すべてのおすすめ
帰ってくるよ
夏が帰ってくるよ
この火で埋められた季節に
死者たちが帰ってくるよ



ただ白いだけの変な鳥がいます。暑い夏の日差しを受けて、きらきらとその翼が輝いています。飛んでいる ....
夏雲がゆっくりと渡ってゆきます
手をかざしても よくは見えないけれど
僕らの記憶は 眩いあのあたりで
いまも青空にまみれて 遊んでいるんです
どこからか
うまれた 
しあわせは
てをつなぐように 
であって
すなをくずすように 
かわっていった
どうしたら此処から翔べるのか
そればかり考えていて
けっきょく何処にも翔べなかった

次々と羽化する蝶たちを
横目で見ながら
葉陰に守られて留まって

安穏

すがるような言葉 ....
存在が
邪魔になるなら
風になるしかありません

あなたが
哀しまず
過ごせるようになるのなら

さわさわと
木々が揺れて
緑が街を
すり抜け

何事も  ....
あめがやんだので
あのひとにあいにいった
べつのだれかに
あいにでかけたのか
よびりんをおしても
へんじがなかった
ひょっとして
すれちがったのだろうか
あわてて
うちへひきかえ ....
言わせてはいけないと
思い続けていた言葉を
言わせてしまった

苦しそうに飛び出したその言葉を
もう一度押しこんであげられなくて
ごめんね
どんなに薄めても
悲しみは消えませんでしたから

少しずつ明日を
塗り重ねてゆこうと思いました

悲しみは複雑すぎて
はじめとおわりの区別もつかないけれど

晴れわたる空に喜びは
 ....
知らない

暑くもない

ちょっとだけ寒かったりする


初めまして
わたしは

あれ
誰でしたっけ?

夏の果てに棲むという

或いは大きな口をひらけて
あれは ....
わたしの おうちはすごいの
ロボットがいるの
ひとつじゃないよ みっつもいるの

パパのロボットと
ママのロボットと
わたしのロボットがいるの

パパのロボットには パパがのって ....
 *


ロックは死んだ とか
文学は死んだ とか
ジャズは死んだ とか
詩は死んだ とか
絵画は死んだ とか
アートは死んだ とか
アイツは死んだ とか


 * *

 ....
+TATOOの悲しみ

 水商売をもれなく売女と呼ぶ
 その在庫表の端には
 くたびれたドラえもんが描かれている

 規則正しく働ける
 抜け目ない線とスイッチの裏の
 せわし ....
八月、
太陽が終わりのない明るさで街を照らす八月、
影のない者は日陰をたどって歩く
わずかなあいだなら
太陽を見据えることもできるが
かれには影がない
影のない者は太陽の下を歩くことはでき ....
窓のむこうに
降るのは
あかるい雨
夏の日差し
真っ白な雪

網膜の向こうで
立ちつくし暗転する
背中の音

いつも風景に
変移を求めていた。
わたしが変わっていく事になど
 ....
弾けたシャボンの滴る雫は
想い出映し七変化

飛び散る王冠あの日に返し
お風呂に沈める宝石箱

くるりと反転開いた蓋から
零れた雫は頬を伝った



さよならさよなら
また ....
こんこん
つたえたいことを
もってきました
ああ
ごくろうさま
そのへんにおいといてください
じゃあ
たしかに
おとどけしましたから
はいはい
ちゃんとうけとりましたよ
あの ....
矛盾した水槽の住人は
矛盾した椅子に腰をかけ
矛盾したテーブルにクロスをかけ
矛盾したグラスで
矛盾したワインを飲む

矛盾した水槽の住人は
毎日が矛盾しているから
その矛盾し ....
それを見つけたのはもう随分昔です


早口言葉みたいに呪文みたいにお経みたいに
聞き取れないような音で速さで
青で赤で黄で鮮やかな色彩で時に真っ黒で
真っ直ぐに進んで行きました
 ....
熱く
青く
南から押し寄せる
夏の、ソ、ラ、シ、の
反復の幾つかは
肌を灼熱させたり
唾液と共に高笑いに混じったり
アイスクリームをベトベト光らせたり、そうして
幾 ....
 許される時知らず
 流れ着く場所知らず
 其の手の瓦礫
 其の血の痛み
 乗せたまま
 時を越え
 流れつづける浮船の
 哀しみ
これも ほね
はくぶつかんの
くじらの ほね

わあおおきいな と
おさなごたちが
みあげるので
かなしくはない
くじらの ほね

わあおおきいな と
わたしも みあげている
 ....
悲しげな横顔を今も思い出す

雨の日も晴れの日も


切なくて

悲しくて

愛しくて

届かない


想い出は

もう

葬ってしまおう

墓標は白いユリの花 ....
熱帯夜 真夜中未満 体内温度をくぐって
ヒーローなんかじゃない不器用な男が
芯部でうごめくスイッチに アクセスしようとする

疑心暗鬼の力で やさしいふりで触れても
理性の不誠実さを あらわ ....
夕ぐれが夜になるふしぎ

月がかけていく夏の朝


地球のかたむきを

人はいつも忘れている
目の前の扇風機に
心ときめかせ

声をかける



われわれはー、うちゅうじんらー。



一年ぶりの扇風機は
声を束ねて返してくれた



今晩は君をつれ ....
かぜがつよい なにがとんでくるかわからない でもきもちがいい たいふうのせいだ いもうとはねつがでて ねている じてんしゃにのれないし いもうととあそべないので つまらない こんどは ははがねつをだし ....         もしも君が

        ような話みたくても

        生まれてしまうまでは

        うさぎのなかで待つんだね



       ....
あるいは
ロボットがいるかのように
僕らの生活には
ささやかな潤いがある

目覚めとともに
お互いの強度を確かめあう
もう細胞壁を持たない
サブウェイ、いくつかのヒューストン
 ....
眠りの森から

グリーンスリーヴスがきこえてる

泣きたいキモチも

重たいハナシも

今日のところはこれくらい


最後の章節終わる前には

カーテンを引いて
 ....
モノトーン


叫びたい衝動を 力に変えて
ペダルを漕ぐ 真夜中
誰も居ない道路 中央 白線の上
疾走する 切り裂く風を肌で感じる
その時だけは 素直になれる

どんどんペダルを踏み ....
望月 ゆきさんの自由詩おすすめリスト(2609)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
帰ってくる夏- 岡部淳太 ...自由詩16*05-8-9
夏の天辺- 塔野夏子自由詩12*05-8-9
しあわせ- コトリ自由詩11*05-8-9
風になれなかった- 落合朱美自由詩9*05-8-9
風になる- umineko自由詩5*05-8-9
てんき- アンテ自由詩405-8-8
いけない言葉- スプート ...自由詩15*05-8-8
空色の絵の具- ベンジャ ...自由詩17*05-8-8
カバかもしれない- tonpekep自由詩18*05-8-8
ロボットのおうち- 大覚アキ ...自由詩3*05-8-8
re*birth- 大覚アキ ...自由詩1705-8-8
くらげの日々/知っている- 石田 圭 ...自由詩3105-8-8
影のない八月- 安部行人自由詩7+05-8-7
きんぎょ- たりぽん ...自由詩705-8-7
またあした- おいどん自由詩205-8-7
つたえたいこと- アンテ自由詩905-8-7
僕の中の矛盾した水槽- たもつ自由詩1205-8-7
いのち- 大西 チ ...自由詩12*05-8-7
熱帯夜- A道化自由詩905-8-7
浮_船- yaka自由詩9*05-8-7
ほね- こむ自由詩4*05-8-7
@4_墓標- 貴水 水 ...自由詩11*05-8-6
芯実- たちばな ...自由詩5*05-8-6
日常- アメウ自由詩13*05-8-6
熱帯夜- 加藤泰清自由詩13*05-8-6
たいふう- たかぼ自由詩805-8-6
うさぎのなかで- せんたく ...自由詩4*05-8-6
ケージ- たもつ自由詩805-8-6
オヤスミナサイ- 銀猫自由詩5*05-8-6
モノトーン- 珠李自由詩9*05-8-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87