坂本くんや夏絵嬢と新年を祝う

今年も風車はまわる

去年はちょっとくたびれた年だったなあ


夏絵嬢が笑う

僕の星たちはどの軌道に乗るのだろうか

運命という星座は色を変えか ...
記憶を失えば 自己証明ができない 
IDとパスワードを忘れたら 私が私だと人が認めてくれない
魂の不滅だの自己の存在理由だのと何世紀も大騒ぎしたあげく このザマか

いや待 ...
もやいがほどけて

岸からゆっくり離れ惰性ですすむスワンボート

寂れた観光地の人工湖は静かでのっぺりしている

スワンボートは誰も乗っていないんだったら

おひまをいただき

ペ ...
まぶしさがいずこからかやってくる
湖面は揺れ 
私は浮かび上がろうともせず
かといって沈み込むこともなく
散り散りとなった魚たちの肉片を
生臭い目で受け止める

巣の中で縮こまる小鳥のよ ...
どこでもない幸せは
どこからやって来るのだろう
何も見えない心の奥底か
からっぽの場所に吹く風か

何気ない言葉は
どんなに深く軽い想いから生まれるのか
この思いは誰も知らない 見つから ...
{引用=主題 / ミュージカルで「作る」}
ご存じかしら?
エヴィータは私がオリジナル
ノーマだって演ったのよ
ブロードウェイでは別人で
どれもこれもが大当たり
ブロードウェイ・オリジナル ...
お正月に風呂屋へ行き 
入口でもらったサービスの甘酒を手に 
目に入った「足湯」に 
ズボンをまくって、足を浸す 

紙コップから{ルビ一滴=いってき}の甘酒がこぼれ 
お湯が一瞬、白く濁 ...
いいって 気にすんな
そう テーブルの上の
サイコロが 言った

そこで 僕は
この肩に 乗った
もろもろの 煩いを
サイコロに なすりつけて
もう一度 転がしてみた

キン キン ...
うつくしいもの
うつくしいほど
ぼくをかなしめる
ざんこくに
このせかいからはなさない

(ほほえむ)

ありがとうのうつくしさと
さよならのうつくしさ
ひかりのうつくしさと
...
正直言って
おれはやつの死を
期待していないのでは
なかった

精神分裂病と
本気で戦う気のないやつに
内心イライラしていたのだ

それに
身近な者から自殺者が出るなんて
ちょっ ...
蟹がいた
砂漠の真ん中に。

細い車輪に踏まれてつぶれたようだった



雨が降っていた

雲は見当たらないが・・

光が満ちていた

太陽は見当たらないが・・



...
きっと その
水色の子は
女の子でしょう

あなたに 毎日
愛をささやきに
来たのでしょう

私の真っ白い子は
おしゃべりで甘えん坊で
食いしん坊でした

どこからか
飛んで ...
星空が私たちに似てる

あの星があなたで

その隣が私

ここから見ると

あんなに近くに見えるけど

本当の距離は

私たちが想像できないくらいの長い距離

本当 ...
君が欲しがっているのは
たった一つの答え

ブラックホールに飛び込んだ
一粒の光のように
闇の中を手探りしている

僕は天体望遠鏡で
その足取りを見守る
君の想いはこの星を飛び立ち
...
深い胸の奥
求めるものは何だろう
ありきたりなことばだけの感情ではなく
細やかだけれど
静かに燃えている
わたしのなかの
赤い熱 ...
一年の最後に
日めくりカレンダーは
ちょっとさみしげに
でも満足げに
最後の仕事を終えた

一日は
吹けばとぶような
薄っぺらい紙だったのに
過ぎ去ってみれば
こんなに厚い
めく ...
毎年ダイエットや、
禁煙の誓いをするひとがいるように、
ぼくも、
今年こそ、
風俗断ちを誓いたい。

もっとも、
ダイエットや、
禁煙は、
健康のためなのだろうから、
むしろ、
...
今年の抱負っ?
んなもん、あるわきゃねえだろ!
飛べない魚が
雲の中から這い出してくる
ふるい戦闘機のなきがら
双胴に牡蠣殻のいちめん

酷使されたラジオから
喉をさいて響く歌
あたたかいミルクを呼んで
冷たい夜に泣く ...
月が出ている
心のように
かがやいている
孤独のように。

いかがわしい
界隈の
いやらしい曲り角で
片手に
手斧をもった
ドストイエフスキーにであった

「もう何年も
 誰 ...
まつげの先にくっついているのは
きっと、全てからこぼれたひとかけら


布団からはみ出た指先の冷たさに驚く
そういえば昨夜見ていたニュース番組で
朝夕の冷え込みに注意しましょう
とか何と ...
今日を生きることに疲れた心を連れて行ってあげる
追憶の岸辺には様々な物が打ち寄せられている

陽に晒されて白く乾いた流木の傍らに
幼稚園に母が持たせてくれた馬車の模様の小さな青いお盆
好きな ...
あなからこどもが零れ落ちるように
夢をみている
いつか
あなたの我慢がフローリングを濡らしたように
だれかの白い肌がりんごのように


なめらかな弦
だれの望みだろうか、
夜は ほん ...
僕という手品を君に見せてあげよう

きみはつまらないっていうけど日常はとてつもなく

素敵なショウだってね

種明かしは簡単さ

詩人であればいいのさ


世界という書物を書き換 ...
駅で待つ携帯電話ない時代僕は北口君は南口

綾取りをした想い出が恋になる半世紀前の恋文探す

自転車を思い切り漕ぎ風になる春一番になろうと決める

縁結び見えない糸で結ばれる心に浮か ...
思い出は数限りなくありありて涙なり又涙なり

絆なり今年の文字を選びしは真にも吾に相応し

結婚の絆は固し乙女らよ夫を愛し子を育てられ
輝くセピアを掻き消そうとして
焦るばかりで行動が伴わない矛盾螺旋な日々



狂おしく焦がれたのはいつまでだったかな
ともに、揺れていられたのは現実に過ぎなかったのかな     わから ...
   Ⅰ

ちらちらと粉雪が舞うなか
高らかにラッパの音が鳴り響く
あれは祝福の合図か
それとも最後の審判への警告か

澄んだ空に鳴り響く清らかな音に
私は身も心も洗われて行くような気 ...
もう一度と
願う君の横顔を
遠い私はおぼえよう
海が壊れた日を
忘れない私たちの
手がどれだけよごれていようとも
互いにだきしめあいながら
今日は多分泣いている

私にはそれが聞こえていた


大人だって傷がつくねんて。

十年前の言葉を飲み込んで

今も悲しんだりするねんて。


二十九のおとこのひとが

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
風車2012梅昆布茶自由詩612/1/6 9:29
記憶喪失の実験たにい自由詩312/1/6 3:38
スワンボート灰泥軽茶自由詩6*12/1/6 2:40
氷雪の灯火within自由詩12*12/1/6 1:25
おとずれ加藤自由詩8*12/1/6 1:15
ペイジガール・ブルースsalco自由詩5*12/1/6 0:37
甘酒の味 服部 剛自由詩8*12/1/6 0:07
サイコロまーつん自由詩9*12/1/5 23:39
うつくしいものゆうと自由詩012/1/5 23:38
やつの死浩一自由詩212/1/5 23:35
砂漠と蟹味噌と僕の関係スネカズラ自由詩512/1/5 22:50
幸せな子森の猫自由詩15*12/1/5 22:28
ジュリエット自由詩212/1/5 21:55
一粒の光まーつん自由詩4*12/1/5 21:41
『幻』あおい満月自由詩8+*12/1/5 21:06
日めくりカレンダーそらの珊瑚自由詩7*12/1/5 19:48
もう風俗には行かない'12はだいろ自由詩912/1/5 19:40
写真を見てひとことvol.19花形新次携帯写真+...2*12/1/5 18:40
即興(夜空への祈り)あまね自由詩1312/1/5 17:36
浩一自由詩612/1/5 16:19
きみの、ひとかけらあ。自由詩17*12/1/5 15:54
追憶の岸辺たにい自由詩612/1/5 14:44
うぶごえ伊月りさ自由詩9*12/1/5 14:39
たねあかし梅昆布茶自由詩1312/1/5 12:06
夏川ゆう短歌212/1/5 10:53
生田 稔短歌312/1/5 10:43
白と黒による形式的分割上映komase...自由詩1*12/1/5 10:00
天使未有花自由詩19*12/1/5 8:51
ともだちのかお朧月自由詩612/1/5 7:54
孤高を貫く人へ自由詩412/1/5 6:08

Home 戻る 最新へ 次へ
3180 3181 3182 3183 3184 3185 3186 3187 3188 3189 3190 3191 3192 3193 3194 3195 3196 3197 3198 3199 3200 3201 3202 3203 3204 3205 3206 3207 3208 3209 3210 3211 3212 3213 3214 3215 3216 3217 3218 3219 3220 
加筆訂正:
オケとヲケの物語り/……とある蛙[12/1/5 13:43]
名前は反って分かり難いの出来る限り外してみました。
4.55sec.