羨望
マフラーマン

コーヒーカップの底のコーヒーが
透明な水をうらやんで
不意に自分を分解しようとする

夜空に浮かぶあの月が
蛍光灯をうらやんで
宇宙に電気を通そうとする

わたしは
友達をうらやむけど
何もしない

何がかなしくって何がただしいんだろ


自由詩 羨望 Copyright マフラーマン 2011-02-10 13:08:52
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