きのうちょっと
恋をしたので
時計ふたまわりぶん眠ってしまった

目がさめたら誰もいなくて
かけっぱなしのCDがくるくる

晴れてかたむいた空に冬がうかんでさ
眠った汗がはりついて ...
それは突発的で
我に返っては後悔する
何時ものそれと同じように

私は私の髪を切った

鏡を合わせて見た後ろ髪は
それはそれはたいそう不細工で

「恥ずかしくて外 歩けないな」が満ち ...
雨粒ひとつでなんやのん
そんなにこわいの?
濡れたらどうなるの

無言も罪だと
いつかきいた

冬ぐらいでなんやのん
そんなに寒いの?
凍ればいいのに

地面にそっと
終わりと ...
ひとりは食用ハサミを購ってカバンにまぎれこませた
ひとりは旅行パンフレットに載っていたキティグッズに赤ペンをした
ふたりは義理の親娘で
口もきかない絶縁状態だった

ひとりは殺人 ...
無理しなくていいよ これ以上
ふいに切り出した積年の想い   それでもなお、ぶれないナチュラル


「何を言ってるの?」 的な微笑みを称えて
何一つとして揺れていないような表情

...
好きすぎる

が頭から離れない。


うさんくさい極まりない。


一緒に住もうとか、

ずっと好きでいてもいいかとか



卑怯を嫌う貴方が一番卑怯です。

...
水たまりでいきていたので
干からびそうになってはじめて
陸というものをしりました

底というのは
怖いものではなかったのですね

こんなにもすぐに
わたしをつつんでいたものが
消えて ...
守るも愛も

エゴイズム。

勝手な推測、

蔓延る想像。

わたしは大人が嫌いなのだ。

むしろわたしは恐怖している。

毎日毎日おびえているよ。

エゴイズム。エゴ ...
床擦れがひどくてね、こまっちゃいますよ、ハハハ。   蘇生のイキをするように
  そっと虚空に
  言葉をはなったとき
  言葉はすぐにちりぢりになってきえた

  あの日の
  あの青空には
  二度とであえはしない
  ...
きみは心を幾つも持ってる
だからなんだろう

相手によって
きみは言うことが違う

それで何人のひとを騙した
それで何人のひとを傷つけた
それで何人のひとを殺めてきた

ほんとうの ...
 ここは武蔵の国、横浜村。
 黒船が来航してから、港が開かれ、もとは、ただの貧しい漁村が、外国の船が行き交う活気ある港になった。
 昼間、騒々しい音が絶えることなはなく、外国の香辛料の香りが橋桁に ...
死体を弄んでいる子・・・

あの子にも「死」の意味がわかるのだろうか?

・・・おそらくそうに違いない

彼女は死体の目をつまんで

ボールのように転がして遊んでいた

俺はた ...
家族が皆
湯を済ませ
私が入る時には
既に それらは力なく
先ほどまで
あんなに
意気揚々と
張り切っていたのに
すっかり
ぬる湯めいていた

湯の中の粒子は
もはや
血気盛 ...
大柄な夜が行ったり来たりして
目にうるさいわ
と姫が言う

夜は地球の影だと
どこかの王子が教えてくれた
ならなぜあんなに行ったりきたりするの

小さな頃はよかった
やわらかいお湯に ...
上等な絹の布団が
重く
息苦しく感じられて
寝付けぬ
夜がある

棘だらけの
イラクサで編んだ
それこそが
妙にしっくりくることがある
物の怪の心というものは
不思議なものだ
...
一月十八日
「その邪悪な人をあなた方の中から除きなさい。」
  ―コリント第一・五章十三節―

会衆は罪を犯した人にさえ情けも深く戒むるなり

罪人を除くことさえいとわねど悔い改めを軽んぜ ...
まだ6時前だが
僕はカウンターのいちばん手前の椅子を引く

マスターが早かったね と言いながら
僕のアーリー・タイムスのボトルを出してくれ
磨かれたオン・ザ・ロック用のグラスがひとつカウンタ ...
             ねむれぬ夜に枕抱き
             布団のなかで寝乱れる
             寝巻きの裳裾はだけては
             さむいさむい ...
テーラワーダ仏教の長老
アルボムッレ師の優しいことばを
アジアンカンフージェネレイションのアルバム。(崩壊)を聴きながら読む

生きるとは無常
怒りは人間の原罪
ブッダは救済者ではない
...
            降り積みて
            ましろになりて
            忘れたい
            あなたのことも
            わたし ...
一つの魂には多過ぎる涙を君は溜めている

すべての宇宙の悲しみを君は泣く


まるで時間というダムが決壊したようにね

僕は呆れて見ている


愛が欲しいと君は泣く

小さな女 ...
秒針が地球儀のようなものを一周すると、
あなたは
いたずらに、ひとりごとを歌った

残像になった月曜日を憂うよりはやく、
空は、当たり前のように青みを誘って
駆け抜けてしまった


...
視力が落ちてから
虫とほこりの区別をつけるのが難しくなった
そのように沈黙の内側から
何かしらの気配を感じ取るのが難しくなった
今、目の前に置かれたCPUのかたまりの中へ
こうやって次々寄せ ...
{引用=ああ
それはあなたを思い過ぎて変わり果てた私の姿
月光も凍てつく森で
樹液すするあたしは虫の女
         
           〜 パンク蛹化の女  戸川純}


  ...
満たされたら
充分 というのは
嘘だ

永遠を誓っても

手をのばすところに
触れる存在があっても

ふとした瞬間に
冷たくなる
魂がある

その証しに

もう
ふたつ ...
40歳と42歳の姉妹の変死体が
白石区のマンションで発見された

ニュースがラジオから流れてきた

司法解剖され検死の結果
42歳の姉は
死後4、5週間経っており
死因は病死

妹 ...
無限の時から逃れるために
大型店から 時計を買う

腕につけたら タイム・サービス
すべりこむ キャッシュ ワン・コイン

仮眠しかとれないんだよ
にっこり 煮込んだ 憎しみ
すすりあ ...
寒さが緩むと
凍りついていた月光が溶け出して
暗い穴の中にも
虫たちの道を通って

滴り

滴って

ヒグマは

浅い眠りの中で
霞がかった
春の野山を

夢に見る

...
レポーターは叫んだ。
僕は何だか悲しくなった。
その絶叫振りに。 世の中全体の 安堵の 見えないため息に。


初めてその事件を知ったのは数年前。
彼女は5人殺った。
盛大にやった。
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
角砂糖はるな自由詩4*12/1/23 16:28
陰に在る力徘徊メガネ自由詩3*12/1/23 16:27
冬の終わり朧月自由詩112/1/23 16:21
いまどきのY商店     ーーー新参者のエピソードに石川敬大自由詩912/1/23 16:00
僕じゃなくても君じゃなくてもkomase...自由詩0*12/1/23 14:21
渦の真ん中自由詩412/1/23 13:56
水たまりの民 ちいさなひとり言浅香 葉菜自由詩512/1/23 13:47
今日はお日柄も良く自由詩312/1/23 13:38
写真を見てひとことvol.26花形新次携帯写真+...012/1/23 13:03
失語症から石川敬大自由詩2212/1/23 12:41
心の数HAL自由詩012/1/23 12:25
白象のいた港(掌編小説)そらの珊瑚散文(批評...4*12/1/23 12:03
子供の遊びyamada...自由詩012/1/23 11:49
ぬる湯そらの珊瑚自由詩5*12/1/23 9:57
湯冷め姫ふるる自由詩7*12/1/23 9:33
今夜 イラクサの布団で眠るそらの珊瑚自由詩2*12/1/23 9:21
日々の聖句(6)生田 稔短歌112/1/23 8:52
SAD BARHAL自由詩412/1/23 5:56
ひとり寝慕情石田とわ自由詩7*12/1/23 5:14
怒らないこと梅昆布茶自由詩512/1/23 3:27
ましろ石田とわ自由詩2*12/1/23 2:20
96粒の涙梅昆布茶自由詩1712/1/23 1:28
シーズナル・フィロソフィ桐原 真自由詩11*12/1/22 23:53
視力が落ちてから理来自由詩6*12/1/22 23:33
虫の女salco自由詩8*12/1/22 22:52
孤独という感情森の猫自由詩14*12/1/22 22:04
近くの他人板谷みきょう自由詩2*12/1/22 21:32
ワン・タイム砂木自由詩10*12/1/22 21:23
浅き眠りに見る夢ただのみきや自由詩12*12/1/22 20:40
判決が出ました。死刑です!死刑です!!komase...自由詩4*12/1/22 20:16

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