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眠れないから針を投げる
夜がナマズみたいに口を開けてる
忘れた頃に届いた手紙
still love you.なんて
文末に軽く添えやがって
こっちは本気だったのっ!
白くなった ....
ひとつの、無限の神様たちがクジを曳いて
行き先を割り当てるの
きみはジェーン、あなたはトッド、あの子はエーゲ海、絨毯、松の実、石の影
人類最後の嘘って何だと思う?
命? 神様? うーん ....
空気は暖かい
そして重い
死なない程度に手をつなぎ
死神と桜の道を歩く
路肩駐車。点滅信号
誰かの笑い声が遠ざかってく
腕がないおもちゃを拾う
灰衣の裾で風が舞う
....
ひとひらの灰
切れそうな電線で赤い鴉が鳴く
あれを訳してみて
意味のない歌のようです
そう
また歩き出す
瓦礫の橋で合成肉を齧る
この川を渡るのですか?
てんとう虫がとまる
....
冒頭に流れる陽気なラジオ
今年一年を振り返ってる
あてもなく車を走らせながら
あなたとの結末を思い出してる
ねえ、気付いたかい?
クレジットの旋律が物語全体と同じなんだ
側 ....
母は人間で父は鬼だった
私と兄は半分ずつの鬼だった
理由もなく殺され
重ねて竹林に埋められた
だからあの子は竹から生まれた
あの子は人間だった
兄を吸い取り鬼となった私は
....
飛び続ける
眼下で燃える海
着陸できる空港はなく
明日には燃料も尽きる
混乱したオートパイロットが機首を上げて
成層圏を目指そうとしてる
凍ったフロントガラスを冷めたコーヒーで ....
幼い頃から私は
ガラクタ集めが趣味の父に連れられ
世界中を回った
楽しいことなんてなかった
とは言えないけど
概ねひどい生活だった
カステポー空港からバスを乗り継ぎ
見覚えのない ....
旅立ちの朝
部屋が狭く感じる
キッチンテーブルに朝食
元気でね。仕事に行ってきます。と
母の書き置き
父の形見のシビックで裏通りを抜け
橋を渡り街を出る
ロサリオパークに車を停め ....
出会う前のあなたも好きとか
別れて十何年経っても好きとか
連続体というだけの他人を愛そうとする
汚れた水中眼鏡
月までの
長い階段を
上ってる
永遠みたいな
道のり
階段端で
休んでいると
月側から下りてきた
子供が隣に座る
何も言わずに
じっと私を見てる
腕時計を外して
....
本田憲嵩さんのmizunomadokaさんおすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
来年の七夕
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mizunomadoka
自由詩
13
25-7-7
写真立て
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mizunomadoka
自由詩
3
25-6-22
魔法が追いつく
-
mizunomadoka
自由詩
10
25-4-3
イトナミ
-
mizunomadoka
自由詩
8
25-3-29
lean_back
-
mizunomadoka
自由詩
7
24-12-30
月
-
mizunomadoka
自由詩
3
24-12-26
メリークリスマス☆★
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mizunomadoka
自由詩
5
24-12-25
sister's_side
-
mizunomadoka
自由詩
6
24-6-20
depth_of_maze
-
mizunomadoka
自由詩
2
24-6-17
辻褄合わせ
-
mizunomadoka
自由詩
6
23-4-30
panorama
-
mizunomadoka
自由詩
15
21-12-20
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