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 「へそ」

夕立とともに雷が落ちる音がして
少年ははっと目覚める
もしかしてへそが盗られていないか
あわててシャツをめくり
お腹にちいさな穴が残っているのを
確認して
ほっとしながら ....
昨日の大失敗を払拭したくて、
(そうしなければ、明日から耐えられない)
鴬谷へ。
自転車でぶらぶら、
ラブホテルを物色してると、
なんだか秋の日のいい匂いがする。
くだもののような匂い。
 ....
草むらは切り開かれ
キリギリスはいなくなった

裏山は切り崩され
クワガタはいなくなった

沼は埋め立てられ
ザリガニはいなくなった

代わりに蟻のような人間が来た
巣穴を広げ
 ....
残してきた思い出たちが
私の手を引く
優しく頬をなでるから
私、切なさに胸が痛い

声も
仕草も
笑顔も
今でも感じられるのに
温もりだけは
感じることができない

もう
 ....
正解も、間違いもなくて
それでも答えがほしくて
君を待ち焦がれた

向かい合った瞳を見つめ
その手の暖かさを想像し
きれいに笑えず、うつむいた

抱きしめる代わりに声を
口付ける代わ ....
泣きじゃくりながら
坂道を登っていた

気がつくと
そこは
深い森

森の中だった

緑 緑 緑の渦
苔むした木々

鳥の声

時折さす
きらめく太陽の光・・・

声 ....
この世のうわずみを
あらかた舐めてしまった

僕は

もう

面白がらなければ
何も面白くないし
欲しがらなければ
何も欲しくない

この世のうわずみは
どれも同じような ....
良い詩なんてどこにもないね
うん、ないね
それでいいんだよ
うん、それでいいんだよ
だって私たちは無名だもの
うん、無名だもの
きれいな詩もあるけどスルーだね
うん、きれいだけどスルーだ ....
虚の場所
 


                  こくりこと 霊。

(青空、)
墜落が 必然であった か
錐揉み乍ら 再考している…


(集落、の)
仮構された 中 ....
               101002


寝違えた球根を2分割するばお
左から右へと
流水の勢いに呆れかえるばをは
をたけびをするたびに
クシャミが止まらない
心地よいエコーから ....
     時計が 針をやすめ 
     静寂が風を
     宥める彼方 
     あの遠いところで
     たえまなく
     枯れた葉を、振り落とす
     木 ....
(私はいつも仰向けで寝入り
 決まって仰向けで目を覚ます)

その日天井のしみは、妹のクラスメイトの顔だった
昼下がりに学校を早引けしたきり妹は姿をくらました

(私はいつも仰向けで寝入り ....
とうめいの糸くずが飛んでいる

水はつぶを形成して
表層にとどまっている

空室のマグネットは斜めに付いて
皆は声を張り上げる

彼女はごりごり言っている
彼女もごりごり言っている
 ....
まぁ僕の近隣にゃ誰も現代詩フォーラムにログインする人は居ないだろうし

『あれ?これってあの人?』ってなる危険性も無いだ ....
意志を強く持ち
困難に立ち向かう
ぶれることなく
やり続ける。

石の上にも三年
禁煙三年
禁酒八年
馬鹿のギャンブル12年

へこたれそうになる時も
わが子の顔を見ると
辛抱 ....
昭和42年、栄光の巨乳輪とともに産声を上げて以来
今日まで43年間、巨乳並びに乳輪のために絶大なるご支援いただきまして
誠にありがとうございました。
皆さまから非難、中傷、嘲笑を受けながらも
 ....
自分のことで
人の手を煩わすことは
恥ずかしいことだと思いなさい
それに気づかないことは
恐ろしいことだと思いなさい
いつか
それに気づいたならば
感謝しなさい

はじまりのすべては ....
眠れない夜
蜘蛛の子達が蠢き出す

無数の血管に入り込み
チクチクと毒針を刺す

体は痙攣してハイになり
脳に届いた毒は
死の自動思考を始める

蜘蛛の子の毒は
精神を少しずつ殺 ....
六月二十七日は、
私のしるひとの命日です
あの葬式では、
天気雨降りました。
七色の午後
左手薬指の約束に花輪をそなえました。

あの天然水は
このからだをとおりながれることはなくいま ....
自動販売機のコイン投入口に
すいこまれていく女の人をみた金曜日の夜
ポッケの底のおつりの枚数をかぞえていた
裏面をやさしくなぜながら
口当たりの良い絶望味のコーラをぐびぐびのんだ

昔乗用 ....
つまづくはずのないところで
足をくじき
恋に
落ちてしまった
わたし
すっかりからまっていて
逃げ出すことも出来ない
あなたの前
ほとんど裸じゃない
ただ、いたずらに
マシュマロを ....
耳たぶがかさかさすると思ったら
どうやら蟻が一匹のぼってきてたらしい
上半身だけゆっくりと身体を起こす
よく伸びた夏草が足を覆いかけている


さっきまであおいろばかりだった空に
いつの ....
雨 雨
切々と うたう

わたしはピアノを弾いている

絵も描けず
詩も書けず
下手な暮らしをしているが

わたしはピアノを弾いている

今この瞬間
いくつもの
想いが
浮 ....
怒っている
しめった風の吹く夕方
私鉄沿線最寄り駅前「鳥凡」の店先に坐りこんで
怪人ホウセンカ男が
怒っている
風鈴の音色は不快にやかましく
日もまだ暮れないうちから
すっかり酔っぱ ....
カウンターの背の高いスツールに腰掛け
グラスに注がれたバーボン
氷のゴツゴツした表面を覆いながら滑り落ちる
琥珀色の液体にジッと
視線を這わせ

すでに結露したグラスを捧げ
グビリと ....
人間はたまねぎのような皮ばかりだ。どれが本当のわたくしというものはなく、あるのは薄い皮ばかり。

ニーチェ→フーコー、ベルクソン→ドゥルーズというのは中2病の系譜ではないかと思いはじめた。では、そ ....
赤い月夜の森の中を
恋人達が無言に行く
凍った大気と闇の道を
二人は抱き合って行く
抱き上げられた女は
男の肩に頭を預け
柔らかに目を伏せて
その温かさに耳を着け
胸の鼓動を感じている ....
埋めてください
私の重たい脚を

埋めてください
私の拙い相槌を

埋めてください
私の荒んだ眼を

埋めてください
あの子の笑顔を

埋めてください
埋めてください
冴えわたる空気の中に
まだらに浮かぶ闇の重み
夜は更けつつあるが
時間は闇を支配しない
眠りの底に光のように
拡散しているかそけき時

この部屋はもう暮れてしまって
亡霊たちも ....
          ホルマリン浸陰嚢びちゃり鈍い音を立

                 て

          潰れる   潰 れる    潰     


            ....
乾 加津也さんの自由詩おすすめリスト(4805)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
へそ- 乱太郎自由詩17*10-10-3
秋の日の女- はだいろ自由詩7+10-10-3
いきものがたり- うずら豆自由詩6*10-10-3
回想- いのせん ...自由詩210-10-2
シアワセ- ala自由詩2*10-10-2
森だった- 森の猫自由詩7*10-10-2
ぽつり- nonya自由詩23*10-10-2
みんないっしょでみんないい- 西日 茜自由詩6*10-10-2
虚の場所、詩という核- るか自由詩610-10-2
ばお&ばを- あおば自由詩2*10-10-2
_半_睡_の_落_葉- るか自由詩610-10-2
しみ- 豊島ケイ ...自由詩17*10-10-2
とうめいの糸くず- はな自由詩310-10-2
夢を食む虫- TAT自由詩4*10-10-2
桃栗三年、僕一生- ペポパン ...自由詩4*10-10-1
我が巨乳輪は永久に不滅です- 花形新次自由詩2*10-10-1
恥じらいと恐れ- 蒼木りん自由詩210-10-1
夜と朝のあいだに- うずら豆自由詩5*10-10-1
命日- こしごえ自由詩2*10-10-1
o- コーリャ自由詩910-10-1
砂浜のマシュマロ- さだあい ...自由詩310-10-1
ぼんやり- あ。自由詩10*10-9-30
pianissimo_words.- Akari Chika自由詩8*10-9-30
暴虐!怪人ホウセンカ男(Mr.チャボ、怒りの鉄拳)- 角田寿星自由詩210-9-30
バーカウンターの蛙- ……とあ ...自由詩10*10-9-30
サインバルタ- 佐藤伊織自由詩310-9-30
恋人達- salco自由詩15+*10-9-30
埋葬- むくげ自由詩410-9-30
夜の中で- シホ.N自由詩110-9-29
流れ_る- 鵜飼千代 ...自由詩6*10-9-29

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