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科学者の卒業式
幽霊の入学式
みんな同じ服装で
帰った

彼は落とし穴を掘って
自ら落ちてみせた
私も帰った

彼はさくらに埋もれて
後は知らない
花のように 電気のように
一回転したぶらんこのように

嘶く牛蛙
はずかしい空に散る
おなじすなをさわっている
別の数を言うから
涙がでるだけ
目を見て。 それか
目を閉じて。
見渡す限りの砂場で
雨が降って
いたとしても
同じところにいる、
それだけで
掘ったり  ....
夜の池に
落ちた星達が沈みゆく

あこがれは
しろい石となり

ざりがに達の
洞くつとなる
夏に拾った蝉のぬけがらは甘く脆く
シャーベット踏みつけて 赤い
ものかげ
赤目
誰も通らない
アスファルト
うさぎの耳をさがす

こっちに 来て
脇の下を
どうか
触らせてほしいが

いつも
するりと
ささやかな
毛の香りも
丸い糞も ....
葦を
くわえている
(目と 鼻とを とじて)

水が圧す
身じろぎせずに 黙っている
(黙っている)

指を
動かす
日が 
つかめそうな気がするから
(本当にそんな気がする ....
beebeeさんのかとりさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さくら- かとり自由詩2*08-9-18
untitled- かとり自由詩408-8-2
すな- かとり自由詩16*08-7-16
あこがれ- かとり自由詩308-7-12
untitled- かとり自由詩108-7-12
ずっとうさぎを追いかけている- かとり自由詩308-7-11
untitled- かとり自由詩408-7-9

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