北の海に魚釣りに行った
獲物はリアリティ
真面魚の稚魚を地元ではそう呼んでいる
リアリティは発生初期の胎児の姿をした銀色の魚
餌は人間の体
突堤のブイに腰を下ろしウイスキーを飲む
白い ...
おとといの晩、列車をのりついで、姉がこちらへ来た。
電話が来たのが六時半で、その四時間あまりあとに明石のコンビニエンスストアで発見したとき、姉はおそらくいそがしく泣いたり、笑ったり、落ち込んだり ...
ただよう雲
なびく風
うなだれる向日葵
生きているよ
話しかけられた気がして
ただようぼく
なびくぼく
うなだれるぼく
生きているか
軽く肩をたたかれた気がして
地平 ...
とか言って繰り返す日常が様々を希釈しているから
色々な感覚がゆっくりと麻痺していくんだけど
眠くなる様なスピードだからわかんないよね
俺も世界が何を言っているのか本格的にわからないし
...
ジューネンくらい前の詩とかが書いてあるノートを引っ張り出す
そう言えば君はこの「とか」の用法のレポートを書くと言っていたね
そのウチの何冊かはよくわかんない奴に捨てられたらしい
よくわかん ...
朝6時、渋谷NHKに向かう井の頭線
1番端の席に腰を下ろす
耳に差し込むオーディオテクニカ
動き出すステンレスの車両
窓の外で点滅する世界
恥ずかしい位に満月が輝く夜明け前
笑って目を閉じ ...
かがり火が灯る冬の夜
どこかで
誰かが泣いています
寒々とした出窓に置かれた
ピエロのオルゲエル人形
1ミリたりとも動くことはありません
ネジを巻かれたのは
いつだったか
もう思い ...
日々の聖句(2)
1月10日
「それゆえ、聞き分ける心をしもべに与えて、あなたの民をさばかせ、
わたしに善悪をわきまえることを得させてください。誰が、あなた
のこの大いなる民を裁 ...
大型の店に襲われ困り顔街に馴染んだよろず屋消える
旅先のオランダ坂で出逢う人歴史纏った地元の老婆
雨の夜窓に映った君の顔異次元にある銀河鉄道
肩書きを失ったらもう何もないドラマ ...
寒くなれ
痛いほど寒くなれ
凍れば凍るほど
僕は強くなる
霜柱
一晩かかって
地面を持ち上げる
どうしてそんなことを
するのかって
そんなこと聞かれても
実際のところ
わから ...
何にもできないって
気にすることないって
泣きたいなら とことん、泣けばいいよ
嘆きたいなら とことん、嘆けばいいよ
叫びたいなら とことん、叫べばいいよ
当た ...
かつて光速を超え言葉の種が降ってきた
ボクは機能
僕は世界を孕ます精子
宇宙の精神病患者さ
詩人には母なんていないのさ
孤独があるだけ
ひかりはぼく
...
*****
あなたは青い星を産むでしょう。
誰にも汚されることなく。
あなたは母になるでしょう。
誰にも惑わされることなく。
*****
最初の人類は
...
静まり返った昼下がり
猫は店先の陽だまりで
金魚は薄くらがりの水槽で
うたた寝をする
...
貧しいひとの手はなぜか淋しいかたちをしていて
貧しいひとの目はいつも悲しい言葉をさがしています
(本当はとてもきれいなものを求めているのに)
そう、
雪降る夜の冷たさは震える指を動かし ...
ふと気づく
同じ人に同じ話題を話している自分にぞっとする
それも初めての如く話しているそぶり
相手はなんだか苦笑い
空転のソラがコロガル
カラコロコロカラ
カラコロ ...
人の抜け殻を集める男は
人が集まる観光地や駅の周辺をうろうろして
うっかり落としてしまった抜け殻や
ふと自分の人生に疑問を感じ脱いで畳んで置いてある抜け殻や
もうこのままでは生 ...
帰宅して
いのちを祈る
心に座る
道のうえ
月がまんまる
夜に座る
砂漠いろの黄色い天体
幸福が明るく焦げている
ああ孤独って可笑しい
帰 ...
時空が虚構であることを
何故僕たちが知らなければならなかったか
知らぬことが一つの特権でもあったのに
夢の跡をたどり
確かめられるものの
すべてを消し去るために確かめる
片々の ...
雨が降ったので
濡れながら歩いた
無口になりたかったから
雨が降ったので
...
去年の九月に赤い薔薇と葬った
人の墓に今日もまた
花の一束と共に言葉を捧げに来た
少女は途方に暮れる
一面の雪の上
去年が埋もれてわからない
地図の無い一日
悲しみは道をしるべを失い ...
望みが持てなくなって
ひとつの灯りも灯せない
そういう夜にその日は思えた
雨が降り出している
耳をすまし
黒い地面がまるで現実に見ているようにはっきりと見えるね
もう二時になった
枕 ...
今この瞬間 心の中から君を全部押し出す
でも次の瞬間 また君の全てを好きになる
時とは寂しい
この地面に落ちていった葉っぱも
さわさわと生きていた
黄金色の頬を
なびかせているあの草むらも
あおくあおい雲を柔らかに包んでいた
てのひらもそうさ
結び合うことでかた ...
地球儀の上からテントウ虫が飛び立つ。
呑まれてく。
呑み
こまれてく。
真っ黒な
渦の中。
愛のささやき
慈悲のひかり
届かない
届かない。
確かなのは
唯一
流れ ...
人魚姫はハッピーエンドじゃないけど
人魚姫は幸せだった。好きな人がいたから
自分の命を犠牲にして好きな人を助ける
悪い事は絶対しない。信用が大切。
苦しい事でも楽しけれ ...
かれしとわかれて
もうどうせいしてないから
こえをかける
ふぁみれすにいこうと
そしたら
わらってくれて
ついてきてくれるから
きっと
1みくろん
くらいの
かのうせいで
ついて ...
逃げ出したいとおもっているのに
夜の駅はさみしくて
こわくてひとりでいられない
なぜ降りてくるひとは
みな表情がないのだろう
君がもし待っていて
くれたらいいのにと
ばかに明るい自販機が ...
政治に詳しいわけではない
選挙も行ったり行かなかったり
本当は行かないことが多かったけれど
ラジオで聞く国会中継は
結構好き
政治家は同じ演技しかできない
その劇場でしか使ってもらえな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
リアリティ釣り
たにい
自由詩
2
12/1/10 15:48
おとといのこと
はるな
散文(批評...
5
12/1/10 14:41
聞こえた気がして
乱太郎
自由詩
24*
12/1/10 13:50
もう、しませんから
虹村 凌
自由詩
5
12/1/10 11:54
そんな風に生きていけたら良いね
〃
自由詩
4
12/1/10 11:52
そういう人だなって思うだけです
〃
自由詩
1
12/1/10 11:48
かがり火が灯る冬の夜に
そらの珊瑚
自由詩
16+*
12/1/10 10:55
日々の聖句(2)
生田 稔
短歌
1*
12/1/10 10:21
よろず屋
夏川ゆう
短歌
1
12/1/10 10:05
冬の道
そらの珊瑚
自由詩
10*
12/1/10 9:33
泣いてください。嘆いてください。叫んでください。
komase...
自由詩
1*
12/1/10 9:30
ワンス あぽん ナ たいむ いっつ only blues
梅昆布茶
自由詩
5
12/1/10 6:09
始まりの唄 終わりの静寂(改訂)
永乃ゆち
自由詩
1+*
12/1/10 5:15
猫と金魚はうたた寝をする
石田とわ
自由詩
6*
12/1/10 3:33
「貧しいひと」 (青年詩片)
ベンジャミン
自由詩
7
12/1/10 2:56
あまじょっぱい
灰泥軽茶
自由詩
5+*
12/1/10 1:57
抜け殻
〃
自由詩
6*
12/1/10 1:25
いのちを祈る
吉岡ペペロ
自由詩
7*
12/1/10 0:20
触角
シホ.N
自由詩
3+
12/1/9 23:21
あした晴れるときみは言った
石田とわ
自由詩
6*
12/1/9 23:13
今年
salco
自由詩
7+*
12/1/9 23:13
前を見て
加藤
自由詩
3
12/1/9 22:44
瞬間
文字綴り屋 ...
自由詩
0
12/1/9 22:38
てのひら
T.L
自由詩
4
12/1/9 22:32
夜明け
プテラノドン
自由詩
3
12/1/9 22:31
呑まれてく。
永乃ゆち
自由詩
0+*
12/1/9 22:30
苦しくても楽しければ
ペポパンプ
自由詩
7+*
12/1/9 22:01
オッカムの剃刀
6
自由詩
3
12/1/9 21:21
夜の駅
朧月
自由詩
3
12/1/9 21:05
あんまり政治家たちを責めないで
ただのみきや
自由詩
8+*
12/1/9 20:28
3174
3175
3176
3177
3178
3179
3180
3181
3182
3183
3184
3185
3186
3187
3188
3189
3190
3191
3192
3193
3194
3195
3196
3197
3198
3199
3200
3201
3202
3203
3204
3205
3206
3207
3208
3209
3210
3211
3212
3213
3214
4.62sec.