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桜の季節がやって来たのに
泣く子はだあれ
桜の樹の下で一日中探している
薄桃色のかくれんぼ


向日葵の季節がやって来たのに
泣く子はだあれ
背丈より高い向日葵畑で探している
黄金色 ....
墓場の運動会でアキレス腱を切った リビングはダイエット器具で溢れ
キッチンはジャンクフードでいっぱい

僕らは○○してしまう
世界は☓☓になってしまう

愛という言葉に頼りきって
夢も希望も遠ざか ....
            |           
            |
           ごく、
         近視眼的思考で
      詩のようなものを書いたなら
     ....
もう
春は流れだしていた
斜めからすべりこむ、頬に風
雨の音をまちわびて 鼓動たち

命は生えかわらない
もとにももどれない
遅すぎたのかもしれない
人並み 足どり
たちのぼる  ....
誰かに飲み干された君は
埃っぽい街をぼんやり透かして
仄かな緑色で薄笑いしていた
濁り切れずに立ち尽くしていた

可憐ながらんどうの君は
微かにアップルタイザーの匂いがして
僕は言葉 ....
【夜景】
月明かりが柔らかに肩を撫で
こんな夜は振り返ると良い

視界と記憶を超えて
永遠の束縛にうごめき
点々と小さく弱々しく
くっきりと何処までも続くのは

あれは夜光虫ではない ....
世界に雨が降ることは予定されていて
辺境のここは狭く
すでに飽和状態であったから
昨日の水を
留め置くことなく
昨日の水、を
手放している

どこへ向かうのか
誰も知らない
ゆくえ ....
強くはないと
自覚していても
強い人になりたくて
強がりばかり言っているから
その分余計に痛い目にあう


優しい人にはなれないと
解っているのに
優しい人の振りをするから
その分 ....
てのひらからこぼれるままに
ことばを拾う
忘れていた物の色やかたち
あてはまる隙間のない断片をかかえて歩く
なつかしい風景に返すためにあたためる

星々をめぐる
それは散在する島々のよう ....
庭に遊び場があったころ
雨の後には水たまりが出来
蒼空を写していた
青空には雲が流れ
雲の中にぼくの顔があった

けれども
水たまりが有ると
ハンドテニスや長縄跳びが出来ない

早 ....
要らないものが多過ぎる!

下駄箱の中の履かなくなった靴
クローゼットしまい込んだ流行遅れの服
屋根裏部屋に放置された古い布団

断捨離にも体力が必要で
一日延ばしにする内に
どんどん ....
   消し飛んでしまいそうな
   この想いを
   受け止めてくれる
   熱が
   そこにはなかった
   冷たい水滴が頬をつたう




   
     ....
あなたの声が聴こえてきます
空は美しいと知ったのは
それから間もなくのことでした

あなたの声が見えるようです
雲に隠れていても
太陽の輝きはわたしを慰めます

あなたとどうして出 ....
横浜・野毛の老舗「村田屋」の座敷にて
鰯丼の傍らに、置いた
味噌汁の真ん中に
豆腐がひとつ、浮いている

(天井のらんぷを、小さく映し)

澱んだ味噌汁の、只中に
くっきりと、立体的に ....
遠い異国のサクラダファミリア
風変りな教会・巨大な{ルビ獣=けもの}
ガウディの亡き後――今も尚
残された人々の手で創られているという

建物は、ひとりの生きものかもしれぬ
一人ひとりの人 ....
お父さん 僕にお母さんをくれてありがとう

お兄ちゃんやお姉ちゃんをくれてありがとう


沢山の旅行に連れていってくれてありがとう

病院までおんぶしてくれてありがとう

塾に通わ ....
みずからの
水だけで
果実がジャムになる
という方角を
みつめている
わたしという誰か
くつくつと
やがて
ぐつぐつと
そうして
やがて
なにも言わなくなる
鍋だけが焦げてゆく ....
僕の歩速はアンダンテ
歩幅はきみを抱きしめるときの喜び

世界はストーンサークル
星の影を測る物差し

僕の耳はユーフォニューム
B♭で風の音を聴く貝殻

きみは狂った時計が時を刻む ....
歯ブラシが増えて洗面所が明るくなった あしもとまで嘘つき吸血鬼 終点で目覚めるとポテトチップスになっていた
どうせならコンソメパンチになりたかったが
のりしお
よりによって
のりしお

うすしお ならまだ良かった
歯に海苔がついて
口の中にカビ ....
「みんなが俺を蹴りやがる
逃げても逃げても追って来る
囲まれては蹴りまくられて
仕舞には頭突きでふっとばされて
時には拳で殴られて
そんな毎日 地獄の日々―― 」


「みんなが私に夢 ....
空き箱を捨てようとすると
捨てないでと
声がする

ほうら
よく見て
案外魅力的な箱でしょう
中身がなくなったからって
存在価値がなくなったって
ことじゃないのよ
むしろ
そこか ....
とうめい が
好きですよ

漆黒も
好きですよ

漆黒が とうめいな日が 好きなのです

玄武の闇漆黒の岩石の中でケイセキは ちかっと 輝いて

その輝きは あまりに ちいさいので ....
こたつと蜜柑の季節が終わって
それでも フッと食べたくなる蜜柑
蜜柑産地のJAで赤い網袋に入って
300円の値札を付けて並んでいる
{ルビ寒=かん}の間{ルビ室=むろ}に貯蔵されていたものだ
 ....
道の途中の四辻にて
{ルビ運命=さだめ}のように、二人は出逢う

――旅に出るか
――はい

芭蕉と曾良の同行二人は
見送る人々のまなざしを、背に
(川の畔に風は吹き抜け)
旅の小舟 ....
六本木の美術館に、足を運び
蕪村の水墨画の風景で
「東屋に坐るひと」が聴く
滝の音に――耳を澄ます頃

ポケットに入れた携帯電話がぶるっ…と震え
展示スペースの外に出て
「もしもし」と、 ....
あたしは誰とも
共感なんてしたことが無い
本当は
誰にも同情なんてしていない

カラスの群れの中に
カモメが迷い込んで

鳩の群れの中に
インコが紛れ込んで

周りの誰とも違う歌 ....
様々な波長のことばに耳を傾ける
舞い散る花びらのように光をもとめて
あるいは影に紛れてかたちを失ってゆくものたちよ

羽化して浮揚する繊細な翅を持つ蜉蝣のように
永い水底の想いををうたにして ....
芦沢 恵さんの自由詩おすすめリスト(4261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
かくれんぼ_(四行連詩)- 乱太郎自由詩15*15-4-17
墓場の運動会でアキレス腱を切った- 北大路京 ...自由詩615-4-13
○○☓☓- 北大路京 ...自由詩215-4-13
ビバ、老眼!- 夏美かを ...自由詩36*15-4-13
春涙餞- 唐草フウ自由詩5*15-4-12
半透明- nonya自由詩19*15-4-11
七つの闇- 宣井龍人自由詩7*15-4-11
鉢植えの土によせて_「創作工房_群青_4月の課題_土_への提 ...- そらの珊 ...自由詩1615-4-11
優しい人になりたくて- Lucy自由詩17+*15-4-11
花を敷く- 梅昆布茶自由詩2015-4-9
- イナエ自由詩15*15-4-8
【_断捨離できるか_】- 泡沫恋歌自由詩22*15-4-8
【_放射冷却_】- 泡沫恋歌自由詩15*15-4-8
出会い- 乱太郎自由詩12*15-4-7
夕餉の匂い- 服部 剛自由詩515-4-5
- 服部 剛自由詩215-4-5
お父さん- ちて自由詩115-4-4
ジオラマ- そらの珊 ...自由詩15*15-4-3
アンダンテ- 梅昆布茶自由詩15*15-4-2
歯ブラシが増えて洗面所が明るくなった- 北大路京 ...自由詩1015-4-2
あしもとまで嘘つき吸血鬼- 北大路京 ...自由詩115-4-2
のりしお_#ひとつ嘘の日- 北大路京 ...自由詩215-4-2
雪のとけた校庭で- ただのみ ...自由詩19*15-4-1
こうして今日もわたしは片付けられない- そらの珊 ...自由詩15*15-4-1
とうめい- るるりら自由詩25*15-4-1
三月の蜜柑- イナエ自由詩15*15-4-1
舟にのる- 服部 剛自由詩515-3-31
日々の味わい- 服部 剛自由詩415-3-31
フォアグラ- Lucy自由詩14*15-3-31
消波堤- 梅昆布茶自由詩1615-3-31

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