朝の風瞳に映る海岸線二十年後の約束をする

五月から残る傷跡まだ消えずひとつふたつと季節巡っても

明後日の予定は今も決まらない喧嘩したけど絆は深い

裏庭に咲く花の名を覚えたい孤独 ...
京都人かそうでないかを

見分けたければ

この前の戦争はいつでしたかと

訊いてみればすぐ分かる

太平洋戦争と答えず

応仁の乱と答えたひとは

間違いなく京都人


...
かあさん
お空が ないてるよ
だれかが 
なぐさめてあげたらいいのに

かなしくなくても 
なみだはでるよ
なみだで
せかいを 
あらいながしたあとは
とつぜん 
正気にもどって ...
わたしの空には定規があてられている
電柱の先がじゃまでまっすぐ線が引けない
わたしの空には定規があてられている
わたしはそれを美しいと思っている

わたしの空にはすべての青が詰まっている
...
まっさらな砂地に
すり鉢状の穴
底では強靭なアゴが待つ
群れから離れた
迷い蟻たちは
落ちたら最後
もう戻ることはない
地獄に落ちた蟻の悲しみ
あなたは今まさに吸われている!
愛はウ ...
くる
くる
  った
  った 
くる
  った
  った

くるーるー

くる
くる
  った
  った
くる
  った
  った
ぼくの人生はだれが采配してるのかな

彼女に言われたの

あたしは結婚も恋愛もあきらめていたからいいのってね

時々恋をしながらでも恋に遅れていたのだね


ぼくの中には数億から数兆 ...
片目を閉じ
肌のうえを滑る水滴に
全神経を集中させると
夜の広がりがわたしのうちに
入り込んでくる
そしてもう内も外もなくなり
空洞のようでいて
そうではない夜の黒い底が
わたしと一枚 ...
いつも見ていた
流れていた 音楽が
街の向こうに
消えていく
肉もつものの哀しさ。

調べ。

時間の「蒼さ」。

速足で歩く、妖精は

少し透けて見えて

その翅が、

四枚ひと組の世界を示す。

エーテルのなかを泳ぐ、炎の{ルビ魚 ...
みんな
しんでいる

たのしそうに
しんでいる

いきものを
ころしてたべて

それでもなお
しんでいる
{画像=120223235940.jpg}



欠けた塊の怒り


輝くような怒りはあるか?
物質のように堅い岩石のような怒り
傷ついて欠けてしまうような怒り
純粋で結晶していて ...
くまのてっちゃんプップクプー
らっぱ片手にプップクプー
やまの坂道おさんぽだい
まちの市場でびびちゃんが
えらんだ変柄てぬぐいを
なぞのマントにプップクプー
きいろのグラサン目がまわる
...
好きだった事が

端から順に嫌いになっていく。




大嫌いなキャベツもレタスも

食べられるようになったのに。

トマトだけはどうしても食べられない。



...
缶入りの抹茶だ

ぼくはぬるくなってから飲む

ぬるい抹茶の味を口のなかで反芻する

お茶のお稽古で飲む抹茶はいつもぬるかった


幼稚園ではお茶のお稽古があった

お茶のあと男の子ともめたことがある ...
君が正しいと思ってした事 
地球を何十周もグルグルと回るぐらい考えて言った事 
そして寛大な気持ちを持ちたいと願った事 
通じるはずだから 
伝わるはずだから 
きっと感じてもらえるはずだか ...
小さなアヒルに
似ているね
数字の2
かわいいね


   *


事故にあった君が
包帯ぐるぐるのベッドの上で
私を見つけたとたん
Vサインをしてみせた
ふたつの指 ...
わたしは男のくせに、何も出来ないのである。これでも妻と息子を食わせているつもりであるのだが、殊、家のことになると別問題である。

先日用事があって、妻が息子を連れて仙台の実家に帰った。 ...
仮眠中だった
変死との110が入った
初任科卒業したての俺は
部長といっしょに
その現場にむかった
午前4時12分
現場についた

大學2年生の男が
胸に裸のコードを巻きつけ
タイ ...
日々の聖句(18)結婚は神に祝福されています
二月二十二日
「それゆえに,男はその父と母を離れて自分の妻に
堅く付き,ふたりは一体となるのである。」
   ―創世記二章二十四節―
結婚は神に ...
本の外側に立っている
捨てられた帯には
「ここに解凍しますか?」
と書かれている
公的扶助の受給者の列を写せ
民は思う
なぜ、もっとしっかり生きないのか

貧困で餓死した親子の部屋を撮れ
民は思う
なぜ、生活の保障を受けないのか

国や自治体の生活保護行政の抜け穴を ...
困らせたいわけじゃない
だけど困ってしまったらごめんね

トーキン

はる
左の耳から出てきた紙くずが
右の耳へと入っていくような
かさかさしたおわりのなさ

木の間にぶら下がる健 ...
耐震性はありそうなんだけどね・・・・ 灰をかき出しながら
背中の痛みを感じていた
ひどく殴られた場所が熱を持ち
直そうとしているのだろうか

この灰は人間だったものだ
そして薬になる
被害者がここにやってくる

スコップ ...
 
 
紙コップを満たす時間 
計算機を分解し続ける少年の側で 
親戚の人が斜めになってる
今日会いたい人の 
苗字が思いつかないのだ
 
 
生きているだけで奇跡

生きているだけで素晴らしい

それをやっとわかった

君と生きてやっとわかった
あなたのお名前を

お聞かせ下さい

あなたの御心を

私に見せて下さい

あなたの素顔を

私に晒して下さい

あなた自身を

私に預けて下さい

私があなたを救って ...
空も
海も
荒れている
鉛色した浜辺に
鈴をなげる
こんな日であっても
ひとは
生まれ死ぬのだろうか
鳥たちは
季節を選ぶというのに
どんな理由があって
生まれ死ぬのだろうか
...
ペットボトルに入ってるのなんか
お茶じゃない

じゃああんた
茶畑にどれぐらい
太陽照りつけるかしってんの
座ってりゃへびだってくるんだよ

おじいさん八十年生きたら
えらいね すご ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
朝の風夏川ゆう短歌212/2/24 10:43
見分け方HAL自由詩2+*12/2/24 9:29
お空の なみだそらの珊瑚自由詩912/2/24 8:58
定規ブロッコリー...自由詩5*12/2/24 8:56
愛はウスバカゲロウ花形新次自由詩2+12/2/24 8:19
くるーるー古月自由詩3+*12/2/24 6:50
待ってる娘梅昆布茶自由詩1212/2/24 6:20
鋒鋩瀬崎 虎彦自由詩112/2/24 5:54
_番田 自由詩212/2/24 3:35
赤の断章高原漣自由詩012/2/24 2:34
人間小川 葉自由詩4+12/2/24 0:36
欠けた塊の怒りbeebee自由詩27+*12/2/24 0:01
くまのお仕ごとsalco自由詩4*12/2/23 23:41
すきなこと自由詩112/2/23 23:41
ぬるい抹茶吉岡ペペロ携帯写真+...3*12/2/23 22:45
君へ文字綴り屋 ...自由詩1*12/2/23 22:36
RT自由詩5+12/2/23 22:13
プライド小川 葉散文(批評...9*12/2/23 22:03
事件1草野大悟自由詩1*12/2/23 21:30
日々の聖句(18)結婚は神に祝福されています生田 稔短歌212/2/23 21:13
全部mizuno...自由詩112/2/23 20:25
オツタエシマス細胞乾 加津也自由詩15+*12/2/23 20:20
トーキンふるる自由詩9+*12/2/23 20:10
写真を見てひとことvol.33花形新次携帯写真+...2+12/2/23 19:52
台座mizuno...自由詩012/2/23 19:48
age1たもつ自由詩712/2/23 19:27
生命桜 歩美自由詩2*12/2/23 19:12
私とあなたyamada...自由詩112/2/23 18:50
立つたま自由詩26+*12/2/23 18:16
ひだまり朧月自由詩0+12/2/23 17:25

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