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浴槽の栓を抜く
しばらくは何事も変わらない水面
さざ波のそぶりさえない
今 渦中では
見えない引力に導かれ
出口へと
まさに水が
わあわあ殺到しているというのに

ことの始まりは
 ....
たまたま聞いていたラジオ

二日連続でべつべつの番組で

aikoのカブトムシがリクエストされていた

いちにちの面白い話を聞かせたくて

あなたに集中させてしまって

カブトムシ ....
コストパフォーマンスではない自分が欲しかった
でも生きるためにはある程度のコストがかかるが

父や母はその中からコストを僕にくれたんだっけ
愛情と共にねでも父はずるい
やっぱ女の子可愛いんで ....
人生において僕は様々な役を求められて来た今もね
もちろん卒なくこなせる人間ではもちろんないその対極だろう

何かと何かをアジャストすることで随分磨り減ってしまった感性を想う
アウトサイダーにな ....
ほら そっと後ろを振り向いてごらん。

どこから続いているのか

ずっとずっと遠くから

足跡がね 道になってる。



時には寄り道もしたし 時には深い川も渡ったけれど

そ ....
山にはもう

やわらかな緑はないようだ

濃い万緑におおわれている

鶯の歌声も完成にちかづいている

からだで鳴いている

のどで押していないからふくよかだ

みずみずしい滴 ....
裏庭にブリキのバケツをひっくり返して、置いておきました。

6月を迎え入れる準備です。

糸雨は
すまして
朝、早く
音もなく
いらっしゃるらしく

そんなおとずれ、ゆるしません。

あしあとをリ ....
沈丁花。



















甘く香る肢体から、溢れ出る想い。









 ....
ガラスの靴を履きたいんじゃない。
























王子様と、ロマンスしたいんで ....
開いて
閉じて
開き直る

胸のちょうつがいを
ギシギシ言わせて
自分の扉を開け放つ

隅から隅までよく見てみやがれと
立ち塞がった戸口の後ろで
気弱な本体が震えている

 ....
ある日クローゼットを開けると
床の上に散らばったネクタイの塊が
視界に飛び込んできた
どうしたものか…?と一瞬迷ったが、
とりあえずそのまま扉を閉めた

数日経って再びクローゼットを開ける ....
踏切の横の空き地は草ぼうぼう
傾いた陽光が
影と日なたに草はらを分ける

通り抜けるものの風圧と
しつこい音の点滅にせかされ
ひとあし 踏み出そうとする
幼時の一瞬に接続しそうな時間の震 ....
遠くやって来た風が吹いていた涙が流れた
言葉を失ってさまよっていた時は流れて君に会えない
僕は風の中の塵涙が流れる君は遠い思い出
世界は今日も廻ってゆく音もなくね

時間はなんのため ....
 耳のなかに
 あらぶる海波が音をたてて打ちよせる
 波うちぎわがあって
 すぐにきえる影をつくって
 雲の列車がゆく

 武器をにぎりしめている
 ビルのうえには
 どこにも ....
しずかな つばさの抑揚に
呼吸を あわしながら歩きます
しろさの きわだつ蝶を
追うとき わたしの 肩甲骨も
空を感じてました

「おたんぽぽしてるの
ふうてん とばそ」
 ....
猛り狂い 窓を叩く 真夜中の嵐に

恐る恐る 外の様子を伺おうと

少しだけ開いた窓に 風の爪かかりて

勢いよく開かれた窓に 飛び散るスリガラス

そこには 耳を劈く轟音と ただ闇し ....
なんだかわからない(イチモツ)を持ち、 
浮かない顔で、うす暗い町を漂っている。 
病のような、玉のような、見えないもの― 
コイツを断ち切れたら、どんなに{ルビ晴々晴々=せいせいはればれ} 
 ....
俺は 
俺以上でも 
俺以下でも 
無い 
みじめな俺も、俺。 
時折かっこイイ俺も、俺。 
どちらも、俺。 
ならば? 
悩みの全ては外面上の(夢)であり 
俺は俺として、俺を背負 ....
風は雲を押し流す
雲の願いは
移動すること
あるいは変異

低い雲は
厚く
光を遮って

高度を増すにつれ
透けて
かすれて


雲は迷いだろうか
それとも
願い なの ....
 そよいでみるか

 みどりのさくら

 みじかいはるに

 もやしてみるか

 みえないものの

 たゆたうながれ

 みえるようにと

 そよいでみるか

 そ ....
ゆくすえは
どこまで見まもることが
できるのだろう

吃音のことで
それほど悩んでいたなんて
知らなかったけれど
親は子の悩みを
まるごと肩代わりすることはできないし
してあげたいけ ....
零れる光の碧(みどり)の中を
お散歩するわたしは
待っていない



もう、
不安や警戒とは
距離を置いたのだ



「森林浴の効能」なんて詩
書いたっけ

 ....
誰も ほどかなかった

包んでいる紙は しわができて
セロハンテープも 古くなり
リボンも 色をなくし

誰も ほどかれなかった

空にも風にも 雨にも土にも
できない事

今日 ....
わたしはピクニックがしたかった

母にきくと
いいよと言った
ためておいたおやつを
バスケットに入れて
母が貸してくれたゴザを持ち
野原に行った
靴を脱いで
ゴザの上に座った
飴を ....
{引用=
目をさます
{ルビ灯火=ともしび}に光りをともす
夜の帳をとく
忘れれば 万物の命を病めさせる


部屋に家具ひとつなく
静寂に そこは
音という概念すらありもぜず

 ....
                    130528



大使は
河辺駅で
降りた
突然の雨に慌てる随行する大使館員たちを無視するかのように
 ....
身体のなかにわだかまっているものたちが心を刺す
なんだかチクチクして気色悪いのだが我慢する
もういいさ年貢の納め時だと何かが言ういや違うと別な声もする
人間はこうやってせめぎ合いながら生きてゆく ....
五月の晴れ間

万緑にむかう木々

風にひょいひょいと揺れ

白くきらめいている

胸でそれを見つめている


ゴルフにゆくたび

山の雲雀や鶯の歌声がふくよかになっている
 ....
あわてたきのうを

やんわり

あわだてる

うらうちスカのリズムでね

ちいさな木のきりかぶらに行ってごらん

こねこのケーキ屋があるから

茶いろのマントをぬがしてくれる
悲しいから嘘をつく

しばらくじっと

あなたの顔を見つめていたい

理由など聞かないで欲しい

悲しいと嘘をついてしまうから


気圧のせいかな

悲しい悲しい

気圧 ....
芦沢 恵さんの自由詩おすすめリスト(4253)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
うず- そらの珊 ...自由詩22*13-6-1
aikoのカブトムシ- 吉岡ペペ ...自由詩113-6-1
コストパフォーマンス- 梅昆布茶自由詩513-6-1
調整中- 梅昆布茶自由詩613-6-1
あしあと。- 元親 ミ ...自由詩5*13-6-1
六月の歌声- 吉岡ペペ ...自由詩513-6-1
つゆの音もだち - 阿ト理恵自由詩10*13-5-31
赤の足りない世界。- 世江自由詩113-5-31
シンデレラの言うことにゃ。- 世江自由詩113-5-31
ちょうつがい- nonya自由詩23*13-5-31
クローゼットに潜む魔- 夏美かを ...自由詩25*13-5-31
夏草- Lucy自由詩18*13-5-30
風のエトランジェ- 梅昆布茶自由詩513-5-30
かくれるところのない空には- 石川敬大自由詩913-5-30
天使は川辺にて- るるりら自由詩23*13-5-30
真夜中の嵐の中で。- 元親 ミ ...自由詩213-5-30
悩み解消法_- 服部 剛自由詩313-5-29
重力の在る世界で_- 服部 剛自由詩513-5-29
風に・・- Lucy自由詩8*13-5-29
素粒詩骨詩- ただのみ ...自由詩15*13-5-29
ゆくすえ- そらの珊 ...自由詩21*13-5-29
碧(みどり)- 鵜飼千代 ...自由詩14*13-5-29
踏む- 砂木自由詩10*13-5-29
ピクニック_(詩人サークル「群青」五月の課題「緑」から)- Lucy自由詩17*13-5-28
月魂—つきしろ—- 月乃助自由詩12*13-5-28
天使は川辺にて- あおば自由詩6*13-5-28
微熱の季節に- 梅昆布茶自由詩1013-5-28
五月の晴れ間- 吉岡ペペ ...自由詩413-5-28
ル・シャトンのこと_ - 阿ト理恵自由詩5*13-5-27
悲しいから- 吉岡ペペ ...自由詩513-5-27

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