手の中で粉々にした蝶
鱗粉がまとわりついた指
幼児の残虐性が目覚める
自分の手の中での理不尽な死
鱗粉で彩られた指 虹色に染まる
まとわりつくような夏の暑さに
気だるい顔をした少女
...
夜空に煌く星々は
光年の時を経て降りそそぐ
掌で受けとめた
粉雪は瞬き一つで消えてしまう
久遠の奏で
宇宙の時はワープしてリンクする
冬の星座たち
プロキオン・ベテルギ ...
なぜ生きるのか
生きる意義は何か
と悩む人がいるが
きっとそんなことは
100年生きても
判らないんだと思う
生きる理由がなきゃ
生きられないの?
例えば 単純に
死が怖い それ ...
ごめん
ひどいことばっか
書いちゃいそうなんだ
いやほんと
最近は
もちょっと前向き
なんだけどね
けど俺
レイプのこととかばっか
書いてたから
合意のエ ...
砕かれたうす赤い冬薔薇が
華奢な少年の頸すじに散る
銀色の沈黙を張りつめる空に
黒く慄える梢が罅を入れてゆく
私が押しだした靴の跡に
ごめんねはぬぐえなくて
ゆっくりと連なる六文字の立体は
藍色をくり返しながら君の姿勢を正し
私は文字数を埋めることが出来ず
些細なことだと赤色の呼吸をふさいで
...
冬神の喰らい忘れた緑かな
弦も否も震えも知らず冬を抱く
半面を冬に刺されて化生かな
抗いて落とされてこそ冬ありき
諌めても壊 ...
目玉焼きに魚、ご飯に味噌汁。朝食のような昼食を食べて、僕は満腹だ。
それで今は、少し動きづらいので、大掃除も買い物も後回しにして、キーを叩いている。なんだか頭が重い。土星のように重い。乱気流が縞 ...
混雑した電車のなかに放り込まれることに
いつのまにか慣れていた
つり革につかまっていると
さっきみた、階段を落ちていく男のことが
脳裏に浮かぶ
人ごみの中
彼はまだ
生きているだ ...
かきがいを
ねぎと
いっしょに
にて
味噌汁に
したら
ねぎと
かきとが
あわない
メールが
かえって
こない
これは
つまり
いっしょに
えいがを
みにいった ...
言葉が沈黙を奏でる時
お前の歌は止む
人々の叫声は慣れたものだ
・・・今や、お前の心をかすりもしない
この世の全てが矢となってお前に襲いかかっても
やがては暁が貴様を導く ...
たとえば
主審の吹くホイッスル
スタジアムは
興奮のるつぼ
たとえば
ラジオの玉音放送は
長い長い
嘘の終わりだ
春が来て
木々の小枝に
新たな希望 ...
ぼくは鯨になって
解体する12月
ザパーンザパーン
虹色の火
あ、誰が 食べた?
(無音)
遠くで白ける地平線
ぼくらは並んで海の際をみてた
容赦なく時が飲まれ ...
ふわり
ときみの匂いがすれば
ふわり
髪が揺れるように
きれいごと
ささやくよ つたえるよ
それをきみは
優しく包んで
拾ったり集めたりした
なんにもないような
ひとりぼっちの ...
それはとてつもない絶望であり
そして希望となった
手が白い
夜中二時前のピアニスト
ショパンの英雄ポロネーズが無音を切り裂く
何かを彷彿させてから飛び出す高音
低音も楽しみ ...
今日も太陽は孤独に山を登っている。
白く。赤く。皇帝よ。
民は彼を愛するだろう。
彼を待ち望んでもいるだろう。
その透き通るマントのきざはしを受けて、
民は彼を愛する。
しかし ...
冷たい風をうけて
凍りついたように動かなくなる顔
あまりにも寂しい
沈んでゆく 世界のいのち
立ち止まる人はどこにもいない
これが夜のはじまり
此処で はじまるのだ
蓄積された一日分の祈 ...
血の色をした箱の中には枝があってだな
こう脈々と森のような形をしてみせる
清潔なシーツの上で
脆弱な果実を口にするには
息を殺して白い肢体を
折れ曲がるように重ねるべし
...
生きる事に真剣でいると
やがて、生きている事自体を忘れてしまう
真剣に生きる事は
重要だ
そう思ってる人は
なぜ
重要なんですか?
理由なんてないよ
理由がないけどそうして ...
{引用=存在とは他なるものが言表されるや否や、存在は、存在とは他なるものを出口なしの宿命のうちに幽閉してしまう。だが、この出口なしの宿命は、語られたこと le dit が語ること le dire に及 ...
彼女は盲目でした。
{引用=ラプンツェル}
元来、周りに関心がなかったのか
そういう性格なのかは分かりませんが
彼女はいつも、独り。
歌っていました。
...
「ダリの絵も悪くないね」と狂気ある
君の笑顔も ぐにゃり歪みて
Sadeを聴きながら灰汁すくい取り日曜の午後ゆるりたゆたう
うつされた微熱で溶けるキャ ...
照らしうる光という光を
一点に集めた鍬が振り下ろされる。
沈黙に穴があく。
唇は共有できるといっても、
硝子越しじゃ なんともいえないな。
収監された僕に会いに来るなんて馬鹿げている。
別れたというのに、君は激しく口を動かす。
お守りの警官が表情を窺う。そいつを罵倒し ...
何時かは恋も、欲望に歪んでしまう。
甘い熱に喘いだ……夢から覚めた時、儚さを知り、
君を思うが故、僕は自傷的なシニカルに微笑う……。
僕の世界、君のカケラばかり集めた。
ホンモノの君を見る ...
西日でぬるくなった床に
灰色のハンチング帽を落とす
埃の膜がふんわりと散って
光の白い模様を描く
リュックサックをベッドに抛って
窮屈なコートをハンガーにかけ ...
灯りに集まった虫達は死んでしまったけど、灯りはまた点くし、虫達には沢山の子供達が居るだろうから僕は明日も掃除が出来る。
貴女の舌をください
と頼んだ
清々しい朝の匂いのする舌だった
僕は衣類を脱ぎ捨て
土中のもぐらになって暮らしはじめた
い 一笑一若(いっしょう いちじゅく)
一味(ひとあじ)ちがうよ 来年年女
ろ ロバのバン よべどさけべど のろまなバン屋
は 馬簾菊 バテレン来襲のごと 過ぎし夏
に 仁王 ...
世界の果てには物語が待っていると思っていた
幼い誤解そのままに生きてきた
物語は僕自身だと知らずに
沢山の街を通ってきたし
最後の列車にものった
季節が変わるのを ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
原罪
あやとり
自由詩
0
11/12/29 21:55
【 プラネタリウム 】
泡沫恋歌
自由詩
9*
11/12/29 21:54
生きる力
あやとり
自由詩
2
11/12/29 21:40
僕の物語
藪木二郎
自由詩
0*
11/12/29 21:30
北 窓
塔野夏子
自由詩
4*
11/12/29 20:28
咲く
佐藤章子
自由詩
8
11/12/29 19:28
茫季灯
木立 悟
俳句
2
11/12/29 19:01
幕
まーつん
散文(批評...
3*
11/12/29 18:45
風景
佐藤伊織
自由詩
2
11/12/29 18:40
ティル・オイレンシュピーゲルの陰気な悪戯
6
自由詩
4
11/12/29 18:37
肉体の使命
yamada...
自由詩
1
11/12/29 17:57
ホイッスル
uminek...
自由詩
10*
11/12/29 17:50
沿岸にて
いばら
自由詩
5*
11/12/29 17:39
恋水。
そらの とこ
自由詩
3*
11/12/29 17:16
夜中のピアニスト
緋月 衣瑠香
自由詩
10*
11/12/29 17:10
愛は遠とし
albice...
自由詩
1
11/12/29 16:58
エンドロール
トナリ
自由詩
0
11/12/29 16:49
脆弱な果実
いばら
自由詩
2*
11/12/29 16:21
真剣に生きる
佐藤伊織
自由詩
2
11/12/29 16:05
V
イリヤ
自由詩
1
11/12/29 16:00
ラプンツェル
愛心
自由詩
5
11/12/29 15:37
一葉の旅
そらの珊瑚
短歌
2+*
11/12/29 15:31
冬
プテラノドン
自由詩
5
11/12/29 11:49
[:rip
〃
自由詩
1
11/12/29 11:43
ストーブと広がる世界
雅寛
自由詩
0*
11/12/29 11:29
裁縫
草野春心
自由詩
7*
11/12/29 10:31
そうじやさん
トキハ スス...
自由詩
3*
11/12/29 10:08
女神
乱太郎
自由詩
14*
11/12/29 7:20
2011いろいろありました
るるりら
自由詩
15+*
11/12/29 4:26
Like a rolling stone
梅昆布茶
自由詩
9+
11/12/29 1:48
3188
3189
3190
3191
3192
3193
3194
3195
3196
3197
3198
3199
3200
3201
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3207
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3223
3224
3225
3226
3227
3228
4.39sec.