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   だけど君は駆けていったんだ



 思い出の丘を、雲の影が滑る
 丘の緑はかわることなく風に揺れ、
 遥か彼方に、夏の海を臨んでいる
 ごらん、あの細い坂道に
 僕ら ....
木漏れ日を集めて羽織って一眠り

こんこんここん
こん
ここん

きつつきの木こりさん

心地よい音
ありがとう

見上げれば緑の空
茶色の絨毯

こんこんここん
こん
 ....
細かにえぐられた容積を抱え込む椎の木立が潜熱としての意味を失う地点であてどなくさざ波は広がる。枝間からこぼれ落ちる木の葉ははじまりを告げる単音を虚空に受精させ大気がむららと熟するのを苔のように待つ。
 ....
地面に
落ちるまでの間
ずっと、
俺が
抱きしめてやる
花が咲き出しますと
わたしの中で
やさしいものたちが
皮膚を透して 蒸発していきます

それはわたしの 遠い方向の片側で
不細工であるけれど
組み立てられていくのです
そこにだけ 微か ....
雨。
月曜日はいつも雨。嘘、
でも雨が多い、
僕の黒いバイオリンケースが濡れるから。
黒くて安いケースに入ってるバイオリンも安っちい
先生のバイオリンはとてもいい音がした。

雨の日にい ....
どうしてもあなたを好きなのは
たぶん
あなたが振り向かないからだ

わたしでないほかの誰かと
わたしより
ずっとずっと豊かな会話を

だから
あなたは振り向かないけれど
わたしの
 ....
そう あの日
コーラを買いに出かけて
ほたるは いた
きよらかな
ちかすいみゃくが
わいているよと
またたきが
おしえてくれてるようだった
それからだ
僕は
思うんだ
ち ....
{引用=伝わらない色々を
伝えようとする色々でかきまぜれば
伝えたくてしかたがない}

口にすれば単純な言葉ほど
意味は遥かに広く遠く薄れて消えそうに思えて
やはり口にできない

人を ....
春を装ってあなたの溶けていく先は自由落下する崖のような場所
僕らはそこへ向けて、手を振る
気の済むまで落ちてから
何事も無かったかのように泳ぎ出すあなたを
僕らはただ、手を振るだけ


 ....
さかさまつげ と診断され
父に手をつないでもらって
眼科に通って いた頃

診察してくださった先生は
遠くをみつめなさい と言った

遠くの山の緑 遠くの景色を
とても 眼にいいか ....
   私は
   死につつあった
   胸のあたりがすうすういった

   テーブルの上に残されたファイルや
   鳴りっぱなしの電話

   葉子の顔は
   私を覆ったままだ

 ....
ぼくの部屋の電気を消すと、カーテンが発光して、それだけになる。隣のマンションの窓がすぐそこにある。昼間、すこしだけ部屋を覗いたら、そこには書類や分厚い本が重ねて置いてあり、おそらく研究者か、その類だと .... きみは正しいことと素敵な痛みだけのこして
ぼくより5cm高い話をする
鴨川の音を受け止めるまぶた
もう
ねむたくて

ぼちぼち消え始める灯りのなか
カラーのない誘惑に遮られて
息も出来 ....
ロゼッタは毎日人が変わった様になってたから

ホントの自分を忘れちゃう

ロゼッタは毎日人が変わった様になってたから

ホントの気持ちを忘れちゃう

彼女は向上に大して興味も無いような ....
バード!
その飛び立つ瞬間の
美しい記憶が頼り
二度とは同じ羽を広げず
同じ飛び方をしない
美しい記憶が頼り

そして僕らは
いつもこんな平原をさまよう時
とてもとても
ジェリービ ....
家系ラーメンの発祥の店
磯子にある本家の店に入った
カウンターへ座るとすぐに
厨房の中で夫婦喧嘩が始った
店主が昼飯に選んだ店屋物
奥方がうどんとそばを間違えたらしい
奥方に怒声を浴びせな ....
母をおくる と
おそらく
わたしの半分が終わる

半分が終わる と
わたしには
守るものがたくさんあって

後戻り
できないことも
また
たくさんあるのを知って

さみしさの ....
消えていく記憶の
映像はやがて
色あせた
一枚の写真になって
避けられない風に
彩りをながしてしまうの


くるくると
回る
地球儀の おと


重ねた手のひらの微熱 ....
つぶしちゃったよ あいつのハート
でもな見えないから罪にはなんない
こんな感じで気持ち悪いほど加速してくんだ
病がね
落とされておちてゆく
傷だ?痛みだ?ってな具合でね
残酷なのはとっくに ....
忘れたころにやってきて
ああ そうだったねと独り空を仰ぐ
懐かしんでばかりいられない
私にはわたしがいる
君が誰かとsexしているとき
私は君の書いた詩をよんで
自分の小ささに頭を抱えてい ....
午前三時の一号線を原チャリで走っている
気分はイルカの群れのなかに迷い込んだ小さなクラゲ
あるいはタンカーの間で右往左往する小さなタグボート
とにかく僕は泳いでいて、流れる街灯は揺れる灯台のよう ....
燃えてしまった あのひとは


たとえばわたしが
宇宙の入り江に沈んでも
折り鶴のつばさにうちつけられても
あなたのその 手垢に塗れたナイフ
つきたてても


折れはしない
 ....
それが何だろうとは考えなかった
例えば自分の乗っている飛行機が墜落するとき
墜落という現象について考えないのと同じように

*****

そこに行こうとしたのではなく
他にどこへ行けばい ....
マコという名の女、短いスカートで
呼吸する、女
すっ、とん、
京都、清水の舞台から
飛び降りることもぜずに
さっきから側で
魚の浮き袋が肥大していく病気を
ただ静かに見ている

 ....
キャベツ畑の真ん中で
僕らまるまっていた

傷つきやすいいろいろを
幾重にもくるんでいた

いたずらな風にあおられて
隠していた顔をのぞかせると
そこには海が広がっていた

一歩も動けずにいたのに
海 ....
かたちがない
いろもない

だけどさわれるし
みることもできる

あぁふしぎだ

こっぷにそそぐ
かたちができる
いろもできる

わたしはそれを
ごくりとのむ
あなたはひとではない
あなたにはかたちはない
あなたはどこにでもいて
あなたはどこにもいない
あなたはいるけどいない
あなたはいないけどいる
あならからとおくはなれて
わたしはひどくさみ ....
凍てつく
廃墟の、
瓦礫の、
マンモスの、
その下の

眠っている
都市の
永久凍土の
遥か下方

煮え滾る、マグマが
確かに
、在る

、という
観測の
凍結
 ....
 堆積する僕らの羽で世界は作られるという話。


リノリウムの床を滑らない上履きの爪先
ゴム製の高音が窓に当たる
スーパーボールの見えない躍動
それが、君らの証しだ。 そして


 ....
望月 ゆきさんの自由詩おすすめリスト(2609)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏、少年- 嘉野千尋自由詩10*05-4-24
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春/思う/こと- tonpekep自由詩8*05-4-21
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- るるりら自由詩4*05-4-21
ありふれた愛の歌- ベンジャ ...自由詩6*05-4-21
装うあなたの- 霜天自由詩205-4-21
とおくを_みつめなさい- 砂木自由詩58*05-4-20
死ぬ男- ノボル自由詩4*05-4-20
うすぐらく、ふかい部屋- ピッピ自由詩705-4-20
- 船田 仰自由詩405-4-20
ロゼッタの絵日記- ayu-m自由詩105-4-20
バード- 純太自由詩4*05-4-19
本家ラーメン屋- 純太自由詩4*05-4-19
母をおくる- umineko自由詩31*05-4-19
白黒のフィラメント- 嶋中すず自由詩4305-4-18
だけど。。。- madoka自由詩105-4-18
詩か- madoka自由詩505-4-18
バイト帰りの国道一号- haniwa自由詩6*05-4-18
灰音- オオカミ自由詩205-4-18
よくある話- ヤギ自由詩6*05-4-17
マコという名の女- たもつ自由詩605-4-17
キャベツ畑のヨット- ベンジャ ...自由詩5*05-4-16
絵本の水- 桜 葉一自由詩205-4-16
あなたのはなし- チアーヌ自由詩505-4-16
表象の氷河期- 043BLUE自由詩305-4-15
堆積する、あらゆる羽で世界は作られる- 千月 話 ...自由詩11*05-4-15

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