屋根裏に集めた傘をさす 息が飛行機雲のようにまぶしい
物言わぬ駝鳥の目
遙か目の先には地平線がある筈なのだが、
駝鳥は相変わらず地面を見つめせつせと虫を啄む。
せつせせつせと虫を啄む
危険を感じたとき駝鳥は首を長くして遙か遠方を睨む。 ...
許容量を超えた痛みには
モルヒネを!
彼女にとってのモルヒネは
慰めでも愛でも誰かの保護でもない
背中に彫られ増殖しつつあるドラゴンタトゥーと
顔のいたるところに開けられたピアス
...
ポケットにいれた約束を
指でもてあそびながら
待つ電車はあなたへ続く
かなわなくていいから
なくならないままでいて
約束があるから
私さみしくないの
このホームで人がしんだって
だれか ...
オーケストラの調律の基本となるのは
オーボエの出す440HzのAの音程
オーボエは音程の不安定な楽器であるのに
ただ音程が聴き取りやすいために
その任を担わされる
しかしコンサートマ ...
もう涙は掛け値なしに流せないので
からだではなく こころが不自由
ほのかな明かりのみえる夜の余白に
やせた色彩の春がさまよっている
空気の中に弱弱しく感じられる
感傷的な気持ちの余韻を丸 ...
独り暮らしに
慣れたのか
不安なのか
はたまた
楽しんでるのか
つまらないのか
休みの日の夜は
あてもなく
バイクでちょっとお出掛けをする
街から少し離れた
農道を走る ...
なにかの映画で見たような
あてのない線路
そこには空も海もなく
心地よい孤独だけが転がっている
空き瓶の中で
春が雪に変わり
冬が死んでゆく
廃駅のベンチに腰掛けると
一匹の猫がすり寄 ...
ぷらちな
(ぷらちな)
ほしいな
ひとすくいの
チープさで
ひとすくい
きらきら。
ゆるせないなら
ぎちぎち。
つめをたてて
さよなら。
しろいてくび
...
くるくるまわして
蘭土紗羅 蘭土紗羅
見つけて彗星
奏でる星屑
蘭土紗羅 蘭土紗羅
儚い幻 うつらと呆けて
異人が唄う 香りが誘う
くるくるまわして
蘭 ...
おまえがしねばよかった
つめたいみずのそこから
電話がかかってくる
記憶はゆらゆらと
もに流されている
水面は透き通り
夏の日差しを
キラキラと
反射している
今はふゆだ
...
...
二匹の蟹が
久しぶりに再開した
かつて親友だった
今すぐ歩み寄り
肩を叩いて抱き合いたいのに
横歩きしかできないから
蟹はどこまでも横歩きしていった
お互いの距離を保ちながら ...
{引用=テーマ/SF(サージカル・フィクション)}
こないだのGO
雪国まいたけのGO(*)は
思慮を醸した声音が好ましかった
がついこの間出ていたGOは
顔面が何か不自然で
目元が ...
君の存在が 僕にとっての
SPECIAL ONE
君の存在が 僕にとっては
ONLY ONE
これが全てで たった一つ大事なこと
子供のころ
ブランコを漕ぎながら目をつぶり
どじょ〜、どじょ〜、と叫ぶと
気持ちよくて好きだった
なぜ
どじょうだったのか
それを思い出すたび
胸に痛みが ...
真夜中の洗面台で
ぶくぶく石鹸を泡立てる
洗っても洗っても
落ちないのです
どんなにすすいでも
臭うのです
手をよく拭いて
今度こそと本を手に取る
やはり開かな ...
晴れた冬の日に
三年を暮らした家に荷物を取りに行った
...
こんな朝に
カラスのカの字もありゃしない
太陽はふやけた面の木偶の坊だ
白い国道の上
黒いおまえは完全に死んでいる
暗がりのおまえは
いつも何かを舐めていた
おまえが前を横切る時には ...
私は霊だ 唐突だが気づく
年を重ねて老いてなるわけでもなく
生まれつき 霊だ
霊と肉体の合体で
動かしているのは心
じゃあ 私って誰?
肉体を授かり 名前を授かった
その負う この世 ...
ホッテントット
ビッケ
ブッシュマン
ホッテンプロッツ
ノルマン人
ロイバー
メスチゾ
蒙古斑
マッケンジー
アルマゲドン
マーマーレード
モカマタリ
Money, Money, Money
Laugh, Laugh, Laugh
Let's get crazy.
You are mad!
Believe, happiness, trus ...
一握りの金持ちの為に
何人もの貧乏人が苦しむ
富の再分配が必要だ。
Give us job to live.
人の温もりが欲しい。
互いに愛し合い。
大切にして欲しい。
鍵のない ...
ストーブの上にやかんが乗っていて
シューシュー白い湯気があがって
そんなお湯で淹れるコーヒーを飲みたい
できれば君と一緒に
お正月の神社で焚き火にあたるみたいに
顔が真っ赤っかになって
...
{引用=
最近のまぼろしって精巧だから、きっときみを欺きます。
友だちや恋人がある日突然、人造人間にされても気付かない。
体育終わって空見上げる女の子、おでこのナンバリングに汗が ...
テーブルのチェス盤を
ホームレスの男が布きれで拭いていた
ジュースや鳥の糞をこすり落とし
手でベンチの砂を払う
彼は物乞いではなかったけれど
ここに通う常連は
ヌードルやスナック、財布 ...
皆 やんややんやとなる
ネガティブな言葉は封印され
予定調和的な空気が充満する
皆 表に見えるところは曇っていない
しかし心の奥は恐れおののいている
円を描いて座っている いびつな円
...
一緒の学校だったらよかったね
同じ歌がすきだったのにね
いつかどこかで会いましょう
いつか一緒になりましょう
来世はないけれど
想像するのは楽しいね
ミシガン
叔父がテーブルのオレンジを
見つめたまま
わたしに話しかける
「種のない実をつける木を見たことがあるか?」
わたしは首をふる
気の利いた答えを
期待されてるわけではない ...
異国の食べ物から立ち昇る
由来も行方も知らぬ物語
リズムがつかみきれない 不可思議な音楽に跳ねながら、
細密な砂嵐のように 体を包み込む芳香
風土と血に練りこまれ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
すべての傘をさします
佐藤真夏
短歌
6*
12/2/20 12:00
駝鳥
……とある蛙
自由詩
12*
12/2/20 10:20
「ドラゴンタトゥーの女」を観て
そらの珊瑚
自由詩
5*
12/2/20 9:28
花束をあなたに
朧月
自由詩
5
12/2/20 9:08
440Hz
HAL
自由詩
11
12/2/20 8:36
春が来る
瀬崎 虎彦
自由詩
1*
12/2/20 8:28
道
一 二
自由詩
4
12/2/20 5:45
レール
アズアミ
自由詩
3
12/2/20 1:24
2011年 即興ゴルコンダ投稿分
ブルーベリー
自由詩
1*
12/2/20 0:35
カレイドスコープ
灰泥軽茶
自由詩
4*
12/2/20 0:20
生きる(ということ)
ブルーベリー
自由詩
2*
12/2/19 23:57
深見千三郎
TAT
短歌
0
12/2/19 23:29
蟹の友情
小川 葉
自由詩
5+
12/2/19 23:00
アズ タイム GOズ バイ
salco
自由詩
7*
12/2/19 22:41
What is love ?
文字綴り屋 ...
自由詩
0
12/2/19 22:10
ブランコの思い出
吉岡ペペロ
自由詩
4
12/2/19 22:08
手が汚れては本が読めない
RT
自由詩
3
12/2/19 21:43
ジョナサンダイヤモンド
TAT
自由詩
5
12/2/19 21:40
ジンクスが死んだ朝
ただのみきや
自由詩
25*
12/2/19 21:23
流されない
砂木
自由詩
13*
12/2/19 21:18
フンフマン
ペポパンプ
自由詩
4*
12/2/19 20:37
Let's get crazy.
〃
自由詩
1*
12/2/19 20:36
Dream
〃
自由詩
4*
12/2/19 20:36
インスタントコーヒー
朧月
自由詩
2
12/2/19 20:35
七次元目のチャイム
しもつき七
自由詩
19
12/2/19 20:30
返事
mizuno...
自由詩
4
12/2/19 20:20
希望と絶望のはざま
小川麻由美
自由詩
3*
12/2/19 20:03
someday
mizuno...
自由詩
1
12/2/19 19:28
Michigan
〃
自由詩
2
12/2/19 19:01
スパイス
いねむり猫
自由詩
3
12/2/19 18:27
3194
3195
3196
3197
3198
3199
3200
3201
3202
3203
3204
3205
3206
3207
3208
3209
3210
3211
3212
3213
3214
3215
3216
3217
3218
3219
3220
3221
3222
3223
3224
3225
3226
3227
3228
3229
3230
3231
3232
3233
3234
加筆訂正:
化学者
/
日野
[12/2/19 22:21]
意味のずれを修正しました
ジンクスが死んだ朝
/
ただのみきや
[12/2/19 22:16]
6連目の3行目ノートから白紙へ修正しました。他、誤字も訂正しました。
/
プル式
[12/2/19 20:21]
短歌から川柳にかわりました。
4.89sec.