すべてのおすすめ
世界には
無数のルールがあって
その
ルールの狭間で
私たちは生きている

お愛想、お願いします
そういったら
友人にたしなめられた

それは違うらしいよ
お愛想は 
お店の人 ....
            150817

私たちが全米一位のミュージシャンです
ちんどんちんどんまことに淑やかシャナリと鳴らす
全米とはお米のことではあるまいか
疑り深い私たちが鎮問屋を問い詰 ....
 
せみの大合唱

だるい

こんな日はお空にとけるねん



 
堕ち続ける夢をみるのはこれがはじめてでもない
ときどき浮遊する夢もみるが
たいがいは堕ちている

奈落に底が在るとしたらいつそこにたどりつけるのか

それとも俺は横方向に無限に移動している ....
熱い日ざしが 爽やかに木の葉を青く染める
夏休みになって 少し賑やかになった
迷惑なような 嬉しいような顔
普段は老人ばかりの 閲覧室の空気

戦争中のことを書いた本を広げて
いつかの ....
            150815

原発が再稼動したのだから、パネリストは廃業だね
今度は、原発推進派に鞍替えて声を張り上げよう
太陽光発電の買い取り価格は高すぎる
原発が再稼動したのに ....
あたしはねわかってるんだよおまえさんが腹の底で何を企んでいるかなんて
綺麗事ばかり並べたて親切そうな表情でああ言えばこういう
はぐらかし話をすり替え丸めこむ
丸めこんだらこっちのもんだと思ってる ....
光で埋め尽くされて行く影
影で埋め尽くされて行く光

詩で埋め尽くされて行く空白
空白で埋め尽くされて行く詩

沈黙で埋め尽くされて行く会話
会話で埋め尽くされて行く沈黙

過去で埋 ....
また明日
と別れたゆきちゃんと
夜中にあいました
夕方、
星空、
寝てたら来る次の日は
まっさらな明日のはずだった
新しい明日のはずだった


夕方、
星空、
爆弾、
爆弾
 ....
太陽の厳しい陽射しにさらされて
赤黒く色褪せた
夕暮れを夜空に染める
とても細い雨降りの音は
真夏のRequiemのように
聴こえて微かに哀しい

久しぶりに
ゆったりと
寂しく過ご ....
あみ戸をほんの少しだけ開けておく。
すかさず外にいる犬がやってきて、
そのすきまのそばで入りたそうにしている。
すきまを少し広げる。
あたまがひっかかる。
犬はあきらめる。
ネコなら手で開 ....
亡くなった翌年の父の誕生日プレゼント
花束はバースデーなメロディ付だった
録音部の端を知らずに千切って
乱雑に放り出したらハッピーバースデー
痛みだらけのハッピーバースデー
それでも何百回父 ....
遠い夏は旅の果てにある 汽車が鉄橋を渡って
青い駅に着いたら スカートを翻し
湧き上がる雲を見上げて 目を細める
見慣れた飛行機雲が 交差する


引込み線には 背の高い雑草が風に揺れ ....
楽しみましょうよ
今のうち
自分の足で歩けるうちに

林檎の果実の熟さぬうちに

自分の言葉で話せるうちに

自分の頭で考えて自分の声で歌えるうちに

怒りましょうよ今のうち
自 ....
戦火を避けて祖父の家に疎開していたぼくの
ノートや教科書と一緒に
街にあった家が焼け落ちた翌日 
父は硝煙クサイ鉄の筒を持ち帰ったが
それ以来 街の家のことは口にしなかった

道を挟んだ隣 ....
🔶

愚か者は僕だ

笑いながら 手は震えてた
伸ばしかけた手を伸ばす場所さえ
わからなくなった
落ちる雫を忌々しく思い
それに また笑った

いつだって あの頃の君がよかった
 ....
         150812

残りの足は
宙で停止したまま

顔が引き攣っているのか
それとも誰かを威嚇するのか
正面に回りこむ余裕が無い
スマフォを持たない貧乏狐め
腹立たしい ....
雨が降り始めた
何処で これ以上 笑えばいい
景色の感覚を剥ぎ取られて
白い足の子供たちが
死の石と兎の上を
水蜜のように歩いた
さらわれてしまう耳目
暗渠から招く文字のうねり
疑問と ....
発火する手前で
なんとか世界は持ちこたえている
そんな暑さだ

空へのばした緑の手は
もはや力なく横たわり
おそらく
何もつかめないまま
花さえ咲かすことのないまま
明日には
残骸 ....
         150810

名前なんてどうでも良いだろうと
本音を吐いたら、酷く叱られる
名前を間違えるのは、個人の尊厳を冒す
とても暴力的な行為なのだとも言われた
私は、酉年生まれ ....
      あなた  
サインは明日につなげる送りバント

ホームランを要求されても困るけど

たまにはフルスイングしたいものだ




 
春 そよ風の優しい囁きに
夏 肌を滑る熱い眼差しに
秋 想い出の肩を包む腕に
冬 肌の温もりの静けさに

とろけても ながされない
自分のかたちを失くさない
凛としてつめたく だけど 
 ....
戦争を知らない世代の私にとって
原体験は高校1年の夏休み、先輩から渡された一冊の文庫本だった。
原民喜著「夏の花」
爆心地近くに居て奇跡的に生き延びた彼は
五感のすべてに焼き付いた惨状を克明に ....
大脳皮質は、
前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の四つに区分されますって いうじゃない
それって クローバーみたいなものかしら
だって 四つの葉だもん

鮮烈な夢が炸裂するとき
きっと 脳内の ....
昆虫採集の一団が
帰ってきた
今日は夏休み自然教室

予定の時間をはるかに過ぎ
バッタみたいに跳ねて
バスから次々おりてくる子ども達
汗だくの引率者が言うには
みんなそれぞれお目当ての ....
空々漠々 とした
あおぞらも ちぎれるときは
わすれぐさのように 赤く鮮烈に土壌と宇宙との間で炸裂するのだ
きょうも嘘で すべてを汚染しつづけている人々の足元で 蟻は動く
死してもなお ....
乗り合わせた連中と
サイコロ振ったりカードを捲ったり
酔っぱらって歌ったり
ここで生まれた
もの心ついた頃には船の上


過去の航跡をぼんやり眺め
濃霧に満ちる行き先に目を凝らす
詳 ....
コンビニも
真夜中のファミレスも
あなたといるとどうして
あんなに
輝くんだろう

ありきたりの
ミニパフェが
あなたと食べるとどうして
あんなに
素敵なんだろう

さみしいと ....
『ダイパー・ドライブやっています』

“おむつのドライブ?”
丁寧な発音
穏やかなトーンの声に
思わず立ち止まる
行きつけのスーパーの入り口

『新生児用のおむつが特に不足しています。 ....
芦沢 恵さんの自由詩おすすめリスト(4261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
横断歩道を斜めに渡る_- umineko自由詩15*15-8-21
全米1位- あおば自由詩4*15-8-17
夏の日- 殿上 童自由詩10*15-8-17
奈落- 梅昆布茶自由詩1015-8-16
木曜日の図書館- 藤原絵理 ...自由詩515-8-15
太陽光ぱねらない- あおば自由詩2*15-8-15
訪問者- Lucy自由詩15*15-8-15
翼に鉛のピアス- ただのみ ...自由詩16*15-8-14
また明日- フユナ自由詩415-8-14
真夏の骨と雨- りゅうの ...自由詩7*15-8-14
夏休みの日記より。- そらの珊 ...自由詩16*15-8-14
歳を取ったハッピーバースデー- 宣井龍人自由詩9*15-8-13
入道雲- 藤原絵理 ...自由詩915-8-13
楽しみましょう- Lucy自由詩10*15-8-13
あの頃はもう…- イナエ自由詩8*15-8-13
.15.08.13_無題- 世江自由詩215-8-13
狐の三歩- あおば自由詩4*15-8-12
笑いの刑- ただのみ ...自由詩21*15-8-12
炎天- そらの珊 ...自由詩1815-8-12
名字を捨ててあげようか- あおば自由詩5*15-8-11
お前- 乱太郎自由詩9*15-8-10
サイン- 殿上 童自由詩12*15-8-10
アイスクリーム- ただのみ ...自由詩15*15-8-8
夏の花- Lucy自由詩12*15-8-8
恋かし蘭- るるりら自由詩22*15-8-7
夏休み- Lucy自由詩16*15-8-6
わすれぐさの_みそら- るるりら自由詩12*15-8-6
船旅- ただのみ ...自由詩14*15-8-5
さみしいときに_あなたはいない- umineko自由詩10*15-8-4
ダイパー・ドライブ- 夏美かを ...自由詩23*15-8-3

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