すべてのおすすめ
ひらがな、が落ちてくるように
迷いながら雪が降ってくる
日本にちりぢりになった
あ、い
どれだけのあいの組み合わせが
あるのだろう

やがて
あ、と、い、は
溶け合って境界線をなくす ....
ハイボールは 夢の味
含んだ途端に 下が高速回転し
イラナイ発言を 繰り返すので
トタンで閉じて しまわないと
非常に 危険な 飲み物なのですヨ

コニャックの文字で
必ずコンニャクのぬ ....
なくならない
昨日のむなしさも
紅すぎる夕日の色も
いつかみた映画の感動も
ありがとうっていわれてドキドキした鼓動も
失恋ノナミダも
やさしくしてもらったことも

あのときこうしてれば ....
大河にそそぐ 透明に聡明さを探し続けた時代
印を押し朱肉の色と血族の色を太陽に染め

土踏まずの窪みの隙間に 大きな壮大を登ってゆく
大地の感触を胸に 常識の中の非 変わる変わる非常識へと
 ....
冬は突き放すような抱擁
軽くドレスの裾を振るだけで
白い吹雪が真昼を閉じ込める
冬は火傷するほど冷たいキス
サイドミラーの氷を指先で落とすと
風の中 君の声が聞こえてきた

子どものころ ....
何もかも、失ってしまった。





そう思えてしまった時には

自分の手のひらを、そっと開いて見てほしい。





確かに、その手のひらには何もないけど、

だけど ....
お母さんに

手紙を書いていたの

泣きながら

眠ってしまったの


おねむりなさい

おねむりなさい

深く優しく安らかに




君の夢の中で ....
太陽 
月 
仏陀 
神 

(それらを含んだ風のしらべよ) 

わたしが昇ればあなたは昇り 
わたしが降りればあなたは降りる 
わたしが歩めばあなたは歩み 
わたしが止まればあな ....
空を切り裂く
稲妻のような
赫い時を駆け抜けて

蒼く険しい道を
手探りで辿ってきた
背中には黒い影法師が
張り付いていた
コンクリートの孤独が
骨を溶かしていく

そして今は
 ....
かなしみを知る人の瞳に
映る光は
美しい矢を描く

夜を知る人の瞳に
映る光を
星と呼ぶ
いつか必ずなくなるさだめの
命もまた
美しい矢を描くだろう

天涯のあちらこちらに
美 ....
あのときぼくは

きっと捨てられたんじゃない

疲れることから

自由になりたがられただけだ

だから悲しくも

そのほかの感情もなんにもない


頬を撫でられながら

 ....
日曜日の夕方
群青色の冷たい空
閉じ込められたような

地平線の端がじわりと燃える

正解がないのは
どの道を選んでも同じ

世界を美しいと思うのは
積み上げられてきた
歪な歴史 ....
{引用=
「 月曜うまれの子は、器量がよい 」

             ―――――― マザー・グース





マザー・グース、 マザー・グース
お前はなんでも しっている
 ....
まだ桜がやって来ない 四季感の先取りの華は雪

手先のハンドクリーム 指紋は前科を消し去る

イミテーションの綿を積もらせ本物のキラリは星に鳴るムードは勝つ

 曇り空の午後の始まりに 何 ....
ちゅっ

と出来る存在は 大事だ
ちゅっぱちゃっぷす と
銅色のコイン一つで買えるチョコが お気に入り

あれっ あれは
何かの水にひたすと
最初の 煌めきが
元通りになるって 聞 ....
横浜市戸塚区の伊太利亜料理屋で
{ルビ葡萄酒=ぶどうしゅ}を一飲みした後、トイレに入る 

  * 

薄明かりの狭い空間で 
{ルビ蔦=つた}の彫刻のからまる壁に凭れ 
鏡に映る 
 ....
 
凍えた体を温めてくれと願ったのは、あたいの罪
躊躇なく温めてくれたのは、あなたの罪

そんな罪を、微妙なあたいたちは愛とよんだ


 
勇気を出して
「好き」と伝えよう

いつの日も
貴方を想っていたこと

いつの日も
貴方しか見えなかったこと

いつの日も
貴方と一緒がいいこと

勇気を出して
貴方に逢いに ....
おそらく僕の知らない
無数のははがいたのだろうと思う

まあ今も昔も聞いたってこたえないだろうが

母の遺品を整理している

書道用具

浦和のなんとか堂とかいうところで購入した
 ....
朝露に繋いだ透明な嘘が
霧に包まれ隠されて
始まった世界が僕を呑み込んで
君の姿も朧気だった

今日もまた産まれては
夕べのオレンジに抱かれて
懐かしさに似た悲劇さ

哀しさに包まれ ....
{引用=

閉ざされた
雪夜には
きまって本の中の
物語りへ
旅に出る
いつもそこには、
長い一本のレ‐ルが、
旅人の平衡を もとめ
走る
私は、一輪車の列車の
乗客
文字の ....
早朝の散歩で 
ふと、こちらに合図した 
草の露に宿るひと粒の太陽 

それがこころの鏡なら 
一体どんな思いを
反射して 
私は歩いてゆくだろう―― 
今日も少女は古着姿で 
脇に小さい黒板を抱え 
貧しい{ルビ童子=わらべ}等の集う学校へ続く 
土の道をゆくだろう 

今年も一年、この黒板に 
どれほど白いチョークの文字が 
書かれて ....
何処も
雪で覆われて
冷たさで覆われて

その中を
私の歩く音が寂しく響く

手が悴む
吐息で温めようにも
寒さは続いて

そんな動作でさえ
この冬に溶け込んで
また雪を降ら ....
納涼の涼のとなりにバンパイア 冷蔵庫に忘れ物がいっぱい 詩は傷みです
あなたとわたしの間で
血が流れるように
空白を引き裂いた文字です

詩は苦しみです
あなたとわたしが共に
吐き続けたように
空白に汚れたままに散らかした ....
1.ゆきんこちゃん


段ボールに書かれた 真っ赤に書かれたクレヨンの暖炉の炎には 
ぱちぱちと
もえる友情が燃えていた
おともだちの ゆきんこちゃんは 五年生で
なふだにも  ....
靴底を裏返してみる
均等に減っている
癖のない人が
うらやましい
愛用すればするほど
そこに紛れもない自分の足跡が刻まれる

靴底なんてどうでもいいぢぁありませぬか
それでもうらやんで ....
シュウシュウとやさしげな音がして
白い息
スチームアイロンにしわをのばされて
白いシャツ
出来立てみたいに ほんのりあたたかい

いくども
生まれ変われる
そんなことが幻想だと
わか ....
芦沢 恵さんの自由詩おすすめリスト(4261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひらがな- そらの珊 ...自由詩28*12-12-20
コニャック- 藤鈴呼自由詩5+*12-12-19
なくならない。- じじ自由詩2112-12-19
大河- 朝焼彩茜 ...自由詩6*12-12-19
幼馴染- ただのみ ...自由詩23*12-12-19
手のひら。- 元親 ミ ...自由詩1112-12-18
また明日- 多紀自由詩12*12-12-18
誰かの足跡_- 服部 剛自由詩412-12-18
【_色・いろ_】- 泡沫恋歌自由詩9*12-12-18
美しい矢- そらの珊 ...自由詩22*12-12-18
雨上がりの星空- 吉岡ペペ ...自由詩412-12-18
秘密- 中村葵自由詩1912-12-17
月曜日うまれ- 月乃助自由詩812-12-17
攪拌の午後- 朝焼彩茜 ...自由詩812-12-17
ちゅっ- 藤鈴呼自由詩2*12-12-17
ゲエテの瞳_- 服部 剛自由詩312-12-16
愛とよんだ- 殿上 童自由詩22*12-12-16
勇気を出して- 柊 蒼衣自由詩412-12-16
母の行方- 梅昆布茶自由詩2312-12-16
僕は灰色- 智鶴自由詩312-12-15
「_雪国_」- 月乃助自由詩1012-12-15
草の露- 服部 剛自由詩812-12-15
道_- 服部 剛自由詩212-12-15
いつかの冬の日に- 柊 蒼衣自由詩412-12-15
納涼の涼のとなりにバンパイア- 北大路京 ...自由詩212-12-14
冷蔵庫に忘れ物がいっぱい- 北大路京 ...自由詩812-12-14
- 乱太郎自由詩29*12-12-14
幸せのゲーム_二編- るるりら自由詩16*12-12-14
靴底- そらの珊 ...自由詩24*12-12-14
スチームアイロン- そらの珊 ...自由詩19*12-12-14

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