなくなる

こんな神様の罰が下 ....
鳥たちが
羽ばたいて
赤子たちが
目を覚ます

鳥たちが
暮らしていたことなど
赤子たちは
知らずに育む

無邪気な勝ち誇りは
なぜだか咎に似て
無意識な寝息は
伝い聞く 幼 ....
抜け出すことのできない日々
手錠に物事を引きちぎらせない
マリアのように偶像化が進んでいく
固くなった心はさらにストーンしていく
煙をゆっくり吸い込んで
深く吐いていく
真冬よりも冷たく
 ....
冬の肌は
こわれもの

夕餉の火を落とし
手にたっぷりと
クリームを塗る
ひび割れから
そっとしみこむように

日常というものは
重力がある限り
何処に行ったとしても
そう変わ ....
静寂

風の音もない

この世の沈黙

刻々と時は流れて
声なき祈りと
小さな明かりだけが
漂う

4分33秒の
tacetのように
ざらざらの掌で
温められ
擦られ
撫でまわされて
摩耗した挙句
まるく つややかな光を放つ
表面に一点の翳りもない
器が
轆轤の上に
遂に生成し得たとしても
掌の持ち主の
荒れた ....
なにが欲しいから

この星に来たんだろう

こころは乾いた風に

コートやマスクやマフラーに

水色の影はおとなしくて

今宵メリークリスマス、街にすれ違っていよう


いま ....
「小さく生まれてこないでね

お母さんのおなかの中に
しっかり40週間いるんだよ」



<お母さんたちへ>
おなかの中の赤ちゃんたちは
とても賢い
お母さんの栄養が少ない ....
 
とある娘に、とある感情をいだき

とある表情に、頬を赤らめる

とある私



 
サンタは日曜日もクレーンの玉掛けをする

 もうすぐクリスマスじゃけん
 ガンバラニャ

サンタは祝日もクレーンの玉掛けをする

 わしは大黒柱じゃけん

サンタは家族思い

  ....
秋の風で、降り注ぐ。




















 ....
色硝子の目玉をガリガリかじる
虫食いの肉体をベリベリ剥がす
おれはおれを一本の死に花として石の器に生けてみる
瞬間凍結された踊る舌先の焔として
勝ち目のない戦いに身を投じる高揚感で
己の文字 ....
メルセデスで旅をする

日本中の商店街を夜走る

よこには地元の少年少女を乗せている

車内にはマクドナルドの匂いがこもっている

彼らには金を与えている

こっちは彼らの会話を聞 ....
死ぬのがこわい

すきがあれば

死ぬことばかり

考えてしまう

死ぬのがこわい


ロサンゼルスで刺されかけた

ハバロフスクで撃たれかけた

かけただけで死にはしな ....
国道二号線を走っていたら
ふいに視野の右側から
何か小さなものが飛び込んで来た
と思ったらサイドミラーの上に
シジミ蝶が止まっていた
小指の爪ほどの大きさの
灰白色の翅をピタリと閉じて ....
西の空を覆う厚い雲を
僅かに縁取り
淡い光が
放射状に
さらなる高みへ腕を伸ばす
羽毛のような桃色の塊が
透明な大気の層に漂うあたりへ

空はいつまで記憶するだろう
人の視線を

 ....
笑顔が足らないから
適当な思想が抱きついて

どうしようかと
喉元まで逆流してきた

雲合いも無慈悲に見えて
自分を是が非でも厭ってしまう

口元を咄嗟に手で覆い
少し あかぎれた ....
落とした心拾われない 北海道は寒かった

目星をつけたこの地まで

探偵業は移動するのが仕事だった

めんどくさいめんどくさい

探偵業は移動するのが仕事だった


飛行機で飛んだ

2時間で着い ....
生まれた日から神の計画はあったのだとして
生まれる前から神の計画の為に準備された人
時の時を経て夫々一人ひとりは生まれたのだ
としたら私の身体を貴方の為に肢体となって
お使い下さい私は何をすれ ....
君の手のひらに
朝と闇と夕暮れと夜があるから
私はそれについて詩をかきます
遠くにある悲しみと喜びは
誰の手のひらサイズでもない
君の詩をよんでよみ返して
それがわかったのです
いつも窓 ....
その人に投げかけた孤独が
勢いよく跳ね返されてきて
私の胸に鮮やかな痣がプリントアウトされた夜

傷だらけの そのくすんだ球を
手毬のようにつきながら
迷い込んでいくサイバー・ラフォーレ
 ....
ねえ
ひとつぶのわだかまりもなく
こんなにさらさらで
どんなかたちにもなって
どんなかたちにもならなくて
よく晴れた日は
誰にも盗られないように
丁寧に埋めた
昨日の美しい心を
ぴか ....
君に堅く結ばれた
ひもがほどけない

この送られてきた荷物に入っていた
巾着袋のひもがほどけない

わざと堅く結んだな

僕が困っている顔を
想像しているのだろうけど

そうは問 ....
{引用=
( 竹林に翁が影、竹を切る 音がする )



里はもうそんな時節らしい


 路によりそう水の流れ
ここは、暮らしにいつも水音がある


 流れる水は 淀むことをし ....
【車窓から見える赤い風船は、まるで祝福のしるしみたいに 】


なんでかしらないが
あなたとわたしには
おなじ「なにか」が ある気がする

その「なにか」が なんなのかを
知 ....
きょうという日に
きょうという火が
ともされる
約束したわけでもないのに
東の空に

明るく
温かい
平等な
きょうが
どこから生まれてくるのか
ボクは
みつけた
旅の途中で ....
安全ピンが指に刺さりました
血も出ています
原因は私の不注意です

勉強になりました
安全ピンが安全じゃないことから
考察される
物品の名称 機能 リスクの関係

そして
景品 ....
なぜ
道があるのだろう

 移動するために

なぜ
移動するのだろう

 何かを求めて
 あるいは
 何かから逃れるために

なぜ
何かを求めたり
何かから逃れるのだろう
 ....
渇いた湖底を
掠め
渦巻き
通過していく
そんな
低温の吹雪を

窓には無数のひび割れに似た
しばれ模様が張り付いて
空気中の水分は
耳にも
皮膚にも
触れない
喉も乾かして ....
芦沢 恵さんの自由詩おすすめリスト(4261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
共感- ichirou自由詩6*13-12-24
夢の中で- subaru★自由詩10*13-12-24
15年前- コバーン自由詩313-12-24
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4分33秒の_tacetのように- ichirou自由詩5+*13-12-24
会わぬが華- Lucy自由詩20*13-12-23
今宵メリークリスマス- 吉岡ペペ ...自由詩313-12-23
日本の赤ちゃんたちへ_小さく生まれてこないでね- ichirou自由詩10*13-12-23
とある私- 殿上 童自由詩18*13-12-22
玉掛けサンタ- ichirou自由詩11*13-12-22
散々、だ。- 世江自由詩213-12-22
シオマネキ- ただのみ ...自由詩15*13-12-20
少年少女と世界や株価- 吉岡ペペ ...自由詩813-12-20
死ぬのがこわい- 吉岡ペペ ...自由詩313-12-20
シジミ蝶- 壮佑自由詩22*13-12-20
「石狩川」- Lucy自由詩16*13-12-20
えむ- subaru★自由詩12*13-12-20
落とした心拾われない- 北大路京 ...自由詩813-12-20
停車場の空- 吉岡ペペ ...自由詩113-12-20
神は何を賜うたか・・・- tamami自由詩1713-12-19
ポケットに現代詩- 左屋百色自由詩8*13-12-19
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水の帰郷- 月乃助自由詩14*13-12-18
ふうてん_とばそ- るるりら自由詩19*13-12-18
猫のさがしもの- そらの珊 ...自由詩2213-12-18
安全ピンが指に刺さりました- ichirou自由詩15*13-12-18
- ichirou自由詩3*13-12-18
- Lucy自由詩21*13-12-17

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