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久しぶりのドライブ

秋空の青梅街道一直線
スピードは
制限速度 プラス10キロ

濃紺の軽キャブの
エアコンはいつもオフ
夏も冬も

半分開けた窓から
秋風が頬をなでる

 ....
西へ向かう風ですが
ついでに何かお運びしましょうかって
せっかくだから
几帳面にたたんだ言葉のひとつでも
裸のままで
お願いしてみようかしら
闇を超えて
芸術を超えて
あなたに
あな ....
人間は 誕生日から 次の誕生日までの間に
普通に生きてさえいれば
少なくとも 2%ぐらい能力的に成長するらしい

毎日で割ってみれば 僅かな数値しか出ないけど
日々 起きるたびに あ ....
 死んだら二十八グラム体重が少なくなるって
 それがひとのタマシイの重さらしいよ
 と、どこから聞いてきたのか
 娘が言う

 父はおもう
 タマシイに重さがあるなら
 物質 ....
水溜まりは弾かれた

跳ねる水滴
破壊される水面の映像
雨上がりの虹と
両足のダイブ

行き交う雀は
ピーチクと
その青空を謳歌する
河川敷の上、
髪をポニーテールにして
サン ....
          さやさやと
     緑の褪せたわくらばが
       揺れて慰め合う秋
 羊田には渡り鳥が集いはじめる

プロムナードで自分に呼びかける
   さぁ ねこぜをそらさ ....
見えなくなる薬をくれ


僕が飲んだら他人が
見えなくなる薬をくれ
嫌いな人間が透明に
見えなくなる薬をくれ
僕の大好きな彼女も
見えなくなる薬をくれ
息が詰まりそうだから
 ....
何もかもが過ぎて行く
そして何もかもが帰って来る
落とし、奪われ、失くした何もかもが
心の中では連綿と紡ぎ直されてつながって行く
これをウィーヴィングと呼んでいる
トリックとまでは行かない修 ....
                101031



風の夜に
眠りこける
九官鳥を起こす
眠い眼で顔を上げ
朝が来たかと呟いた
風が無い日に
のんびりと
そよ風探して飛ぶのだと
 ....
やっぱり戦争は
起こらなかった

歌いつくした歌手の
少し疲れた喉が
歌を歌っている

午前3時を過ぎた頃
すっかりと時代は
変わってしまった

アスファルトが
材質を取替えら ....
 
 
やねのうえを
あめがあるいている

なかにはいりたくて
しかたがないのだ

しめわすれたまどから
なかをのぞいて

さんのあたりを
なみだでぬらして
 
 
1
公営であるタクシー乗り場でボッタクリのタクシーと交渉し、着いたばかりの体はくたくたに疲れ果てていた。何か迷い子のような気のする私には確かな風景などそこには無いように思えた。彼らはフランス語はでき ....
びろうどとびいどろの
ちがいがわからなくてこまる
ことのない青春をおくって
きました このわたくし

くちびるとくちびるを重ねて
あまい嘘をささやきあってみたい
わたくしはいつまでもひと ....
たまがつくられるという長い手紙を書く発語の根は脳睡してひるがえってひるがえし走ること限界などどうでもよく走りながらよく視えるできないことできたことは視えず走るまばらなゼロ覗くことからむからまれからみた .... アホは言葉を知らぬ。
裏を表のことだと思い、
明日を昨日のことだと思っている。

アホは我慢を知らぬ。
悲しければすぐに泣き、
楽しければすぐに笑う。

アホは世界を知らぬ。
途方も ....
私にやさしくしないでください
やさしくされることになれていないものだから
胸のあたりがやけにこそばゆくて仕方がないのです


私にやさしくしないでください
あなたにやさしくされるたびに
 ....
 
 
色鉛筆のケースの中で
弟が眠っている
一番落ち着ける場所らしい
父と母はテレビを見て
時々、笑ったり泣いたりを
繰り返している
ケースから出された色鉛筆で
僕は絵に色を塗る
 ....
 
 
てんぷらやのごしゅじんが
きょうも
てんぷらをあげている

あきないのだろうか

きのうより
きょうが
おいしくなっている

あきないのだろうか

てんぷらやのごし ....
あの日母が
私を見つめていた瞳が
なにを想っていたかが
ふいに想像できた

歪んだ方向しか
見ようとしなかったあの頃の私には
真意なんてどうでもよかった

気をつけていきや
そう言 ....
「そっちへすすんで」
「なぜ」
「見せたいものがあるんだ」
「何を」
「見ればわかるよ。嫌なら見なくてもいいけど」
「わかったよ。左だね」
「そう。門を背にして左」
「あの ....
「こうなって あういてう」 指差す君
「こうなって あういてうぅ」 何回も
「へんな ロボットぉ」 僕に訴える
こうなって・・・
25年前の君の声が
僕がうなずくまでずっと



小 ....
この雄大な大地に拮抗しうる音楽は

中島みゆきでもモーツァルトでもなく

チャイコフスキーの交響曲第五番だけだった

そんなかっこいいコピーがあった

今朝これをガンガンにかけた車か ....
 
 
かおりのいえの
あかりが
まだついている

あいかぎで
かおりの
いえにはいる

くることを
しっていたのか
りょうりを
つくっている

ゆめかも
しれなかった ....
沼の中へとダイブしたい

白いワンピースが泥色に変わる瞬間を
この目にしっかりと焼きつけて

刻みこむんだ

服に肌に心に
生きてゆく為に必要な汚れを



泥んこになった ....
朝のまぶしさで
目が覚める

となりには
あなた

鳴り響く
目覚ましの
アラームを消す
あなたの手

 ねぇ

あたしは
あなたの胸に
手をあてる

あなたの
大 ....
あなたの発するだろう声に、そこに色々な、声にすることすらできないようなものが、けれど具体化されずに、取り巻いているような気がした。とりとめも無くぼんやりとしたものが取り巻いている。私にはそれはぼんやり .... 今しがた撃たれたが対峙する雑魚を退治するのに特に支障は無い








 ....
人の歩みは
都会(まち)に咲く花
出てきたやつは
最初に真似る

東京の人は
悠々と歩く
わき目も振らずに
自信に満ちた足取り
「すべてを決めるのはあくまで俺だ」
 ....
いちにちが終わった時に
お財布の中に残っていた500円玉を毎日貯めている

拒食症気味の私の昼食は決まって
アロエヨーグルトと豆乳とコーンスープで350円くらい
1000円札を出すとお釣りに ....
1962年の足をかじったらイブ・クラインの青

生まれたてだから味なんか臆えてないのに蘇る人体測定

「生きていてよかった」

わたしのかげはぐれてしまったのに
乾 加津也さんの自由詩おすすめリスト(4804)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ラフ- 森の猫自由詩4*10-10-31
シナモン- アズアミ自由詩210-10-31
2%仮説- yumekyo自由詩6*10-10-31
結界を出入りするもの- 石川敬大自由詩2010-10-31
飛んでけ- Oz自由詩210-10-31
暗いちから(七)- 信天翁自由詩110-10-31
くれ- 寒雪自由詩110-10-31
燃えないごみの日- salco自由詩6*10-10-31
風の夜に- あおば自由詩7*10-10-31
戦争/戦争/戦争- 真島正人自由詩6*10-10-31
- 小川 葉自由詩1210-10-31
あの10ユーロ- 番田 自由詩4*10-10-31
びいどろの夜- 瀬崎 虎 ...自由詩210-10-31
発語の根- 阿ト理恵自由詩4*10-10-31
アホのうた- ブルース ...自由詩3*10-10-30
素直になれなくて- 涙(ルイ ...自由詩310-10-30
色鉛筆- たもつ自由詩1910-10-30
商い- 小川 葉自由詩3*10-10-30
省みて- 朧月自由詩210-10-29
避難(第2稿)- 原宿自由詩110-10-29
オレンジ色のスキー靴- 山人自由詩3*10-10-29
交響曲第五番- 吉岡ペペ ...自由詩410-10-29
かおり- 小川 葉自由詩610-10-29
“凛”- 三奈自由詩810-10-29
ハグ- 森の猫自由詩5*10-10-29
建築物と- 番田 自由詩3*10-10-29
木星には何時に着くんだ?- TAT自由詩3*10-10-29
A_WALK- yumekyo自由詩510-10-28
500円玉貯金をしている- 池田実緒自由詩510-10-28
追憶・インターナショナル・クライン・ブルー- 阿ト理恵自由詩3*10-10-27

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