すべてのおすすめ
杞憂だと嗤ってきた想定外が起きて
青い空から雨が降りしきる
雨を貪ってきた民は
雨から逃げ惑う
逃げ惑ったところで
この国の民は雨の奴隷
雨に逆らえば
無限の孤立の曝し首
発せよ御用学 ....
八重桜
いくえにも重なって
淡い桃をたわわに逢せる
遠野の空の水と蒼
流れ流され血の紅滲む

それでもサクラは咲くのです

山桜
ひっそりと佇む
誰も知らない名前すら
無から生ま ....
およそエゴイスティックな文学的な理屈をこね











人間がヒトが元来摂るべきタンパク質や水、並びに愛を

 ....
  .
数の世界はその抽象にこそあるのです
具体をいかに豊富に積み込んだ抽象
を構成するかが数を究める者の課題
ここに数とは宇宙を開示する抽象のすべてをいう
  .
それならば詩とは数なの ....
かけそば
禿そば
ハムそば
オムそば
お酢そば
キスそば
肝そば
鴨そば
亀そば
飴そば
灰汁そば
肉そば
国そば
釘そば
ネギそば
嗅ぎそば
傘そば 
逆さそば 
 ....
地に立つ生には背負うものが重すぎる

思考の止まった生卵を
無表情な月が唆す
いや全くその通りだと
小さく頷き、動悸とめまいに身を投げた

母が、母が、
重たい私を水銀の泉から引き摺り ....
どんなにそこが
ゆきぶかいところでも

どんなにそこが
つなみでながされても

どんなにそこが
ほうしゃのうでおせんされても

わたしたちは
ふるさとをすてない

 ....
津波がさらっていった親父の夢の事を考える
太平洋に浮かんでいる親父の夢の事を考える
親父は彼のブルースをドライブ出来るだろうか
僕は僕のブルースをドライブ出来ない
屈辱と憤怒と恐怖と焦燥と劣等 ....
 ほら横なぐりの
 ぼたん雪のなかを
 回送バスがはしってゆく

 窓を曇らせ
 満員にひしめいた乗客の気配だけを乗せて
 がらんと無人の灯りを点して
 回送バスがはしってゆ ....
 
 
日記帳、
欄外の余白を縮絨し
つくられた子羊に
錆びた針を飲ませる
わすれられた浜に
とり残された
もろい足跡のように
母の筆跡は、
幾度目かの春で途切れていた


 ....
似たり寄ったりな景色が並ぶ町で
わたしは、言葉を持たない


認識のそれぞれが
役目として語られるには
少し
役目を過ぎている、という気配


適当なリズムで鳴るヒールに
 ....
俺のジーンズとあんたのスカートがベッドの下で絡まる事は無い
それはロフトに敷いた布団であっても同じだ
ロフトの下の冷たい床の上で僕らの服は絡まったりしない
でも最後に絡まった俺のセブンスターズと ....
塩素の匂い。水面に、空が映り込んでいる。プールの底も、同時に、透けて見える。プールの底も、空も、同時に、空であって、プールの底であって、同時に、なくて、Clと書くのだよ、塩素は、と教わった。空、と、プ .... 部屋では男が赤子と遊んでいた。赤子が床を這うのに合わせて男の体も動いた。男と赤子は親子ではなかった。しかし顔はよく似ていたが手足はまったく似ていなかった。男は動かしている手が誰のものだかわからずに遊ん .... サンロードの安い中華飯屋で「かけラーメン」と言う素ラーメンを見た
(奥田民生の「ラーメン食べたい」を思い出した)
斬新だけど別に食べたいと思わない
そんな事より寿司を食べたい
回ってて ....
     二本の指で
     煙草の先端を揉み消して
     どこか遠い空に
     未明から鳴り止まない
     海鳴りのような響きに
     耳は ひらいて

     放 ....
架線がきれて、
多くの花びらが散った、
林のなかを、象が、
ゆるやかに、
そのような足取りで、
椅子のない語彙が、
夏至のよるに、
たゆたう、
この陽だまりに
花は咲く
私は微笑(えま)う
日が差せば
誰もが等しく
享受出来る
何時でも
何処でも
この陽だまりに
悲しみはない
透明な絵本を
じっと見ている子供がいて
クレヨンを持って
かがやいた笑顔をみせる
 (これは何色なの?
としきりに尋ねてくるので
答えに困って
好きな色で塗ってごらんと
うなず ....
カツオに
「こらっ!カツオ!」
って言えるのは
フネだけ
(そんなことないと思うけどねー、波平だって言えるよ)
明日になって
また、あなたのイガグリ頭に
触れたらきっと
チクチクしてし ....
ぼくは誰からも
愛されていると感じたことが無い
付き合っていた人は何人かいる
好かれていたことはある
求められていたことはある
何人目かの君は 愛していると言ったけど
その意味 ....
普段は感じることもないのに


きみが
はいつくばりながら
痛みに耐えて
立ち上がろうと
人々の冷酷さを映し出す
透き通った青空に向かって
手を伸ばした時
ぼくの心に潜む
奥底で ....
叔父がつくってくれた
平べったい玉子焼きをたべてから
小学校にでかける前に
ぼくは儀式をはじめる

父と母がまだ寝ている四畳半の寝室をすこしあけて
二人の寝姿を視野におさめる
それから目 ....
笹を切り ( 橋を渡る
)春過ぎて)風は方舟 )木漏れ日に(うねる瀑布の堰
それは、幾度か荒波を乗り越えてきた稜線
回顧する遠来の砂」
光、深く、奥へ、
奥へと足跡を辿れば
 ....
政府に文句などない

最悪の事態なんて

タイムリーに通達されるわけない

四五時間後がいいとこだろう

それでも速いぐらいだろう

いま小田原の弟のところにいる

小田原から ....
2日目を迎え
被災地の避難所では毛布の取り合いが始まりつつあると
世話役の青年が疲れ切った顔で
とりあえず粉ミルク、紙おむつが全く無いのだと話す
別の避難所ではミルクを溶かす湯も沸かせないと
 ....
梅の花の香りを嗅ごうと
背伸びする私を視ずに
君は宙を眺めてる
白いワイシャツ姿の
君の周りだけ
特別に星が飛んでる

君の傍で季節を感じたかったし
まだ知らない景色を
穏やかな気持 ....
{引用=
鳥がなぜ飛べるか知らないように
花がなぜ咲けるか知らないように
人はなぜ生きるか知らないから歩いていける
手を繋いで不完全を積み上げ
明日へしかいけないいのちの行進

あやめる ....
小さなものたちが
それぞれに
自らの場所で躓いている
その中に僕も君もいて
むすうの僕と君が
それぞれに
自らの小さく見える
けれどもほんとうはもっと大きい場所で
同じように躓いている ....
膿んだ傷のある腕を
長袖の服で隠して
調子の外れたハミングは
いつでも古いシャンソンをたどって
彼女はマリーと呼ばれていた
マリアンヌみたいなコートを
いつも着ているせ ....
乾 加津也さんの自由詩おすすめリスト(4804)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カルナバル- 黒い翼自由詩111-3-21
それでもサクラは咲くのです- 西日 茜自由詩6*11-3-20
そういう真似は金輪際- TAT自由詩211-3-20
覚え書き- Giton自由詩3*11-3-20
そば屋のおしながき- 紀ノ川つ ...自由詩3*11-3-20
朧月夜- モリー自由詩7*11-3-19
ふるさと- 小川 葉自由詩111-3-19
青梅街道ブルースドライブ- 虹村 凌自由詩3*11-3-19
それでも回送バスははしってゆく- 石川敬大自由詩16*11-3-19
Ou_est_ma_agneau- 雛鳥むく自由詩1311-3-19
川底- 山中 烏 ...自由詩3*11-3-19
洗ってない詩人の臭いがするんだよ- 虹村 凌自由詩3*11-3-19
pool- 益子自由詩211-3-18
赤子- 益子自由詩111-3-18
僕らの日常(=非日常)- 虹村 凌自由詩2*11-3-18
消灯のために- るか自由詩411-3-18
5日目- mugi自由詩3*11-3-17
陽だまり- 蒲生万寿自由詩1*11-3-16
透明な絵本- かんな自由詩33*11-3-16
22才のワカメ- 花形新次自由詩5*11-3-16
笑い話_/_****年不明- 小野 一 ...自由詩6*11-3-15
- 寒雪自由詩111-3-15
視界を選ぶ- 殿岡秀秋自由詩511-3-15
史跡を巡る__‥Ⅱ- アラガイ ...自由詩6*11-3-15
小田原城にて- 吉岡ペペ ...自由詩311-3-14
断層- salco自由詩2*11-3-14
二の丸公園にて- モリー自由詩6*11-3-14
明日への波紋- 高梁サト ...自由詩411-3-14
小さな君への挨拶- 岡部淳太 ...自由詩17*11-3-14
マリー- ホロウ・ ...自由詩5*11-3-13

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