すべてのおすすめ
 
風が椅子に座っています
姿も見えないし
形もわからないけれど
確かに風は
椅子に座っています
そして別の風が来ると
席を譲り
静々と、時には荒々しく
立ち去っていきます
次の新 ....
小さな身体に大きな笑顔が際立っとる。
その勇姿に何度元気をもらったことか。

黄金色のロケットが飛び立った島から
宇宙まで届かんばかりの希望を持って
あっちこっちで優しくし過ぎてしまい
い ....
そんな
まっ 平にして
除除除除除除除(世界制覇でもしたいの
土よりも 水
よりも
きれいな 畑
殺 さないで
草草草草草草草草
に 咲き
花 ....
ふぅわりふわり
綿毛は飛んでいきました

きみの右手にふぅわり綿毛
君はお庭に植えたけど

芽吹きも花も咲くことなく
君は忘れてしまったの?

芽吹き花咲頃にはもう
綺麗なお花とひ ....
また、わたしが見ていると、一羽のわしが中空を飛び、大きな声でこう言うのを聞いた、「ああ、わざわいだ、わざわいだ、地に住む人々は、わざわいだ。なお三人の御使がラッパを吹き鳴らそうとしている」。
第五の ....
僕らは毎日、夕方に海の絵をかいて、すごしたりするけど、海の見えない町に
住んでいたりするから
このままの僕らで、かき続けたら、いつか、この海だって、線だけになってしまうとは思わないか?
くろがね ....
花で描かれ
置いていかれる
地獄に触れては
熱い耳たぶ
冬の冬の土を聴く


呼ぶ声は雨
冬と春の葉
水と夜の
はざま進む針


夜とは寸分違わぬ夜が
夜の隣に ....
きょうび ここらの 界隈で
まともなもんが あるのなら
わたしは そこの よんちょめ あたりを
歩いてみたい ものなのです

ちびた下駄を ひっかけて
からん ころんと 歩くのです
 ....
詩人は
詩を書いて
なんぼである。

詩を書かなくなったら
終わりである。
死人となる

詩人は
書き続ける
運命にある。

短いから長いのである。
詩は感情の爆発だ!
思 ....
終電間際の改札口は 大勢の人々で溢れていた

貴方を待つ私は 渦の中で戸惑いながらも 眼をこらしていた

そこに在ったものは 内に秘めた願いと 様々な色や香り

「お疲れ様」 貴 ....
押勝の横顔は
琵琶湖に沈もうとする夕日
の照返しを受け
朱く染まっていた

湖畔勝野の鬼江から
船を出し、助かる見込みの無い闘争
せめて家族はという家長の気持ち
そんな気持ちも家族は一 ....
トマトジュースの喉ごし、気に入らないざらついた酸味、砂場まで走っていこうなんて考えていた、朝焼けのうすいひかりは手抜きの水彩みたいだから。もっと冷やして、かたくして!直視する鉄棒の錆、むかし好きだった .... {引用=

増殖していくものはいつでも潮のにおいがする
侵されてふくらんだ節に
くちびるを近付けて躊躇う暁


赤色の中指を
所在なくわたしの腹のあたりで止めた
おなじ濃さで ....
やさしいものをみたくって
あるいてかわをわたったよ

ねじをまくのをやめたから
おとはとまってむねはしずか

くうきはずっとあめのにおい
すいこむけしきがとうめいになる

かみからお ....
文字に手をかけて
広げてゆこうとするけれど
かたくてとても広がらないから
あきらめそう

旅にでたくて
背伸びしていた

わたしの中に
あるはずのない世界に
わたしはいない

 ....
声高に叫べないから
文字の裏にスルリと隠す
ほとばしる感情をメタファーにゆだねて
苦く噛みしめる思いをほどいて昇華していく


そうやって幾つ言葉を散らしてきたのだろうか


押し黙 ....
私の生活が
思惑が
願いや祈りが
喜びや悲しみが
虚ろな無知が
不断なる憎しみが
この雨に
濡れそぼる

外で飼われている
年寄りの秋田犬が
人の通り掛かるのを
眺めている
 ....
未明に。

未明に原発が白に包まれた。
霧なのか水蒸気なのか分からないけれど、幻想的で危うい光景だった。

夜はいつも湿度が高い。
太陽が奪わないぶん、ひたひたしている。
昼と同じに水分 ....
私はもう、おんなでいたくないのです



夜中になる前に、
私がまずすることは
夜の空気に右腕を入れること
ぐるぐると掻き混ぜると私と化学反応をおこすので、そこでゲル状にな ....


いったいこれは何の会議だろうか。ただ、つい最近もこういった会議に参加した気がするので、きっとわたしに無関係ではないはずだが。しかし、みんな一体何を話しているのだろうか。な ....
あっというまもなく発射オーライかけ声もなくあ〜とかたもなく
あぜんとおぜん
ひっくりかえり
なすすべもなきもなさけもなくもないのに
ないのはないよう
たれながされた
たらしがたらしにたらしめてためしに ....
目の前にある一杯のぐい呑みに溢れた
桜政宗の燗酒をぐいと飲み干す

その傍らには酒の肴の赤身のマグロと
今日一日の痼(しこ)り
プルンと小鉢に鎮座して、
それを箸先で舐め
全てを忘れる切 ....
あぜ道にはよもぎの群れ
なつかしい香りがきて
足をとめ
瑠璃色の頂をあおげば
中空にひびく 
ひばりたちのクーラント


くり返されて
増幅されていく営み
遠ざかったもの
遠ざけ ....
一日忙しく働いた後 
たった五分でも本を読めば 
のんべんだらりと過ごしつつ 
一日一冊本を読むより 
開いた頁の一行が輝くかもしれない 

毎日なんにも悩まずに 
呆けた顔をしてるより ....
古書店で偶然みつけた 
昭和二十一年の「 四季 」という詩誌の 
頁を開くと、誰かの髪の毛が一本 
栞になって挟まれていた 

「 すて椅子 」という題の詩の中で 
公園に置かれたすて椅子 ....
単身赴任の父ちゃんが、
短期休暇を貰って帰ってきている日、
ぽつり ぽつり と温かい犬が降ってくる
灰色の空から降り落ちる黒い雨とは好対照に、
青い、とにかく青い空から、
主に茶色、のコーギ ....
ウッピーヤッピーハッピー
前進あるのみ
困難に立ち向かい
運を味方につける

腹に力を入れて
踏ん張る
背中から炎が
揺らめく

理系は中身で勝負!
若いうちは体育系
中年は文 ....
ロッピーありますかロッピーはお持ちですか?って毎朝毎朝うるせぇんだナチュラルローソンの山下(キレイ系かつコワイ系。もし結婚とかしたらこづかいの最後の一円 ....  
 
橋の上で兄は星を数えていました
すぐ横で私は橋を数えていました
星は数えきれないほどたくさんありました
橋は私たちのいた橋ひとつだけでした
何度数えてもひとつでした
それが兄と私 ....
あらゆる事象は往々にしてひとつの地平に閉じ込められる。

*

時間に切れ目を入れるようにして生活が綴じてゆく。

*

猿の脳みそを吸いだした。

*

斜視の女が窓のす ....
乾 加津也さんの自由詩おすすめリスト(4817)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
童話(着席)- たもつ自由詩611-5-14
黄金色のロケットが飛び立った島から- ブルース ...自由詩2*11-5-14
雑草- アラガイ ...自由詩2*11-5-14
たんぽぽ- こころゆ ...自由詩311-5-14
休止と区切りのモノローグ_☆- atsuchan69自由詩11*11-5-14
海に向かう- ズー自由詩4*11-5-14
ひとつ_うつろい_Ⅱ- 木立 悟自由詩311-5-13
おさいせん- 月音自由詩7*11-5-13
詩人- ペポパン ...自由詩3*11-5-13
- ポー自由詩4*11-5-13
仲麻呂- ……とあ ...自由詩911-5-13
光は赤いのが好き- アオゾラ ...自由詩5*11-5-13
におい- あぐり自由詩411-5-13
せきう- ミゼット自由詩5*11-5-12
今夜の足跡- 朧月自由詩311-5-12
囀り- 渡 ひろ ...自由詩20*11-5-12
- 蒲生万寿自由詩3*11-5-12
湿度計- 杠いうれ自由詩3*11-5-12
わたしはおんなでいたくないのです- ゆるこ自由詩711-5-12
テンオアラの嫁- リンネ自由詩311-5-11
あるひ- 阿ト理恵自由詩7*11-5-10
ぐい呑み- ……とあ ...自由詩17*11-5-10
初夏、あふれる- あまね自由詩911-5-10
夢の種_- 服部 剛自由詩511-5-9
髪の栞_- 服部 剛自由詩411-5-9
家探し/宿無し- 茶殻自由詩2*11-5-9
アルマジロ- ペポパン ...自由詩3*11-5-9
ロッピーは今日も無い- TAT自由詩3*11-5-9
カタツムリの家- たもつ自由詩811-5-9
積木- はるな自由詩311-5-9

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161