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夏の交差点で
朝に出会ったのは
真っ赤なトマトと
黄色のトウモロコシだった
トマトはトウモロコシの甘い匂いに
胸がきゅんとなって
さらに赤くなった

夏の交差点で
昼に出会ったのは
 ....
満天の星空から舞い降りたのは
優しい淡い恋の炎でした

柔らかく瞬きながら
山奥のひっそりとした水辺を
泳ぐように飛んでいました

「わたしたちは人知れず
ただ恋情を募らせ ....
夏が浮いている
ぷかぷかと気持ちよさそうに
今の季節を楽しんでいる
どこまで行くのだろう

夏が泳いでいる
ちゃぷちゃぷと気持ちよさそうに
今の季節を喜んでいる
いつまでいるのだろう
 ....
夕間暮れて 路地 細い道

地階への階段の踊り場にある
表現主義のポスターの裏に
アンダーグラウンドへの入り口はある

古びたポスターのすき間から
白くて軟らかな光は
水がはうように流 ....
ふと日常の糸がプツンと切れた
何もしたくない
頭の中と心の中では
この言葉しかなかった
そろそろ出勤しなくてはならない時間だが
立ち上がるのも面倒だ

決めた
今日一日は怠惰な生活を送 ....
  ヘンリー 私の膝の上でお眠り
  窓辺に当たる雨の音を聞きながら
  
  時々は 可愛い耳をぴくんとさせて
  解った振りをしてくれれば いい

  ひとり言を 話すから

 ....
 夢の中に巣くった蜘蛛

 かたくなに

 何も残せぬまま時は過ぎて

 想いは届かない

 胸の中で点滅するあなた
山の奥に入って行かなければ
採ることのできない昆虫が
都会の真ん中にたくさん生きている
虫網を使わなくとも
高価なお金で獲得できる
採る楽しみよりも
持つ楽しみに変わってきたのだろうか
 ....
垂れ込めた 雨雲の下
その街は 午後を迎える

あの路地を
右へ折れると尻手黒川線
左側は商店街

猫の通う 細い道
衣料を商う 廉価店や
まだ 人のまばらな飲み屋街

気の早い ....
「がんばりました」
とても短いけど
私の学校での一日の感想です

毎日ノートに書いて
お父さんかお母さんに見せます
そしたら何でもいいから書いてもらって
次の日に先生に渡します

毎 ....
わたしは深海に漂う水の泡
孤独に苛まれ紺碧の檻の中
どこまでも寂しく漂うのみ

天から射し込む幽かな光に
引き寄せられて誘われて
虹色に輝きを変えても
決してどの色にも染まれ ....
緑の山に響くのは
わたしの声か 呼子鳥
夏の滴りに濡れそぼち
わたしはわたしを呼んでいる


遠い風に乗り響くのは
わたしの夢か 呼子鳥
それともあのひとのささやきが
わたしの耳もと ....
黒い塊が空を支配し
重たい空から大粒の雨が降る
木々の葉を叩き落すその雨の中で
青空を見つけた

晴れている日なら
青空は当たり前だけれど
今は
幸せを見つけたような気がする

い ....
祝いのメロディのなか
少し照れたおまえは
肩をすぼめて優しくゆれている
ななつのロウソクの灯を
遠く、近く
瞳に映して

{引用=
おまえの生まれたときを思い出すよ
(パパ、気絶しち ....
その人が
その人であると感じるとき
土の匂いがする
生まれ育ったその土が
自分に伝わってくる
そこにしかない土
その土の一部分だけを
他の場所に移しても
土が壊れてしまいそうな
そん ....
「観月橋」

せせらぎの音は
いつのまにか、ざあざあと鳴り
錆び付いた欄干が
しとどに濡れる紫陽花の、夜

ここには愛づる月もなく
ただ名ばかりの橋が
通わぬこころの代わりに、と ....

暑さの中で
何かが動いている
畑で汗を流す人
工事で体を動かす人
営業で外を歩く人
みんな汗をかいている
涼しい部屋にいる人も
心の中で汗が出る
この汗で
今日という一日が
 ....
 永い永い道を 僕らは 歩いていく
 息を合わせながら 急がずに 手をつなぎ

 甘い甘い朝に 向かって 進んでいく
 肩を並べながら 迷わずに 話しながら

   魔法が解けることのない ....
狭苦しい自分の部屋に
自然がなかったので
花を買ってきた
わずか数日でしおれていた

今度は植木を入れてみた
水をあげ続けて
数ヶ月も持ち応えたが
花を咲かせる前に
枯れてしまった
 ....
雨に濡れてる紫陽花の
赤が濃くなるその花に
ほのかに光る銀の雨
一つ一つの音を聞く

そこには時が動いてる
膨らみながら進んでる
雫に溜まるその詩は
紫陽花の詩

風に吹かれる紫陽 ....
階段の一段目にある
農村を踏まないように
慎重に飛び越える
出前の人が誤って
畑の上に器を落とした
突如あらわれた
ミステリーサークルにより
村の人々は大騒ぎしている
青空が映った瞳は
力強い光の匂いがする
その目が捕らえるものは
枯れた幹でさえも
息吹きが聞こえてきそうで

夕焼けが映った瞳は
哀愁が漂い
声をかけることすらも
ためらいがちにさせ ....
背の高いあの人の言葉は
いつだってやさしく降り注いだ
まるで霧雨みたいに
やさしく私を包み込んでいた

けれど滲んだ愛情は 蒸発してしまったんだ
今はもうあの人の言葉は
水溜りの上に浮か ....
蟻が空を見上げてる
土の上から
体よりもずっと小さい目で
大きな空を見上げてる
いつもは下を向いて
せっせと動いているけれど
まぶしい光が呼んだのだろうか
蟻は立ち止まり
空を見つめて ....
気持ちをなだめてくれる 
けやきの葉たちの向こう側

濃い青の空に 夏雲が湧き上がって
激しい季節の予感

夏雲たちは 次々に力を秘めた体を起こし
見渡す限り 雲の輪に囲まれる

 ....
世界が滅びて 
ただ一輪そこにある花を
太陽が照らして

空虚な僕は問いかける

すべてが消えて自分だけが残り愛もない世界で
どうして君は咲いているのかと

花は答えた 
あ ....
そっと でいいから
ふれてみたい
あなたの零した一雫のわけを

どこから
流れてきたのですか

まりのような白い雲が
あちこち 漂っている
空なのに
雪解け水が激しく流れる季節は
 ....
裏通りに 傾いた陽が落ちてくる頃
放課後の声たちが 初夏の帯にのって
泳いでくる
バギーの乗客を覗いて
ほんのり口角を上げて
青いランドセルが追い越してゆく
まだかたそうなランドセル
さ ....
苦しいとき
なぜか
いつも上り坂があった
何でこんなときにと
腹が立ったけれど
その坂を上らなければ
目的の場所には行けないので
上るしかなかった

上り始めると
思っていたよりは ....
ぎんいろの折り紙で
鶴を折る

ぎんいろ
それは
わたし自身を惑わす窓辺の色合い

ぎんいろの街で
あなたとの足跡を探してしまう
例え人違いだったとしても
あなたに良く似た後姿に
 ....
未有花さんの自由詩おすすめリスト(5455)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の交差点- ぽえむ君自由詩14*07-6-17
恋に焦がれて啼く蝉よりも- あずみの自由詩9*07-6-17
夏が呼んでいる- ぽえむ君自由詩13*07-6-17
アンダーグラウンド- アハウ自由詩1607-6-16
怠惰を努力する- ぽえむ君自由詩10*07-6-16
輪廻の雨- 千月 話 ...自由詩24*07-6-15
蜘蛛- 山崎 風 ...自由詩2*07-6-15
昆虫採集- ぽえむ君自由詩19*07-6-15
その街- アハウ自由詩1207-6-15
がんばりました- ぽえむ君自由詩12*07-6-14
蒼の孤独- あずみの自由詩507-6-14
呼子鳥(よぶこどり)- 石瀬琳々自由詩20*07-6-14
雨の中の青空- ぽえむ君自由詩13*07-6-14
七つの子が生まれた日- 佐野権太自由詩19*07-6-14
土の匂いがする- ぽえむ君自由詩5*07-6-13
京都三橋_- Rin.自由詩40+*07-6-13
暑さの中で- ぽえむ君自由詩7*07-6-13
魔法が解けることのない世界へ- 北大路京 ...自由詩10*07-6-13
ないものを入れてみる- ぽえむ君自由詩3*07-6-12
紫陽花の詩- ぽえむ君自由詩10*07-6-12
農村- 小川 葉自由詩407-6-12
瞳の中の空- 小原あき自由詩28*07-6-12
灰色の海、透明な傘と- 衿野果歩自由詩6*07-6-11
蟻が空を見上げてる- ぽえむ君自由詩9*07-6-11
夏雲- いねむり ...自由詩507-6-10
滅び行くその時に- アマル・ ...自由詩9*07-6-10
教えてください- 乱太郎自由詩20*07-6-10
青いランドセル- たちばな ...自由詩17*07-6-10
新しい自分がそこにある- ぽえむ君自由詩13*07-6-10
ぎんいろ- 恋月 ぴ ...自由詩59+*07-6-9

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