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「生きて 在る」 ということを想えば
やはり不完全だ 
「生きて 在る」 ただそれだけでは 
感じ 考え こうして思念で交信する以外
何もできることはない
私たちはどんな姿をしているのか
 ....
あなたを焼く炎は
煙さえ立てることなく
空に消えて

後には
黒枠の中で
ほほえむあなただけが
残っている
  
空に
光りの砂 
さざめき

大地に広がる
夏草の波
 ....
僕等の罪は

5次元で積分され

判定される

だれが判定するのだろう

神だろうか


勝手なもんだ


僕等の罪は

5次元で積分され

判定される

だれ ....
                          150618


どこか静かなところでと誘われたのがとあるマンションの一室
確かに壁は厚く、窓は二重窓、衣擦れの音も煩いほどなのだ。
時は ....
入院しようが今日もいい日だ

雨の日と木曜日

檻のなかだろうが今日もいい日だ


人差し指と親指をそっとあわせる

親指をうえにむける

意識できるかぎりの力をぬく

それ ....
空をゆく鳥が止まっているのじゃないかって
思う時
あるよね

そんな言葉で恋が始まることもある
わたしたちが本当に見ていたのは
鳥でも
雲でも
小刀のような銀の波濤でも
ウインドサー ....
夜が全ての輝きを
取り払ってしまったあと
残されていたのは
いくらかの金と、脂肪と
ありあまる欲望だけだった

この街の空はいつも背が高い
雲ひとつない嫌味なほど健やかな青

僕は、 ....
街の血をすって雲がひかっていた

電話をしても

電車にのっても

まるいものを意味もわからず探していた


からだのちからを抜け

悔しくても

みじめでも

焼け石に ....
〝おれは頭はいいが狩りは苦手なんだ〟
ジェンマは呟いた
〝誰にだって得手不得手があるってもんさ〟

同じ年に生まれた若い狐たちからは
「下手くそジャンマ」
「まだ一度もうさぎを捕まえたこと ....
生きていれば
心配の種の、一つや二つ
指折り数えりゃ、きりがない

もくもく…不安の煙は募り
揺れ動く心を
丸ごと!
天に投げ入れよう

まことの生の劇場は
ゆっくりと、幕を開き
 ....
今、私が{ルビ綴=つづ}っている
この詩の中の、不思議な井戸

   〇

水を汲み
試しに、飲んでみてください  
雪が吹く

真っ白だ

雪が吹く

光は白ではないのだ

雪が吹く

真っ白だ

雪が吹く


この傘も弁当も

家族も職場も

協力者も

皆善きことを
 ....
戸棚の奥からでてきた何のものだかわからない古いリモコン
我が家ではときどきあるのだこういうことが
ためしにあちこち押してみる

わずかな振動が空気を震わせて
とつぜん世界が半壊
するわ ....
こころに海が在る
潮騒もときどききこえてくるし

いつかのくちづけも
深いうみの香りだった

瞳にうつる雲をとらえようとしても
いつのまにかかぜに溶けてしまうから

つねに移ろうもの ....
今日も雨 灰色に染まった湿気に
沈んでいく ヒザを抱えた狭い宇宙が
傘を広げて 縮んでいく 心地よい闇に向かって
落ちていく 余計な雑音の聞こえない場所へ


窓の外 紫陽花の下に 捨 ....
とうに手放したものを
いつでも
たぐりよせられると
隠し持っていた
古びた
麻紐

年月に擦り切れては
いない

乱れる思いに
捩れてもいない

さっぱりと乾いた紐の先には
 ....
生きたいとつぶやいて
誰も聞いてはいない
つらいと叫んでみても
塞がれてしまう善者と呼ばれる耳

もう話す気力もベットから起き上がれず
吐く息だけが孤独を慰める
君の願いは
死の恐 ....
ぐおんと
いしきの
たきつぼ
おちれば

あぶくに
つつまれ
呼吸の
できない
じぶんが
いた

『 尾鰭よ!』
と、つよく
念じる

「 ねぇ、きみ ナイーブ とりか ....
            150616

省略して説明されたから
根本原理は皆目わからず
ただ、製法が分かっただけ
説明どおりにすれば
それなりのものが出来た
競争相手も同じものを作り
 ....
ここは都会の海の底
コーヒーを待ちながら眺める窓の外

都会の空から夜が消えても
海の底には闇が淀んで

淀んだ淵の岩間から覗けば
摩天楼のような海藻が
ゆらゆら揺らぎ

海の底に ....
そんな気持ちになったので
センベロしてみた
千円でベロベロになるほど飲ませてくれる店が下町にあるらしい

「たきおかとカドクラ、ハシゴするけど来る?」
とツレに聞いたら
空腹を我慢でき ....
また遅刻だ

鏡のうえに粉をのせて

その白い塊を太いストローで吸った

用心棒が入って来た

カウボーイハットの用心棒だ

あたしはふたりの会話に挟まれてラリっていた

ジッ ....
上司といういきものは
おそらく有袋類らしく
どこか体の内側に
たくさんものを隠せるようだ
頭の先から爪先までの
ながいながい煙草とか
ちょっと一本、と出掛けていって
ずっと帰ってこないよ ....
ヤクルトを飲んだあと
必ず底に残るものが
輪となり現れる

どういうわけか
そんなつまらぬものが目につき
飲み干してやろうと
舌の上で
容器をさかさまにして
振ってみたりする
ほん ....
 
夏が透ける雨の隙間

渇いた紫陽花が

雨を、乞う



 
パンジー
ビオラを上手く咲かせるコツは
なんといっても
花がら摘みを
怠らないこと

種を作ると
花は終わる

種に養分をとられるから

咲き終わり
萎んだ花を
直ちに摘んで ....
熱帯夜に
惑わされて腐乱した睡眠から
止め処なく垂れ流れるゲルは
黒い卵を内包していた

寝息が言葉に染まって
過去の幻像を描くとき

醗酵したゲルは悪臭を放って
野を枯らし 街 ....
 
金曜日の西武百貨店

今日もこの百貨店に来た
もういくねんも前から
この店で楽しみの時を過ごしている
靴やカバンや色とりどりの洋服
地下の食糧品売り場は本当に豪華
じゃこが5種類 ....
そばにいることは
叶わなくなったのですから。
煙草とレモンスカッシュを
傍らに置いて作業をするわけです。
形にこだわるのは
どうか、とも思いました。
大切なのは気持ちで
モノを用意するだ ....
おにぎりを握るてのひらで
詩を書いた
いつか
おにぎりのように
なるように
芦沢 恵さんの自由詩おすすめリスト(4261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
『望めても選べない』__卵から始まるはな詩③- ただのみ ...自由詩18*15-6-20
夏草- イナエ自由詩21*15-6-20
勝手なもんだ- 吉岡ペペ ...自由詩315-6-19
うるさい静寂- あおば自由詩8*15-6-19
雨の日と木曜日- 吉岡ペペ ...自由詩615-6-18
由比ガ浜叙景- そらの珊 ...自由詩1815-6-18
涙くらい流すべきなのだ- 栗山透自由詩115-6-18
この街の説話- 吉岡ペペ ...自由詩415-6-17
『聖母ジェンマ』__卵から始まるはな詩②- ただのみ ...自由詩21*15-6-17
日々の劇場- 服部 剛自由詩515-6-17
井戸ノ水- 服部 剛自由詩215-6-17
雪中歌- 吉岡ペペ ...自由詩215-6-17
リモートコントロール- 梅昆布茶自由詩2015-6-17
- 梅昆布茶自由詩815-6-17
雨の日の情景- 藤原絵理 ...自由詩715-6-16
紐を手繰る- Lucy自由詩19*15-6-16
弱者は死ぬしかないのか- 乱太郎自由詩10*15-6-16
黒曜日- るるりら自由詩12*15-6-16
How_you_doing!?_- あおば自由詩6*15-6-16
コーヒーを待ちながら- イナエ自由詩8*15-6-16
センベロ- 鵜飼千代 ...自由詩22+*15-6-15
また遅刻だ- 吉岡ペペ ...自由詩315-6-15
上司といういきもの- フユナ自由詩6+*15-6-15
- そらの珊 ...自由詩14*15-6-15
乞う- 殿上 童自由詩16*15-6-15
花がら摘み- Lucy自由詩10*15-6-14
夜空を夢が流れて- イナエ自由詩12*15-6-14
_金曜日の西武百貨店- 生田 稔自由詩115-6-14
煙草とレモンスカッシュ- 栗山透自由詩415-6-14
いのり- フユナ自由詩16*15-6-13

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