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ごめんね



君の前では、私は
「純粋な女の子」でいたかったの


笑って、怒って
少し、恥ずかしそうな顔をして



少しでも君の気を引いていたかった



私を ....
仕事帰りに寄ったファーストフード店 
一人座って夕食代わりのマロンパイを食べながら 
カウンター越しに君の姿を探す 

パイの中から舌先に広がる 
マロンクリームの甘さとうらはらに  ....
生まれたばかりの言葉は
まだ何も見えなくて
朝の光と音だけを
感じるままに反応する

言葉は意識を持ちはじめ
ようやく言葉は
言葉として目覚める

言葉は
見えるところへと
届く ....
怖かったんだろうね
 風が死んでたりしたろうから
  ビルヂングが アロガントに まばたきもせずに
   夜空を おまえを 無視したりしてたろうから   


今日 ....
遥か遠い昔
この海は空だった
雲の上を魚が泳いでいた
魚たちはいつも
海を見下ろしていた

遥か遠い昔
この空は海だった
水の中を鳥が飛んでいた
鳥たちはいつも
空を見上げていた
 ....
ここは田舎町だから
電車の中はいつもの様子
ポツンポツンと
どこに座れば良いのか
迷ってしまう
どうせ辿り着いてしまう

ガタンゴトン
揺れる
窓の外には
見慣れているという
さ ....
こんころこん
木枯らし吹いて
干柿カーテン
ゆらゆらゆれる

野良猫クロは
縁の戸袋
しとねに眠り
片目で窓を覗きみる

「入れてやろうか
クロ吉よ」

でもね、おまえは汚ら ....
{ルビ銀=しろかね}の雪が空より
舞ひ落つる冬枯れの森
侘びしかる風の音聞けば
時移る草葉の思ひ

細やかに流るる川は
透き落つる冬枯れの森
悲しかる水の音聞けば
時映る雫の思ひ

 ....
ママが死んだの
私が高校を卒業して間もなく
ママが死んだの
ママと二人だけで生きてきたのに
そのママがこの世からいなくなってしまったの

ママはパパのことを私に教えてくれなかった
私 ....
半分の月を見ていた

半分の月を見ながら
僕は半分だけ眠りにおちて
残りの半分は現実にとどまった

半分の夢の中では
浜辺に立った自分が
遠くの景色を見つめていた

半分の月を ....
 ここは北窓で
 日の光は入らない
 
 暗闇で飼い猫のニンが目を光らせて泣いている
 腹が減ったのか?
 お前はよく食うな

 今の天気はどうだろう?
 一日中暗い部屋では天気が ....
俺の夢を喰って消化不良を起こした
そんな貘を捕らえるのは簡単さ
よっぽど腹が減っていたのか
喰い終わってすっかり夢の中

起こさないように
そっと近づいたら
両手足を縛って  ....
一人の少年の出現に
森はざわめき始めた

樹々に宿る精たちが
その瑞々しい肌を巡って
争うこととなる

乳房のような
臀部のような
熟した果実をふくらませ
森は目覚めに入った

 ....
今あなたが見ている空は
どんなにがんばっても
裏側までは見ることができません
けれども
その裏側を想うことは
できるはずです

今あなたが見ている人は
どんなにがんばっても
心までは ....
木枯らしが吹いてくる

ピューピューと

人を屋内へと追い立てる



くぐったのは珈琲店のドア

開けたとたんに芳しい香りの世界

ゆったりとした空気を感じる瞬間

湯 ....
古く狭いアパートメントの2階に
インディアンの砦がある


そこは彼らの最後の砦で
敏腕の保安官に制圧され
ほとんど壊滅の状態に陥っていた

四畳半のあちこちに生えたサボテンの陰や
 ....
毎年この時期になると
瞼が退化するので
夜は
眼をあいたままねむる
口をあいていると
小さい生物の死骸が入るから
歯はくいしばるようにしている

深更
瞳孔がうっとりとひらき
 ....
なぜこんなにも
何もできない自分がいるのだろう
がんばれば
多くのことができるというのに

なぜこんなにも
何もしない自分がいるのだろう
やりたいことが
たくさんあるというのに

 ....
紫色の光が
車のフロントガラスを突き抜けると
冬の夜を始める
光は焦点へ集まり
紫は黒に変色し
やがては海を創り出す

緑と赤の点滅が
眼球のレンズを通り抜けると
冬の夜を始める
 ....
いくじなしのぼくは
竜なんかと戦いたくないので
なまけもののロバとサボテンのよこで
だってさ〜
でもさあ〜
なんて言い訳ばかりしてると

白い馬にのったお姫様が
さっそうとやってきて
 ....
月がポキリと折れてゐる
誰かが失恋したやうだ

静粛に!
静粛に!
詩人が失恋したぞ!
あいつめ、どんな詩を書くだらう?

恋が終はりかけると、きっと彼が現れる
優美なアンドロギュノ ....
春のひかりの
切れ間で
思いがけず
君と逢えた

容赦ない歳月は
君の何か大切なものを
くすませてしまったように
見えるけど

君の疲れたこころが
まだ冷たい水底で眠り

君 ....
{引用=───それは全宇宙での
   些細な惑星衝突なのだ
   おまえとわたし
   という星の}


角を曲がったとたんに
猫と目があった
どこにでもいるような
ありふれた灰色猫 ....
今日は晴れたので
畑の土に足を踏み入れてみました
乾いた土が靴の中に入って
ついには裸足で歩きました

今日は晴れたので
あいさつがいつもよりも
大きな声でした
返事も大きな声で
つ ....
知らない町にやって来て
四畳半のアパートで暮らす
目に映るモノは
何もかもが新鮮で
同時に僕は
どうしようもなく
一人であることを
実感する

部屋
かつて人が住んでいた部屋
そ ....
本を開くと
そこは遠い昔の日本のお寺 
お金持の人々が行列をつくり 
次々と賽銭箱に大判小判を投げ入れて 
ぱん ぱん
と手を合わす 

そこへ 
ひとりの乞食があらわれて 
薄汚 ....
 季節は移ろい
 人は漂い
 時代は叫ぶ

 飛んでくる火の粉を払っているうちに
 どんどん歳をとっていって
 気がつけば猫2匹飼う独りの部屋

 流れるままに
 そう
 流れるま ....
夢の中の街は
思っていたよりもずっと
重化学工業だった

建物はすべて
高度経済成長だった
メインストリートでは
地元の人々が
それぞれに近所話をしながら
いろいろな店へと入っていた ....
       
人を好きになるのは、目に良いこと。 
互いに目を見つめ心を読み合う。                             
昼に二人して野を歩けば、              ....
一人部屋で眠っていたら

突然過去からの亡霊が襲ってきた

必死に私は逃げようとする

でも必ず捕まえられてしまう



心だけは汚されないように

壊されないように

 ....
未有花さんの自由詩おすすめリスト(5455)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
1m- ことは自由詩5*06-11-16
向かいの席- 服部 剛自由詩5*06-11-16
言葉は朝に生まれ夜に翔け上がる- ぽえむ君自由詩11*06-11-16
遠叫(TOKYO)- 水在らあ ...自由詩39*06-11-16
いつしか人は道具になった- ぽえむ君自由詩13*06-11-15
車窓- 青山スイ自由詩6906-11-15
クロ- 印刷屋自由詩406-11-15
冬枯れの森- ぽえむ君自由詩12*06-11-15
ある少女の独白- 杉菜 晃自由詩15*06-11-15
半分の月を見ていた- ベンジャ ...自由詩13*06-11-15
光りの届く場所へ- 山崎 風 ...自由詩606-11-15
バクの夢- なかがわ ...自由詩4*06-11-15
森の目覚め- 三条麗菜自由詩7*06-11-14
今あなたが見ているものは- ぽえむ君自由詩20+*06-11-14
冬の味わい- ajisai自由詩5*06-11-14
押入れインディアン砦- 銀猫自由詩17*06-11-14
変貌する女- 吉田ぐん ...自由詩1406-11-14
なぜこんなにも- ぽえむ君自由詩12*06-11-14
紫色の光が冬の夜を始める- ぽえむ君自由詩9*06-11-13
いつかお姫様が- しゃしゃ ...自由詩1306-11-13
詩人の恋が終はる時- 三州生桑自由詩6*06-11-13
再会- 佐羽美乃 ...自由詩506-11-13
灰色猫とわたし- 石瀬琳々自由詩20*06-11-13
今日は晴れたので- ぽえむ君自由詩10*06-11-13
ここにいること- 青山スイ自由詩2406-11-13
幸福のパン_- 服部 剛自由詩13*06-11-13
それだけでいい- 山崎 風 ...自由詩806-11-12
夢の中の街は- ぽえむ君自由詩14*06-11-12
人を好きになるのは目に良いこと_- ネコ助自由詩10*06-11-12
心を抱きしめて- ajisai自由詩5*06-11-12

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