すべてのおすすめ
将来は皮なめし職人か首切り人夫












それか旅人の三択で

 ....
寂しさの上に
雨が降る

怒髪の上に
雨が降る

導きの上に
雨が降る

約束の上に
雨が降る

しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん
そんな気の良いもんじゃない
じとじとべ ....
窓に触れない雨があり
夜を背負い 立ちつくす
月が動く音
動く色


痛みは歌い
浮かび出る
既に内に居るかのように
外に外に居つづける


どこまで離 ....
それを目の前で見たとしたら



傾斜した繁華街のとりわけ地盤の緩んだ坂の下にビルディングの錯綜した影が幾重に折り重なる穴のような暗室でパーティーはそろそろお開きの準備という状態がもう幾年も続 ....
小さな窓から
小さな部屋の小さな空へ
移りかわる日々
晴れた日は手さぐりの虚ろ
雨の日はとおい耳
風の日は過ぎていく水
暗い夜はあてどなく
ただ凍えている


小さな窓から
12 ....
つめたい空気を吸い込んだ
早朝の僕を見つけてくれてありがとう
昨日は月の光を追いかけて
ハルモニアの響く場所をを目指して歩いたの
(きのう月の年齢を数え始めた)
つめたくて尖がっていた僕 ....
光が生まれるまえ、
闇は何という名前だったろう

かじかむ手でまだ温かい
鞄の中の弁当をさわると
始発の鉄道が低くささやく

それは母かもしれない
ポーリーとポリアンナ
いつも一緒に逃げている
雷から
青ざめて貧血で倒れても
どっちかがしっかりしているから大丈夫

ポーリーとポリアンナ
時々もめる
どっちがお皿を洗うかで
どっち ....
生まれた時から
その声はいつもこう尋ねる

右か左かどっちなんだ

だから、生まれた時からいつも決断して来た
その結果がどうであろうと決断しなければ進まない
そのつどそのつど決断した。
 ....
言葉はいつもいじわるだ
なにもかも明らかにして
正しくもない検証をして
並んでるだけで
なにもしやしないくせに

それをかいたのが
だれかなんてどうでもよくて
言葉はただ
言葉のまま ....
誰も見ていないところで河原の小石を拾う
誰も見ていないところで河原の小石を投げた
誰かに当たればいいと思う
あなたに当たればいいと思う
誰かに当たらなければ意味がない
あなたに当 ....
僕は偉くなりたかったのだ。無敵で、黄金で。野原に独りでたつ風車みたいに清く正しく。あるいは、おおきなメダルをさげて、僕はあなたちの守り手に。なりたかったのだ。そして明日に咲く花を収集して、素敵な名前で .... 街は核に犯され














ニグロの大統領

















何かが起 ....

7歳の女子Y、何者かに命じられ
人形を手作りすること決意

綿、晒の布、針糸鋏
どこから手に入れたものか

胴体、手脚四本、それぞれの大きさに
チクチク縫った
ひっくり返して綿を ....
おはようございます●おはようございます先生●きょうはみんな緑で甘ったるいですね●脳みそがシロップ漬けになっちゃったみたいです●そのせいか研究室の線がゆがんでみえます●ラジオでもつけてるんですか●でもき .... 真っ黒なランドセルが
ひっくり返っている

カブトムシに似ている

そう思って
しばらく眺めていた


小学生の頃
それに教科書を詰め込んで
学校に運ぶことを
当たり前だと思っ ....
ポケットから
手帳を取り出す手が冷たい
ことばを整理する
その過程で
冷えてゆくものも温まるものもある
あられが窓をしきりにノックする
冬が訪ねてくる深夜

うまれてきたことに感謝し
 ....
小さなガラス壜の中は海
群青のさざなみでゆらめく

海をコレクションする女は
孤独であるけれども
絶望的に孤独ではなかった
本当の海まで
もはや歩いていくことは不可能
この部屋から出る ....
海はどこに隠れた? こんなにも空は涼しく、こんなにも山は遠慮しているのに。/それが教授と愛人との踏みならされた日々の果実のような疑問だった。/僕は居てはいけない人間なんです。あらゆる部屋、階段、交差点 .... ぐうるり 見渡したら
ガラスのからすが飛んでいた

星のオルゴールうごきだした 
ひつじ大喜び

捨てられたぬいぐるみ ルル
お利口さんだったのに
だったのに
ゴミ捨て場からてくてく ....
パーリラパーリラ
パーリラはいはい
粗相!粗相!
なに粗相?

アーリランアーリラリオー
アーリラン峠を越えてゆく

咳止めシロップパーティー
銀の指輪
彼女との写真
フラッシュ ....
ブルドーザーがやってきて
まるごとごっそり
私の悲しみを
持っていってくれないかなあ

タンクローリがやってきて
あふれるぐらいたっぷりと
私の心を
満タンにしてくれないかなあ
いつものように
朝6時
トイレに駆け込む私に
投げつけられた言葉には
きつい響きがありました
あれは17年前
深く愛し合っていた私たち
動き始めた家庭という名の汽車に
二人飛び乗った
 ....
ドブ板生まれのふしあわせ好き



笑っちゃう位不遇な蟋蟀









そろそ ....
雪だ雪だ雪だ
世界が真っ白
恋の季節
温まりたい

雪合戦して
雪だるま作って
カマクラを作る
手袋はビショビショ

サンタさん願いを
叶えてください。
赤い糸を下さい。
真 ....
雨の降りはじめる 特別な においがして
猫のヒゲがゆれる
森の虫が 鳴いて その余韻の先で
おこめのたける匂いは
のりしろのにおい 

やま と たに を
のりづけしようと  ....
さみしいさみしいが
毛穴という毛穴からにじんで
コンクリートの路地や
木造の二階建てや
塀の上の猫まで
とにかくもろもろのものをさみしいさみしいの中に
沈めていって
やがて太陽がさみ ....
胸のあたりから
ポトリと
白いジグソーパズルの一ピースが
落ちてきた
昨年胸を痛めて以来
何かに心奪われたり
予期しない出来事に遭遇すると
ポトリと
落としてしまう

今落としてし ....
深夜のファミレスはこんなにも賑やかなのか

ドリンクバーやサラダバーではしゃぐひとたち

国道を走る車の音に混じって

「ぎゅぃん ぎゅぃん」

「しゅぃん しゅぃん」

と空間が ....
ぼくだけが四の段おちた

せんせいが心配した

とぼとぼと家に帰った

まえのひ四の段カードをなくしてしまった

だからお家で練習できなかった

つぎの日は九々のテストがなかった
 ....
乾 加津也さんの自由詩おすすめリスト(4816)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
それか旅人- TAT自由詩4*11-12-6
雨女- faik自由詩15*11-12-6
しずく_すがた- 木立 悟自由詩411-12-6
暗室- timoleon自由詩6*11-12-6
小さな窓から- yo-yo自由詩9*11-12-6
しくみ- c自由詩411-12-6
- 古代 透自由詩3*11-12-5
ポーリーとポリアンナ- ふるる自由詩4*11-12-5
そのこえ- ……とあ ...自由詩511-12-5
もじ- 朧月自由詩311-12-5
ネット詩- アラガイ ...自由詩4*11-12-5
【連詩】空を飛ぶより楽しいこと- メチター ...自由詩6*11-12-5
死ぬまでには生きてみたい- TAT自由詩3*11-12-5
人形願望- 木原東子自由詩17*11-12-4
球体観測- 魚屋スイ ...自由詩311-12-4
やればできる子- 未完自由詩10*11-12-3
冬が訪ねてくる深夜- かんな自由詩16*11-12-3
てのひらの海- そらの珊 ...自由詩8*11-12-3
無題- 葉leaf自由詩3*11-12-3
ルル- マーブル自由詩111-12-3
嗅ぎタバコ- ペポパン ...自由詩3*11-12-3
ブルドーザー_タンクローリ- マフラー ...自由詩5*11-12-2
くっさい- 花形新次自由詩3*11-12-2
唖やゴブリンの為に- TAT自由詩1*11-12-1
スノー- ペポパン ...自由詩4*11-12-1
桃源郷- るるりら自由詩11*11-12-1
さみしいさみしいさみしい- うめぜき自由詩611-12-1
白いジグソー- 灰泥軽茶自由詩211-12-1
ファミリーレストランサラダバー- 灰泥軽茶自由詩7*11-12-1
四の段おちた- 吉岡ペペ ...自由詩4+11-11-30

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