短針はしづかに回る
長針は{ルビ狂狂=くるくる}まわる
まるで
足の長さがちがうみたい。
夢見ることが
ちょっと億劫なのです
ピアノをポロんと弾くように
言葉がこぼれます
僕を待っているものがなんであろうと
きっと仲良くなれます
暦の明日に色 ...
小学生のとき突然女の子にキスされた
ぼくはそれを肩で拭いた
家に帰り口をゆすいで鏡を見た
それから叔母さんにあったことを伝えた
女と和食のお店に入った
ランチのコース ...
ゴルフ焼けしたいい親父になった
今では大阪の営業所長さんだ
―僕らの音楽を理解してくれる人は
この広島に一人か二人ってところだ
だけど これだけは確実に言える
僕らは凄いことを ...
てのひらをぱっと開いたら
ああ、なんだか少しさびしくなったみたいだ
たくさんのかわいいものや
泣けるくらいのおいしいもの
ああ、これらのものを
今でもきっと想ってるん ...
雨乞い儀式の横丁。
ワイパーに滲み出す背徳感。
--ここは外面洗車場。
--仕上がりは、異常なほどに
--自然でございます。
大きな(ビッグ)デトックスには
小さなリスクはつきもの ...
神による操り人形
何一つ自分の思い通りに
行かない
偶然と必然と言うが
全ては必然
選択肢はない
死に向かってもがいている
神様はせせら笑っている
バカな奴と笑っている。
...
愛と言う名の水もなく
ただひたすら歩き続ける
味方は誰もいない
頼りはコンパスのみ
乾ききった心
夢も希望もない
ジャーキーで
命をつなぐ
何も考えない
だだ生きるだけ
夜 ...
ベジタリアンの君が
冷たい手すりにつかまっている
たった一人、チルドレンの僕は
探偵のようにネクタイを直して
今日も玩具の銃で頭を撃ち抜く
{ルビ生命=いのち}の重みに
触れた{ルビ瞬間=とき}
今 ここに在る
ただ それだけで
繋がってきた奇跡の連続
なんてちょっと大袈裟に
身震いなんてしてみたりして
私も
...
子供から甲状腺を奪う
放射能なんていらない
男女共に不妊になる
放射能なんていらない
ガンを誘発する
放射能なんていらない
火力発電だけで良い。
人口が多すぎる。
海をよごす
...
人は白をみていて、白をみていない
青をみている
消えた悲しみの青を
人は白をみていて、白をみていない
赤をみている
亡くした赤子の熱病の赤を
人は白をみていて、白をみていない
緑 ...
今しがた風呂吹き大根炊く母がとろとろ火かけ黒き碑
点滴の音やかましき隣には空いた花瓶を洗う細君
気散じに蘇州夜曲を口遊む火吹き男の碧き虹彩
無花果のひとつ転がり胞衣壷に翅を揃えて番う ...
あなたは積み上げる
与えられた積木を丹念に積み上げる
それが人生
※
親指と人差し指で作った輪の大きさぐらいな積木
いつも何かに苛立っていて
終りの無い議論を隣の積 ...
一夜のうちに
政権交代が実現した
モンキーパーク周辺
窓の外の通りでは
四つん這いで尻丸出しの女が
肩越しに俺の部屋をじっと見つめている
カーテンの隙間から覗く俺の股間を
見透か ...
別に人のことを救えるなんて大それたこと
思っちゃいないよ
人に救ってもらおうとも思ってないし
一人の人間にどれだけのことができるの?
解ってないくせに「優しい」なんて云わないで
全然優し ...
今までずっと
たくさんお金がほしいとか
あのゲームがほしいとか
大きなぬいぐるみがほしいとか
形のあるものばかりほしがってきたけどね
芝生に寝転がって
空を見上げたら
青 ...
僕はカップラーメンです
悲しみも、喜びも
お湯を注げば三分で
あっ、という間に
食べられて
汁は流しに捨てられます
信仰を保ち続けなさい
三月十一日
「こうして,わたしの愛する兄弟たち,あなた方の労苦が
主にあって無駄でないことを知っているのですから,堅く
立って,動かされることなく,主の業においてなすべ ...
わたしは縄文の舟を漕いでいる
トチノキを刳り貫いた
粗末な舟だ
赤い犬をいっぴき乗せていた
これが最後の猟だと
わたしは思った
子どもたちは
夏の来なかった時代を知らない
もう ...
遠く明け方の
足音がする今宵
お前の涙はまるで
夜をつんざく狂犬の叫び
人々の声は薄明に似て
全てを薄ぼんやりと包んで行き
"俺"と" ...
ヒーリング痛みを愛に変えていく時間を超えて辿り着く愛
沈黙の後に流れる戸惑いは短い恋が見せる幻想
何もかもセピア色した過去の街嘘がつけない君思い出す
上手くいく上手くいかないそ ...
祈る人はそっと目をつぶる
瞳に映るものは有限であっても
瞼に浮かぶものは無限だ
祈る人は無言である
言葉はいくら重ねても
心のかなしみには追いつかない
祈る人はみじろぎせず ...
ジユラルミン・ケエス
の
中に閉じ込めた
のは
何だつたのでございませう
苦しまずには
生きられぬので
彼を愛さずには
生きられぬのです。
狂つた世の中で
肯定出来ぬ
現実の中で
寒すぎる
冬の中で
呻吟し乍ら
立ち尽くしてゐる
彼の
夜を
そつと ...
ましろい錠剤を口に含み
ほろ苦い赤わゐんで 胃へ突き落す。
その重みではねあがつてくる悲しみが
わたしをどおしようもなく 涙させるのです。
1
しかし人生はあまりに冗長で
ただ生きているというだけのことすら
難儀に感じられるというのに、
人を愛している余力も余裕も
無い。
それでもなお、
愛せずにおれぬと叫ぶなら ...
行動から
幾つもの衝動が抜け落ちて
恋人にも会えない。
一匹のからすが
あおあお鳴いている
小さな子供が歩きながら
あおあお
あおあお
声に出して真似している
雑木林の中から
鈍く光った黒いマントが見え隠れする
前を ...
日本人が震災の瓦礫を受け入れようとしないのは何故だろう。中国人をののしるには、あまりにも下等な民族にも思える話しである。これは、あまりにも明快な現象としての国民性の現れである。分断化された県と県とが、 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
時代
高原漣
自由詩
0
12/3/12 22:24
中途半端な夜に
梅昆布茶
自由詩
13
12/3/12 22:17
曇り日
吉岡ペペロ
自由詩
2
12/3/12 21:54
友人
壮佑
自由詩
17*
12/3/12 20:57
三月
寿
自由詩
8*
12/3/12 20:36
兆しの数分
yuugao
自由詩
0
12/3/12 20:29
操り人形
ペポパンプ
自由詩
5*
12/3/12 20:25
孤独の砂漠
〃
自由詩
7*
12/3/12 20:24
age19
たもつ
自由詩
5
12/3/12 20:18
Be
広川夏海
自由詩
7*
12/3/12 20:14
原発なんていらない
ペポパンプ
自由詩
3*
12/3/12 20:08
白という色について
灘 修二
自由詩
3*
12/3/12 20:06
題詠十首
古月
短歌
8*
12/3/12 19:30
積むひと
恋月 ぴの
自由詩
22
12/3/12 19:04
一進一退
花形新次
自由詩
2
12/3/12 16:30
うすっぺらい言葉で人が救われるなら苦労なんかしない
れもん
自由詩
2
12/3/12 15:38
形のない幸せ
ジュリエット
自由詩
1
12/3/12 15:10
カップラーメンの哀しみ
caligr...
自由詩
2
12/3/12 13:28
日々の聖句(24)信仰を保ち続けなさい
生田 稔
短歌
2
12/3/12 12:58
縄文の犬
たま
自由詩
29*
12/3/12 11:39
狂犬の叫び
yamada...
自由詩
1
12/3/12 10:44
ヒーリング
夏川ゆう
短歌
1
12/3/12 10:05
祈る人
そらの珊瑚
自由詩
11*
12/3/12 8:03
真空管にて
青土よし
短歌
1
12/3/12 3:07
ゆめ、虚無に来たりて
〃
自由詩
1
12/3/12 3:03
真夜中の酩酊
〃
自由詩
6
12/3/12 2:57
私の情緒に侵入して欲しい
〃
自由詩
4
12/3/12 2:54
永遠的発光を要求する
〃
短歌
2
12/3/12 2:41
黒いマントのカラスたち
灰泥軽茶
自由詩
12*
12/3/12 1:50
深夜の躁鬱2
番田
自由詩
2
12/3/12 1:33
3166
3167
3168
3169
3170
3171
3172
3173
3174
3175
3176
3177
3178
3179
3180
3181
3182
3183
3184
3185
3186
3187
3188
3189
3190
3191
3192
3193
3194
3195
3196
3197
3198
3199
3200
3201
3202
3203
3204
3205
3206
加筆訂正:
復興
/
灘 修二
[12/3/12 1:55]
震災からの復興を願って書いたので、題名を復興と修正しました。
5.83sec.