すべてのおすすめ
大型の
台風23号は
太っちょのトカゲ
のっそりのっそりと
近づいてくる
それなのに
生まれたばかりの
鉄人28号の子供たち
錆びることがない
超合金の裸ん坊
大雨が降りしきるのに ....
盆を過ぎると
道端のあちこちに
蝉の死骸が落ちている
干乾びて塵同然

役目を終えた蝉たちに
弔いはない
墓もない
けれど残していった
ものがある

未来の夏には
また喧しく
 ....
山形のだだちゃ豆をいただいた
採れたてを宅配便で送ってくれるので
翌日には届くそう
鮮度が落ちないうちに
すぐ茹でて食べてね
お裾分けするなら今日中に

すぐに小分けして
おつきあいの ....
ぼくの産まれた家の梁に掲げられた肖像写真
セピア色の男は祖父だという
のっぺりとした老女は曾祖母だと聞いた
ぼくの子どものときから宙を睨んだ顔
五十年以上も表情を変えることなく
梁に張り付い ....
ぼくのすむ 高台の丘は みはらしが素晴らしい

ある風の強い朝 庭の柵がこわれて 

ぼくは 外の世界にでた

雨の日 ひさしのない場所ですごす


すこし 野性をとりもどす ....
 
夏の日差しをつめた小さなガラス瓶

机の上に ぽつり

砂に埋める勇気もなくて



 
{画像=140913144617.jpg}




僕たちはいつも何かに憧れ
僕たちはいつも何かに付き従っていた
特別な何かは空虚な私を満たして
あたかも違う何者かであるように
僕た ....
          140831
私のことですか
振り返ったが
誰も居ない
いつもの幽霊か
亡霊だろうと
気にしないで進む
私以外に
私のことに気を使う暇が
あるわけ無いジャンと
 ....
ぼんやり開いた窓から
生活の群体が 声とも
匂いともつかない無数の触手を忍び込ませ
夕べを小さく折りたたんで往く
界隈のステテコ爺のように
この胸を徘徊する諦めの ブラシのような足音
持ち ....
盲導犬オスカー
オスカーにとって優先すべきことはパートナーを送り届けることだったから
フォークの様な物で刺されても声を上げなかった

こんなこと 息が詰まる
こんなこと 許せない

 ....
十代のころある冬の空

ぼくはそれを観にそこに行った

前日はひとり旅館に泊まった

テレビでは夜のヒットスタジオ

売れはじめたTMネットワークが出ていた

畳に敷かれた布団に寝 ....
ココロって
「ゼロ」だから。

足しても引いても
掛けても割っても

「ゼロ」だから。

だからって
何にもないわけじゃない。

「ゼロ」がある。

秤の支点のように、
 ....
鯨の背中を飛行機で飛んだ

氷の世界でヘリに飛び乗る

そして荒海に飛び込むんだ


ぼくを笑顔で見送りながら

ジーンズ姿のきみがギターを奏でる

きみの顔をした鳥の群れだ
 ....
ひまわりを見つめると
いつも
太陽を背にしてる

もう一年経ったんだ
あの時もひまわりはまだ咲き残っていた
あの時は太陽で後頭部が焼けるように熱くて
流した涙も熱かった

記憶は儚い ....
アイスランドの国民的グループを聴いている
宗教音楽にも似た轟音にも似た雨の雫のような

ときおり雷鳴のように存在を粉砕しにやってくる
ミュージシャンたち

原型はうしなわれても様式は変化し ....
荷物をとり検疫をパスし

出口を出てバスに乗った

暗い大阪の海を見ながら西宮まで揺られた

もう誰とも話したくなかった

神様とも話したくなかった

自問自答もしたくなかった
 ....
Jazzだ
地べたにブルーノートが散らばっている

フェロモンでマークした道から外れる蟻
ほとんどの蟻はフェロモンの道から外れないけど
中には道を外れるフェロモンに鈍感な奴もいる
ウロウロ ....
視覚に頼りすぎている

真っ暗、闇の中

視覚が遮断されると
他の感覚が鋭敏になる

真っ暗、闇の中

嗅覚、聴覚、触覚 、味覚
あらゆる感覚が敏感になる

自 ....
韓国の国民は自国の上層たちが嫌いなのだ

親日派の後裔である上層のことが嫌いなのだ

上層だけが得をしている歴史や世の中が許せないだけなのだ

そして韓国人は日本を

じぶんたちを無視 ....
いくつかの
起承転結が
たとえば
レース編みの
小さな花模様のように
点在しているような
ひざかけを
(今朝、突然に秋が来たので、
 それが不意打ちであったため
 タオルケットだけの ....
          140829
バケツをガンガン打ち鳴らし
村中の家から家へ
いよいよ明日から学校だ!
昼間は勉強が出来るんだ!
祭り囃子より素早く届けられ
どんがんどんがんやか ....
ふたをする
という感覚

耳を塞ぐ
という感覚

たましいが
堆積して
そこにあって
そこにない

ぽっかりと草原に
ひざをかかえる
ような感覚

ちくちくと
腕に手の ....
京子は弱くなければ優しくなれないと思った。
逃げ出したいほどのみじめな生活。
この暮らしを憎むのではなく愛おしむには、じぶんが弱くなければそうはなれないと思ったのだ。
体育の授業は校庭をぐるりと ....
(1)

変わっていないとあまり言われると
複雑な気分
私だって歳月をかけて
自分を磨いてきたんだし
それなりに成長してきたつもり
ポケモンでいえば超進化形ぐらいには
なっている ....
底をみせていない

心底笑い 笑わせる

底知れない エネルギー

底なし沼か ブラックホールか

底には 真理の川が流れている

人間の底を見た時の 忘却の念

忘れている  ....
台湾あるある

意外と身長高いひとが多い

台湾あるある

お茶と漢方薬でからだ整えてるひとが多い

台湾あるある

かわいいひとが多い

台湾あるある

にこやかなひとが ....
破水した光の{ルビ枝垂=しなだ}れ
終わらない夏の囚われ
わたしは煮え立つ釜のよう
せめぎ合いの果てに溢れ出す

      
しろくのけぞる
      朝顔のうなじ 
       ....
詐欺師に投げつけた石も偽物 汗でもなく
涙でもなく
果物から
液体が染み出てきて
それは
どれも芳しく
汗でも
涙でも
薬でも
ましてや毒でもないから
(万が一毒だとしても)
私はありたけを込めて
愛して ....
台北の街の夜

部屋ではショパンが鳴っている

雪崩るように鳴っている

夜の深さを測っている


異国の夜は

情報量がすくなすぎて

闇が深いから

あの夜のように
 ....
芦沢 恵さんの自由詩おすすめリスト(4261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
たまご- あおば自由詩7*14-9-1
【_バトンタッチ_】- 泡沫恋歌自由詩19*14-9-1
鮮度- Lucy自由詩17*14-9-1
写真嫌い- イナエ自由詩9*14-9-1
ショーン_カムバック!- るるりら自由詩9*14-9-1
ぽつり- 殿上 童自由詩24*14-9-1
憧れ_/_私は途方にくれている- beebee自由詩3214-8-31
我が身- あおば自由詩3*14-8-31
ジカイダー- ただのみ ...自由詩20*14-8-31
この社会の有り様- ichirou自由詩13*14-8-31
ある冬の空- 吉岡ペペ ...自由詩214-8-30
支点- chiharu自由詩6*14-8-30
どこまでも- 吉岡ペペ ...自由詩214-8-30
ひまわり- ichirou自由詩15*14-8-30
日々の様式- 梅昆布茶自由詩16*14-8-30
生の周辺- 吉岡ペペ ...自由詩714-8-30
地べたのブルーノート- ichirou自由詩16*14-8-29
暗闇の中で- chiharu自由詩4*14-8-29
親日派の後裔以外のひとびと- 吉岡ペペ ...自由詩114-8-29
たくさんのおはよう、いってらっしゃい、ありがとうが行き交う交 ...- そらの珊 ...自由詩22*14-8-29
明日から学校- あおば自由詩10*14-8-29
逃げ切れない、だけど私は生きるしかない- umineko自由詩18*14-8-29
今日のカレー(京子の場合)- 吉岡ペペ ...自由詩214-8-28
同窓会- Lucy自由詩13*14-8-28
底(そこ)- 佐白光自由詩3*14-8-28
台湾あるある- 吉岡ペペ ...自由詩114-8-28
沸騰点- ただのみ ...自由詩23*14-8-27
詐欺師に投げつけた石も偽物- 北大路京 ...自由詩714-8-27
のどごし- そらの珊 ...自由詩14*14-8-27
台北の街の夜- 吉岡ペペ ...自由詩414-8-27

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