すべてのおすすめ
空から川へ
融け落ちる途中の樹が
水面で動きを止めている
野のむこう
そぞろ歩きの雨曇


穏やかに酷く
匂いのひかり
壁づたいに
曲がりゆく影


川から海 ....
雨が降る

黒い雨が降る




夢の島

誰が名づけたのだろう

ぐぐったところで明確な由来などでてきやしないこの島で
静かに眠り続ける一艘の船

東西冷戦の最中
高 ....
目を閉じると
とても美しい一艘の舟があって
遠くまで来たことを知る

あなたを欲しがることと
あなたとの時間を欲することが
べつものであることも
もう知っている

舫われるべき岸辺に ....
深夜一時すぎ 
スタンドの灯の下に 
原稿用紙を広げ 
私は夢の言葉を刻んでいる 

傍らの布団に 
聖母の面影で 
幸せそうに瞳を閉じる 
身ごもった妻よ 

バッヘルベルのカノ ....
手ができて間もない頃
ゆびを動かすのが苦手だった
骨がぷにぷにのお肉に邪魔されて
うまく曲がらない
ゆびとゆびの仲もよくなかった

ちょうちょむすびは絆が大事
右手と左手
息をあわせて ....
女神さま、女神さま、
梅やら桜、れんぎょう、ゆきやなぎ
春のうちのまだ早いあたりと
もうそれほどは早くないあたりとの
まんなかあたり
咲き乱れるところの女神さま、女神さま、
ぼくは大きくな ....
ウマウアカの谷に
春が来たよ お嬢さん
ウマウアカの谷が
歌っているよ お嬢さん

聞きかじったフォルクローレが
頭の中でループする

空を突き刺す白い山脈の彼方から
響いてくる ....
評価されるのが怖いです
褒められるのも、貶められるのも

若い内から楽なことばかり
苦労をしてこなかったのね、と
私を知らない人は言うけれど
その通りです

どんなに苦しいことがあって ....
皆 求めていた
この時間

たおやかな時間
ほっとする空間

言の葉を発することを


開店したばかりの
明るいガラス張りの
こじんまりとした
ポエトリーカフェ ....
偏差値が1違うだけで
たいへんな扱いの差があるのに
30違ったらどれだけの
差があるかというと
わりとない

基本的人権とか、
あるし

ねこがやわらかいことを
しめすために
ひ ....
人が行き交う
言葉の波が漂う
お金が交差する
ここもある意味 町だ 息をしている

ヒューマンウォッチング
例えば大阪伊丹行
出発2時間前 搭乗予定客はもうStandby
落ち着かぬ待 ....
きみはキッチンに立って
フライパンで喋りはじめる
押したり引いたり
きみが規則正しく振るたびに
フライパンが言葉を紡ぎだす
それは、
「美味しいですよ」とか
「残さず食べてね」とか
そ ....
たとえばだれかのこうふくが
だれかのふこうのうえにあるとしたら
それはかなしいことかもしれません

そのかなしみがまた
だれかのよろこびのかてになっていたら
とてもふくざつすぎてもう
た ....
木蓮は一心不乱に花を咲かせ
嘆くように朽ちていく
茶色い花弁を散らかしながら
乙女のように衰える

しかし枝には
細かな緑を隠していて
生きること
静粛な佇まいの内に主張している

 ....
まあ綺麗。
月はどうなつてゐるのでせう。

あゝ、飴利禍軍人の湯たんぽみたよな足跡がべたべた残つてゐるさ。
乗捨てて行つたゴオカアトとか旗竿とか、そんな金属玩具や芥も其儘だ。

まあ、あの ....
みぎの のうを しゅじゅつした あのひから、
さくらのつぼみが
ぽつぽつ
ほころびるころになると
わたしは いつも
ひとつだけ
かみさまに
ねがいごとをするようになりました
よこになっ ....
金の光を体に帯びた 
釈迦の言葉を聴きながら 
緑の木々の下に坐る弟子達もすでに 
金の光を帯びていた 

夜の森の隅々にまで 
不思議な言葉は沁み渡り 
葉群の{ルビ詩=うた}も
森 ....
{引用=酔ってしまいそうなころ
大人になれない僕を思う
いつしか離れたことにも慣れて
きっと君も忘れるだろう

風吹き草木も眠る夜
踏み出した一歩先で
逃げ出してしまう影
もうひと ....
上野の美術館を出た帰り道 
焼芋屋の車が、目に入った。 

財布の懐が寒いので 
「半切りをひとつ」と言い 
小銭三枚をおじさんに手渡す 

紙袋からほっくり顔を出す 
焼芋をかじりな ....
{引用=ていねいに、することは、
祈り、をささげることに、
にている、
すばらしいものが、
みな故郷にかえってしまうひに、
売れのこったパンのように、
かわいているのは、
だれのおもいで ....
雨がふっていたので、
街に人がいなかった。
もういなかった。

くもが波のようにうねり、
静かに雨が。
ぼくはあのひとと歩いた。
本屋さんのおもてにも青いビニールシート。
ときどき ....
白骨の風車がくらりと回りきいと短く鳴く音を
追い吹く風の層を縫ってゆく錐揉み状の脊髄の
末端の熱っぽい鋭さから染み込んでくる甘苦い味の
粘付くまろやかな思考感触が忘れられない

蒼黒く鋼 ....
秒速5センチメートルを見る
これどんなはなし?
えきしょうはかいしたくなる
日本がきれいなアニメでした
人の想いきれい

切なくてなきそう
なんだろう
好きな人にあいたい
やっぱり、 ....
わたしをゆるしてください

そうやって
かつてわたしのかたちをしていた
うろこをはいでゆく

ときにはたてのようにして
じぶんをまもるためにまとっていた
うろこをはいでゆく

そん ....
いくつかの災厄のなかで
わたしは書机の下で頭をかかえておびえ
くらやみのなかで
あらゆる醜態をさらした
偽善と臆病とともに怒りを
蛙と虻のあと
彼らは過ぎ去ったように思えた
瓶につめられ ....
どうしてまだそんな所にいるの?早くこっちへおいでよ
って声をかけられるぐらい、まわりが難無くこなせてしまうことが、なかなかできないのです。
みんなが水溜まりの上を身軽にジャンプして超えていくのをそ ....
さみしがってもかまへんよ
そやけど けんかはあかん
おばあちゃんは よう言うてました

自転車こいでこいで
も少しこいだらついた
どこどこのこおやて言われたくないから
いそいでおりました ....
一念発起とがんばってみるのは
容易いけれど
がんばり続けることは
なぜか難しい




それって三日坊主

だよね

悔いてはみるのだけど
いつだって
他のひとの視線が気 ....
雨上がりの夕闇のなか
電線で羽を休める
アンドレ・ブルトンの詩集を見た

  * * * *

足の生えた魚が愛を語り
アルコールの雨が降る
今夜すべては星のように凍えている

  ....
窓から窓へ
夜は動く
夜に夜を重ね
またたく


冬の水の上
羽の羽やまず
午後の双つ穴
昇るはばたき


わたしはわたしに到かない
水彩のまわり道
夕べは ....
乾 加津也さんの自由詩おすすめリスト(4816)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空と川(火)- 木立 悟自由詩511-3-28
傘をさすひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*11-3-28
美しい舟- はるな自由詩411-3-27
新しい家族_- 服部 剛自由詩4*11-3-27
ちょうむすびとおりがみ- 木屋 亞 ...自由詩3*11-3-26
3月の即興3- 橘あまね自由詩411-3-26
ソング_・_オブ_・_インディオ- nonya自由詩15*11-3-26
in_my_head- mizunomadoka自由詩311-3-26
たおやかな時間- 森の猫自由詩12*11-3-26
無視キング- 6自由詩211-3-25
羽田空港第2ターミナル- subaru★自由詩5*11-3-25
フライパン- Tsu-Yo自由詩711-3-25
「すべてがつりあいのなかで」- ベンジャ ...自由詩311-3-25
木蓮- モリー自由詩10*11-3-24
大満月- salco自由詩4*11-3-24
さくらのころ_あのひの_むこうへ- 草野大悟自由詩3*11-3-24
釈迦の夢_- 服部 剛自由詩211-3-24
ビールのにおい- ゆうと自由詩211-3-23
芋と言葉_- 服部 剛自由詩8*11-3-22
帰省- mugi自由詩4*11-3-22
雨のお散歩- はだいろ自由詩511-3-22
焔洋_/_****'04- 小野 一 ...自由詩5*11-3-22
地震津波原発停電- ki自由詩311-3-22
「うろこ」- ベンジャ ...自由詩5*11-3-22
形骸- 構造自由詩811-3-21
冬から春へ- つゆ自由詩411-3-21
おもいで- 朧月自由詩411-3-21
がんばるもんのひと- 恋月 ぴ ...自由詩25*11-3-21
スケッチ- ぎよ自由詩511-3-21
ひとつ_わたし- 木立 悟自由詩711-3-21

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