なにか足りないもの同士
引かれあったりはなれたり
元はほんとにひとつでしたか
後悔しない
生き方なんてないわけで
よければの終わりは
今考えない
どんどんゆくだけ
まえむいて
「ねぇ、さっきから何見てるの?」
「…、ああ…、ぶどうが降ってくるのを見ているんだ。」
太陽を背景に、数万のぶどうが、ゆっくりと、ゆっくりと、地面に降り注いでいる。
「キラキラしてて ...
白鶺鴒と歩道ですれ違った
Pardon, forever!
スタスタスタ、にっにっにっ
わたしのなか
滑り落ちていく
ふたつの白い月は
鎖のように細く風に凪ぐ
安住の未来へと
繋がっているのか ...
どうして人間は
数えきれない数の精子や卵子を廃棄して
平気でいられるのか
それは生命なのか
生命ではないのか
つまり、生命とは何だ
私たちにとって
殺すとは何 ...
月の粉を飲もう……。
核分裂、精神分裂。
月の光を浴びよう……。
ブラックライト、白く染まる肌。
左右一翼だけの、気の狂れた天使が、山羊の首を取り合いながら神に捧げる。
神はその風景を二 ...
叫んでみると、
言ったまま音信普通になり
慌てふためいてあちらこちらに片っ端からお問い合わせした日々がしばらく見ぬうちに
「セピアになりました」と、真夏の春宵から殊勝なことづて
...
小鳥が啼いて朝を告げた
巣からとびだしたのは6羽だ
あのちいさな翼で大空を飛び
...
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春になっても
その球根は芽が出なかった
「おばあちゃん、これ、フリョーヒンだね」
知ってるよ
フリョーヒンは時々現れるんだ
僕が働い ...
乾いた空をぶっ飛ばしてゆくぼくたちは
武器をもたない天使
光速のロックンローラー
ベルリンの地下のクラブに生まれて
とんがったバラードを歌い続けてアイスランドの火山を
...
夜明け前に外へ出るとそこは舞台裏だった
暗幕に虫が喰ったような穴がポツリポツリとあり 舞台の光が漏れてくる 
華やかな音楽も流れてきた
スター達のダンスショーはどんなに美しいだろう&# ...
祖国のいろには水色が入っていた
流れる血にも
身につけるものにも
プレゼントするものにも
愛のことばにも
愛の行為にも
生きてゆくエネルギーには
それはマイナスだったかも知れない
方法 ...
霊魂の存在を語る
紛れもない事実としてこんなことを大真面目に話すひとがよくいる
もしもあなた自身が、思わぬ形象(かたち)でこれを体験したとすれば
それを事実としてあなたには受け入れることがで ...
ヤマダ電機ですれ違ったdocomoのお姉さんが可愛かっただとか
彼女と電話したのが楽しかっただとか
久しぶりに読み返したキングダムが面白かっただとか
恋のメガラバのPVがファンキーでいい感じだっ ...
{画像=120107041120.jpg}
なないろのおもちゃのくにへつれてって。あしたせかいを終わらせるから
影踏みの鬼になってもどうしてもあの子の影だけ踏めないでいた
高 ...
{画像=120107025333.jpg}
「思い出」
幼い日シロツメクサを胸元で揺らした君は永遠でした
枕木が苔むしていて少年は永遠などはないことを知る
誰でもが大人 ...
どでん、の大怪獣
おとなに、なりたい
わたしの獣、
不渡り手形のよう、な
今夜
消化不良のカンタータ
語るべき旋律はゆらぎ
唱歌のサビに似た
主観を廃したモラルは黙す
...
今朝の彼女は恥ずかしがり屋さんだった
ドレープをたっぷり使ったグレーのコートから僅かに覗くピンクの素肌が初々しかった
正午が近づいてくると彼女は少しずつ大胆になり ついには厚いコート ...
駄犬のファンファーレ。
列が続く。列が続く。
要らないものばかり。
アレは要らない。
愛愛サー。
言われた通りにやっときます。
次の日、首を吊った猛獣使いを確認。
意味深 ...
他愛のない会話
誰とでもする会話
だけど
君と話すときだけ
こんなに楽しいのはなんでだろう
こんなに嬉しいのはなんでだろう
あーあ…
もっと話してたい ...
傾いた街灯、その足元は
海底と繋がっており
一回の視野の中で
復元されたサンタマリア号と並ぶ
その奥で
ガラス張りのビルが
頭、胸、腹を平らに
ものとものとを繋げている
それは1995 ...
ねえ笑ってよ
笑えないわ
どうして笑えないの?
人の血を吸っているからよ
人の血を吸っていると笑えないの?
人の血を吸っていると笑えないのよ
どうして笑えないの?
人の悲しみが口の奥でま ...
三角を転がし
水草の涙
地に触れて立つ
ひとつの辺
近い蒼と
遠い青が混在し
指は糸をつまめずに
夜を見送る
静電気と水彩
誰もが踊りを咎めても
...
長靴についた雪をとり
鉢植えの土に撒いたら
左目の下を葉で切られた
しばらく無言で
見つめあった
わたしは誰も見ない
そんな声を
聞いた気がした
...
目玉焼きには
塩と胡椒をかけるべきとか
ぜったいに
...
不完全な詩で溢れた
わたしのベッドで
あなたといくつ夢を見ただろうか
いくつ夢を見ていくのか
不完全なわたしの詩と
小さな ...
<1>
これがなければ
生きることができなかった
これがなくても
たぶん死ねなかったけれど
これがあったほうが
人様に迷惑をかけない
はずだった
これがあったほうが ...
{画像=120107025333.jpg}
物理的に日常は君の手の内にある
それは始まりの鐘と終わりの電子音
成り立つ現実はクラクションと排気ガス
感熱紙に爪の跡を残すのは意味のな ...
ビルが
あまりにもするどく
直角をつきたてている
空はよろこび
(そらはおんなか)
鳥が飛んでいる
たまに焼けながらおちてくるのを
ゆうめしにしようと
待ちうける少女
おめで ...
{画像=120107025333.jpg}
髪の毛が少し伸びて珍しく風邪をひいていた
困ったような笑顔は変わらなかった
何かを言い出そうとして飲み込む癖もそのままだった
最後の電話で何を伝 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
にんげん
朧月
自由詩
1
12/1/7 17:01
ぶどうの降る日
佐藤伊織
自由詩
4*
12/1/7 16:40
新年のハクセキレイ(三行詩?)
木原東子
自由詩
8+*
12/1/7 16:38
『未知へ』
あおい満月
自由詩
1*
12/1/7 16:25
いのち
Ohatu
自由詩
1+
12/1/7 16:16
nuclear drug.
雅寛
自由詩
1
12/1/7 14:32
用意した朝
komase...
自由詩
0*
12/1/7 12:27
小鳥のように
石田とわ
自由詩
8*
12/1/7 12:11
百年球根
そらの珊瑚
自由詩
11*
12/1/7 10:23
2012年のロックンローラー
梅昆布茶
自由詩
8
12/1/7 10:08
未明の散歩
たにい
自由詩
2
12/1/7 9:50
水色の系譜
吉岡ペペロ
携帯写真+...
5
12/1/7 9:09
霊視体験
アラガイs
散文(批評...
5*
12/1/7 7:58
グッバイエロ細胞
只野亜峰
自由詩
3
12/1/7 5:37
おもちゃのくに。
永乃ゆち
短歌
2*
12/1/7 4:57
連作。。。いつの間にか遠くに。。。
〃
短歌
2*
12/1/7 3:58
酔いどれカンタータ。
うわの空。
自由詩
7
12/1/7 2:31
空に恋して
たにい
自由詩
2
12/1/7 1:26
駄犬のファンファーレ。
菊池ナントカ
自由詩
1
12/1/7 0:57
会話
ジュリエット
自由詩
0
12/1/6 23:25
神戸におけるコントラスト
中川達矢
自由詩
6
12/1/6 23:21
魂の落ち着く場所(未詩・独白)
プル式
自由詩
6
12/1/6 23:11
降り来る言葉 LVII
木立 悟
自由詩
4
12/1/6 22:39
ノート(48Y.1・6)
〃
自由詩
4
12/1/6 22:38
目玉焼きと不毛な会話
石田とわ
自由詩
7+*
12/1/6 21:52
『不完全』
あおい満月
自由詩
4*
12/1/6 21:27
仮面
nonya
自由詩
27+*
12/1/6 21:19
電子音の向こう
永乃ゆち
自由詩
3*
12/1/6 21:07
ビル
はるな
自由詩
4
12/1/6 20:58
夏だった
永乃ゆち
自由詩
4*
12/1/6 20:58
3178
3179
3180
3181
3182
3183
3184
3185
3186
3187
3188
3189
3190
3191
3192
3193
3194
3195
3196
3197
3198
3199
3200
3201
3202
3203
3204
3205
3206
3207
3208
3209
3210
3211
3212
3213
3214
3215
3216
3217
3218
加筆訂正:
くちづけ都々逸恋歌
/
愛心
[12/1/6 21:31]
指摘コメントありがとうございます
4.53sec.