くしゅんと
鼻を鳴らし
あなたを思い出す

ぶるるんと
太ももが
震えたような気がして
携帯電話を手にとり
あなたを思い出す

もう会うことはないだろうけれど
どこかできっと
...
それじゃあ始めます という声がして無意味がはじまる。それは声を骨組みにしてだんだんと形作られていく部屋で、うす桃色の人々が肉をつけていく。私は、あ、だめだ、ストッキングが伝線しているから生活に帰り ... あたしばかだから
と言って
わらっていた
女の子

あたしばかだから
と言っても
泣きはしなかった

あたしばかだから
いっぱい考えるの
と言って
わらっていた

水たまり ...
君と僕の間に透明線
いつまでも消えないよ
僕は必死に消してるはず
君が引いてるの?
なんの気なしに
好きだといったら
なんの気なしに
好きだと返され

空に
青がみたされるように
しぜんと
おわってしまった
見えない路地の中を歩き回りながら、僕は、遠い街までやってきた。そこで出会う人たちの服装を脳髄に刻みつけさせられながら、ベンチで僕は、お好み焼きを食べて、自分自身の人生についてを考えあぐねていた。そ ... 冬の日射しが 淡く部屋に溶け 影との対比に 霞む金魚鉢



寒い部屋 季節外れの 金魚鉢 私と同じ 空っぽのまま



雪うさぎ そっと沈めて 輝いて 溶けないでと 守る金魚鉢

...
ぼくの抜けた歯を

おばあちゃんが外に投げた

いい歯が生えるといいなあ、と思った

冷たい夜気が窓を駆け抜けた

ぼくはテレビのまえで正座していた

正座して見ていると

おばあちゃんはいい番組だと ...
なにも持っては生まれてこなかった
はずなのに
なぜなくしたとおもうんだろう
毎日なにか足りない
なにを足せばいいのかな

まわりの人すべて
すべてってなんにん?
みんなってだれとだれ? ...
黄身が男性で例えば異性にモテたいなら







しろ美がナオンで


コンケツたいしーで

...
失う/失われることについて
あるいは、
手付かずの真夜中の数え方について

「いずれにしても、
ものさしは秒針だけだよ」
と、あなたは言った


頬をすくうような風もまた、
朗らか ...
祈る

光が俺を通り過ぎていった

俺の祈りはあまりに浅くて

命をたぎらせても

感謝に沁みても

透明人間のままだった

喜びの笑み浮かべても

なんだか形だけだった
...
この間
風の噂で聞いたんだ
僕の姉さんが
巨乳でイカすって
街の男たちに評判だってことを

そりゃあ僕だって知ってるさ
時々風呂場を覗いてるしね

でも、その後に
こんなことも聞い ...
ああ、太陽よ
きみが眩しすぎて
とてもつらいのは
今日もこの世の中を闊歩して
苦しむぼくを
きみが笑っているように
見えて仕方がないからなんだよ

ぼくは掃き捨てられてゆく
運命 ...
僕は君の靴下の柄を知らないし
使ってる化粧品の会社も
朝起きて最初にすることも
目覚める時間も知らない


僕は君が使う電車の色も
半年分の定期代も
その定期を収めているケースの種類も ...
島がある
蒼い海原に
点々と島がある

島たちは他の島が遠いため
どの島も自分たちを
孤島と思い込んでいる

ほんとうは
島たちは遠い昔
みな同じ陸であったのに

それを忘れ去 ...
 
 
観覧車に乗れなかった人が
昨日から列を作って
橋の向こうまで続いている
建物や坂などが冷たい朝
フルーツは爆発する
 
 
雨上がりの帰り道
まだ少し小雨の降る中
また本降りしては…
かなわぬ!と少し…
足早に家へと向かう

そんな時…
僕の傘を…
抱えた君が…
前から走って来るのが見えた
よく見れば… ...
この胸の中
溢れてくる想いを

儚く崩れ落ちそうな想いを

君の胸にあずけて
僕は羽ばたくよ

僕にはすこし重すぎたんだ
強がらないで
君とはんぶんこ

僕に手を振って ...
君をほめる言葉はいくらでも並べられる 
だけど伝えたい言葉はたった一つ 
『君を愛してる』
お互い150まで
生きようねって
話してる

馬鹿げてる話だけど
言葉にしてたら
現実になるんじゃない
かって
おまじないみたいに

爺さん婆さんに
なったら入れ歯の
交換しな ...
なにもきかなくていい日がきて、かげのない広場に咲いた花をゆらし、白地のデッキシューズに蝿がとびうつってくる。ぼくはかかとをへらしてあるく癖がぬけないまま、くるぶしの辺りで染みになった蝿がしずか ... 僕らが若い頃
自分の立ち位置を
明確にしておく必要があった

それは革マルでも
中核でも
民青でも
革労協でも
或いは
ノンポリでも良かった

しかし自分が
どの立ち位置に
...
晴れない気分
ざわめく心
すべてがつまらぬ
人生迷路
逆ミサイルでも
一発かませば
きっとスカッとするけれど
ああ 
憧れの
破壊行為
「3月の終わりに東京へ行くんだ」
そう言った君
離れた場所で夢を掴もうとする君はきらきら輝いていた

でも僕は
「離れたくない」
それだけしか
頭に浮かばなかったんだ
君の夢を ...
昨夜の口喧嘩の
後始末もそこそこに
降り止まない雨の中へ
ぼんやり歩き出す

昨日より重い靴底
視界に覆い被さる雨傘
押し黙ったまま濡れる自転車
舗道にすがりつく安売りのチラシ
...
なんでもね、いきすぎるとチュードクになるの
アルコール、ごはん、甘いもの、人
溺れちゃうのよね
ものすっごい、せつなさがやってきちゃうとね
依存ちやうの
ガブガブト、のんじゃうの、たべちゃう ...
  ベッドに
  開かれたままで
  一冊の絵本が載っている
  水と絵の具で描かれた
  くすんだ楡の木の下
  涙を拭っている女の子の頁
  その上に犬が寝そべっていて
   ...
朝の四時ごろ、おばあちゃんが眠れないといって
起きてきて気づいたのよと母が言った
首をさするとだらりとした感触がした
まるで濡れているようだった
溶けた泥のようだった
午前五時の空気がよ ...
タンポポさん
春の陽を楽しみなさい
思い切り根を張り温かい大地の恵を吸い上げ可愛い花を咲かせるがいい

あなたの根が隣の蓮華ちゃんの領分を侵すのではないかですと
彼女の可憐な花を見るのを楽し ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
そんな気がした空模様灰泥軽茶自由詩5*12/2/26 2:33
靴下はるな自由詩2+*12/2/26 2:23
あたしばかだから自由詩912/2/26 1:26
透明線水中原動機自由詩112/2/26 1:15
告白はるな自由詩412/2/26 1:11
生きることについて。番田 自由詩3+12/2/26 1:04
金魚鉢ミツバチ短歌412/2/25 23:53
流れ星吉岡ペペロ携帯写真+...512/2/25 23:43
ハグ朧月自由詩312/2/25 23:06
異性にモテるタマゴの割り方TAT自由詩312/2/25 23:03
未完詩桐原 真自由詩2*12/2/25 22:21
祈る吉岡ペペロ自由詩412/2/25 21:55
姉を見たかい?花形新次自由詩212/2/25 20:08
太陽よ笹子ゆら自由詩112/2/25 19:15
しらないところ自由詩112/2/25 18:54
島嶼HAL自由詩412/2/25 18:46
age3たもつ自由詩512/2/25 17:45
そっと開く…清風三日月自由詩212/2/25 15:59
ジュリエット自由詩112/2/25 13:21
コトダマ文字綴り屋 ...自由詩012/2/25 12:56
おまじないちゃんこ自由詩212/2/25 12:34
ズー自由詩3*12/2/25 12:29
立ち位置HAL自由詩3+*12/2/25 12:15
憧れの破壊行為花形新次自由詩012/2/25 12:12
抱きしめた愛ジュリエット自由詩1*12/2/25 11:29
表面張力nonya自由詩28+*12/2/25 11:24
中毒じじ自由詩8*12/2/25 11:24
ハーモニカ草野春心自由詩5*12/2/25 10:49
埋めるために竜門勇気自由詩5*12/2/25 10:01
お日様の願いたにい自由詩512/2/25 8:39

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