床擦れがひどくてね、こまっちゃいますよ、ハハハ。
蘇生のイキをするように
そっと虚空に
言葉をはなったとき
言葉はすぐにちりぢりになってきえた
あの日の
あの青空には
二度とであえはしない
...
きみは心を幾つも持ってる
だからなんだろう
相手によって
きみは言うことが違う
それで何人のひとを騙した
それで何人のひとを傷つけた
それで何人のひとを殺めてきた
ほんとうの ...
ここは武蔵の国、横浜村。
黒船が来航してから、港が開かれ、もとは、ただの貧しい漁村が、外国の船が行き交う活気ある港になった。
昼間、騒々しい音が絶えることなはなく、外国の香辛料の香りが橋桁に ...
死体を弄んでいる子・・・
あの子にも「死」の意味がわかるのだろうか?
・・・おそらくそうに違いない
彼女は死体の目をつまんで
ボールのように転がして遊んでいた
俺はた ...
家族が皆
湯を済ませ
私が入る時には
既に それらは力なく
先ほどまで
あんなに
意気揚々と
張り切っていたのに
すっかり
ぬる湯めいていた
湯の中の粒子は
もはや
血気盛 ...
大柄な夜が行ったり来たりして
目にうるさいわ
と姫が言う
夜は地球の影だと
どこかの王子が教えてくれた
ならなぜあんなに行ったりきたりするの
小さな頃はよかった
やわらかいお湯に ...
上等な絹の布団が
重く
息苦しく感じられて
寝付けぬ
夜がある
棘だらけの
イラクサで編んだ
それこそが
妙にしっくりくることがある
物の怪の心というものは
不思議なものだ
...
一月十八日
「その邪悪な人をあなた方の中から除きなさい。」
―コリント第一・五章十三節―
会衆は罪を犯した人にさえ情けも深く戒むるなり
罪人を除くことさえいとわねど悔い改めを軽んぜ ...
まだ6時前だが
僕はカウンターのいちばん手前の椅子を引く
マスターが早かったね と言いながら
僕のアーリー・タイムスのボトルを出してくれ
磨かれたオン・ザ・ロック用のグラスがひとつカウンタ ...
ねむれぬ夜に枕抱き
布団のなかで寝乱れる
寝巻きの裳裾はだけては
さむいさむい ...
テーラワーダ仏教の長老
アルボムッレ師の優しいことばを
アジアンカンフージェネレイションのアルバム。(崩壊)を聴きながら読む
生きるとは無常
怒りは人間の原罪
ブッダは救済者ではない
...
降り積みて
ましろになりて
忘れたい
あなたのことも
わたし ...
一つの魂には多過ぎる涙を君は溜めている
すべての宇宙の悲しみを君は泣く
まるで時間というダムが決壊したようにね
僕は呆れて見ている
愛が欲しいと君は泣く
小さな女 ...
秒針が地球儀のようなものを一周すると、
あなたは
いたずらに、ひとりごとを歌った
残像になった月曜日を憂うよりはやく、
空は、当たり前のように青みを誘って
駆け抜けてしまった
...
視力が落ちてから
虫とほこりの区別をつけるのが難しくなった
そのように沈黙の内側から
何かしらの気配を感じ取るのが難しくなった
今、目の前に置かれたCPUのかたまりの中へ
こうやって次々寄せ ...
{引用=ああ
それはあなたを思い過ぎて変わり果てた私の姿
月光も凍てつく森で
樹液すするあたしは虫の女
〜 パンク蛹化の女 戸川純}
...
満たされたら
充分 というのは
嘘だ
永遠を誓っても
手をのばすところに
触れる存在があっても
ふとした瞬間に
冷たくなる
魂がある
その証しに
もう
ふたつ ...
40歳と42歳の姉妹の変死体が
白石区のマンションで発見された
ニュースがラジオから流れてきた
司法解剖され検死の結果
42歳の姉は
死後4、5週間経っており
死因は病死
妹 ...
無限の時から逃れるために
大型店から 時計を買う
腕につけたら タイム・サービス
すべりこむ キャッシュ ワン・コイン
仮眠しかとれないんだよ
にっこり 煮込んだ 憎しみ
すすりあ ...
寒さが緩むと
凍りついていた月光が溶け出して
暗い穴の中にも
虫たちの道を通って
滴り
滴って
ヒグマは
浅い眠りの中で
霞がかった
春の野山を
夢に見る
...
レポーターは叫んだ。
僕は何だか悲しくなった。
その絶叫振りに。 世の中全体の 安堵の 見えないため息に。
初めてその事件を知ったのは数年前。
彼女は5人殺った。
盛大にやった。
...
優しい人たちの中に居て
独り頷けないでいる。
溶け出す氷山燃え尽きる森林。
過去の残骸に足を奪われる人々。
それでも生きている。
それでも生きていく。
優しい人たちの中に居 ...
ささやかれ
捏ねられて
貪りつくし
おんなは
...
気分良く空も飛べない
素手で岩石も砕けない
棒だけのバーベルも持ち上げられない
手から光線なんか以ての外で
背も高くないし
筋肉質じゃないし
足だって短いし
そこらへんに転がって ...
地球のマグマと深海に眠る鯨の死骸。
誰も悪くない。けれど誰もが嘘つき。
地表の大気と地を這う生き物。
誰も愛せない。けれど誰かに愛されたい。
終わらせてしまえば何もかもが単純で。
優 ...
「はじまりが見えたか、
何のために生まれてきたか
見えはじめている
生きたか!?_ 凄まじく獰猛な家来で
家の就職はまだはじまらないか!_?
そんな恐れる程でもない子 供うナ ...
日々の聖句(5)
一月十五日
「彼らが私を迫害したのであれば、あなた方をも迫害するでしょう。」
―ヨハネ15の20―
キリストの跡を追うもの主のごとく迫害受けても喜び勇む
荷を負いて ...
君は若いし
気だてもいい
皆の人気者
なんも私なんぞ
ケビンコスナーもびっくり
サランヘ
デブゴンも後退り
カムサハンニダ
毎日腹筋と腕立て
ウォーキングをしようか
昔のよ ...
わたしの胸元に
棲みついた龍へ
きみが宿った朝は
ゆるやかな大河のように
ゆったりと開眼した
鏡を覗く視線が
きみの眼のように ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
写真を見てひとことvol.26
花形新次
携帯写真+...
0
12/1/23 13:03
失語症から
石川敬大
自由詩
22
12/1/23 12:41
心の数
HAL
自由詩
0
12/1/23 12:25
白象のいた港(掌編小説)
そらの珊瑚
散文(批評...
4*
12/1/23 12:03
子供の遊び
yamada...
自由詩
0
12/1/23 11:49
ぬる湯
そらの珊瑚
自由詩
5*
12/1/23 9:57
湯冷め姫
ふるる
自由詩
7*
12/1/23 9:33
今夜 イラクサの布団で眠る
そらの珊瑚
自由詩
2*
12/1/23 9:21
日々の聖句(6)
生田 稔
短歌
1
12/1/23 8:52
SAD BAR
HAL
自由詩
4
12/1/23 5:56
ひとり寝慕情
石田とわ
自由詩
7*
12/1/23 5:14
怒らないこと
梅昆布茶
自由詩
5
12/1/23 3:27
ましろ
石田とわ
自由詩
2*
12/1/23 2:20
96粒の涙
梅昆布茶
自由詩
17
12/1/23 1:28
シーズナル・フィロソフィ
桐原 真
自由詩
11*
12/1/22 23:53
視力が落ちてから
理来
自由詩
6*
12/1/22 23:33
虫の女
salco
自由詩
8*
12/1/22 22:52
孤独という感情
森の猫
自由詩
14*
12/1/22 22:04
近くの他人
板谷みきょう
自由詩
2*
12/1/22 21:32
ワン・タイム
砂木
自由詩
10*
12/1/22 21:23
浅き眠りに見る夢
ただのみきや
自由詩
12*
12/1/22 20:40
判決が出ました。死刑です!死刑です!!
komase...
自由詩
4*
12/1/22 20:16
空に散る
永乃ゆち
自由詩
2+*
12/1/22 19:13
夜ごと創られしもの
石田とわ
自由詩
2*
12/1/22 19:09
ヒーロー
寒雪
自由詩
0
12/1/22 19:07
末路
永乃ゆち
自由詩
1*
12/1/22 19:00
毒菜聖剣の樹立。 同意書
狩心
自由詩
1
12/1/22 18:17
日々の聖句(5)
生田 稔
短歌
1
12/1/22 17:44
マジック
ペポパンプ
自由詩
5*
12/1/22 17:38
『赤いいのち』
あおい満月
自由詩
3*
12/1/22 16:38
3175
3176
3177
3178
3179
3180
3181
3182
3183
3184
3185
3186
3187
3188
3189
3190
3191
3192
3193
3194
3195
3196
3197
3198
3199
3200
3201
3202
3203
3204
3205
3206
3207
3208
3209
3210
3211
3212
3213
3214
3215
4.63sec.