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未来は 交信される 一通の メールである
幼き 少女よ お前の 魂は メールの先にある
鉄道である
鉄道から 薔薇が 咲く
それは それは 童話が 狂ったような 薔薇だ
幼き 少女よ お ....
また 光を 飲んだ
口から 日向が 咲く
およそ 俺達が
唯一 愛せるもの
痛みであることの 現実
慰めが おどろおどろしく
俺達を 愚者へ 換金していく
光は 隙間から こぼれるこ ....
戸を 開ければ 鳥が 落ちる
五千年 経った 後 鳥は 生き延び
戸は 壊れ 破壊されたまま
愚者は 井戸に 落ち
賢者は 僧侶を 落し
戸は 開けっ放しになっている
仏師が 猿 ....
灰色の 潮風が 腐るので
お花が 死に絶えたあと
ラベル貼りの 嘘つきの
集まりが 車を 燃やし
何故か 俺は 一度 夢を
見た
十五夜に ウサギが
一億匹 神奈川県を
跳んでいる ....
日向に 住む 影法師
柔らか 柔らや 穏やかに
けぶる 靄の中で
花が 咲いては 折れ
花の 緑が 生まれては
花の
影が 笑っている
ゆたゆたと 傲慢なまでの
その 姿に
....
君が 死んだら
僕は 死を 沢山 生むだろう
あの日 泣きながら
僕に 自殺を 迫った
君の この世で 一番 醜い顔
ニューヨークでも
ハノイでも
どっかの 町でも
君は ....
海辺で 死んだ 妻を見た
反転の 余暇 途端
妻は 私になった
狐が 化かすというので
海辺の 遠くを 見た
見える
亡くなった 祖母が
流れてくる 何体も
天秤の中 ....
私は、過去に一度も異性に好かれた事がない。こう書くと、コアで、およそおしゃれ感とは無縁の詩を書く一部の男性から「うおお。共感出来る」という言葉をいただけるのではないだろうか。
詩人に変な顔の人は多そ ....
先月 熱海へ 向かった
一人 海辺に 流され
心は 官能を 破棄した
唯人形であるから
などと いう 説教はいらず
先月 熱海の 海に 流された
行く先は 私の 死亡時刻
卑しい 女の 口元から
覗ける 太陽の日差し
真実は 1999年に
落ちた 地球の中の
骨格部分である
悲観主義者の下へ
なぜか 暗闇の 骨格が
私を 屠るのである
ので
あんた ....
無理難題を あげて
彼女が 仏門に 入るという
魔女だったのに
三味線を 奏でる 指が
笑っているのだ
だが それは 数年前の事
私に 指は 生活と 音だけのもの
仏を 愛した ....
草原を駆け抜けるのは
怠惰な 者
名は 丸く
彼は 賢い
自由へと 紫煙が
上がっていく中
5月の 幽霊が 発した
大麻の 香りが
彼の 名を 汚していく
俺の時代が 腐っていたのは
親父が 自殺した その後
生き恥さらして 生きる幸福感を
十姉妹が 笑ってやがる
男は 飛び降りたよ
ピート・タウンゼントよりも 腕が長い
水死体は 何より ....
夏の 木漏れ日
日差しの中 塔婆 には
片目の 少女が
曲がりくねっている
モノクロ
ぐにゃりふなりと
渦を まき 泥が 撒かれ
そこから
首が 咲く 木漏れ日のような
花弁と 傲 ....
ふぬおおおおお!!!!!
あなどれりんだか、あどりなりんだか知らんが
俺は、
童話作家になってやる!!!!
今日、救急車で、
○×こ運ばれ300年
美味いの安いの
ばーちゃん ....
静かな 音色が 私の
腕を 釣る
首まで もっていかれ
死は 釣られ
音色は 小川を 走る
十字星 にも 似ている
まだ
まだ 終ってはいない
私の 足が 主のいない
夜道を 歩 ....
今日
自分が 自分を
産む時 である
従って
回るものは
抗癌剤のような
愛である
誰の意見も 聞かない事だ
愛が言ったので
愛が自殺した
まだまだ
まだまだ
事実上の 音楽が
私の 頭痛に対する
時間を
稼ぐのだ
らせん状の 邦楽が
盲目の ピアニスト
私の 頭髪に 就く
ために
私は 事実の上での
作曲を しなくては
ならない ....