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西の国での日没は遅い
けれどもやがて
海にも陸にも火がともる

夕闇の中
黒々と大きなシルエット
あれは火力発電所

もう止められて久しいけれど
取り壊されない
原発に何かあった時 ....
ホタテの貝柱は
何故太いか知ってるかい

ホタテは死んだら貝柱を天に伸ばして
天空を支える役目があるんだよ

でもほとんどのホタテは
寿命が来る前に食べられちゃう

だから天空はその ....
今夜も
Shaggyの声を背に
夕食作るよ


昨日よりも
美味しく
なりますように

お尻
ふりふりふりふり


パパちゃん
美味しく
食べてくれますように

お尻 ....
         息づく、生命の、青い匂いを嗅ぎ、言葉と、言葉の
         隙間から洩れる、かなしい喘ぎに、くるしい、胸が
         くるしいよ、思い出していた、おれは遠い ....
僕は、それを、思います
それ、は、空、を、思います
空、は、雲、が、浮かびます
雲、は、遠く、に、流れます
遠く、に、心、が、向かいます
心、が、きしり、と痛みます
きしり、と、君を、思い ....
今朝、ベランダの鉢植えから
見たこともない形をした花が
頭を覗かせていて

わたしは
この町に越してから
数ヶ月ぶり、に
カーテンを開いた




カラーボックスの大半 ....
用を足すだけなんだけどね

うら寂しい公園の片隅にあるのは決まって便所ってやつで

おおむね和式の便器しかなくて
紙なんか無くて
げげげのお友だちなんかの手が暗闇からぬらりひょん

べ ....
ボイラーマンとはわけが違う
そうさそうなのさ
ニュージーランドのキウイの中から
ぽっこり生まれたような
インザミラクル
この瞬間に立ち会えて良かったね
後悔はしないよ
そうさそうなのさ
 ....
右手が
左手を透り先へゆく
何かに触れる
何かを透り
さらに先へ


おおら おおら
ときく ときく
揺れに満ちる水
すきまなくすきまなく
兆しではなく  ....
おかあさんだからって
人を愛せて当たり前なんて
人間は
人間を生むと優しくなれるの?

おとうさんだからって
人を愛せて当たり前なんて
人間は
人間を創造すると優しくなれるの?

 ....
胸の奥深く
茂みになったその向こう
木々、そのこもれびに
獣が棲んでいる
愛した女に、泣きながら、喰らいつき
肉を引き裂く
したたる血に、自身が切りつけられながら
喰らい、泣く
 ....
ベランダで
入道雲に向かって
指揮棒を振るおかあさん

白いシャツはヴァイオリン
大きいシーツはティンパニー
弟のズボンがフルートで
私のワンピはトランペット

晴れた日の
洗濯物 ....
ひもとくこと
ひもとくことを おぼえよう
ねこのみみ鳴り
蜘蛛の巣のひかり
淡くて せつない
綿菓子のような
こはるびよりの
あさひを浴びて
わたしのしっぽは
大きくふれる
幹をい ....
死んだ少女の手を取って
「タリサ、クミ」とイエスは言われた
少女よ、起きなさい
へべれけにされマワされて
中学生の少女は自殺した
夏の未明、背伸びの季節には
恋に恋する期待もあっただろう
 ....
革命的な言葉を口にしながら
麦わら帽子の海賊たちが船出する 
追い風 あふれる秋色の陽光

夏をふりかえらない はしゃぎ声に
バルーンの剣を空に 掲げ、

略奪のためでも
自己の利益の ....
 もともと世界は一連の階段だった
 一段一段に彼がいてあなたがいて僕がいる
 その下には彼とあなたと僕のご先祖様がいて
 「あ」が「あ」になるように「さ」が「さ」になるように
 首をひねって
 ....
捜してきます と書いたメモを
台所に置いて 家を出た 午前三時
まだ 真っ暗な道をひたすら運転する

公園 飲み屋のある所 よくわからない道
夫が 電話のひとつもよこさないで
友達と飲んで ....
   
    さりげない贈り物のような
   白い箱に真っ赤なリボンをあしらった
   その箱の中のような牢獄で
   私たちは 少しだけ息づいている
   美しい花々 草原 
 ....
ねころがって

窓からの緑を見つめている

緑を見つめている

緑に見つめられている

緑のふちどりと空のコントラスト

ふちどりが風を見つけて揺れている

微笑んでいる

 ....
飲み屋を流れた
飲み屋の片隅で いつも 話しかけられなかった
BOSEがある部屋で
話しかけられなかったのは スピーカーだった
そして そこにたぶん 君には 誰もいなかった
誰もいない その ....
{引用=


またここに来てしまった

まだここにいない

接続される

胸が急に
うずくように
切なくなる

痛くなる、
とは区別された
切なくなる

それが
 ....
不必要な話はしない
ぼくたちにはもうあまり時間がない
飾りもときには必要だけれど
いまはそういうときじゃない

死んだ蝉が生き返ることはない
でも地面の下では
蝉の幼虫たちが生きていて
 ....
風邪ひいた
鏡の私が情けない顔で
くしゃみを3発
脳味噌が揺れる
くしゃみを3発
モナ・リザもくしゃみをする
その時
?泣く女?もくしゃみをする
アイスランドもくしゃみにぶれる
世界 ....
ごはんにしようよ
エサじゃなくてごはんにしようよ
木の実が入ったパンがいいな
鶏肉は断固拒否だな
果物あるといいな
お酒はTullamore Dewにしてね …びばげかい♪…
ねぇねぇ テ ....
紅い金魚をお祭りで買ったのは
小学校のとき
本当はミドリガメが欲しかったんだ
けれども
最後まで言えず仕舞いだった

金魚ばちに一匹の金魚は
夏休みの終わりとともに
死んでしまって裏庭 ....
 ゴミが鳴ります
 それは骨のコツコツと鳴るです

 押し広げられたのは花です
 天に届く花です

 怪奇がギャ―ギャ―飛び去るのを追います
 足の親 ....
 
 
秋は
だれなのだろう
すずしげな顔をして
そのひとが
やってくると
しん、と
静かな音がする

みのりの秋と
ヒトはいうけれど
秋は
みのりなどではない

あまい ....
よこむきになって
泣いていたら
右目のなみだが
左目にはいって
はんぶん魚で
おぼれていました
私の弱い心では
今は貴方の濃い影を
支えられはしないけど
側に居たいと願った

暑さの残る

八月の夕
 
不意に月が揺れて
ぼんやりと座り込む
誰も居ない駐車場
くたびれた溜息を
大きく一つ小さく一つ

今日は何をして過ごしたのか
振り返りたくないことばかり
明日は何をして過ごすのか
想 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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秋に- 小川 葉自由詩6*10-9-18
- はるな自由詩5+10-9-18
願い- 徘徊メガ ...自由詩210-9-18
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