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寄せても、返す気持ちは帰り道を知りませんでした
電車の窓
あなたの手のあたたかさは
窓とわたしの温度を簡単に上げます
ゆっくりと
眼下に広がる青を見ながら
あなたを盗み見るのだけれ ....
それは電線の音譜を見上げます。
三日月が薄いアークを描いている間。
夜はそれが歩くリズムによって歌われます。
来て、スコアに入って、それは、3日に生まれて、私を歌います。
毎晩変化 ....
船がゆっくりと流れていきました
振り返ると瀬は遥か遠くなり、手の平に乗るほどでした
瀬には重いものを全てを置いてきました
軽い思い出なんかは頭に入っていたので、置いてくることはしませんでした ....
おはよう
白い雪が道路に落ちて車にこねられてカフェオレアイスになっていました
着色料はなんだろう
白が見えない進化でしょうか もう冬の足元が見えない朝に
無言で人工にこねられていきます
私の燐粉が雪で抜け落ちるのにそう時間はかかりません
春を見ずに
あなた、
遠くから はさみの鳴る音が聞こえる
それはとても正確で 狂いの無いリズムで
冬の雲を切りそろえ 月の出る準備を
飛び散った雲は星に変えよう
はさみの刻む音で 月がくる
光輪のファーを巻き ....
堅い 青い海の上に君は立つ
黒い 傘なんて持ちながら
あなたが ゆっくりと死のうとするので
わたしは ゆっくりと呼吸をするのです
太陽が 月が居る事に 意味なんて要らないように
コーヒーカップの中の砂は
もうとうに飲めなくなっていた
日差しから種が降りてくるような
そんな海の上
向かい合いクラクションを鳴らしあう
勢いよく置いたコップから何かがこぼれ ....
フルーツ牛乳のビンの底から見える空は当たり前にゆがんでいた
でもあまい空が見えたから
良しとしとくんだ
ほら いい天気