子供のすがたのまま
死んでゆけたなら
毎日が
暑い夏の午後で
おわらない
夏休みのはじまりであってほしい

冬を越えるたび
人は年をとる
心に積もった苦悩や悲しみを
顔のしわに変え ...
私のこころ

溢れる言葉を押さえつけ
縫い合わせた
つぎはぎのこころ

君に向けて
溢れてくる

大好き

逢いたい

いつも言えなくて
何度も何度も
押さえつけ ...
一人占めできるだけの愛が欲しい
そうして二人閉じ籠っていたい
もしそうやっていつまでも
くだらない時を重ねたとしてその度に
涙を人肌にまで温めるだけの時間を
あなたは私に与えてくれたでしょう ...
玄関のチャイムが鳴り出てみると
「宗教勧誘の二人連れ」が
冊子片手に立っていた

うわっ!
厄介なことに扉を開けてしまった
と思う間も無く
妙に愛想良い笑顔を浮かべながら

昨年の震 ...
濁音がいけないと思うんだ。
試しにコキフリって呼んでみて。
コキフリって。
なにか足りないもの同士
引かれあったりはなれたり
元はほんとにひとつでしたか
後悔しない
生き方なんてないわけで
よければの終わりは
今考えない
どんどんゆくだけ
まえむいて
「ねぇ、さっきから何見てるの?」

「…、ああ…、ぶどうが降ってくるのを見ているんだ。」

太陽を背景に、数万のぶどうが、ゆっくりと、ゆっくりと、地面に降り注いでいる。

「キラキラしてて ...
白鶺鴒と歩道ですれ違った


Pardon, forever!



スタスタスタ、にっにっにっ
わたしのなか
滑り落ちていく
ふたつの白い月は
鎖のように細く風に凪ぐ
安住の未来へと
繋がっているのか ...
 どうして人間は
 数えきれない数の精子や卵子を廃棄して
 平気でいられるのか

 それは生命なのか
 生命ではないのか
 つまり、生命とは何だ

 私たちにとって
 殺すとは何 ...
月の粉を飲もう……。
核分裂、精神分裂。
月の光を浴びよう……。
ブラックライト、白く染まる肌。

左右一翼だけの、気の狂れた天使が、山羊の首を取り合いながら神に捧げる。
神はその風景を二 ...
叫んでみると、
言ったまま音信普通になり
慌てふためいてあちらこちらに片っ端からお問い合わせした日々がしばらく見ぬうちに
「セピアになりました」と、真夏の春宵から殊勝なことづて


...
                小鳥が啼いて朝を告げた
                巣からとびだしたのは6羽だ
                あのちいさな翼で大空を飛び
      ...
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春になっても
その球根は芽が出なかった
「おばあちゃん、これ、フリョーヒンだね」

知ってるよ
フリョーヒンは時々現れるんだ
僕が働い ...
乾いた空をぶっ飛ばしてゆくぼくたちは

武器をもたない天使

光速のロックンローラー


ベルリンの地下のクラブに生まれて

とんがったバラードを歌い続けてアイスランドの火山を

...
夜明け前に外へ出るとそこは舞台裏だった
暗幕に虫が喰ったような穴がポツリポツリとあり 舞台の光が漏れてくる 
華やかな音楽も流れてきた
スター達のダンスショーはどんなに美しいだろう&# ...
祖国のいろには水色が入っていた

流れる血にも

身につけるものにも

プレゼントするものにも

愛のことばにも

愛の行為にも

生きてゆくエネルギーには

それはマイナスだったかも知れない

方法 ...
霊魂の存在を語る
紛れもない事実としてこんなことを大真面目に話すひとがよくいる
もしもあなた自身が、思わぬ形象(かたち)でこれを体験したとすれば
それを事実としてあなたには受け入れることがで ...
ヤマダ電機ですれ違ったdocomoのお姉さんが可愛かっただとか
彼女と電話したのが楽しかっただとか
久しぶりに読み返したキングダムが面白かっただとか
恋のメガラバのPVがファンキーでいい感じだっ ...
{画像=120107041120.jpg}

なないろのおもちゃのくにへつれてって。あしたせかいを終わらせるから



影踏みの鬼になってもどうしてもあの子の影だけ踏めないでいた

高 ...
{画像=120107025333.jpg}



「思い出」

幼い日シロツメクサを胸元で揺らした君は永遠でした

枕木が苔むしていて少年は永遠などはないことを知る

誰でもが大人 ...
どでん、の大怪獣

おとなに、なりたい
わたしの獣、


不渡り手形のよう、な
今夜
消化不良のカンタータ
語るべき旋律はゆらぎ
唱歌のサビに似た
主観を廃したモラルは黙す
...
今朝の彼女は恥ずかしがり屋さんだった
ドレープをたっぷり使ったグレーのコートから僅かに覗くピンクの素肌が初々しかった

正午が近づいてくると彼女は少しずつ大胆になり ついには厚いコート ...
駄犬のファンファーレ。
列が続く。列が続く。
要らないものばかり。
アレは要らない。

愛愛サー。
言われた通りにやっときます。

次の日、首を吊った猛獣使いを確認。

意味深 ...
他愛のない会話

誰とでもする会話

だけど

君と話すときだけ

こんなに楽しいのはなんでだろう

こんなに嬉しいのはなんでだろう

あーあ…

もっと話してたい ...
傾いた街灯、その足元は
海底と繋がっており
一回の視野の中で
復元されたサンタマリア号と並ぶ
その奥で
ガラス張りのビルが
頭、胸、腹を平らに
ものとものとを繋げている
それは1995 ...
ねえ笑ってよ
笑えないわ
どうして笑えないの?
人の血を吸っているからよ
人の血を吸っていると笑えないの?
人の血を吸っていると笑えないのよ
どうして笑えないの?
人の悲しみが口の奥でま ...
三角を転がし
水草の涙
地に触れて立つ
ひとつの辺


近い蒼と
遠い青が混在し
指は糸をつまめずに
夜を見送る


静電気と水彩
誰もが踊りを咎めても
...
長靴についた雪をとり
鉢植えの土に撒いたら
左目の下を葉で切られた


しばらく無言で
見つめあった


わたしは誰も見ない
そんな声を
聞いた気がした

...
              
              目玉焼きには
              塩と胡椒をかけるべきとか
              ぜったいに
              ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
越冬マフラーマン自由詩6*12/1/7 19:52
こころジュリエット自由詩212/1/7 19:41
自我の墓標マチムラ自由詩2*12/1/7 19:32
年の始めの質問は板谷みきょう自由詩2*12/1/7 19:07
写真を見てひとことvol.21花形新次携帯写真+...3*12/1/7 18:59
にんげん朧月自由詩112/1/7 17:01
ぶどうの降る日佐藤伊織自由詩4*12/1/7 16:40
新年のハクセキレイ(三行詩?)木原東子自由詩8+*12/1/7 16:38
『未知へ』あおい満月自由詩1*12/1/7 16:25
いのちOhatu自由詩1+12/1/7 16:16
nuclear drug.雅寛自由詩112/1/7 14:32
用意した朝komase...自由詩0*12/1/7 12:27
小鳥のように石田とわ自由詩8*12/1/7 12:11
百年球根そらの珊瑚自由詩11*12/1/7 10:23
2012年のロックンローラー梅昆布茶自由詩812/1/7 10:08
未明の散歩たにい自由詩212/1/7 9:50
水色の系譜吉岡ペペロ携帯写真+...512/1/7 9:09
霊視体験アラガイs散文(批評...5*12/1/7 7:58
グッバイエロ細胞只野亜峰自由詩312/1/7 5:37
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連作。。。いつの間にか遠くに。。。短歌2*12/1/7 3:58
酔いどれカンタータ。うわの空。自由詩712/1/7 2:31
空に恋してたにい自由詩212/1/7 1:26
駄犬のファンファーレ。菊池ナントカ自由詩112/1/7 0:57
会話ジュリエット自由詩012/1/6 23:25
神戸におけるコントラスト中川達矢自由詩612/1/6 23:21
魂の落ち着く場所(未詩・独白)プル式自由詩612/1/6 23:11
降り来る言葉  LVII木立 悟自由詩412/1/6 22:39
ノート(48Y.1・6)自由詩412/1/6 22:38
目玉焼きと不毛な会話石田とわ自由詩7+*12/1/6 21:52

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