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こわい経験をして

これからも

こわい経験が控えていることが分かっていると

ぼくのキャパシティは少しだけ上がっている

点と点を結べば

その線ぐらいは一気にゆけそうだった
 ....
ほら、風だよ
君のやわらかなほっぺをなでていったのは
みえないものは優しい友達

ほら、風だよ
みえないものは みえなくていい
みえないものは みえないからいい

ほら、風だよ
いつ ....
蛇がとぐろを解き始める まっすぐ進む為に

山々は賢者の年月を重ね 黒髪の若さを絶つ

純白の息を積もらせる この冬

 爪垢の取れない曇り空 目に入る雪の棘

 名残の竜は最後まで  ....
私は道についてよく考える
別にどうってこともないような
つまらないことをいろいろと……

フェリーニの「道」という映画を
レンタルビデオで観たことがある

ジェルソミーナという 頭は弱い ....
まどのこちらで膨らむレース
とぎれなく ひたながく
ひかりでいっぱいにささくれた
哲い うすみどりの風がおしいるのは
それは祝福ですわと
すずめたちがけたたましく喉をまっすぐにする
色とり ....
繋がりなんて無いと思っていた
見えないものは信じないと
決め込んでいた

飛び交うのは
想像したくないものだと
決め込んでいた

見えないものは
ふれあえないものだと
勝手に案じて ....
カップがソラだとしたら
コーヒーが注がれて
夜が来る

苦い夜がニガテであれば
ひとすじのミルクが注がれる
銀の匙は使わない
やがて白い雲は 時間に溶けてゆく 

どこかに月が隠れて ....
友よ 教えてくれ
いったい何処へ行くのだろう

君とは長い付き合いだ
離れてはいても仲間たちと繋がり合っていた
私は決して孤独ではなかったが
すぐ側にいた君と親しくなるのに時間はかからなか ....
君は少年のような頬と
薄い胸をしていた

感情が高まった時に
鋭く視線をさまよわせては
まるで炎を吐くように絶叫するんだ

震える肩からは
幾筋かの血が流れ
世界を汚していった

 ....
モンマルトルに世界樹が生えている
世界の中心から その根は 枝をほそらみ
スローモーションで 人々が朽ちるときにだけ
冴えざえと 好き勝手に舞いながら 全体としてと統一のとれたリズムで
 ....
なけなしの金を 
銀行ATMから下ろして 
伊東への旅に出たら 
財布も口座も 
すっからぴんになってしまった 

安月給から食費だけは 
嫁さんにあずけているが 
幼い息子と3人で  ....
なぜ彼等はあの日、自ら日々の線路を下りて 
漆黒の闇の彼方へ堕ちていったのか――? 

地上に堕ちた天使等は、時に 
ふたたび空へ舞いあがってゆくだろうか――? 

地上に遺されたひとりの ....
日々の職場で、ある日  
宿題が、天からふってきた 

不器用な僕が 
眉間に皺を寄せる 
難解な教科書の、設問 

この小さい両手の皿から 
今にもあふれそうな
こぼれそうな、なに ....
悲しんではいけないよ
なんて決まり文句
どこでも拾うことはできるけど
悲しみ
そこいらに落ちているもんじゃない
背後から黙ってやってきて
いきなりけられるようなもの

泣いてはいけ ....
枕元に
吾輩は目覚まし鳥を飼っておる
朝六時
けたたましくそいつは鳴く
日に ひとたびしか鳴くことが叶わぬゆえ
遠慮などこれぽちもしない

起きなければならぬ
なんとも理不尽であるが仕 ....
{引用=
冷たい
雨がふりだした
雨宿りする安らぎの軒は、どこにもなかった


若いものは 走りだし
きた道をもどり始める にぎやかな娘たちも
年老いたものは 天をあおぎ
荷を背負っ ....
倒れて来そうな 書物に埋もれて
雑学を
これでもか これでもか と
紐解く 瞬間

引っ張った 一本の 赤い糸に
間違って 締め付けられる

そんな筈は ないじゃない
そんなつもりじ ....
記憶はなにを食べて生きながらえているのだろう

指先から冷えていくのを彼女はまだ気づいていない

埃を吸ったあとの掃除機をそっと抱きしめる

モーターの余熱が伝わって やっと明日につながる ....
寒中恋酒女

壊中金銭薄

身中満妄念

偲遠過去多々罪障

望月落涙虚

残少人生希清廉

要身辺整理整頓


遥山冠雪語狭小我

宇宙大深志更遠

自由何処在 ....
飛行機がこわい

とくに国内線が苦手

安定した飛行時間なんて10分ぐらいなものだからだ

あとは上昇と下降で機体が揺れて音たてて生きた心地がしないからだ

死ぬのがこわいのだろうか
 ....
フレドリック・ブラウンの死にいたる火星人の扉という創元社の文庫本
推理小説だが
彼には火星人ゴーホームという超絶な作品もある

火星年代記というレイ・ブラッドベリの名作

火星の赤い砂はア ....
身に零れ落ちてくる
生暖かき雨
抱きしめているようで愛しい

今は雨に打たれていたい
悲しみや傷跡が癒えていくようで
少し心が軽くなるよ

この濡れた道を歩いて行けば
きっと光を浴び ....
 
アン・ドゥ・トロワ アン・ドゥ・トロワ

壊れたトウシューズをどこかに置き忘れた少女がひとり、漆黒の夢の中

そしてその静寂がわたしにまとわりつく



 
青く開いた空の深みから
一つ また一つ
無言の頷きのように
頬に
建物に
大地に寄せられる
ふわりと白い口づけ

それは
氷柱のように尖らせて行く
生ぬるい毎日の中で肥大した妄想を ....
Agains 

今年はじめての 雪でした
足の下に さくさく 
冬の音がする

雪のつめたさに
舌打ちしたり
みなが冬をきらうから
少しばかり 冬は意固地になっていたりするのです
 ....
本当の自由を求めて空を見る

名も知らぬ黒い鳥が
隊列を組んで空を渡っていった

翼があるから自由でいいねと
そんなふうにつぶやくのは
自分の翼で空を翔んだことがない人間が想うこと
あ ....
陳腐な切実

ブックオフにかかる畳み掛けるような音楽

たとえばファンキーモンキーベイビーズ

白か黒かが重要で

買うか買わないかが重要で

たとえば年末ジャンボ宝くじ


 ....
紅いやら
黄色いやら
騒いでるんじゃない

山の中に勝手に入ってきて
ジロジロみて 
写真撮って
弁当食い散らかして
ゴミだけ残して帰る
観光客たち

俺は
おまえらに怒って
 ....
キミがあんまり

機嫌が良さそうだったから

どうしたんだろうって思って

聞いてみたんだ。

「ねぇねぇ、何かいいことあったの?」





「いいこと?」 ....
クリスタル
まるい ビー玉
褪せぬ夢

この次の
停車駅は
どちらかな

くるくる見渡す
ミラーボール

君に 聞かれた
ミラーサイトって
どういう意味?

それはね…
 ....
芦沢 恵さんの自由詩おすすめリスト(4261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぼくはちからだ- 吉岡ペペ ...自由詩412-12-7
遠い丘から- そらの珊 ...自由詩1012-12-7
蛇年へ- 朝焼彩茜 ...自由詩512-12-7
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無線- subaru★自由詩17*12-12-6
朔_或いは静かな底で- そらの珊 ...自由詩2712-12-6
存在と錯誤- ただのみ ...自由詩28*12-12-5
パティ・スミスのように- 梅昆布茶自由詩1212-12-5
樹木のセミヌード- るるりら自由詩9*12-12-5
からっぽの旅__- 服部 剛自由詩712-12-5
風の息吹__- 服部 剛自由詩212-12-4
日々の設問- 服部 剛自由詩112-12-4
ぐっどらっく!- 乱太郎自由詩19*12-12-4
吾輩はペットである- そらの珊 ...自由詩1212-12-4
雨の子- 月乃助自由詩9*12-12-3
締切- 藤鈴呼自由詩3*12-12-3
自家中毒- そらの珊 ...自由詩16*12-12-3
えせ漢詩- 梅昆布茶自由詩1012-12-3
飛行機がこわい- 吉岡ペペ ...自由詩212-12-2
火星の銀色の月- 梅昆布茶自由詩2112-12-2
rain- 柊 蒼衣自由詩312-12-2
アン・ドゥ・トロワ- 殿上 童自由詩15*12-12-2
冬に見つけられてしまうと- ただのみ ...自由詩18*12-12-1
FinAgains- 月乃助自由詩7*12-12-1
胡蝶の夢- そらの珊 ...自由詩2112-12-1
たとえばファンキーモンキーベイビーズ- 吉岡ペペ ...自由詩412-12-1
【_紅葉_】- 泡沫恋歌自由詩18*12-11-30
いいことあった?- 元親 ミ ...自由詩312-11-30
秘密_みつけた- 藤鈴呼自由詩2*12-11-30

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