すべてのおすすめ
妹はいろいろなものに形を変えることができる
うらやむ人もいるけど
はたしてそれっていいこと?

そして最後は文句も言わずに
また四角い箱の中に四角く収まる
それっていいこと?

 ....
兄さんは無口だけど
冗談が得意

風が吹くとカララと音をたてて
少し回る
その度にバカ男はゴンドラの中
一番高いところから
きれいな景色を見ている

風が吹かないときにバカ男 ....
色エンピツのセットを開けると
母さんは黒い色と並んでいつも一番長い
そして一番きれいだ
こんなきれいな母さんを使うわけにはいかないから
やっぱり母さんは一番長い

バカ男さあ、昔、母さ ....
トーク。暁から暁までしゃべり続ける、トーク。
トーク。君とトーク。
知っていることをトーク。
知らないことをトーク。
トーク。いつまでもトーク。

人の顔を覚えるのが苦手な僕は
君が誰か ....
ひるがえる
水の分子
玉となって
雨となって
降りそそぐ
鳥でさえも
ひるがえる
水の玉に
水のために
ひるがえり
ゆっくりと落ちてくる

空を見る
地に視線を落とす
ひる ....
父さんと二人で散歩に行く
父さんに水を入れると
喜んで太陽の光にキラキラしている

しばらく歩いて河原の土手で一休み
河川敷では子供たちが野球をしている

ねー、父さん、
バカ ....
おなじ空の下
姿は見えないけど
声も聞こえないけれど
おなじように息をしてると言うだけで
生きていると思うだけで
なんだか
とてもうれしい

あなたは今
何を思ってるの?

触れ ....
ペットボトル
父さん

色エンピツセットの中で一番きれいな赤色エンピツ
母さん

観覧車の置物
兄さん

粘土


テーブルに並べて
バカ男はいつもの席

 ....
ほしにうつらぬひとがたを
そっとかかえてかがみにひたそ

にじんでこぼれるほしがたを
なみだとまぜてゆめからぬぐを

ほしのかたちはいびつにまるく
ひとのかたちはうすれてくらい

 ....
売れないたこ焼き屋をやってる子を好きになった
屋台の前に置いてあるスツールを意味なく動かしたよ
すごくドキドキする

どうかテントの骨組みの重しに
僕のこの空気抜けタイヤを使ってくれないだろ ....
笑いながら
人と別れて
生垣に吐いた
犬みたいに土を
被せようとしたけど
そのとき夜が落っこちてきて
からめた指の隙間から
抜け出してしまいそうな熱を
くるもうとする沈黙

慣れない会話のように
確かめあいながら寄り添う
同じ名前の違う指

細い線を並べてゆけば
固い絆に生まれ変われ ....
計算機を裏返し
ドライバーでひとつひとつ
ネジをはずす
基盤が剥き出しになる
入りくんだところで
ラーメン屋は既に営業している
のれんをくぐる
いらっしゃい、とだけ言って
寡黙 ....
となりで
しばふにねころんだひろこちゃんが
りょうてをそらにのばして
ぐー ぱー
をくりかえした
おいしそうなくもが
ながれている
わたしあのへんかなあ
せのたかいきの
てっぺん ....
飛行機の夢を見た
滑空する
雲の上の翼
その下にたたずみながら
許されずに在る 自らの境涯を
針のように感じていた

そんな 夢だった
朝の空気は変らずにひんやりとしていて
世界中の ....
時折流れつく蜜柑の
丸みに潜む甘い臭いに誘われて
流れつくイヴの波は彼方より
来る日も妄想しつづけた姿は
脚色をおびて尚一層輝く
焦がれて乾いた唇へ
一房与える
鼻の奥まで注がれる豊香
 ....
私は後悔するだろうと思って
その言葉を言った

私は後悔するだろうと思って
煙草に火を点ける
煙に誘惑されて
あなたも不機嫌そうに
煙草に火を点ける

あなたはいつも
私の予想を超 ....
またね
春風から一番遠いところで
皆でそうつぶやいたら
誰かの下唇に
名前の知らない花が咲いた
なあ、せっかくだからさ
もうしばらく
楽しいおしゃべりをしよう
あの子が私の為に林檎の皮を剥く
くるくると細く長く
細く長い指で

それはやっぱり途切れずに
あたしに笑いかける

林檎の皮を最後まで切らずに
くるくると剥けるあの子
を ....
もと
もとの
つきの



らら



もと
もとの


もとの
つきの



らら



おらはいつかむかしのすみよいごみすてばさぬけて



 ....
二人で寝そべっているベッドの上で
君が天井に向かって
両腕を伸ばすのに僕は見蕩れていた

親指と人差し指を直角に
天井の電気を
被写体に選んだような格好で
僕に問う
          ....
瞬く間に
ホームは行く
狼は走る
涎と舌を垂らし
加速する列車を追いかける
黄金色の眼光
離れ小島の青船
点々と帆を広げる
君が去ってゆくのか
僕が去ってゆくのか
フラット ....
虫が一匹
やってきて言いました
もそもそ なにかください
足を交換すると
あたりを闇雲に踏みつぶしました

鳥が一羽
やってきて言いました
ぱたぱた なにかください
手を交換する ....
妻と二人で梅干を漬ける
台風が近づいている
空はまだ晴れているけれど
窓から入る風は生暖かく蒸し暑い
梅の実の良い匂いがする
水洗いした梅の実をタオルで一つ一つ拭き
ヘタを楊枝でほ ....
あなたは届いたり
届かなかったり
する

ふゆのなかでは
わたしはあなたにもぐり込んだり
息をとめたり とめなかったり
する

わたしは海のように
いくつもの約束を
忘れたり
 ....


結局 カネか カネなのか
いろいろなモンダイのほとんどは
なんだかんだいっても
カネで解決できちゃったりするじゃん




それを言っちゃあ おしまいだよ



 ....
静寂が満ちるのを待つ

あなたは
広げた想像の張力に身をゆだねて
空を映す水面に静かに浮いている

手のひらをつぼみにして
ゆっくりとふくらませるとき
わずかな空間の揺らぎが
水中を ....
  痛みを痛みとして見つめながら
  あなたは眼差しを地には与えず
  自分だけの痛みだと言って、
  誰かに分け与えることさえしなかった

  
  花びらは凛として
  項垂れること ....
てのひらに降らせたカラフルなキャンディの雨
気前よく景気よく弾けるクラッカーの紙テープ
そんなふうに

グリンピース
ぐらぐら沸き立つナベの中に
  グリンピース
放り込むのは何故この両 ....
おでかけする前に ネコのように
顔をこする 母さん、
世界が恋しいの 左側と右側がばらばら
なのはなぜ
ココアを飲んで なだめる左側
ごつごつ頭 招き猫のパンチが痛ッ
三月の空に誘われて
 ....
望月 ゆきさんの自由詩おすすめリスト(2609)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
家族(妹)- バカ男自由詩505-3-24
家族(兄さん)- バカ男自由詩605-3-23
家族(母さん)- バカ男自由詩25*05-3-22
トーク。- たもつ自由詩1105-3-22
水玉記念日- 岡部淳太 ...自由詩12*05-3-22
家族(父さん)- バカ男自由詩1005-3-21
I_fell...- Lily of the ...自由詩6*05-3-20
家族- バカ男自由詩1805-3-19
つなぐ- かぜきり自由詩15*05-3-18
リサイクル- 合耕自由詩6*05-3-18
落下- チアーヌ自由詩705-3-17
つながれた手- ベンジャ ...自由詩7*05-3-16
後悔- たもつ自由詩1005-3-16
そら- アンテ自由詩505-3-16
飛行機の夢- 岡部淳太 ...自由詩5*05-3-15
蜜柑- 湾鶴自由詩405-3-15
66%- 自由詩3*05-3-14
春だから全員集合- たもつ自由詩12*05-3-13
林檎- 大西 チ ...自由詩4*05-3-11
風景- 捨て彦自由詩605-3-11
君が好き- 自由詩2*05-3-11
プラットホーム- 湾鶴自由詩605-3-10
一心不乱- アンテ自由詩6*05-3-10
梅干- たもつ自由詩32*05-3-9
ふゆのこと- tonpekep自由詩10*05-3-8
おカネのモンダイ- 大覚アキ ...自由詩205-3-8
睡蓮- ベンジャ ...自由詩3805-3-7
クレマチス- 嘉野千尋自由詩7*05-3-7
グリンピース- 汐見ハル自由詩10*05-3-6
三月の空に誘われて- Kaorinko自由詩305-3-5

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