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流れ星のように飛び込んでいく
沢山の人々が、快速電車の鼻先に

僕の知らない人々が
僕の知らない苦しみから逃れるため
都市の動脈に流れる人の移動を堰き止めまでして
すぐに消えていく足跡を、 ....
いつも最後には
柔らかい棺桶に倒れ込み
枯葉に埋もれながら片手を突き出し
リモコンでテレビのチャンネルを変える

ホワイトノイズに交じって聞こえる
宇宙の産声の残響

愛の言葉も他者に ....
傷ついた心は、高値の付く宝石
伝えるすべを持つ者たちが
言葉や音、像に添えて
ショーウィンドーに飾る

傷ついた心は、ため込まれた負債
精算できぬ者たちが
なけなしの硬貨と引き換えに
 ....
見るものすべてが嫌になり、
瞼を閉ざす闇の中。
沈黙に勝る音楽はなく、
肌を刺す冷気よりも
痺れさせてくれる抱擁はない。

゛お前なんか゛と笑う眼差しの剃刀が、
 私という果実を切り刻む ....
ぼんやりと立っている
つり革に掴まって 
結露した窓に
街明かりが滲む
あの灯火の向こうに
届かない温もりがある

ぼんやりと揺れている
つり革に掴まって
この手を滑らせる
誰かの ....
首の後ろ辺りから
広がっていく空白と

瞼の裏を掠め過ぎる
拳の記憶

喜びを道連れにして
悲しみが死んでいく

心が死を擬態するのは、宿主へのいたわり
仕組まれた機構に過ぎないと ....
レタスさんのまーつんさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
快速貨車の鼻先に- まーつん自由詩324-3-31
星々のはざまで- まーつん自由詩324-3-31
共感の宝石- まーつん自由詩524-3-16
切れ長の目に生まれたかった- まーつん自由詩5*24-3-10
つり革- まーつん自由詩4*24-2-23
擬態- まーつん自由詩5*24-2-18

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