すべてのおすすめ
自然の中を吹き抜けてゆく風は
循環している
その中で生き物は同じ場所で
絶えず同じ命を繰り返す

街の中を通り抜けてゆく風は
まっすぐに流れている
その中で生活する人々は
絶えず便利さ ....
いのちは
大観衆に埋められた
ステージの上で
歌いたがっている
鳴り止まない拍手を浴びたくて

いのちは
気を失うほど
ビールをとことん
飲みたがっている
みんなを笑わせ
喜ばし ....
夏の真昼、それでも橋は
向こう岸へと道を渡していた
橋は境界を渡っていくという
意志の名前だ

それはいつも不器用な放物線で
あなたと わたしや
世界と そうでない世界と
あっちと こ ....
大きな お城 丘の上
お姫様が住んでいて きれいなドレスを着てました

太陽の昇る日には 葡萄酒とパンを
月の欠けた夜には 微笑みと言葉をくれました

さよならジュリエット 手をひかれ ....
気づいたら
自分の後ろに
千の詩がこぼれていた
足跡とともに
時には運命に悲しみ
時には人に喜び
生きてきたことを
生きていることを
感謝する
まだ前に道は続いている
そう
まだ ....
らしさ
それは君自身
そして自分の目標を
乗り越えられたときに
初めて生まれるもの

らしさ
それは君の過去
何度となく苦しんだ
そのつらさを味わって
培われてきたもの

らし ....
ずっと向こうの
そのまた ずっと向こうの
背中の海で
泳ぐひとがいる


しずかな潮がつぶやいている


わたしたち
泡ぶくだったのね
小さな水とたわむれて
いつか
生まれた ....
銀の矢が放たれる
その先には小さな少女が眠っていた
少女は目覚める事なく
永遠の眠りについた
少女として
人として

男は一生その業を背負い
償いの日々を送った
それは重く
苦しみ ....
風になった
 あなた 
  が さする 

星の瞬きは
 永遠という
  はかなさを

 楽譜に残し

美しいなんて
 残酷な想い出

 聞くことのない
  あなたの調べは ....
海のように
大きくて命の源たる水は
わたしには重すぎて大きすぎる

湖のように
優しくてたくさんの命を抱えた水は
わたしには重すぎて大きすぎる

河のように
涼やかで柔 ....
風が立ち止まった
蚊取り線香の煙が
まっすぐに天井へと昇ってゆく
一匹のハエが
ぼくの前を通り過ぎる
振り払おうとしても
もう飛べない
風は今も立ち止まっている
夏の夜が固まってゆく
 ....
誰も知らないその庭に咲く薔薇
朝一番の雨に濡れた赤い薔薇を求めて
僕はたどり着いた 足をひきずりながら
かぐわしいその香りを嗅げば幸せになると
ただひとつの愛を得られるとずっと信じていた

 ....
人の描きしものをおもう

哀しみは空を翔ぶ











この雑踏を歩いてゆく

そんな、すれちがう街の空気までもが
ただ、きみを切り刻んでゆく


道 ....
数多のあなたから
発信されることばに
わたしは固くまぶたを閉じる
それらを愛さないために

西側の、部屋
窓に切り取られた風景のなかで
遠く稜線がたそがれてゆく
そう
書いたときには ....
何かをしたかったけれど
何もできなかったあの時の
あの空に
苛立つ自分の気持ちを投げていた
あの白い雲にもう一度

夢を持ちたかったけれど
何も描けなかったあの時の
あの空に
悲しい ....
立っているだけで
汗が落ちてくる夏の
その夜
星が飛んでいた
短い夜の間だけ
羽ばたいていた
月へ向かおうとする星
大地へ降りようとする星
それぞれの運命に従って
音もなく
飛んで ....
遠い山の稜線が
水墨画のように
かすんで

ゆるゆると
時間だけが
澱のようにたまっていく

さがしているものは
光りにはじける 青
とろりと熟した 赤

なげだされたキャンバ ....
夏の朝
自転車に乗った白い半袖たちが
自分の背中から追い抜いてゆく
夏が起きる

背中にはラケット
自転車の前かごには大きなバック
白い半袖たちの顔は
どこか緊張している
これから白 ....
夜の夏がほのかに飛んで
闇の中に夢を描く
この世界に音は必要としない
ただわずかばかりの光だけが
飛びさえするだけで
夜の夏は十分なのだから

夜の夏が静かに飛んで
闇の中に夢を灯す
 ....
源流に程遠くなく
清らかな姿を
留めながら
静かに流れゆく
孤独な細い川


貞節な乙女を
思い起こさせる
喧騒に揉まれる前の
ひとつの
純真

フルートの音色が
時折舞い ....
夜明けとともに
目的もなくふらふらと
外を歩いてみる
そこの夏は冷たかった

葉の上の雫に触れ
その一瞬にしかない冷たさは
手のひらの中で
やがて消えてゆく

川のせせらぎの音も
 ....
今まで見えなかったものが
見えるようになった
自分が生きている今の世界が
迷路になっている
高い壁と細い道しかない
何も拠りどころもなく彷徨い続けると
展望台と書かれた案内板があった
そ ....
+落葉の日には


 赤い色、青い色
 残りの空を数えている
 穏やかな日々、頬は
 青く紅葉として
 時間は等しく流れていく

 境目に乗って遊ぶ
 あなたの身体に耳を置く
 ....
時計台の上で
大きく手を振りました
その時に見た花びらは
鮮やかで忘れません

きっとこの草原の
緑色に隠れて
僕たちは
未来を見ていた

どんなに美しいものよりも
君と生きる世 ....
暴風で倒れたトウモロコシ畑の
その隣で新しい工場が建て始められ
太い鉄骨がまっすぐに立てられた
まだ収穫されていないままの
その実を背中にした
作業員の目は悲しそうだった
鉄骨は太陽の光を ....
少し遅れて咲いた花 細く白い後ろ姿

  ポロポロ雨に打たれます
  静かに沁みていきました
  鋭利な雨に打たれます
  窓の外は晴れていても


傘はポケットにあったのに 落ち ....
なんだか怖い夢にうなされてから目覚めると
ぼくは部屋いっぱいのテディベアに埋もれていた

毎晩毎晩君だと思って抱きしめながら眠ったテディベア
一緒にさみしさのしょっぱさを分かち合ったテディベア ....
夜の列車から見るその風景は
何も動いていなかった
駅を出発してから
ずっと走り続けている
次の駅はもうすぐなのだろうか
それも定かではない
四人がけの座席に
自分だけかぽつんとだけ
窓 ....
きめ細かい粒子が
向こうの水平線に
ゆっくり溶ける

聞こえない音色は
憂鬱の向こう側

黄色の支配に
世界は従う

蝶のワルツ
橙色の光に絡まって
そのまま堕ちていって
消 ....
くすんだ黄色の水溜り
上を見上げ
雲が漂う空と
にらめっこ

林の中では
枝葉に溜まった
水滴が
我こそ水の男だと
言わんばかりに
飛び降りる

枯葉の下では
何やら
笑い ....
未有花さんの自由詩おすすめリスト(5455)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
循環する風- ぽえむ君自由詩14*07-7-29
いのち- 乱太郎自由詩21*07-7-29
橋、ただの橋だけど- たりぽん ...自由詩11*07-7-28
さよならジュリエット- 北大路京 ...自由詩5*07-7-27
千の詩- ぽえむ君自由詩20*07-7-27
らしさ- ぽえむ君自由詩7*07-7-27
背中の海- yo-yo自由詩9*07-7-27
神様は人に祈りを捧げない- プル式自由詩4*07-7-27
- 乱太郎自由詩18*07-7-26
水のはなし- あずみの自由詩607-7-26
風が立ち止まっている- ぽえむ君自由詩7*07-7-26
楽園- 石瀬琳々自由詩17*07-7-26
- わら自由詩17*07-7-26
数多のあなた- ワタナベ自由詩24*07-7-26
あの白い雲にもう一度- ぽえむ君自由詩15*07-7-26
星が飛んでいる夏- ぽえむ君自由詩11*07-7-25
夏の残像- 渡 ひろ ...自由詩16*07-7-25
白い半袖- ぽえむ君自由詩6*07-7-25
夏の夜- ぽえむ君自由詩10*07-7-24
名もない川- 乱太郎自由詩17*07-7-24
冷たい夏- ぽえむ君自由詩23*07-7-24
迷路- ぽえむ君自由詩11*07-7-23
かわいい星- 石田 圭 ...自由詩3607-7-22
旅の一季- おるふぇ自由詩907-7-22
鉄筋とトウモロコシ- ぽえむ君自由詩11*07-7-22
夏到来- 北大路京 ...自由詩8*07-7-22
テディベアに埋もれて- 楓川スピ ...自由詩2*07-7-22
見えない車窓- ぽえむ君自由詩6*07-7-21
黄昏バタフライ- ゆうさく自由詩12*07-7-21
雨上がりの林- hiro自由詩5*07-7-21

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182