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欲しいものがなくなって
安心していたはずだった
欲しいものがあるのは苦しいから
手に入らないものは何もかも
あきらめた
はずだった
それなのに

欲しいものができた
それは秘密だ
おおきい かあさん おおきいな

ちいさい とうさん ちいさいな

ひるね ひるね らいおん ひるね

おしろのてっぺん こうじちゅう


+


さとうと えんぴつ けんかし ....
あなたが ゆっくりと死のうとするので

わたしは ゆっくりと呼吸をするのです

太陽が 月が居る事に 意味なんて要らないように
穏やかな
心地 は たらちねの

手編みの靴下 ぼっこの手袋
編み返して セーター

あかぎれの
温もり に うもれて 眠り ます
「焼ぁ〜き芋ぉ〜、
 石焼ぁ〜き芋、焼芋ぉ〜」

日も暮れた
裸木の並ぶ川沿いの道を
赤ちょうちんの焼芋屋が
ゆっくり ゆっくり 歩いてく

後ろからもんぺの{ルビ懐=ふところ ....
好きだ とは言わない
あなたの声に
不確かな不安を覚える

淋しい とは言わない
わたしの声に
確かな安堵をくれる

それがあなたの答え
 
十七時の鐘の音は凍え
涙声にもよく似て

僕は此処に
居たたまれなくなる


そして
此処ではない場所へと
小走りで急ぎ出す僕の
おでこに

何も無い様にしか見えない宙に
飛 ....
帰る場所はあるほうがいい
帰る場所がある人と
帰れないところまでは行かないで
少し遠いところで
夜の川を眺めていたい
もう何度も
傷を舐め合ったから
わたしもあなたも
優しくなれたから ....
あなたが後ろを向くと
私の胸から
レモンスカッシュが吹き出した

瞬く間に水の幕をつくり
私の前を一面覆う

そっと指で触れてみる
波紋は広がる

ほんの少し振り返った
あなたの ....
どんよりとした激しいスピードで
こみ上げてくる感情
今夜もう少しで落っことすところだった
男の子の部屋ではいつも同じような音楽が流れてる
だから昨日の男の子と
今日の男の子が違っていたって
 ....
コーヒーカップの中の砂は
もうとうに飲めなくなっていた


日差しから種が降りてくるような
そんな海の上


向かい合いクラクションを鳴らしあう
勢いよく置いたコップから何かがこぼれ ....
出口がない
そう感じたら
潜れ
潜れ

水死体みたいに
朝の空を流れる

昨日の夜
大阪環状線で
車両事故

ムナシイ
家と反対に
生まれた方へ
帰る

夜をとおりゃ ....
このごろ
ヒデコさん来ないの
あの人も忙しいから
なにしろここには
鈴木さんが
三人もいるから
話し相手には不自由しない
あんたも(イラクで)
虜にならなくて良かったね
元気にし ....
この文章をどこで見たとしても
あなたは呪われます。
たったいま、私が呪いました。
私はあなたを脅迫します。
脅迫されなさい。


パターン1

あなたは後ろ暗い四畳半の部屋で
せん ....
あったかい


あなたは そう言った。




すき



そんな あなたと

ああするのが。



あの日着ていたコートを今年はまだ着てない。

 ....
俺は

思いが通じるとか

通じないとか

恋が叶うとか

叶わないとか

そんなことばかり思ってた


あなたのことが欲しかった


今は

ただ

あなたの ....
あの青空が
もし
嘘 だったとしたら
私という心も
嘘 になってしまうだろうか

一つの否定は
不安の輪となって
どこまでも どこまでも
同心円の 嘘
娘は将来アイス屋になりたいと言う
好物のアイスを好きなだけ食べられるから
ではなくて
沢山の人を幸せにしたいからだそうだ

いっしょにお風呂に入ると必ずその話題になって
バニラ ....
氷魚のスケルトンな尾鰭 なめたい
夏にそらを飛んでるのをみて
ずっと 夏の子なんだとおもっていた
きらきらと注ぐ飛沫が肌を焼いて
もう しにたい

帰ってくるよといったひとは 眠ってい ....
フルーツ牛乳のビンの底から見える空は当たり前にゆがんでいた
でもあまい空が見えたから
良しとしとくんだ


ほら いい天気
平らな地面で
あなたのほうに転がって行ったら
笑われてしまう
言葉は
いつも僕を放り投げる
あっちへ こっちへ

でも 違ったんだ

言葉を
いつも僕は追いかけていた
あっちへ こっちへ

ホントの事は
すごく簡単なのにね

僕は
あ ....
雨が嫌いだ

校門でしか会えない

君の顔

今日は

半分だけ
牛の背中に乗って
のんびりと知らないところを
あてどなく行く

色んな人に出会って
色んな景色を見て
のどが乾いたら牛の乳を飲む

でも、結局
目に映るのは
やっぱり
おんなじで ....
一本百円のだいこを買って きょうは煮だいこにする

頭からしっぽまで えいえいと皮をはいで

すりきり水 ひとつまみ塩 ひとつまみ砂糖 昆布

この時期のは 霜が噛んでいておいしい と ....
あなたが徐々にしなり
あなたの腕がしなやかに湾曲し始め
それが良いことであり
あるかのようにあなたの腕の湾曲を
私のここから私は俯瞰する

キトキト、糸の車
からまりほつれ
て ....
金の砂 銀の砂

海にいるのは

不思議に光るものたち

照らされる闇は 青い

身体から 逃げ出した魚たち

金の砂 ふりそそぐ

銀の砂 しきつめて
「ねぇねぇ ムカデさん ムカデさん 
 足がいっぱいあるけれど次はどの足動かすの?」

「何だい君は! そんなことを聞かれたら 
 ずいぶんと歩きづらくなるじゃないか」

「だってムカデさ ....
暗い夜を
しのぐには
必要なものがある

そは

またね

(またね)


耳の草原へ小さくともる冬花火

布団にくるまり
明日へと
焼かれる
星と星をむすんで
銀河の階段を
私の窓辺へ

サンタさんが
いちばん最初に
きてくれるように
望月 ゆきさんの自由詩おすすめリスト(2609)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秘密- チアーヌ自由詩604-12-20
ファザー・グース- たもつ自由詩15+*04-12-20
小考- ふく自由詩3*04-12-20
たらちねの- ひより自由詩6*04-12-19
婆ノ衣- 服部 剛自由詩13*04-12-19
あなたの答え- LEO自由詩2*04-12-18
メッセージ- 松本 涼自由詩5*04-12-15
夜の川- チアーヌ自由詩204-12-14
レモンスカッシュ- 木葉 揺自由詩7*04-12-14
男の子の部屋ではいつも同じような音楽が流れてる- チアーヌ自由詩804-12-14
日常コーヒー- ふく自由詩2*04-12-13
環状遊泳- 石川和広自由詩6*04-12-13
山の三日月- あおば自由詩2*04-12-12
脅迫小詩集- 佐々宝砂自由詩204-12-12
寒い寒いうんと寒いその日に。- ひびき自由詩304-12-11
☆180_アイヲ、シル- 貴水 水 ...自由詩4*04-12-11
同心円の嘘- 春日野佐 ...自由詩404-12-11
十階の家族- たもつ自由詩100+04-12-11
夏の子- オオカミ自由詩204-12-11
ある日のできごと- ふく自由詩2*04-12-10
車輪人間- RT自由詩13*04-12-10
あっちこっち- Tシャツ自由詩3*04-12-10
雨が嫌いだ- 月山一天自由詩11*04-12-10
牛の背中にどうやって乗ろうか- 初代ドリ ...自由詩5*04-12-9
土曜日のよる、台所で、思いがけず罪深き大根_- 六一介自由詩504-12-9
湾曲- たもつ自由詩1004-12-9
海から- こむ自由詩104-12-9
ムカデ問答- ベンジャ ...自由詩7*04-12-9
冬花火- 石川和広自由詩2*04-12-9
聖夜前- 春日野佐 ...自由詩6*04-12-9

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