すべてのおすすめ
凹んだままもどらないこころを
あえて膨らまして生きている弾力をおもう

生きることに引きずり回され
足下がみえないまま歩をすすめて行かねばならない
立ち止まるわけにはゆかないのだ
それが残 ....
ランチをとりに駅前のほうへ

さくらの散った街

秋みたいな空

木の芽だ

枝の先々から

黄緑いろの粒々だ

ランチをとりに駅前のほうへ


数字に感情がやられている ....
夢を追う者よ
君の往く旅の途上で
現実の壁が立ちはだかる時
憂えてはならない

(人間には、翼が無い…)
と地面にしゃがみこんだ、悔しさで
涙を拭い、ゆっくりと立ち上がり
まなざしを向 ....
地下へと続く階段の脇には
だらり、とぶら下がった黒いコンセント
に結ばれた、赤い糸

地下のさびれたライブハウスでは
音程の狂った歌手が
あの頃のみっともない僕みたいな
コッケイな恋の溢 ....
僕は書く

それは文字による記録ではなく
文学作品でもない
書いているのは

言葉

自分の考えや気持ちを表す言葉
つまり
自分を言葉で表した
自我像

僕は僕のことを誰 ....
れんぎょう
れんぎょう
れんぎょう

と三回呟いたら

小さく黄色い翼がはえた

小さすぎて
私の身体は浮かないが

こころは先に
あなたのもとへと行けるようだ
暖かな日差しを受けて
春爛漫の息吹を感じる
子供達の遊ぶ声が届く
大らかな芽吹きの声が
ここに春が来たことを
そよぐ風が告げている

悩み苦しみさえも嘘と
想える程暖かな陽射し
誰も ....
               140414

かわら家に立ち寄ると
ちょうど練りあがったばかりで
これから紐にするのだと
みんな気合が入ってきていた
まるで
離れ離れの兄妹がやっと一緒に ....
【まじか】

気が付くと
赤を塗りたくっていた
白い画用紙に クレオンの油の瘤が
浮き出てくるほどに
太陽よりも大きな赤が
あることを まじかに

もっとまじかに赤を ひきよせて ....
   フルーチェを作った
   冷蔵庫で冷やして
   お風呂上がりに
   娘と二人で食べた
   フルーチェのメロン味が
   美味しいねと娘がいう


     幸せというのは
 ....
自炊の道を極めんと
愚娘の助言を聞き入れ
圧力鍋を購入した

やや季節はずれのブリ大根
今日は黒霧島のお湯割

圧力鍋には
なにやらタイマーが付いていて
超絶簡単レピシ本通りで
 ....
 
ひとりでメソメソ オーケー オーケー

ひとりでプンプン グッジョブ グッジョブ

ひとりでゲラゲラ いーんじゃなーい


 
女装趣味高じて生贄にされる 朝の空

西から東へ
まっすぐの飛行機雲

確か
この飛行機雲はラドン
ラドンの太い飛行機雲だ

ラドンが目覚めた

いつも怪獣は環境破壊によって目覚める
そして環境破壊す ....
いちばんたいせつなもの

財布だろうか

いのちだろうか

ものとかだろうか

いちばんたいせつなもの

いちばんなんてあるのだろうか

いちばんってなんだ

なに決めつけ ....
走って行って渡った
点滅を始めていた
青信号
お昼休みに
買ってきた弁当が
手の中で跳ねている
サラダがいくらか多いのにした
空は晴れ渡っているのに
風は冷たい
私の胸の中にも
 ....
弁当を作りながら
異能する君は謎の生命体
昨日までの怒りと不満が
女のカタチに脱皮して行く
鉤爪は残したままで

朝は不躾に明るい破魔矢
夜明けの夢を葬り去って
吉凶を告げるかのように ....
冷たい風の中を
歌いながら歩いたら
歌が千切れて
後ろへ
飛んでいった

飛んでいった歌が雲になって
遠くの煙突と
空を繋いだら

紫色の歌の塊が

夕陽の方へ
押し寄せてい ....
夕闇が嫌いな人たちは
原子力でそれを追い払う

宇宙から見る日本列島は
真夜中でもくっきりと浮かんで見える

世界中で一番明るい列島

誰がそれを見つめるのか
数十人のアストロノウツ ....
「意志の物理的力」よりも、やっぱり、
「心細くなった猫」の方を読みたいかなぁ。
「再生」は、
「蘇り」よりも積極的だ。 と、思いつつ、
「捨てたものは拾うな」を手にはとったが、買うほでもない。 ....
疲れ果てて
ひとりでボーッと昼飯を食べていたら
タカエちゃんから
ちっちゃな人形をもらった

富士子ちゃん?

えー知らないんですか〜
コップのフチ子ちゃんですよ〜

コップのフチ ....
とつぜん目をふせた

タクシーに乗りたくなった

マツコデラックスな気持ち

価値観

気持ち

正義感

一次予選すら通過しなくて

もう違うことを考えている

じぶ ....
目を瞑って鍵盤にそっと乗せるだけで
軽やかに舞い始める私の十本の指
やがて目の前にお洒落なショパンが現れて
揺れる私の肩をそっと抱いてくれる





「お母さん、私ピアノを習ってみ ....
庭に花園を作って楽しむのは
未来を
思うこと
球根は裏切ることなく
毎年花を咲かせるし
宿根草は年毎に株を大きくする
一年草は種を落とし
思わぬところから芽を出している

白いつるバ ....
               140409

嘘があるから真実もあるだろう
楽観論者の筆者は軽く聞き流す
哲学青年は厳密に考察を開始する
100パーセントの真実なんてあるものか
必ず嘘とい ....
ジャンケン ポン
鬼だー! 隠れろ!
春の鬼ごっこ
小さな女の子たちが隠れる場所を探している
木の陰へ
路地の奥へ
鬼が来る早く隠れないと……

慌てて
建築資材倉庫へ
独りで逃げ ....
青天の霹靂
風神 
雷神
天の声

大太鼓と小太鼓を打ち鳴らし
祭礼は始まる


天を仰げば
天が撒く雹に頬を打たれ

冷たく痛い神異を受ければ
己の未熟を思い知る

我 ....
誕生日
私の多面体の面が
またひとつ増えた

生まれた瞬間は
まんまるだったはずなのに
歳を重ねるごとに
ひとつずつ面が増えて

今では寄せ木細工にも似た
得体の知れない多面体 ....
石灰岩の岬で その木は咲いていた
岩礁を咀嚼する波しぶきで、真夏だというのに咲いていた 桜の木
あの花は  きっと永久の入り口を見たのだ

桜は黄泉を観ていた
泣いている人々のことは  ....
               140407
今日は、
昨日より10度気温を上げますから許してください
自分勝手な願いを拒否する
今日の設定温度はプラス4度であるべきだ
森の女神と藪の野人の合 ....
芦沢 恵さんの自由詩おすすめリスト(4261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
弾力- 梅昆布茶自由詩2014-4-15
11万羽のこと- 吉岡ペペ ...自由詩514-4-15
白地図を往く- 服部 剛自由詩714-4-14
新宿の地下室にて__- 服部 剛自由詩1214-4-14
自我像- ichirou自由詩914-4-14
連翹忌- フユナ自由詩17*14-4-14
暖かな日差しに・・・- tamami自由詩1314-4-14
土器- あおば自由詩8*14-4-14
湧出鬼没__(三篇のオムニバス)- るるりら自由詩15*14-4-14
【_フルーチェ_】- 泡沫恋歌自由詩16*14-4-14
染み込む20分間がこんなに疲れるとは思いませんでした- ichirou自由詩1314-4-13
ひとりでできるもん- 殿上 童自由詩17*14-4-13
女装趣味高じて生贄にされる- 北大路京 ...自由詩514-4-13
ラドンの飛行機雲- ichirou自由詩13*14-4-13
いちばんたいせつなもの- 吉岡ペペ ...自由詩514-4-11
シグナル- Lucy自由詩14*14-4-11
ハッピーマニュアル- ただのみ ...自由詩16*14-4-11
風の中を- Lucy自由詩12*14-4-10
アストロノウツ- 梅昆布茶自由詩21*14-4-10
「ああ、私は・・・_と思う時」を読んで- 空丸ゆら ...自由詩1214-4-10
コップのフチ子をもらった- ichirou自由詩17*14-4-9
かくれんぼ- 吉岡ペペ ...自由詩414-4-9
頼りないショパン_不器用なベートーベン- 夏美かを ...自由詩30*14-4-9
花園- Lucy自由詩17*14-4-9
真実- あおば自由詩12*14-4-9
【_春の鬼_】- 泡沫恋歌自由詩13*14-4-9
天の祭礼- ichirou自由詩7*14-4-8
多面体- nonya自由詩27*14-4-7
【嵐】_根を張る- るるりら自由詩16+*14-4-7
受諾- あおば自由詩2*14-4-7

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